合同会社働く楽しさ研究所

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11月15日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約7分

11/15(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~
~ 面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理 ~
の2本を開催いたしました。

今回もZOOMによるオンライン講習となりました。
毎度ながら全国各地からのご参加で、数多ある更新講習の中から弊社を選んでいただきありがとうございます。

11月となれば北海道では積雪が見られるようですし、もう冬ではないかと思えるような冷え込みと
まだ暖かい日が入り混じる日が続きますので、体調に注意が必要な季節ですのでご自愛ください。

さて、今回は午前は20名、午後は12名のキャリアコンサルタントの皆様にご参加いただきました。
特に午後の部は1週間前まで半数のお申込みでしたが、有り難いことに倍増でございます。重ねて御礼申し上げます。

講習では皆さんに笑って頂いてスタートできるように、いつもよりコミカルなオープニングをさせていただいたのですが
おかげさまで笑顔の多い講習となったかと思います。今後も”あの感じ”で始めても宜しいでしょうか?(笑)
そして、いつものことではありますが、ZOOMの操作に慣れず苦戦された方もいらっしゃいました。
何度も設定を調整しながら無事に最後まで受講していただくことができホッとしています。本当にお疲れ様でございます。

さて、それでは、ここからは講習内容の振り返りをいたします。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、
講師の話した内容を一緒に振り返りをしましょう。ぜひゆっくりとお読みください。

午前の「質問力アップトレーニング」の講習では…

講習では、質問力を高めるためのグループワークを行いました。
ワークに登場した『面接で上手く話をまとめられない』という人物に対して
どう質問すれば良いのかと悩んだのではないでしょうか?

A:情報の収集のため
B:感情の受容のため
C:思考の転換のため

質問の種類は3つありましたが、キャリアコンサルティングという役割の捉え方がズレていると
質問は手詰まりを起こしてしまいます。

つまり、質問の手詰まりは、キャリアコンサルタントが主導権を握ろうとすると起こりやすくなります。

主導権がキャリアコンサルタント側にあると思っている人は
『何とかしてあげたいのに、情報が足りない』そう考えがちです。

果たして本当に、何とかしてあげられるのでしょうか?
キャリアコンサルタントは相談者の人生を良いものに”してあげること”ができるのでしょうか?

それができるキャリアコンサルタントが存在するなら…下記のような人物でしょう。
・的確に、間違いがない助言ができる
・市場を知り尽くしている
・人生における最適解を知っている
これくらいできていないと相談者の人生を導くことはできない、ついてこないでしょう。
しかし、これらはキャリアコンサルタントの役割ではありません。『指導者』の役割です。

キャリアコンサルタントは相談者が感じ、考えていることを汲み取ることに専念する。
課題への向き合い方も相談者に委ねる。
時には間違う事もあるでしょうけど、一度間違わないとミスだと気づけないこともあります。
その姿を受容しつつ、相談者が思考を転換できるよう第三者的に『いまどう見えているか』を
知らせることに専念
し、相談者自ら方向転換を行う。

そのように捉えていると、質問のタネは相談者がアクションするごとに、常に形を変えて出現します。
それを見逃さずにいれば、手詰まりは起こらないのではないでしょうか?
例えるなら、キャリアコンサルタントは車についているミラーのような存在ではないかとも考えます。

午後の「面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理」の講習では…

後半のグループワーク(事例7)のケースでは人材派遣会社に勤めるキャリアコンサルタントの苦悩を例に
皆さまには事例検討していただきました。

その中で聞こえたのは…
・「利益優先ではないか?」
・「同じ仕事をしていたので気持ちは分かるけど…」
・「向き合うのが嫌なら別の職場に転職すべきだ」
等、今回のケースのキャリアコンサルタントに向けて沢山のご指摘がありました。

グループワークを始める際に、講師は「そのケースを提出した事例提供者も、一緒のグループに居ると仮定してください」
とお伝えしましたが、結果はダメ出しの嵐
となりました。

今回は『問題となっている行動』にフォーカスしていただいたので当然の流れですが
これが実際の事例検討の場でもよく見られる現象です。

キャリアコンサルタントとして働いていると、自分だけでは対応が難しいと感じるケースも出てきます。
そんなとき他のキャリアコンサルタントの助言を求めて、事例検討の場にも参加する機会もあるでしょう。

その場をイメージしていただきたいのですが、意見を求めると…
 ・「何がどう至らないか?」ばかりを指摘される。
 ・「それがイヤなら転職するべきだ」と一刀両断される。
そのような場に意見を求めたり、事例を持ち出そうと思えるでしょうか?
残念ながら、現実の事例検討の場でも同様の問題が起こっています。
よほどストイックな性格でない限り、助言を求めなくなるかと思います。

キャリアコンサルタントを続けていると改善すべき点は出てきます。
場合によっては厳重に指摘すべき箇所も出てくるかもしれません。
しかし、ダメ出しだけでなく、そこに併せて
『できているところ』もセットで助言が得られると、指摘も受け取り易くなるはずです。

相談者と向き合う事と同様に、キャリアコンサルタント間でも同じマインドが必要です。
キャリアコンサルタントだってひとりの人間ですから、助言を求められれば受け取り易いボールを投げる。
いざ、ご自身が困った際も互いにポジティブな助言を投げかけあえるような環境づくりを
これからは意識されてはいかがでしょうか?

さて、この後は、ライブ形式の講習の場合は、受講者アンケートのご紹介をしておりますが、
web講習ではアンケートはレポートともに後日お送りいただくよう、お願いをしております。

参加された方の生の声は、弊社に到着しましたら改めてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

では、最後に定型文ではありますが、今後の更新講習の予定をご紹介します。

弊社の更新講習は、「短時間で手軽に学べる」「地方開催が多くアクセスしやすい」
「1級技能士が企画設計」「受講時間のためではなく実践で役に立つ内容」
など、
受講される方にとって価値ある講習となるよう、たくさんのメリットを提供しております。

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

2020年度は、時限的措置ではありますが厚生労働省からweb形式での更新講習の実施も認められており、
弊社もできるだけweb開催の回数を充実させるべく、準備を進めております

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。

『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、このすぐ下のオレンジ色のボタン、
「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

(当日の様子)※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

 

 

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)