合同会社働く楽しさ研究所

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1月30日(土)・31日(日)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編・web開催)の様子

約7分

1/30(土)・31日(日)の午前・午後に、ZOOMを用いたweb形式にて、「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」を開催いたしました。

この日の1級面接編講座も、先週に引き続き午前・午後のダブルヘッダー形式での開催となりました。
さらに土日連続の開催ということで、2日間で4コマと、まさに指導漬けの週末となりました。日曜午後の4回目・最終ロールプレイまで、なんとか指導の質を落とさないようにと、集中力と指導内容の工夫に気をつけながら進めてまいりました。ご参加いただいた方の意欲と熱意にも支えられ、なんとか無事にみなさまに学びを提供できたかなと思っています。
あらためて、この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

この2日間でご参加いただいた方はのべ25名、ロールプレイ回数は12回と、かなりのボリュームをもってお届けしましたが、初参加の方も多くいらっしゃって、「いつものメンバー」にプラスアルファの刺激もあったかな、と思っています。
私自身は今回のように、常連さんの中にご新規さんが少しずつ混ざっていく感じが非常に好きで、最初は見学から、そして少しずつ「私もロールプレイに挑戦してみよう!」と勇気を出していく、そんな流れができたら良いな、なんて思いながら見ていました。見ていました、と言っても実際は各ケースの指導に必死だった部分もありますが…。

今回の講習では、ロールプレイが3ケースだと3.5時間の講習でもかなり丁寧にフィードバックができる、という新たな発見もありました。できるだけ多くの方に実践の場を設けられるよう、それでいて参加しやすいよう、半日で4ケースという形で数年間やらせていただいていますが、もしかすると見直しの時期に来ているのかな、とも感じています。この点は次期以降の課題点ですね。またみなさまのご意見なども、お聞かせください。

さて、それではここからは、いつものように講座内容を振り返ってみましょう。

今日の講習の振り返り

今回の講習で、4コマ開催してすべてに共通していたのは、

CCの行なった面談に価値を付けることということでした。

これは、講習の中では意味づけ・価値づけというキーワードで、何度も繰り返しお伝えしたかと思います。

CCが事例を説明しているときや、困りごとを話しているときに、その中からCCのできていることをピックアップして承認していく。これ自体は、弊社の講座に参加されるみなさんは、きちんと実施されていますよね。CCを否定したり欠点を指摘するために事例指導をするものではない、ということは、もうお分かりかと思います。
でも、そこからさらにもう一歩、踏み込めるようになってほしいのです。

例えばCLの話をきちんと傾聴しているんだろうな、と気づいたとき。
「CLの話をきちんと聴けていますね」だけだと、CCの気分は多少良くなるでしょうが、そこまで大きな効果(特に関係構築面)が得られるか?と言うと、そうでもなかったりします。プライドの高いCCや自己正当化の目立つCCだったりすると、「当たり前だろう」とか「だったら何が問題なんだ」など、関係構築につながらない場合も散見されますね。

しかし、「CCの言いたいことを言うのではなく、CLのお話しされたいことを優先できる。これが相談者第一の面談ですよね。それを実践された、ということですね」など、もう一声あるとどうでしょうか?伝わり方・伝わる度合いもガラッと変わってきますよね。

SV-CC間の関係構築が薄いままだと、どんなに問題を提示しても具体的提案をしても受け取ってもらえません。このSVの話だったら聴いてみようと思えるよう、勇気や自信につながる関わり方をもっと意識してほしいです。

もう一つのポイントは、完璧を目指さないということを拾い上げたいと思います。

CCとCLの間で行なう面談も”完璧”は無いので、CCが持ってくる事例には、常に何かしらの問題点が含まれています。そのことはわかっている方も多いようなのですが、SVとCCの間で行なう指導にも”完璧”は存在しない、ということが忘れ去られていることがあるようです。

この2日間の講座の中でお見かけしたのは、SVが自分でできていることを口頭試問できちんと言えていない場面と、特定の型や流れに対しての意識が強すぎて枠にはめようとする(枠が正解だと思っている)場面がありました。これらは一見すると異なるようですが、私自身は「完璧があると思っていませんか?」という意味では共通かな、と捉えています。

技能検定は「試験」ですから、受かりたいという欲求を持つのは当然のことです。×をもらうために受検する人は1人もいないのはわかっていますが、それでもやっぱり、このもどかしい現実ときちんと向き合うことが大事ではないでしょうか。
指導者と言えども、まだまだできない部分もあるんだ・修業が必要なんだ、という現実をしっかり腹落ちさせましょう。

それではここから、今回の講座の様子をご紹介します。

受講者アンケート(一部抜粋)

CC役への質問の投げ方や、見立てを修正しながら問いかけ、伝え返しをされているのが大変勉強になりました。また具体的方策に向けて30分を進めていこうとされているのが分かり教科書のようでした。 また先生からは、自分ならこの場面でこう質問する、といったアドバイスがチャットで入り、終了してからの振り返りではなくリアルタイムでコメントされていたのでわかりやすかったです。

今日は3名でロープレを回したこともあり、いつもにも増してじっくりと丁寧なフィードバックをいただけて、とても満足できました。

ロープレ進行中に八阪先生が概略の逐語と、講師だったらこうする、良かった/気になる・心配など、細かなコメントを入れてくださり、後からの振り返りが非常に分かりやすい。このパターンで進めなさいと言った指導は一切なし。全く違くSVEEにどう対応するか具体的に指導されている為試験で即活用できます。

枠にはめずに違う角度からの、ロールプレイが可能なことに気づきました。ぜひ八阪先生のロールプレイングの指導を、受けてみたいと思います。

当日の講座の様子

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加者の希望によりお顔やお姿が映らないように加工しております。

今回もみなさま積極的に学んでくださって、ありがとうございます。
今回は特に、楽しそうに笑顔でいる表情が多かったですね!講師としては率直に嬉しく感じます。

また、マスク越しのロールプレイがどんな感じだろう?と試しておられる方も多かったです。思った以上にやりづらさを感じる方もいたようで、マスクONでの面談の感覚がつかめたことも、本番に向けてはプラスだったのではないでしょうか。マスクの有無でアウトプットの質・量が変わる可能性もありますので、その感覚も、ぜひ本番まで大事にしておいてください。

~今後の講座開催のご案内~

弊社では、この2020年度秋冬シーズンに、1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編)を毎月開催しております。

コロナ禍ということもあり、web開催形式のみではありあすが、従来好評をいただいていたライブ形式と同様に、リアルタイム指導・1人1人へのフィードバックができるように工夫をしながら、みなさまに学びの場をご提供しております。
今期の講座も残すところ2/6と2/7のあと2日程となりましたが、一部のコマではまだ通常チケット・見学用チケットのいずれも残席がございます。
参加をご希望の方は、ぜひお早めにお申し込みください

今後の開催日程・参加申込は、こちらをクリックして、外部の講座・イベント予約サイトからお申込みいただけます。
どうぞご利用ください。みなさまとお会いできることを、楽しみにしています。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は同業務の傍ら、弊社代表として中小企業向け研修の企画・開発・登壇と、現場で働くキャリアコンサルタントの指導や育成も行なう。