合同会社働く楽しさ研究所

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9月27日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約8分

9/27(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~
~ 学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ ~
の2本を開催いたしました。

今回もZOOMによるオンライン講習となりました。
少し涼しくなってきたので学びには良い季節です。集中して取り組むことができるようになってきたのではないでしょうか?
全国各地からのご参加で、いつもながら弊社講習を選んでいただきありがとうございます。

今回は午前は20名の満員、午後は9名のキャリアコンサルタントの皆様にご参加いただきました。
初参加の方が沢山おられましたので、オンライン講習に慣れてきた講師も
気を引き締めなおして講習を進めることができたようです。

また、過去にご参加いただいた方が、講師の自己紹介でスライド表示する
”あの写真(ここでは伏せます)”が出てくる前の『ニヤリ』とされるお顔が私の楽しみとなっています。
毎回違う写真を用意する講師の”想いの深さ?”が伝われば、我々として講習の1段階目のミッション『掴みはOK』です。

また、講習後のミニワークにも残ってご参加いただいた方々も、本当にありがとうございました。
講習の時間外でしたので、真面目な解答だけでなく、あえてウケを狙いにいく大喜利のようなワークでしたが、
ざっくばらんに話す機会はいかがでしたか?
笑いもアリの交流の場としても活かしていただけると幸いです。
講習後にお時間がありましたら、オマケのコーナーとして是非またご参加いただきたいと思います。

さて、それでは、ここからは講習内容の振り返りをいたします。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、
講師の話した内容を一緒に振り返りをしましょう。ぜひゆっくりとお読みください。

午前の「質問力アップトレーニング」の講習では…
「クライアントが言われたいことを考えると、質問には困らなくなる」がキーワードでした。
これは、『クライアントから情報収集し、より良き道へ導く』というスタンスのコンサルタントには難しいことです。
ですが、やはりクライアントは、自分が答えたいことしか答えてくれません。
もし仮に強制力があっても、誤魔化すことだってできてしまいます。
そこで『クライアントが言われたいこと』を考え質問することで面談がスムーズになるのであれば、
これは1つの技法と捉えることができるのではないでしょうか?

また、講習半ばでのご質問の中には
『企業内の面談でクライアントが何も話さない時はどうすれば良いか?』というものがありました。
面談の結果を報告する必要もあることから、ただ「何も話してくれませんでした」とは言いづらいかと思います。

そこで、講師の回答としては、クライアントが話さなかったのは…
・話したくない(キャリアコンサルタントへの不信感、強制的に面談させられているだけ、など)
・自分に課題感がないと思い込んでいる(問題に気づいていない)
大きくは、この2つに該当する可能性があると返答しました。

無言にも意味があることを捉えておくこと(企業への報告のためにも)、
つまり「話さない」ということも、クライアントの意志を汲み取るための材料であり、
その後の支援に活かす方法はある
というものでした。

企業からの依頼や人事部が職務として行う面談の場合は、相談者が必ずしも積極的に面談を受けるとは限りません。
そういう時こそ、キャリアコンサルタントはどのような質問を投げかけるか?が問われるのではないでしょうか?
クライアントが安心して応えられるような、自らの課題に気づくことができるような質問ができると、状況は変わってきます。
具体的には、直線な質問や指摘ではなく常に『他に言い方はないだろうか?』とクライアントが受け取り易く編集する技能とセンスです。
それができれば、情報は集めようとせずとも集まるようになります。
※無理に話してもらう必要はありませんが、原因がキャリアコンサルタント側にあるなら改善する必要があると考えます。

ただし、『研ぎ澄まされた質問』にこだわり過ぎてマゴマゴすることは避けたいものです。クライアントが困ります。
キャリアコンサルタントは相手の気持ちを一発で言い当てられるような超能力者ではありませんし、
時には応答を間違えることだってあります。
そういう時は素直に謝罪しつつ、話を折らないように素早く方向修正する。
そんなリカバリー技術もキャリアコンサルタントとして息長く活動してくためには必要ではないかと考えます。

午後の「学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタント」の講習では…
『社会人に有って、学生に無いもの=無条件の上下関係』
講習の冒頭での話ですが、これが学生対応のキャリアコンサルタントとしての根本だと言えるでしょう。

学生が未熟であるがゆえにキャリアコンサルタントが思いがちな…
・助言してあげないと不採用になってしまう
・もっと良い動き方があることを知ってほしい
・いま就活しないと良い求人が終わってしまう
これらの気持ちは親切心や大人の経験値から発せられるものです。
就活を成功させるために必要であることが沢山詰まっています。

ただ、キャリアコンサルタントとして常に考えておかなければならないのは、
果たしてそれが『求められての言動か?』という点です。

キャリアコンサルタントとして、助言すること、もっと良い方法があることも伝えることはあります。
ただし、それがクライアントから求められて初めて提示する、という流れがあって、初めて価値を持つのです。

キャッチボールに例えるとシンプルです。
①相手がキャッチボールに応じている
②相手がボールを受け取る・投げる準備ができている
③相手が受け取り易いボールを投げられる
④こちらがボールを受けられる体勢
この4つが揃って、初めてキャッチボールをスタートできます。

しかしながら、キャリアコンサルタントが親切心で
「これくらいのボールを受け取れないと生きていけないよ!」と
グローブすらつけていない学生に速いボールを”絶対に必要なことだから”と投げつけると…?
ほとんどの学生達は相談員に対し選手交代を要請するか
ボールを受け取れなかった自分を責め、キャッチボールそのものを拒否するようになります。
(あなたの元に相談に来なくなる)

私も、そんな現場を何度も見かけました。
・相手は本当に『あなた(CC)と』キャッチボールがしたいのか?
・相手はグローブをつけて構えているか?
・相手の技量に応じたボールをコントロールできるか?
・相手が投げるボールが多少の暴投程度なら受け止められるか?

学生は就活の初心者です。
価値感の形成が出来上がっていない状態ですので、
素早い動きをしたりキレのあるボールを投げることは難しい段階です。
キャリアコンサルタントがその技量を見極めて対応することで、
学生個々のスタイルが確立されていくものだと考えます。
そのためにはまず基礎として『相手が助言を求めているか?』を確認することから始める必要があります。

逆に、学生がどんな”明後日の方向”にボールを投げてきても、
キャリアコンサルタントとしては受け取ることができるのが理想であるとも考えます。

これは理想像ですので、今すぐ実践しようとしても、
最初のころはキャリアコンサルタントが息を切らしながら右往左往するかもしれません。精進あるのみです。
そんな大人の姿に気づいて、学生がボールをコントロールしてくれるとありがたいのですが…。

さて、この後は、ライブ形式の講習の場合は、受講者アンケートのご紹介をしておりますが、
web講習ではアンケートはレポートともに後日お送りいただくよう、お願いをしております。

参加された方の生の声は、弊社に到着しましたら改めてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

では、最後に定型文ではありますが、今後の更新講習の予定をご紹介します。

弊社の更新講習は、「短時間で手軽に学べる」「地方開催が多くアクセスしやすい」
「1級技能士が企画設計」「受講時間のためではなく実践で役に立つ内容」
など、
受講される方にとって価値ある講習となるよう、たくさんのメリットを提供しております。

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

2020年度は、時限的措置ではありますが厚生労働省からweb形式での更新講習の実施も認められており、
弊社もできるだけweb開催の回数を充実させるべく、準備を進めております

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。

『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、このすぐ下のオレンジ色のボタン、
「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

(当日の様子)※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

 

 

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)