合同会社働く楽しさ研究所

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5月15日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(web開催)の様子

約7分

5/15(土)の午前・午後に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
(基礎知識編・面接指導編)
を開催いたしました。

遅ればせながら、この日は弊社の2021年春夏シーズン初の技能検定対策講座でした。
今シーズンから、少しずつ「基礎知識編」もオープン形式で募集をしていて、
この日は午前が基礎知識編、午後が面接指導編というダブルヘッダー形式での開催となりました。

午前の基礎知識編は3名と少人数でしたので、一人一人のご意見やご質問も随時受け付けながら、
2級・熟練レベルを目指すうえで欠かせない視点や考え方、そして巷に広がる噂に惑わされないポイントなど、
2時間半でもおなかいっぱいになるくらい、学びのエッセンスは盛りだくさんでお届けしました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございます。

そして、午後の面接指導編では、ロールプレイ挑戦者が4名、見学は定員を拡大して8名と賑やかでしたね。
ロールプレイは時間延長になるほど、みなさんが熱心に取り組んでくださっていました。
多くの見学者の方もいらっしゃる中でしたが、人から見られているというシチュエーションの中で
勇気を出してロールプレイに臨んでくださったことに、まずは拍手をお送りしたいと思います。

今シーズンから、みなさんの様子や意欲を見ながらですが、ほんの少しフィードバックの辛口度を増しています。
その理由として、これまでの弊社の講座にお越しいただいた方が、ロールプレイでは実践できるのに
試験本番となるとできない・ギャップがあるというお話をよく伺ったため
です。
せっかく学びに来てくださった勇気が無駄にならないよう、今回から多少踏み込んでお伝えしていますが、
お話を聴かれていたみなさまはいかがだったでしょうか。またご感想も教えてくださいね。

さて、それではこの日の講座内容を振り返ってみましょう。

今日の講習の振り返り

午前の基礎知識編では、2級挑戦者が陥りがちな「3つのワナ」というテーマで、
自分本位の面談をしていないか、「自分がこうしたい・こう進めたい」という自分勝手な考えになっていないか、
今一度、あらためて振り返っていただく内容でした。
私がこのキャリアコンサルティング技能検定対策講座で、毎回必ずお伝えしていること。

それは、相談者第一を本気で徹底することです。

2級の挑戦者で上手くいかない人のほとんどは、この徹底ができておらず
知ってるつもり・できてるつもりで、自分に甘いままになっていることが大きな原因です。

例えば基礎知識編の中でお話していた例として、「何分で関係構築して…」という話がありますよね。
CLはあなたと初めて会ったばかりで、しかも悩み事を抱えて困っている状態なのに、
まだ話も聴く前から「何分で関係構築できる」なんて思っていること、それ自体が甘いです、というお話でした。
関係構築は、そんな安易なものではないですよね。

そこを疎かにしたまま、方法論や展開を検討していること自体が、CLに対して失礼だと気づくこと。
その自分の甘さ、自己都合を優先してしまう弱さ、それをCC自身が受け止めることができて、初めてスタートラインです。
2級(熟練レベル)は、CC側の心持ちも成熟していなければいけないということを
相談現場の実例と、身近な例え話を用いて学んでいただきました。
一番大事な、支援職の根本のところですので、絶対忘れないようにしてください。

午後の面接指導編では、4名の方に実際の相談事例を用いてロールプレイにチャレンジしてもらいました。
ロールプレイや口頭試問を実際にやってみると、終わった後に苦笑いする方が多かったですよね。
いつも私がお伝えしている「相談者第一の徹底」がどれほど難しいか、
自分を冷静に保ち、CLがわかって欲しいことを受け止めることがいかに大変か、
肌で感じられたのではないでしょうか。

今回特に強調したいのは、自分自身を客観視・俯瞰する力を伸ばす大事さです。

敢えて厳しいことを言いますが、この日のロールプレイでは、口頭試問が全員甘かったですよね。
関係構築はどうでしたか?と尋ねられて、きちんと答えられていたでしょうか?
「うなずいてくれた」「同意してくれたからできた」などはよくある答え方ですが、
その程度の関係構築なら素人でもできます。これではCCに相談する意味も価値も無いですよね。

あるいは、「できたこととできなかったことを答えてください」と促されても、すぐに答えられない場面だったり
今後の面談の展開を問われて、ただ自分がその場で思いついたことを答えたりしているケースも散見されました。
では、それが本当にCLにとって効果的な関わりなのでしょうか?そして、その根拠をちゃんと説明できますか?

2級合格レベルを目指すためには、自分のやっていること・かけた言葉・見せた態度の1つ1つ、
自分の関わりのすべてについて、意味や価値を考えてください。
CLは自分の人生・キャリアの大事な場面だからこそ、相談に来ていることを思い出しましょう。

CLに相対するみなさんが、自分のやっていることをCLに説明できないというのは、
品質も材料も確認しないまま、お店に商品を並べて売っているのと同じです。
自分の関わりがどのような意味・価値を持つのか、考える習慣をつけていきましょうね。

それではここから、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

受講者アンケート(一部抜粋)

傾聴だけでなく、どれだけ相談者の気持ちを汲み取ることが大事でそれを言葉に出来る様にしなければならないと痛感しました。的を得た振り返りをして下さると感じたので、周りの方にも勧めたいと思いました。

今回、初心に戻り基礎から学ぶ目的で受講させていただきました。2時間半という短い時間の中で、受講者一人ひとりの質問に対し親身に対応してくださったことが、大変うれしく、また、内容につきましても「CLが話したいことを聴くのが面談の基本」という本来の基本的態度や関係構築の意味等を教えていただけたため、大変満足しています。

初めての2級技能試験で、ハードルの高さを感じ不安でいっぱいでしたが八阪先生の温かいレクチャーのおかげで心が解れ、前向きな気持ちになれました。かたち通り、自分通りに進めようと自分本位になるのは絶対にやめようと思いました。ロープレがうまくいかなくても、口頭試問で挽回できるよう頑張りたいです。今後ともご指導よろしくお願いします!!

当日の講座の様子

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加者の希望によりお顔やお姿が映らないように加工しております。

みなさま、アンケートへのご協力をいただきまして、ありがとうございます。
単に試験に受かることが目的ではなく、キャリアコンサルタントとしての成長もできるように
1級キャリアコンサルティング技能士として 「個別指導」の観点からもお話していますので、
そのことが伝わっていて率直に嬉しいです。
みなさま、貴重なお時間を割いてお越しいただき、ありがとうございました。

~今後のスケジュールのご案内~

弊社では、この5月からweb形式にて、2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座を開催しております。
直近の日程では一部満席(キャンセル待ち)のものもありますが、
6月以降開催分では、まだお席にゆとりがある日程もございます。

コロナ禍による緊急事態宣言の影響で、集合形式での講座が難しいこともあり、
例年以上にweb形式での参加ご希望の方が多く、お席が早く埋まる傾向がございます。
参加をご希望の方は、ぜひお早めにお申し込みください

なお、今後の開催日程・参加申込は、
こちらをクリックして、外部の講座・イベント予約サイトからお申込みいただけますので、どうぞご利用ください。
みなさまとお会いできることを、楽しみにしています。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は同業務の傍ら、弊社代表として中小企業向け研修の企画・開発・登壇と、現場で働くキャリアコンサルタントの指導や育成も行なう。