合同会社働く楽しさ研究所

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6月26日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約9分

6/26(土)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理 ~
学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ
の2本を開催いたしました。

お疲れ様でございます。サポーターの木上(きがみ)です。
唐突で失礼しますが、皆さまはコーヒーを飲まれますか?私はヘビーユーザーです。
コーヒーを生豆から取り寄せ、自宅でローストして飲んだりもしています。
豆の産地ごとの風味の違いなど、物の成り立ちや特徴、本質を学ぶことにも繋がります。
『当たり前にある物事』から一歩踏み込んだ視野をもつトレーニングや、会話のネタにもなるので面白いですよ。

さて、本日の講習についてですが、午前は4名、午後は10名にご参加いただきました。
改めて、弊社講習を選んでいただき有難うございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

講習の様子についてですが、午前の講習は珍しく少数での実施となりました。
運営側としては寂しくもありますが、講師との距離が近く密な講習となったのではないでしょうか?
また、午後の講習では議論が白熱するあまりに、ご自身の考えをアウトプットしそびれた方もいらっしゃいました。

その方々には講習終了後に特別ワークとしてご参加いただきましたが、スッキリ腹落ちできたでしょうか?
本来であれば、講習中に皆さまが等しくアウトプットできるようにすべきところでしたが、
別でお時間をいただくことになり、申し訳ございませんでした。
今後は、参加された全員がきちんと、円滑にディスカションできるよう配慮させていただきますので、
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。

それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
午前の講習に私(木上)は同席しておりませんが『要点のおさらい』を受け取っています。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「迷った時の拠り所と倫理」の講習の振り返り~

講師から受け取った『要点のおさらい』に基づいて振り返ってみましょう。

倫理綱領は、CCが自分の面談を振り返って、より良いものにする【お助けツール】です。
感覚や主観で面談を評価せず、常に客観的な視点を持つために役立てましょう。

『CLとは何を、何のために、どう話し合って、それは問題なかったか?』を振り返る。
ただ面談の記憶を辿るのではなく、客観的な視点での振り返りがなされているでしょうか?

とはいえ、どうしても自問自答は主観に頼ってしまいがちです。
そのための基準として、倫理綱領を活用してはどうか?ということでした。

毎回の面談ごとに倫理綱領と照らし合わせる時間はないかもしれませんが
折を見て倫理綱領に目を通してみてください。

長くCCを続けていると、いつの間にか本筋から徐々に逸れてしまう事があります。
私は「そういえば専門の範囲外まで抱え込もうとしてるなぁ…」と、思うことがありました。
(倫理綱領8条1項『任務の範囲』に抵触します)
このままではCLの不利益となりかねない、リスクの高いCCになってしまいます。
結果、猛勉強して専門範囲を拡げることになりました。

このように、自らを方向修正するために倫理綱領を活かせるということでした。

ダメ出しや修正ではなく、事例提供者が元気をもらえるようなフィードバックを。
健全・健康的な事例検討ができて、初めて品質管理も「やろう!」と思えるものです。
良い事例検討がCCを育てます。みなさんも、良い事例検討を実践してください。(事例7)

八阪講師が『良くない事例検討』について解説する際に、苦笑いされる受講者さんが毎回いらっしゃいます。
恐らくは心当たりがあるからではないでしょうか?

私が以前所属していた職場でも、毎回の事例検討会で誰かが吊るし上げられていました。
「なんでそうしたんですか!?」(語気が強く、理由を説明しても聞き入れない)
「それは違います!次はCLに○○○させてくださいね!?」(”させる”ってCCとしてどうなの…)

といった感じです。
酷い場合などは、初対面のCLに障害の等級を聞かなかったことに怒り出す、という有様でした。
しかも、事例提出者の立場によって指摘の度合いが変わるという、まさに良くない事例検討そのものでした。
その場では次第に誰もが、上手くいっている事例(指摘を受けずに済む)しか提供されなくなり、
せっかくの機会も、実りの無い時間へと変わってしまいました。

この話は一例ですが、みなさまも似たような経験がありませんか?
いくら正しくとも否定的な指摘だと素直に聞けない。反感すら持たれる可能性があります。
その結果、事例提供者はその指摘を無視して、我を通そうとするかもしれません。
それでは何のための事例検討会なのか、むしろ逆効果ですね。

そこで意識したいのが、講師が解説した『事例提供者が元気をもらえるフィードバック』です。
もし対応を間違えたとしても、気づきを得られたことを感謝できるキャッチボールです。

大切なのは、CCが成長し高めた品質を次の面談から提供できるようになることです。
それがCLの役に立つ。そのために事例検討会があるのではないかと考えます。

~午後の「学生・若者支援」の講習の振り返り~

講師曰く『相談者が目の前に現れるまでの心境など、相談者の目線で考えられるようになってください。』

相談者の心境を考えること。これは学生や若者に限らず持っておきたい視点ですが
学生の場合は一般社会人と異なるプレッシャー要因があります。

学生・若者支援の現場経験者ならご存じかと思いますが、新卒一括採用によって就活が一斉にスタートするため
否が応でも周囲の学生との比較をしてしまうということです。

うまく内定を獲得できない学生にとって、特に4年生の夏を過ぎたころから日に日に重みを増していきます。
おそらくは、彼らがこれまで歩んできた人生の中でも、トップクラスの重圧でしょう。

そんな状況の中で、相談にわざわざ来てくれる学生。
「まだ内定がない」「自分は劣っているかもしれない」と吐露する場面。
CCが”同情”するのは違いますが、かといって大人の理屈や画一的なノウハウで対処できるほど、
簡単な面談ではありません。

たしかに内定が得られない学生はPRが苦手だったり、仕事観が歪んでいたり、ボタンを掛け違いが見受けられます。
ただ、そうなるに至った経緯も『相談者が目の前に現れるまでの心境』が深く関わっている可能性があります。
そこへの理解があって、初めて相談者の目線で、就活がどういう風に映っているかをイメージできる。
学生の相談にのる場合、そんな向き合い方が必要だと考えられます。

講師曰く『過去の経験に基づく「私が若かったころは…」は昔話です。
これからを生きる若い人に役に立つ支援が必要です。』

これは本当に良くありがちな過ちです。
講師が解説したように、古い時代の就活とは全く異質なものとなっています。
採用スタイルもオンライン化、ジョブ型雇用も徐々に浸透しつつあり、
かつて『栄華を誇った日本企業』も、今やすっかりなりを潜めています。
幼少期の遊び方や友人とのコミュニケーション手段などの文化も、以前とは考えられないほど劇的に変化しています。

そして、若者だけでなくミドル世代以上の働き方、仕事観も大きく変化しています。
以前は3人がかりで手書きしていた事務処理が、今では1人で対応できます。自動化で更に人が不要になっていきます。
『夕ご飯』という単語も使う機会が減り、夕暮れ時に炊きたてご飯の香りが漂う光景も、もう過去のものですよね。

このように、昔と今では明らかに変化している部分が、たくさん出てきてしまいます。

それでも過去の話をする場合…過去、現在、未来をセットで伝えてみてはいかがでしょうか?
・ITやインフラの進化、それぞれの時代で変化する働く人や仕事のあり方の中でも不変の原則
・かつての日本企業がなぜ栄え、なぜ衰退したのか?これから何が必要とされるのか?
・女性の社会進出によって、今後何がどう変わっていくのか?
それを一方的に伝えるのではなく、CLと一緒に考えてみてください

過去の経験から得られるものはありますが、ただの昔話ではなく温故知新であるべきです。
つまり『これからを生きていくうえで活かせる形』へと編集し、学生・若者が納得できるように伝える能力が求められる。
それが今の学生・若者支援のあり方ではないでしょうか。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。
ただ、webで開催している講習については、受講者アンケートは修了認定レポートともに、
後日お送りいただくようお願いをしております。

アンケートで分かる生の声は、弊社に到着しましたら順次このページにてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。
また、突然の『あんずちゃん登場』も温かく迎えていただきありがとうございます。八阪講師も毎回手を焼いています(笑)
聞き、話し、笑ってリラックスしながら学びを深めていく。弊社の講習はそんなスタイルで実施させていただいております。
そんな雰囲気がしっくりこられるかたは、ぜひ次回の講習にもご参加いただければ幸いです。
改めて、これからも宜しくお願い申し上げます。

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、
特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

すでに2021年度開催分の更新講習の募集も9月分まで受付しております
また、厚生労働省から認められていたweb形式での更新講習については、
時限的措置から恒久的に認められる形に移行する計画もありますので、
弊社としても、それに適応できるように準備を進めてまりいます。

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
このすぐ下のオレンジ色のボタン「お申込み・日程確認はこちら」から、申込専用ページにてお手続きください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
内定者フォロー
新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)