2/14(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 相談者を取り巻く環境への理解を事例とディスカッションを通じて深める ~
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~の2本を開催いたしました。
この度も、弊社の更新講習を受講いただき有難うございました。
当日は大きな地震があった直後でしたが、関東地方の方々は大変だったのではないでしょうか?
私(木上)の現地の友人が地震に遭い、電子レンジや皿が散乱している写真で状況を知らせてくれました。
いつもの地震とは違って、警戒心を解きづらい状況にあられるかと存じます。
ご予約いただいた関東・東北地方の方々は全員ご参加いただいていたので一安心していますが
このような状況の中でもご参加いただき、心より御礼申し上げます。
さて、本日の講習では、午前の「相談者を取り巻く環境」は11名さまに、
午後の「質問力アップ」は18名さまにご参加いただきました。いつもありがとうございます。
講座の様子としては、午前午後ともに、グループワークで深く考え込む、長く沈黙が続くグループが散見されました。
話しづらそうな雰囲気でしたので、私は活性化のために『軽めのジョーク』を放り込むことに
終始しておりましたが、私の話が面白いかは別として、会話がスムーズになったのでホッとしております。
これからも、学びの妨げにならない程度に輪に入らせていただきますので宜しくお願いいたします。
それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。
~午前の「相談者を取り巻く環境理解」の講習の振り返り~
今回の講習を通して、今までCLの周囲の人の存在に気づくことができていたか?を再認識することができました。
CLは、面談以外の時間をプライベートや職場といった『環境』の中で生活しています。
その環境の中にあるリソースや課題を目を向けることで課題の解決に近づけるという内容でした。
CLの悩みをCCが単独で背負うのではなく、CLの環境に居る登場人物の中から
『協力者』を見つけられれば協力を仰ぐことができます。
そのためには、CC自身も『協力者』の一人として含め、頼りにできる人物の存在を察知しておく必要があります。
また、環境に目を配ることでCLの妨げ(だと感じている)となる人物を見つけることにも繋がります。
- その人物にどう向き合うのか?
- そもそも、本当に妨げとなる関係性なのか?
- CLの関わり方に課題はないか?
そして、CLが決断した方向へ進むために避けられない要因であれば
その「向き合い方」も1つの大きな相談テーマとなる可能性は高く、CCの手腕が問われます。
関係を改善する、対決する、距離を置く、乗り越える、捉え方を改める等…
CLがどんな向き合い方を望むのか?果たしてそれはCLに実行可能なのか?を一緒に検討することになります。
また、CLの環境の外側に、まだ気づいていない重要人物がいる可能性も考えられます。
例えば…頼れる親戚や分野に詳しい友人、人事部の相談窓口など他にも沢山見つけられるかもしれません。
不足しているリソース、協力者を探すためにも、環境への目配りは重要ではないでしょうか?
このように、環境に気を配ることでCLが望む方向に進むためのキーとなる物事を浮き立たせることができます。
1:1の対面という形に捉われず、CLの後ろに広がる環境を見据えることができるチカラ、
それがCCに求められていると考えています。
~午後の「質問力アップトレーニング」の講習の振り返り~
講座の後半では『質問の編集』がピックアップされていました。
併せて、今回は深く取り上げませんでしたが質問の編集の次に『観察』が必要であると講師は解説しました。
そこで、これら『質問の編集』『観察』をするために必要なスキルは何なのか?それぞれについて考えてみました。
私は、質問の編集には『語彙力』、観察には『観察力』(そのままですが)が必要ではないかと思います。
例えば…
語彙力が欠けていると、言葉を選べず『CLが受け取れる質問が選べないCC』となります。
CLが言葉の真意を拾ってくれて初めてキャッチボールが成立するという状態です。
更には、その選ばない言葉がCLを傷つけてしまう可能性もあります。
観察力が欠けていると、CL反応を読み取れず『何もわかってくれないCC』となります。
これはCLが明確に応答しないとキャッチボールが成立しません。
そもそも、CLのコミュニケーションスキルに依存している状態でプロとは言えません。
CCとして『質問力』を伸ばすことは大事ですが
『語彙力』『観察力』も備わっていなければ、学んだことを活かせないのではないかと私は考えています。
しかし、これらはどうやって伸ばすことができるでしょうか?
少し調べてみると…
語彙力:様々な言葉や文字・情報に触れる、アウトプットする、言い換えを心がける等
観察力:思い込みや先入観を取り払う、物事の成り立ちや背景を推察する、人間観察をする等
私は特に語彙力に自信が持てないので、普段から意識的に色々な人が話していることを聞き、話しています。
そしてこの記事のようなアウトプットも日々の訓練としてます。
それでも、コロナ禍の影響で人と対話する機会が減っていることもあり
いざ話すとなると言葉が出てこないことも多くなってしまいましたが…。
このように、今回学んだ質問力を活かすために、普段から『語彙力』『観察力』についても
意識的にトレーニングをされてみてはいかがでしょうか?
プライベートでの会話、テレビで話す人の表情を観察するなど機会は沢山あります。
また、トレーニングとして効果的なのがコミュニケーションする場です。
当社では皆様が話し合えるようなイベントを企画しておりますので是非ご活用ください。
CC同士で話し合う、それだけでも充分トレーニングとして効果があると思います。
宣伝という形で締めくくりましたが、本当に重要なスキルだと考えています。
これらが欠けていると、CLが再訪しなくなるという状況を引き起こしかねません。
常日頃からコミュニケーションのプロとして、自己研鑽を絶やさないようにしたいものです。
それではここで、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。
ただ、webで開催している講習については、受講者アンケートは修了認定レポートともに、
後日お送りいただくようお願いをしております。
アンケートで分かる生の声は、弊社に到着しましたら順次このページにてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。
~当日の講習の様子~
※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。
~弊社講習のメリットと今後のご案内~
弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、 特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。
半日という短時間から参加でき、気軽に学べる
地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい
全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる
受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく
また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。
2020年度は、時限的措置ではありますが厚生労働省からweb形式での更新講習の実施も認められており、
弊社もできるだけweb開催の回数を充実させるべく、準備を進めております。
この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
このすぐ下のオレンジ色のボタン、 「お申込み・日程確認はこちら」から、
弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。