合同会社働く楽しさ研究所

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9月12日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約8分

9/12(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
相談者を取り巻く環境への理解を事例とディスカッションを通じて深める
相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング
の2本を開催いたしました。

みなさま、こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
ずいぶん朝晩も涼しくなってきて、夏から秋に季節が移り変わろうとしていますね。
お出かけしたくなる気候になってきて、ますます「早く感染症が落ち着いてほしいな」と日々感じています。
講座の中で少しだけお話した我が家の愛犬も、散歩が恋しいのか窓の外を見ている時間が増えてきました。

この日の講習は午前・午後ともに少人数開催になりましたので、その分グループの巡回も丁寧にできました。
人数が多くて賑やかな講習もありがたいのですが、少人数だと個別のケアやサポートがしやすい点がありがたいです。
午前の「相談者を取り巻く環境」も午後の「質問力」も、
ワークの最中のサポートがあることで、理解度もぐっと深まりますし、
私自身が問いかけたお題をより深めて考えられるので、
参加された方の「終わったつもり・できたつもり」を防げたことが良かったかなと思います。
ワークのたびにググっと難易度があがるので、参加された方にとっても学び甲斐があったのではないでしょうか。

さて、ここからは、当日学んでいただいた内容を振り返りましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、じっくりとお読みください。

~「相談者を取り巻く環境への理解」の講習の振り返り~

相談者はこの人になら話しても良いと思う範囲でしか話さない。

この講習の肝となる部分はここでしたね。
「相談者を取り巻く環境を理解する」というと、すぐに相談者の周りの人(特に家族等)について、
根掘り葉掘り聴こうとしてしまう方がおられます。

今回参加された方はその点の危うさをすごく良く理解されていて、
「家族の話は簡単には触れられないよね」なんて話も出ていました。
おっしゃるとおり、軽々にプライベートに踏み込むのはレッドカードです、とお伝えしました。
そして、その理由は上記のとおりです。

そもそも相談者には、CCに自分のことを全部説明する義務などはありません。
例えば「ご家族はいらっしゃいますか?」という問いかけは、
個別指導やロールプレイを見ていても非常によく見かけますが、
そもそもそれは誰が知りたいから聴いているのでしょうか?

相談者を取り巻く環境を理解することと、相談者のプライバシーに土足で踏み込むことは、イコールではないですよね。
相手のお気持ちに共感し、受容することを求められるCCという仕事をするなら
これは本当に聴いても大丈夫なのか、失礼ではないかなど、
しっかりと神経を張り巡らせて関われるCCになってほしいです。

もう一つは、相談者は自分の見えている世界観に基づいて話すということです。

講習の中で「相談者がどうしても主観的にものを見てしまう」ので、そのままお話を聴いていると
どうしても相談者の主観に寄った理解のしかたになってしまう。そこをどうすればいいのか?というお話がありました。
特に、悩みの深い人や混乱の度合いが高い人などは、そうしたお話の仕方をされる傾向がありますね。

確かに、そのままお話を聴いていると、相談者側の視点が中心になるかもしれません。
でも、少し考えてみて欲しいのです。相談者は何がわかって欲しくてその訴えをしているのでしょう?
客観的に・バランスよく事実を把握することは大事ですが、
一方で目の前の相談者が求めているのは、本当にそのバランスの良い事実の把握でしょうか?

「理解」と「把握」は違います。相談者がして欲しいのは「理解」ですよね。

その「理解」の中には、ずれた解釈や思い込みも含みますし、そういう風にずれて解釈してしまう自分自身や、
そうなってしまう気持ち・状態なども含めた、大きな意味での「相談者」の理解ではないでしょうか?

相談者理解、奥深いですよね。
この講習をきっかけに、これから「相手を理解すること」について、学びと研鑽を深めていってほしいです。

~「質問力アップ」の講習の振り返り~

CCは自分の質問に意図を持たなければいけない。意図のない質問を出すのは無責任。

こうして文字で起こしてみると、なかなか厳しい言葉ですよね。
でも、相談者のことを想うなら、ここは達成する必要があるはずです。
この日の講習を受講された方であれば、わかりますよね。

講習の冒頭のワークで、質問の意図を尋ねるものがありましたね。
情報収集か、感情の受容か、思考の転換か、という3分類です。
ここで3つに分類した意味について、どう捉えればよいのか、自分の質問は良かったのかなど
講習後に「もう少し学びたい」という意欲を持って質問してくださった方がいたので、ここで共有しておきます。

先にも述べた通り、大切なのは何を聞いたか/何と聞いたかではなくて、
その質問にどんな意図を持っていたか
そして、その意図が「自分が聴きたいから」という自己中心的なものではないか、という点です。

もし相談者の方から「なんでそれを聞くんですか?」と尋ねられた時に、
真っ当に・真っすぐに、「相談者のためです」と言い切れるでしょうか。
私が知りたいから・私が知らないとこの後面談がうまくできないから、という動機になっていませんか?ということです。
相談者が何と言って欲しいか、どう関わって欲しいのか、それを考える力が質問力でしたよね。
フレーズをいくら暗記しても、使い手の心持ちが健全でなければ、それは相手を傷つけたり、不利益になるだけです。
テクニック的に聞くのではなく、相談者のために聴けているかという原点を見つめて欲しいです。

もう一つお伝えしたのは相談場面以外の日常での訓練をしているかという点です。

相談場面だけで「相手のための質問をしよう」と考えても、そもそも普段からできていない人は、本番でもできません。
毎日出会う職場の人たち、お店の店員さん、マンションの管理人さん…。
相談場面以外でもコミュニケーションをとる機会はいくらでもあります。
その「日常でのご自身の関わり」は、本当に「相手が言って欲しいこと」を言えていますか?
人の支援をする仕事、働きがいを考えるCCという仕事をしているのに、
お買い物の時に御礼の一言も添えず、無言でお会計を済ませるだけの姿でいいでしょうか?

キャリアコンサルタントとして、以上に、人として。
どういう姿が支援者としてより良いのか、この機会に改めて考えてくださると嬉しいです。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。
ただ、webで開催している講習については、受講者アンケートは修了認定レポートともに、
後日お送りいただくようお願いをしております。

アンケートで分かる生の声は、弊社に到着しましたら順次このページにてご紹介いたします。
みなさま、ぜひお楽しみにお待ちください。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

 

良い笑顔をたくさんいただけました。こうして見直すと、講習の雰囲気も良く分かりますね。
みなさんの意欲と、学ぶ気持ちのおかげで、今回も良い講習ができたと思っています。
あらためて、御礼申し上げます。ありがとうございました。
ぜひまたお会いできることを楽しみにしております。

そして何より、弊社講習をお選びいただき改めて御礼申し上げます。ありがとうございます!

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、
特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

すでに2021年度開催分の更新講習の募集も12月分まで受付しております
この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
すぐ下のオレンジ色のボタン「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込ページにてお手続きください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。