合同会社働く楽しさ研究所

働くコトを、もっと楽しいコトへ。

10月11日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約7分

10/11(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 相談者を取り巻く環境への理解を事例とディスカッションを通じて深める ~
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~
の2本を開催いたしました。

長袖が心地よい季節となりました。朝晩が冷え込むので少々困るところでもあるのですが
体調管理には気を付けたいところです。皆様もどうかご自愛ください。

さて、今回もオンラインでの講習開催となりました。
本日は午前は13名さま、午後は20名さま(満席!)と毎度お引き立ていただき本当にありがとうございます。

今回はベテラン男性がいつもより多くご参加いただけたように思います。恐縮でございます。
講師もサポーターの私もまだ若輩の身ですので、ご期待に沿えるよう気を引き締めて実施に臨みました。

しかし、途中で回線の調子が芳しくなく何度が進行が止まってしまいました。
そんなアクシデントがあったにもかかわらず、
温かく活発に積極参加していただき重ねて御礼申し上げます。
※通信回線の状況を確認し再発防止に努めます。

本日実施した2本の講習は、どちらもキャリアコンサルタントとして躓きがちな場面を題材としており
まさにワークで『頭から煙が出そうになる』ものでした。
運営側としては、講習の間ずっと眉間にシワが寄るような内容でなく
時折笑いも交えつつ真剣に取り組んでいただけるよう心がけているのですが、いかがでしたか?
サポーターとして皆様の表情を拝見している限りでは、メリハリのある学びを得ていただけたように思います。

それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

午前の「相談者を取り巻く環境理解」の講習では…

講習の中にあった、講師のもとに訪れた双子の学生の話を覚えておられますか?
相談者の多くは『〇〇〇が上手くいかない』という旨の言葉を口にします。
しかし、同じ言葉でもその背景や関係性によって困り度や意味が大きく変わるという実例でした。

上記を体験するためのワークで、くじ引きによって周囲の環境を設定した”仮想の相談者”は
『周囲の人達との関係性がとても厳しい環境にもかかわらず、転居を伴う昇進を持ち掛けられ迷っている』
というものでした。
とても過酷な環境設定でしたので相談者の心境を推し測るのはとても困難だったかと思います。
※過去に何度も実施してきた本テーマの中でもワースト1の過酷な環境でした。
また、『親』のカードが1つ変わるだけで相談者の悩みが全く別のものになったことも
気づいていただけたのではないでしょうか?
つまり年齢、性別、職種、さらに主訴が同じだとしても、置かれている環境によって悩みは異なるということです。

今回は仮想でしたが、現実でも『厳しい環境にある相談者』は存在します。
困っているけど誰にも言えず相談に訪れるというのは珍しいことではありません。
また、あまり困っていないように見える相談者でも、実は過酷な環境で戦っていた…なんてことも有り得ます。

そこを見逃さないためにも面談では常に相談者の環境に目を向けて
・相談者の悩みを左右する登場人物は?
・周囲の環境がどんな影響を与えているのか?
・相談者は環境に対してどう受け止めているか?
何より、まず相談者を取り巻く環境を理解するためにどんな言葉をかければ良いのか?

このようなアンテナを立てておくことで、見えていなかった背景を知ることができます。
それが『相談者が言わんとしていることを汲み取ること』にも繋がるという講習でした。

午後の「質問力アップ」では…
前半のワークにて『情報収集型の質問』に偏りがちな方が沢山いらっしゃいました。
「情報が集まらないと相談が進まない」といった考えからだとお見受けします。
それは課題解決のための行為ですから、相談者に向き合う姿勢が積極的であることは確かです。

しかし、相談者は積極的に根掘り葉掘りに質問されることを望んでいるのでしょうか?
そう希望されたら応えれば良いと思いますが、多くの場合は望まれません。

なぜなら、相談者が望まない質問の中には、このようなものが含まれているからです。
相談の場面『限られた時間、接点の少ない相手、焦っているという状況』において
①全く課題解決に繋がらないこと
②話したくない、触れてほしくないこと
上記が含まれています。特に②は信頼関係を壊すことにも繋がります。

つまり『キャリアコンサルタントが知りたいから』という視点での質問は
相談を妨げてしまう可能性があるということです。

相談の場面には悩みや迷いなど『上手くいかなくて困っている』という背景があります。
そんな困窮した心境で的外れな質問を繰り返されたら…相談者は疲れるのではないでしょうか?
そうならないために『相談者が何を言われたいのか?』と常々考えておくことです。

また、相談者の間違った思い込みが原因で失敗していることが往々にしてあります。
その思い込みに気づいてもらうための質問が『思考転換の質問』です。

間違った思い込みに対して、キャリアコンサルタントからの直接的な指摘・否定は
困窮している状況では素直に受け止めがたいようです。
たとえそれが正しい指摘だとしても、関係性によっては反感すら覚えることだって有り得ます。

よく『他人を変えることはできない』と言われますが、直接的に変えることができないという意味だと考えます。
キャリアコンサルタントでも直接的に相手を変えることはできません。
しかし、相談者が間違った思い込みを抱えたままでは課題の解決が遠のくばかりです。
では、どうすれば良いのか?
そういった時に『思考転換のための質問』が必要になります。
キャリアコンサルタントから投げかけられた質問によって相談者自身が間違った思い込みに
気づくことができれば、自分で自分を変えていきます。


キャリアコンサルタントとして、直接的な質問を編集し、気づきと変化を促すための質問できれば
結果的に指摘よりも受け取り易く効果のある相談に繋がるのではないでしょうか?

さて、この後は、ライブ形式の講習の場合は、受講者アンケートのご紹介をしておりますが、
web講習ではアンケートはレポートともに後日お送りいただくよう、お願いをしております。

参加された方の生の声は、弊社に到着しましたら改めてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

では、最後に定型文ではありますが、今後の更新講習の予定をご紹介します。

弊社の更新講習は、「短時間で手軽に学べる」「地方開催が多くアクセスしやすい」
「1級技能士が企画設計」「受講時間のためではなく実践で役に立つ内容」
など、
受講される方にとって価値ある講習となるよう、たくさんのメリットを提供しております。

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

2020年度は、時限的措置ではありますが厚生労働省からweb形式での更新講習の実施も認められており、
弊社もできるだけweb開催の回数を充実させるべく、準備を進めております

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。

『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、このすぐ下のオレンジ色のボタン、
「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

(当日の様子)※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

 

 

 

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)