合同会社働く楽しさ研究所

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8月15日(土)”働くこと”をテーマにした学生と社会人のweb座談会 開催のご報告

約5分

8/15(土)午後に、弊社では初となるweb形式にて
「”働くこと”をテーマにゆるりと話す、学生と社会人の座談会」
を開催いたしました。

この企画は弊社代表・八阪の勤務先の学生から「社会人の方と就職について話してみたい」というリクエストをきっかけに誕生したもので、一昨年から継続して取り組んでいるものです。
今回はこのコロナ禍もあり、直接対面するイベントとしては開催できなかったのですが、ZOOMを使ってどこからでも参加できるようにしたことで、社会人(キャリアコンサルタント)も学生も関西圏以外の方からの参加がありました。その点では、これまでにない形での実施ができて良かったのかなと思っています。今回も、多くの方に関心を持っていただけて、企画者として嬉しい限りです。ありがとうございます。

今回は、過去数回のイベントから少し形式を変えて、社会人側が「一方的に教える」という形にならないように、フリートークの前にディスカッションを取り入れてみました。というのも、過去数回のこの座談会の課題として、「フリートークにすると質疑応答になることが多く、短期的なテクニックの話をしがち」「社会人が上(教える側)・学生が下(教わる側)という上下関係を元にした関わりになりがち」ということがあったためです。
この課題の改善のために、今回はまず社会人だけで1つのグループを作り、「学生が聞きたいことって何だと思いますか?」というお題でディスカッションをしていただきました。そして、そこで話し合ってもらって出た意見を実際に学生にぶつけてみることで、いかに学生支援が難しいか、彼らの考えていることと社会人の考えがズレているか、体感してもらいました

実際の結果はというと、ニアピン回答が1つで、あとは全部当たりませんでしたね。
これはなかなか象徴的な瞬間でした。

自分の関わり方一つで他人の人生を変えるかもしれない、責任の重い仕事をするキャリアコンサルタントだからこそ、「言いたいことをいう・ヤマ勘や感覚でモノを言う」ことの危うさに気づけた方もたくさんいたのではないでしょうか。その経験をぜひ、ご自身の支援に活かしていただきたいです。

そして、学生のみなさんにとっては、普段関わることのない領域の方と気軽に話ができたことが一番の収穫でしょうか。
今、コロナ禍で大変な思いをしている中で、通常よりもさらに気になる・心配になることの多い就職活動になりますが、今回のイベントで少しでもその不安・心配事が減っていたなら、まずはそれが大事なことだと思っています。

大学で私の授業を受けているみなさんには、いつも「意味ではなく意図」を掴むことを大事に、とお伝えしていますね。
今回参加された学生のみなさんは、私の授業を受けている人もそうでない人も、ぜひ、メモしたことや心に残っていることを振り返ってみてください。そして、そのメモを見て、「何を言われたか」ではなく「何で(自分のどこを見て)そのメッセージを送ってくれたのだろう?」と考える習慣をつけてほしいです。

キャリア(将来)を考えることは、誰かに言われたことを言われたとおりにやる、ということではありません。一方で、自分のやりたいとおり・思い描いた通りにいかないことも、よくあります。
(社会人の方でも、そんな話をしている方がいましたね)

だからこそ、相手から自分がどう見えているのか、相手は自分に何を期待しているのか、一方的な「自分視点」ではない、「相手視点」の見方・考え方に磨きをかけていきましょう。それが、自分のやりたいことと相手の意図との折り合いをつけるうえで必要になってくるからです。今日から少しずつ、取り入れてみてくださいね。

それでは、ここからは、当日参加されたみなさんのアンケートの一部をご紹介します。

初めは討論みたいなきっちりとしたものだと思って気を張っていたけれど、名前の通りなんでも話せる、聞くことができるラフな感じの座談会でやりやすかった。社会人の方たちも学生の聞きたいことを中心になんでも答えてくれたので、すごくアドバイスとして参考になった。(学生の回答)

社会人の方たちの働く上で大切にしていることを知ることができて、自分の就職活動、そして就職してからの未来像の参考にすることができました。ありがとうございました!(学生の回答)

参加された学生さんたちは、ご自分の意見をしっかりと持ち、それをまとめ、社会人への問いかけ方も本当に素晴らしく感激しました。こういったイベントに積極的に参加されるだけあって将来が楽しみな皆さんばかりでした。 これまで、どちらかというと課題のある、無気力な学生と対峙することが多かったため、このような学生さんと接することで元気をいただきました。また、私自身が、今の学生に対して固定概念を持ちかけていたことに気づかされました。 先生の若年層支援講座を改めて振り返り、肝に銘じて勉強を続けていきたいと思います。(社会人の回答)

今後、大学生のキャリア選択のお手伝いをしたいと考えていますが、学生さんの声を直に聞く機会がないので今回参加させていただきました。 情報があふれかえる中だからこその進路選択の難しさを感じたり、「働くこと」の核心に迫る疑問をお持ちの学生さんとお話させてもらえる機会になり、社会人としても、キャリアコンサルタントとしても大いに刺激を受けました。(社会人の回答)

他にももっともっと、「参加して良かった」「良い刺激・気付きになった」というお声をいただいております。今回も、学生と社会人の双方が学びあう機会を提供できたことがわかって、ホッとしています。
あらためまして、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

さて、今回の座談会のように、わたしたち働く楽しさ研究所では、キャリアコンサルタントの支援の幅の広がり・質の向上につながる企画や、学生の良い気づき・新しい発見になるイベントを少しずつ増やしていきたいと考えております。
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(当日の様子)
※画像をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。一部の方はご希望によりお顔が映らないよう加工をしています。

 

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は同業務の傍ら、弊社代表として中小企業向け研修の企画・開発・登壇と、現場で働くキャリアコンサルタントの指導や育成も行なう。