合同会社働く楽しさ研究所

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10月23日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編・web開催)の様子

約8分

10/23(土)午前・午後に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」
を開催いたしました。

2週間ぶりの技能検定対策講座のロールプレイでしたが、この日も午前午後ともたくさんの方にご参加いただきました。
午前の1級対策講座は見学席を急遽拡大してお届けさせていただきました。
前回の開催時も多くの方にお越しいただいて、今年度は特に参加希望者の方が多いように感じられます。
みなさまの気合と期待を背負っているのだなとひしひしと感じて臨んだことを覚えています。/p>

今回も、午前の1級面接指導編では3名の方に、午後の2級面接指導編では4名の方に、
画面越しでのロールプレイにチャレンジしていただきました。
どのロールプレイでもみなさまが「どう関われば良いか」をしっかり考えて、時に悩みながら、
相談者/事例相談者のためになる一言を考えているシーンが印象的でしたね。
弊社の講座に何度かお越しいただいていた方は、
特に「根拠を持って関わる」ことへの重要性を強く意識してロールプレイをしておられたことが伝わってきました。

そして、見学者の方にはロールプレイの観察とともに、私がチャットでお送りするリアルタイム指導を通して
どこで・何に着目して、どう関わるのか、実際のロールプレイとその場で対比しながら、
より良い関わり方とはどのようなものかを学んでいただきました。

それではここからは、いつものように各講座で学んだことを振り返ってみましょう。

~「1級 面接指導編」の振り返り~

1つの事例を考えるのではなく、事例を通してCCを指導する。

1級試験で求められることそのものであり、またロールプレイ進行時の難しさでもあります。
事例相談者は、「今、この事例のことで困っています」と1つの事例についてのめりこみがちです。
その内容はもちろん、事例にこだわってしまうことそのもも受容しつつも
事例から少し離れて、CC特有の課題点い焦点を当てなければいけません。
これがなかなか、事例から離れられなくて苦労されるんですね。

事例相談者がケースから離れて、自分自身の課題点に目を向けることに理解してもらうにはどうするか。
いつもお伝えしていますが、それこそが関係構築がポイントになります。
もともと指導を受けようと思ったきっかけと異なる話題(=自分自身の課題点の話)であっても、
「わかりました、あなたが言うならそれを考えてみます」と事例相談者が乗ってくれるように、
そこまで事例相談者の気持ちを動かすだけの関わりを実践する必要があります。

そのために必要なこと、事例相談者の葛藤や不安をしっかり受け止めることです。
みなさんも、仕事の失敗を報告するときって、ドキドキしませんか?
事例相談者と指導者の関係も、それと非常に近いですよね。
自分より上位(本当はそうではないのですが、事例相談者にはそう見えている)の存在がいて、
その人に自分の仕事の不出来を伝えなければいけない。
良し悪しは別として、言い訳したり、逃げ出したくもなるものです。

事例相談者も、CCである前に一人の人間なんです。

指導の中身ばかりにこだわって、目の前の「人」を大切にできていない状態になっていませんか?
事例相談者は、何でもこちらの言うことを聞いてくれるような鉄人ではありません。
CCといっても聖人君子でもなんでもないのです。ごく普通の「人」なんです。
まして、CCとして2年目・3年目なのですから…。
人としてのちょっと弱い部分も含めて、大きな度量で受け止められ雨量になりましょう。

~「2級 面接指導編」の振り返り~

関わりの効果を考えること

これが標準レベルと2級を分ける境目のひとつ、としてお話しましたね。
分かりやすい事例として、伝え返しの使用を例に挙げました。
伝え返しが即座にNGではありませんが、何のためにやってますか?と聞かれたときに
「養成講座でそう習ったから」「それしか知らないから」なんてことになっていませんか?という話でした。

2級に合格したいから2級CC技能検定にチャレンジしているはずなのに、
自分の関わりがどのような意味を持つか、どんな効果があると思って実施しているのか、
それがあやふやにしか説明できない状態では、熟練レベルにはなかなか届きません。
講習当日は伝え返しを例にしてこの話をしましたが、
実際にはすべての関わりについて、効果と根拠を説明できることが必要です。

自分のアウトプットに責任を持てるようになること。
そのためには「感覚」や「なんとなく」では許されないことを肝に銘じましょう。
目の前の反応の良し悪しだけでなく、関わりの意図を持って、そしてその意図が健全でCL第一になっていることで、
初めて熟練レベルの面談ができるようになります。意図のない面談からは、今日でもう卒業しましょうね。

そしてもう一つはケースを前に進めることが良いこととは限らない、と自覚することです。

これは特に、具体的展開のスコアが足りなかった方にありがちです。
自分の具体的展開がうまくいかない/うまくやりたいからといって、そのことばかりに囚われないでください。
そもそも、その考え方自体が、相談者第一になっていないです。

今、目の前のCLに対して何かを提案して、本当に実行できる状態でしょうか?
自分の提案を受け入れてもらえる状態になるために、何をしたでしょうか?
CLは決してCCの都合では動いてくれませんし、動いてもらってもいけません。

CCはCLの問題解決代行ではありません。
具体的展開とは、何かお土産や宿題をあげることでもありません。
今、CLにとって何が一番効果的なのか、徹底してCL目線で考えてくださいね。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

~参加者の声~

今回初めてロープレに参加させていただきました。以前に何度か見学をさせていただきましたが、「みる」と「やる」では大違いで、自分のロープレを客観視することの難しさを痛感しました。 また、先生からのFBやチャットのメッセージにより、今回もたくさんの気づきや学びがありました。先生の熱意あるご指導がいつも私の励みとなっていて、難しい試験と感じながらも受講後はいつも頑張ろう!という前向きな気持ちになれます。

本当に勉強になりました。まさに目から鱗が落ちるってこういうことかなと思える先生からのフィードバックでした。準備編で先生からの講義を受けてから日常生活でも相談者第1でやってきたつもりでしたが、ロープレをやってみたら全くそうではありませんでした。悩めば悩むほど前に行こう(解決しよう)として相談者が置き去りになってました。 先生からの「相談者は必ずしも「前進」や「解決」を目的としてくるわけではない。CCは相談者の問題解決の代行者ではない。無条件の肯定的受容とはどういう意味か、どんな価値を持つかを考えて」のメッセージを今一度振り返り、相談業務や試験対策に生かしていきたいと思います。 あと2回、ロープレの講座を申し込んでおりますが引き続きよろしくお願いいたします。

「かなり直球な質問」が多いとフィードバックをいただきました。変化球的な質問を身につけるにはどうしたらよいか、検討中です。 CLの状態を理解すること、何をして分かって欲しくて、何をして欲しいのかを意識しながら面談に向き合うことの視点がとても新鮮でした。

~当日の講座の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

こうしてアンケートでいただいたお声に触れれば触れるほど、
キャリアコンサルタントというお仕事の難しさを肌で感じておられることがわかりますね。
自分基準で物を言うことができればどれほど楽か…とは私も思いますが、
熟練レベルとして、あるいは指導レベルとして、一段レベルアップするためには
自分をいかに制御できるかがポイントですから、グッとこらえて、目の前の人を第一にしていきたいですね。
あらためまして、みなさまご参加ありがとうございました。

~今後のスケジュールのご案内~

弊社では、2021年度下期の技能検定対策講座を従来より1か月前倒しし、8月から開催しております。
今期は、試験合格に絶対外せない視点・考え方を学ぶ「面接準備編(旧称:基礎知識編)」と、
個別指導付きのロールプレイを経験できる「面接指導編」の2本建てでお届けします。

1級・2級それぞれに、試験直前までコマ数を充実させておりますので、
合格に向けて着実にレベルアップしていきましょう。
コロナ禍による緊急事態宣言が続く中で、集合形式での講座ができないことは寂しい事ですが
画面越しでもみなさまに学びの機会をお届けできることは、弊社としても嬉しいことだと思っております。
人気の日程は早くもお席が埋まり始めておりますので、参加をご希望の方は、どうぞお早めにお申し込みください。

なお、今後の開催日程・参加申込は、以下の各ボタンをクリックしていただき、
外部の講座・イベント予約サイト(こくちーず)にてお申込みいただけます。
この記事をご覧のみなさまとお会いできることを、楽しみにしています。

1級 準備編
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 1級 指導編
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2級 準備編
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 2級 指導編
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ボタンをクリックすると、その講座の直近の開催日の申込ページが表示されますが、下にスクロールしていただくと別日程を選べる箇所がございます。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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