合同会社働く楽しさ研究所

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9月13日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約7分

9/13(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理 ~
~ 学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ ~
の2本を開催いたしました。

今回もZOOMによるオンライン講習となりました。
全国各地から、さらにご自宅から気軽にご参加いただけるのでコロナ収束後もこの流れは活用されていくのかもしれません。
対面でもオンラインでも、変わらず気づきの場を提供いたしますので引き続き宜しくお願いします。

当日の午前は10名のご参加といつもより若干少ないご参加者数でした。(午後は満席御礼!)
対面であれば人数によって会場の雰囲気が変わり気味なのですが、
その心配をよそにオンラインではいつもと変わりなく盛り上がった講習運営ができました。
笑顔でご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。

今回初めてご参加いただいた方も複数おられて、初参加ながら積極的にグループを引っ張ってくださるご様子もありました。
また、時折でてくる講師の小さな冗談や、チーム名の由来である”ぬいぐるみ”に対して
毎回大きくリアクションしてくださる方もいらっしゃいました。
講師の”おちゃめ心”を汲み取っていただきありがとうございます(笑)

さて、それでは、ここからは講習内容の振り返りをいたします。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、
講師の話した内容を一緒に振り返りをしましょう。ぜひゆっくりとお読みください。

午前の「キャリアコンサルタントの拠り所と倫理」の講習では…

講習の名のとおり、キャリアコンサルタントとしての判断に迷ったときの”拠り所”が主体となっています。
判断に迷う、それは今後どのようにコンサルティングが進めば良いのかで”手詰まり”を起こしたり
キャリアコンサルタントとして相応しい”あり方”を見失いそうな時などです。

本来なら『事例検討会』などで課題に向き合うのですが、残念ながらそれが経験豊富なコンサルタントによる
持論の展開か、声の大きな人物の演説会、ひどい場合は『みんなの前で公開ダメ出しの場』と
なってしまうことがあります。

ダメ出しが悪いわけではありません。ダメ出しの根拠が人によって違い過ぎることが問題なのです。
そこに明確な基準があれば『自分は何をどう間違えていたのか』を理解することができ、更に
『何をどう改善すれば良いのか』も連想して分かるのではないでしょうか?

また、経験の長短や声の大きさに関係なく同じ目線で事例を検討できるのが倫理綱領です。
講習の後半で挙げた事例、もしこの2名ともが歴が長いキャリアコンサルタントだったとしても
倫理綱領に基づいて検討すれば経験が浅くとも改善するための提案はできるんじゃないでしょうか?

経験豊富なキャリアコンサルタントもパーフェクトではありません。対応に迷うことは多々あります。
そういった時だれかの助言が明確な基準に則っていたら根拠として納得できますし、ふと立ち返ることができる。
この行為はダメ出しではなく、助言になります。

取りようによっては倫理綱領は法律のようなものかもしれません。ごく限られた世界でのものですけどね。
法律が全てとは言いませんが物事の判断基準・根拠として厳格に機能し、公平性を保っているのは確かです。
弁護士が六法全書を大事にするように、我々も倫理綱領をもっと活かしていく必要があると感じています。

午後の「学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタント」の講習では…

現職で若年者の支援に関わられている比率が高いためか、
所々に織り込む”支援あるある”に大きくうなずく方がたくさんいらっしゃいました。
学生対応を主としたキャリアコンサルタントを目指される方もいらっしゃるでしょう。

学生は”新鮮で元気・打てば響く”、キャリアコンサルタントとしてポジティブなやりがいのある領域かもしれません。
しかし、講習にもあったように、職業経験のない学生に対しては特別な意識をもって関わる必要があります。

学生は『答えを求めて相談に来る』ことが圧倒的に多く、ただ共感し寄り添うだけでは成立しません。
相談員として学生が自ら考えるよう促すと面倒くさいと逃げてしまうことだってあります。
悩ましいところですが、だからといって安易に答えを授けることはできません。

丁度良いのは『答えを匂わせつつ、実は学生が自分で考え決断する』といった絶妙なニュアンスでしょうか。
※内定が出た時に、その成果は自分で考えた結果であることをフィードバックする必要もあります。

彼ら・彼女らは初めて”自分に向き合う”、”自らの人生を選択し決断する”
という場面に出会ったのですから、そのことを尊重しなければなりません。
もし、卒業から数年経って仕事が上手くいかなかったとしても、
自分で考え決断したことであれば改善していくチカラも備えているでしょう。
特別なものではなく、ごく当たり前に生きる術として。

学生領域のキャリアコンサルタントの中には、人生の先輩として、昔に仕事で痛い目に遭った経験者としてなど
キャリアコンサルタント自らの体験から”自分と同じ苦労させたくない”といった想いを持たれている方もおられます。
しかし、その想いが学生が自ら考え悩む機会を奪い、誘導する結果となった場合どうなるでしょうか?
学生はコチラが提示する答えに飛びついてきますので、そこまで考えて向き合う必要があります。

講習最後のワークでは、将来を背負って立つ若者達には何が必要かを考えていただきました。
世の中を渡り歩くには沢山の”〇〇〇力”が必要になります。

では、その”〇〇〇力”を身に着けられるようにできることは何でしょうか?これについての考えていただきました。
必要なことが沢山あるにもかかわらず、それを身に着けてもらうための具体的な方法が分からないといった
何とも言えない複雑な雰囲気が漂っていたように感じています。

そのためにできること、正解が沢山ある中の一つとして私はこう考えています。
若者が自ら〇〇〇力を手に入れられるように、それを啓発する側のキャリアコンサルタントが自らを研鑽すること。
人を動かすことは困難です。人を変えようとする前に、まず自分が変わるべきではないか?という考えです。

さて、この後は、ライブ形式の講習の場合は、受講者アンケートのご紹介をしておりますが、
web講習ではアンケートはレポートともに後日お送りいただくよう、お願いをしております。

参加された方の生の声は、弊社に到着しましたら改めてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

では、最後に定型文ではありますが、今後の更新講習の予定をご紹介します。

弊社の更新講習は、「短時間で手軽に学べる」「地方開催が多くアクセスしやすい」
「1級技能士が企画設計」「受講時間のためではなく実践で役に立つ内容」
など、
受講される方にとって価値ある講習となるよう、たくさんのメリットを提供しております。

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

2020年度は、時限的措置ではありますが厚生労働省からweb形式での更新講習の実施も認められており、
弊社もできるだけweb開催の回数を充実させるべく、準備を進めております

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。

『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、このすぐ下のオレンジ色のボタン、
「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

(当日の様子)※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

 

 

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)