合同会社働く楽しさ研究所

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3月7日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約8分

3/7(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~
~ 面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理 ~
の2本を開催いたしました。

この度も、弊社の更新講習を受講いただきありがとうございました。
もう、3月になりました。3月と言えば来年2022年卒業の就職活動も本格始動し、学生も企業も”よーいドン”で就職・採用がスタートします。学生対応をされるCCの皆様は今まさに繁忙期を迎えられているのではないでしょうか?
一方の私・木上は個人で、2021年3月卒業(今月ですよ…)の学生対応をしました。
学生対応は久々で、つい話し過ぎそうになり何度もグッと堪えるシーンが何度もありましたが、その学生さんの持っている考えを引き出すことに徹しました。面接の本番直前に、特別なレクチャーをするのは逆効果です。
ゴルフ場でこれからボールを打とうとしている人に、フォームをゼロから教えるくらいの行為だと思います(笑)

さて、本日の講習では、午前の「質問力アップ」は20名さま(満員御礼!)に、
午後の「CCの拠り所と倫理」は11名さまにご参加いただきました。

皆さまのご様子としては、午前・午後ともにジックリと考え込む姿が多く見られました。今回の2テーマ(質問力・倫理)は色々と考えさせられることが多い内容ですので、そう笑っていられないというのもあります。
ただ、もしかしたら初参加の方が沢山いらっしゃったこともあったからかもしれない?とも思います。

弊社講師のキャラクターを見ていただければ分かるかと思いますが、少しくらい肩の力を抜いたくらいがちょうど良いです。おやつを食べながらでも大丈夫です。運営サイドとしても、もう少しリラックスして受講していただけるような雰囲気づくりに努めますので、次にお越しになられる際は、どうぞお気軽に学んでいただければと思います。

それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「質問力アップ」の講習の振り返り~

講師曰く。CCが「分からないから聞く」ではなく、「分からなくても進行するという勇気を持ってほしい」

CLが聞かれたいことを質問し、CLが話したいことを話せるように促していく。
このように進めることでCLに安心感を持ってもらうことを優先すると、CLからの返答の中に、面談を進めていくうえでのヒントが盛り込まれるようになる。という事でした。

急がば回れ、と言えるのかもしれません。キャリアコンサルティングには、素早く『ズバッ!と回答』を指し示さなければならない、という決まりもありません。CLが本当に喜ぶほどのズバッ!と回答ができるなら話は別ですが、材料が少ない中での回答は”あてずっぽう”でしかありません。

そして、キャリアの世界では近道を探すほどCLが離れていくように、私には思えます。
おそらくはCLの感情を無視することに繋がってしまうからではないでしょうか?

かといって、のんびり話していれば良いという事ではありません。CLの多くは焦り、早く問題を解決したいと思っています。
だったらその感情を受容する。

CLがその焦りを理解してくれたと感じれば「実は〇〇に困っている」とCLはヒントを出してくれる。

そんな関わり方がキャリアコンサルティングの根本ではないでしょうか?「分からなくても進行する勇気」。これは本当に勇気がいります。気になったら聞きたくなるのは人の性質だと思うからです。

でもよく考えてみてください。
自分が理解して進もうとしているのは「自分の視野に映る道」であって、それはCLの道ではありません。

これを分かったうえでCLと向き合う。これができてこそプロである、ということが学べた講習でした。

~午後の「CCの拠り所と倫理」の講習の振り返り~

講習後半で、受講者のみなさんが毎回頭を抱えている事例『人材紹介会社に所属するCC』について

  • CLの視点で「その人に合った仕事を紹介したい」
  • CC(企業)の視点で「売上を出したい」

上記のどちらが正しいのか?という葛藤がありました。

各グループでの様子をうかがっていると、企業とCCを責める声を沢山聴きました。
「営利しか考えていないCCはいかがなものか?」といった類のものです。

ただ、今回の事例は関係構築がされるまでの話でした。CLが何かを決断する前の段階です。
これから具体的な話がされるであろうという段階ですので、CCの言動を指摘するには早いのではないでしょうか?

相談の流れから、次回は恐らくCLが…

  • 「厳しいチャレンジになるかもしれないけど、やってみる!」
  • 「そこまで難しい仕事なら、遠慮したい」

という2つの迷いの中からチャレンジを選択され、その後をどうするかをCCと一緒に考えていくものだと思います。

つまり、CLがするであろう選択や決断を見届ける前に「CLが可哀相だ」と決めつけてしまうこと自体
『相談者の自己決定権の尊重(第9条)』に触れているのではないか?そう思うのです。

また、明らかに仕事紹介が難しいと分かりつつ抱え込んでしまうのは、お互いにとっての時間の浪費です。
そしてCLにとっても、次の一手がなく前に進めない状況が続くことは、不利益にもつながります。

だとしたら…

  • 企業に所属する立場として、進む方向性を「すみやかに」検討の土俵に上げる
  • CCとして「CLが本当に納得できる」点はどこなのか?をCLと一緒に検討する

これが上手くバランスできないと、人材業界でCCが活躍するのは難しいのかもしれません。
そして倫理綱領には、このような状況についても記載がありました。

『キャリアコンサルタントは、必要に応じて他の分野・領域の専門家の協力を求めるなど、
相談者の利益のために、最大の努力をしなければならない。(第8条3項)』

CLの利益に繋げるためにも、自分一人でなんでも抱え込んではいけないということです。

倫理綱領に記載されているように、CLの自己決定権を尊重し、CLの利益のためにできる事をする。
働く場所やシチュエーションが変わったとしても、結局はそこに集約されていくのではないかと思います。

それではここで、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。
ただ、webで開催している講習については、受講者アンケートは修了認定レポートともに、
後日お送りいただくようお願いをしております。

アンケートで分かる生の声は、弊社に到着しましたら順次このページにてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

改めて、この度も弊社講習へとご参加いただきありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
上記の写真にあるように、笑顔と真面目の両方が沢山ある講習となりました。CCはコミュニケーションを駆使するお仕事ですから、このように活気のある講習運営が大切だと考えております。
また、今回のような更新講習のほかにも、CCが力をつけたり、繋がりが得られるようなイベントもございますのでご都合がよろしければぜひご参加いただけると幸いです。
では、またお会いしましょう!(サポーター:木上)

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、 特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

今年度の更新講習はこの日ですべて終了となりますが、すでに2021年度開催分の更新講習の募集も開始しております
また、厚生労働省から認められていたweb形式での更新講習については、時限的措置から恒久的に認められる形に移行する計画もあるようですので、弊社としても、それに適応できるように準備を進めてまりいます。

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、このすぐ下のオレンジ色のボタン「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)