合同会社働く楽しさ研究所

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5月29日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約8分

5/29(土)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理 ~
学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ
の2本を開催いたしました。

5月下旬といえば、大学生の就職活動で大手企業の採否が出てくる直前です。
最終面接の対策など、教育機関に関わられているCCにとっては緊張感の高まるシーズンです。
そして、企業でも異動など人が動くタイミングでもありますので、
お仕事の調整など忙しくされている方も多いのではないでしょうか?
そのような時期にも関わらず、ご参加いただきまして恐縮でございます。

さて、本日の講習についてですが、午前は20名(満員御礼♪)、午後は5名にご参加いただきました。
改めて、弊社講習を選んでいただき有難うございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

講習の様子についてですが、午前の講習では8~9割の方がご新規さまという状況でした。
始めて八阪講師のキャラクターに触れるという方が多くいらっしゃったので、慎重に講習を進行させていただきましたが
働く楽しさ研究所の更新講習がいかがでしたか?良い学びに繋がれば幸いでございます。

なお、午後の講習に私(木上)はご一緒しておりませんでしたが、
講師からは『じっくりと講習を進めることができた』と聞いております。

それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「学生・若者支援」の講習の振り返り~

講師曰く『指示的な関わりを続けると、学生が本来できるべきことができなくなり、自信を失ってしまう』

これは仕方ない話ですが、CCとは人生経験の長さが違うため学生は未熟です。
大人から見ると、学生の就活への向き合い方に『一言いいたくなる』という気持ちは分かります。
しかし、ただですらネットでスグに答えが出てしまう現代に、CCが安易な答えを授けてしまうのはどうかと考えます。

一昔前、過去を振り返ると…キャリアコンサルティングが教育機関のシステムとして定着する前、
我々ミドル世代以前では、就活を手探りで進め、内定獲得までのプロセス(成功体験・挫折・仕事の有難み)を
身を以て学んだかと思います。

この自ら考え動く就活というプロセスは人生において貴重な学びです。
『簡単に答えを授ける』指示的な関わりは学生を思考停止させてしまい、その貴重な機会と自信を奪ってしまいます。

講師曰く『何でも話しても大丈夫だと安心感をもってもらうことで、主訴や問題がより正確になる』

一見、無関係に思えるようなことでも耳を傾ける。
その繰り返しで安心感を積み重ねることで、相談しづらかったことや胸の内を吐露するようになる。というものでした。

学生が無関係に思えるようなことで相談を持ちかけてくるのは
課題に向き合うことを避けている、先送りの気持ちが働いている可能性もありますが
もしかすると『この人に話しても大丈夫かな?』と探りを入れてきているかもしれません。

以前Twitterを覗いていると…学生が呟いていました。
今の就活の進め方に納得できていないのにCCから『今やるべきことは、とりあえず数多く応募することだ』
そう言われモヤモヤしている様子でした。胸の内をTwitterに吐露しているという状況です。

この学生を担当したCCは本音を知ることはできないでしょう。相談に訪れなくなるかもしれません。
もしくは、学生はCCに言われるがままに従って就活を進めることになります。
※言われるがままに動いている学生を、採用する側の人事は簡単に見抜きます。

このように、CCが指示的な関わり方をとると学生は安心して話せなくなり、主訴や問題の把握が正確に行えず
結果として学生は遠回りをすることになってしまうということです。

~午後の「迷った時の拠り所と倫理」の講習の振り返り~

講師から受け取った『要点のおさらい』に基づいて振り返ってみましょう。

倫理綱領は、CCが自分の面談を振り返って、より良いものにする【お助けツール】です。
感覚や主観で面談を評価せず、常に客観的な視点を持つために役立てましょう。

経験を重ねるにつれCCとしてのスキルが身に付くと同時に、感覚や主観も強くなってきます。
そこで『CCとしてのスキル』というのは、どんなものを指すのか?を考えてみます。

・あらゆる職業について詳しく知っている
・関わったCLの内定獲得率が高い
・働く悩みをどんどん解決できるようになる

など様々な『結果に繋がるスキル』も必要であるとは思います。
しかし、CCが提供する『相談』という行為はプロセスですので、
『良いプロセスを構築する
スキル』が必要であると言えます。

そのプロセスが客観性を欠いている場合、そこに相談者第一というキーワードは含まれているでしょうか?
つい主観的になってしまいそうな時、ふと我に立ち返ることができる一定のルール。それが倫理綱領です。

経験が長い人や声の大きな人の意見に合わせるのは、事例検討とは言いません。
どんな経験・どの領域のCCでも、フラットに参加できてこそ、価値のある事例検討です。(事例1)

事例検討という場において、この『倫理綱領』という一定のルールは解釈のブレを軽減させることに繋がります。
経験の長短や知見に左右されず、誰でも事例に向き合うことができるものです。
しかし、前項でも触れましたが基本的には『まず自ら振り返っておくこと』をオススメしたいと考えています。

それは…いくら倫理綱領に沿っているとはいえ、他のCCに意見するのはとてもエネルギーを遣うからです。
周囲に指摘されてから気づくのではなく、あくまでも常に自ら振り返っておくことが重要だと思います。

そのうえで、もし事例検討で誰かに意見されたら『やっぱりそう思います?なら次はそうします』と返答できる感じです。
このキャッチボールだと、意見する側もストレスなく建設的に話し合うことができるのではないでしょうか?
※経験が長いCCほど、意見を受ける際に意識したいものです。
そうすることで、事例検討の場は活気づき、円滑に進むのではないかと思います。

そして最後に講師はこう締めくくっていました。

ダメ出しや修正ではなく、事例提供者が元気をもらえるようなフィードバックを。
健全・健康的な事例検討ができて、初めて品質管理も「やろう!」と思えるものです。
良い事例検討がCCを育てます。みなさんも、良い事例検討を実践してください。(事例7)

意識するのはCLとCCの間柄だけでなく、CC同士でも元気をもらえるフィードバック。
キャリアコンサルティングという専門的な役割に理解を示すことができるのは、同じCCではないでしょうか?

ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。
ただ、webで開催している講習については、受講者アンケートは修了認定レポートともに、
後日お送りいただくようお願いをしております。

アンケートで分かる生の声は、弊社に到着しましたら順次このページにてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。笑顔の絶えない講習でした。
特に午後の講習では『ピースサイン』がでるほど盛り上がっていたようです。
キャリアコンサルティングの世界では笑っていられない場面も沢山あります。
しかし、我々CCが同士で集まり、楽しみながらも学んでいくことで
CLの安心感や笑顔につながるのではないかと考えています。
これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、
特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

すでに2021年度開催分の更新講習の募集も7月分まで受付しております
また、厚生労働省から認められていたweb形式での更新講習については、
時限的措置から恒久的に認められる形に移行する計画もありますので、
弊社としても、それに適応できるように準備を進めてまりいます。

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
このすぐ下のオレンジ色のボタン「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)