合同会社働く楽しさ研究所

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10月24日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約9分

10/24(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
面談中にキャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理
~ シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング ~
の2本を開催いたしました。

お疲れ様でございます。サポーターの木上(きがみ)です。
秋も終盤という事で先日、家族でキャンプに出掛けました。結果的にはストレス解消になったのですが…
気温はまだ大丈夫だろうと思っていたのは大きな間違いで、山の気温は既に冬!ビールが保冷剤なしで冷えるほどです(笑)
焚火のありがたみを実感しながら飲んで食べて、震えながら寝袋で眠ることになりました。
無事に帰ることはできたので、とても”スリリングな非日常”でしたが満足です。

さて、本日の講習についてですが、午前は11名、午後は14名にご参加いただきました。
あらためて、弊社講習を選んでいただき有難うございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

午前の講習(拠り所と倫理)は新サポーターとして中村さんがデビューとなりました。
中村さんの目配り気配りもあり、講習は無事に終了できたようでホッとしています。
私が同席した午後の講習(相談記録の書き方)の印象としては…
今までの記録の付け方との違いを知り、良い意味でのギャップと学びを実感していただけたように感じました。
そして八阪講師が付けている相談記録が、とても綿密(長い)であることも伝わったかと思います(笑)

それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
午前の講習については八阪講師から『要点のおさらい』を受け取っています。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「キャリアコンサルタントが迷った時の拠り所と倫理」の講習の振り返り~

ここでは、講師から受け取った『要点のおさらい』に基づいて振り返ってみましょう。

CCにこそ、品質管理は必須です。自分はできているつもり、と思った瞬間に劣化は始まっています。

中古車市場を例にレモン市場についての解説があったように
キャリアコンサルティングの市場では、相談者にはCCの違いが分かりづらいという課題があるとのことでした。

もちろん対人職ですから表面を磨くことも大事です。しかし、問題はその中身である実力が伴っているかという点です。
中古車に例えると…外装はキレイなのにエンジンやブレーキが損傷している車ということになります。これは怖いですね。
そんなCCを選んだ相談者は落胆してしまうでしょう。
そして『キャリアコンサルタントってこんなものか…』と。困ったときにCCに頼ることはしなくなってしまいます。

そして、講師は『品質管理』について下記の3つを挙げていました。

  • 向学心
  • 思いやり(関わりの効果)
  • 責任感(恐怖心)

これらを日常から取り入れることの重要性を説いていました。特に『恐怖心』は大切な感覚です。
充実した人生を送りたいと切実に訴えてくる相談者に対して、責任ある関わり方が求められている。
そう考えれば考えるほど怖いと思いませんか?

もしそう思うなら、できる事は今よりさらに品質を上げて期待に応えていく。そういう努力が必要であると考えます。

他人の事例を「おかしい」と言うだけでなく、何がどうおかしいか、根拠を持って説明できるようになること。
その根拠が「私がそう思うから」と「倫理綱領に載ってるよ?」では全然違う。

グループワークにもあったように、事例に対して『自分が思う事を話す』ことは簡単です。
しかし、その意見は根拠に基づいているか?という点が見落とされ、個人の感覚的なものになりがちな問題があります。

つまり、根拠がない意見は『感想』でしかないということです。
相談者の人生を左右するような大事な場面に対して、感想で方策を立ててしまうのはどうかと思いませんか?
感想を持つこと自体は否定しません。大事なのは、根拠がセットになって初めて意味を持つということです。

そこで、根拠として活用できるのが『倫理綱領』です。フラットな目線で事例を見つめるための大原則です。
倫理綱領に基づいた、根拠のある話し合いができるなら経験が浅いCCでも事例検討会に参加できるようになります。
何より、相談者への支援に個人差やブレが生じないためにも、倫理綱領を根拠として利用しましょうという話でした。
ぜひ、今日からでもみなさんには実践してほしい、とのメッセージもありましたね。よろしくお願いいたします。

午後の「シンプルで効果的な相談記録の書き方」の講習の振り返り

講師曰く『関係構築ができていないと何をやっても上手く行きません。
面談記録には関係構築についての内容も反映させて欲しいと思います。』

講師が解説したように、関係構築がキャリアコンサルティングの成否を左右します。
そして、上記は相談者と向き合っている場面だけでなく、席を離れて相談記録を付けている時にも同じことが言えます。

相談記録は次の面談時に留意しておくことや、別のCCが対応する場合に備えての内容が書かれていますが
そこには『関係構築についての記載』も必要であるという事でした。

なぜなら相談者には…
■『聞いてほしいこと(話したいこと)』があり、その積み重ねで関係構築が進む
 その相談者はどんなキャリアコンサルティングを望んでいるのか?という最重要ポイントを押さえておくことは必須です。
■『聞かれたくないこと(言いたくないこと)』も存在する
 相談者の言葉の中には、とてもセンシティブな内容が含まれていることも珍しくありません。

この両面を記録しておくと、相談者にとって頼もしい存在となれるでしょう。

更に、相談者の発言や出来事だけでなく『どんな応答でそうなったのか?』という前後関係も記録しておくことが大切です。
特にネガティブな内容は、相談者にとって”同じことを繰り返し話したくない事”かもしれないからです。
たとえそれがポジティブな内容であっても「また前と同じこと説明しなきゃいけないの??」となる可能性も高いです。

CCは、相談者が起こした反応の前後関係まで踏まえて、その反応の意味を理解して記録しておきましょう。
その記録があれば、CCも次にどう関われば良いかわかりやすくなり、
結果として相談者も、前を向いて歩きやすくなるでしょう。

講師曰く『CCが自分でやっていることを理解していないとSOAPに分けて書くことはできません。』

これは、何となくの感覚や、話の流れのままで相談していると起こり得ることです。
今回の講習の肝は、SOAP(+R)記録が相談者に対して安定して相談できるようになるための『着眼点』だということです。

その着眼点を身につけるためには、まずCCが自ら行う応答に意図や狙いといった『根拠』を持つことから始まります。

  • なぜ、その質問を投げかけたのか?その質問が良いという根拠は説明できるのか?
  • なぜ、その表情・態度で相談者と接しているのか?それが相談者にどう影響するか理解しているのか?
  • なぜ、その宿題を出したのか?受け取ってもらえる見込みはどこにあったのか?

これらの『なぜ』が欠けた応答は”何となく・条件反射や感覚での受け答え”と変わりありません。

講習中に講師が『全ての応答に根拠をもってください』と繰り返し解説していたように
応答の根拠を意識することから始めると、SOAP+Rそれぞれを論理的に捉えられるようになります。
これは千差万別な悩みを持つ人達への『相談者理解』に繋がる着眼点です。

そして、その着眼点を養うことで相談の品質も高まり、相談者の役に立つキャリア支援が展開できるようになります。
相談者と自身の成長のために、是非ご活用いただくことをオススメします。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。

~参加者の声~

倫理綱領を使用し、具体的な条文箇所に照らし合わせて事例研究を行うという体験を初めてしました。目から鱗で大変納得感ある貴重な経験でした。更新講習をいくつか受講しましたが最も自身に響く内容でした。ありがとうございました。

今回の受講で、所属先の組織に合わせた記録作成となることを改めて見直すきっかけとなりました。現在、3つの異なる所属先で実務を行っており、相談者のために何ができるのかを常に意識しながらかかわる、基本中の基本の大切さを振り返ることもできました。
受講後、貴所で過去学んだ4講座のテキストを改めて見直し、記録のための記録ではなく、信頼関係を形成し、質の高い支援のために全力でかかわることに、なんら変わりはなく、それを確認できることが相談記録なのだと、実感しています。

先生の講習初参加に少し緊張して臨みましたが冗談等交えながらとても良い雰囲気づくりをして下さってすぐに緊張も解けました。授業内容は和やかさの中に大切な要点は鋭い切り口でズバリおっしゃってくださるので大変分かりやすかったです。

今回の講習で、先生からプロフェッショナルとアマチュアの差、キャリアコンサルタント の品質管理のお話を伺い、私自身これまでの間、これほど突き詰めて考えたことがなかったことに気がつきました。そして、自分自身のキャリコン としての自信なさ、迷いの原因はここにあるのではと感じました。本当に貴重な学びをさせていただきました。ありがとうございました。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。
弊社の講習では、キャリアコンサルティングの基礎をより深く掘り下げて構成しています。
それはCCのお仕事で実用的な内容であり、今よりもっと成長するための機会でもあります。
全5種の講習をご用意しておりますので、ぜひ『品質管理』のために多くの学びを得ていただければと存じます。
また皆様とお会いできることを楽しみに、改めてこれからも宜しくお願い申し上げます。

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、
特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

すでに2021年度開催分の更新講習の募集も12月分まで受付しております
また、10月からは新テーマ「相談記録の書き方」も開講しております。

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
すぐ下のオレンジ色のボタン「お申込み・日程確認はこちら」から、弊社主催の講習申込専用ページにてお手続きください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら お申込み・日程確認はこちら

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
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新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)
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