合同会社働く楽しさ研究所

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11月14日(日)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編・web開催)の様子

約9分

11/14(日)午前・午後に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」
を開催いたしました。

この日も本当にたくさんの方に参加希望をいただいておりまして、
当初ご用意していた通常チケットは想定よりもはるかに早く満席になりました。
みなさまの関心の強さ、学ぶ意欲の高さを実感しております。

キャンセル待ちをされていた方には、見学席でよろしければ増席できます、ということで対応をさせていただきましたが、
本当はロールプレイに挑戦して見たかったのでは、と申し訳ない気持ちもございます。
それでも、学べること・吸収できることを一所懸命に得ようとする姿に、私自身が良い刺激をいただきました。
もちろん、それ以外の方も、ロールプレイにチャレンジされた方も、みなさま積極的でいらしたので、
私もできるだけ良いフィードバックができるよう心掛けて講座を進めてまいりましたが、いかがだったでしょうか。

さて、今回の講座でも、午前の1級面接指導編では3名の方に、午後の2級面接指導編では4名の方に、
画面越しでのロールプレイにチャレンジしていただきました。
練習だからこそできる「今までやってないやり方」を試すこともでき、自分の今の力量を測ることもできますよね。
今回はロールプレイ中に悩んでしまう方が多かったですが、「だからダメなんだ」ではなくて、
自分のできているところもできていないところも、客観視できるようになってほしいと思っています。
反省と改善は大事なのですが、自己否定はそれとは違いますので、
まずはご自身のことを良い面・悪い面の両方とも見つめてみてください。

特に、ロールプレイを実践された方は、ご自身のロールプレイを動画で撮っているかと思います。
それを振り返る時に、私がチャットでお送りしたように記号を振ってみましょう。
「自分のこの関わりは、一体何のためにやっているのか?」をセルフチェックすることで、
自分を客観視する力が伸びます
ので、ぜひ取り入れてみてください。

それではここからは、いつものように各講座で学んだことを振り返ってみましょう。

~「1級 面接指導編」の振り返り~

大事な場面では、立ち止まってでも意味づけをしましょう。

何度も弊社の講座にお越しいただいている方もいますが、これはあまり触れなかった点かと思います。
今回は強調してお伝えしたことの1つのですので、この記事でも取り上げてみますね。

事例相談者がケースを説明したり、本人なりの意図や見立てを説明する中で、
問題点ばかりではなく承認できるところをちゃんと見つけましょう、という話は常々させてもらっています。
そして、立ち止まって意味づけをする行為は、特にその承認をする場所で発揮できる、とお教えしましたね。
SVとCCの関係構築が深まる大事なポイントです。

単に褒めるだけなら、その時気分が良くなる効果はありますが、どうしても”消費”されて終わりがちです。
一方で、まずどこの関わりが良かったのかを具体的に挙げること、
その関わりがCCとしてどんな意味や価値を持つのかSVからきちんと説明すること、
さらにその意味や価値が出せていたことついて、再度承認をすること。
これくらい丁寧にやって、初めて関係構築ができるということです。

SVはCCに対するお手本と、いつもお伝えしている通りです。

お手本と言うと、何かスペシャルなテクニックを持っていることだとか、
偉ぶって上から「教える」という視点で接してしまう方もいらっしゃいますが、そうではないですよね。
関係構築が不十分なCCに「関係構築とは何ぞや」と説いてみても、なかなか通じないものです。
それよりも、事例の中にある”できているところ”をきっかけにして、
それを拾い上げてSVがしっかり意味づけ・価値づけする関わりを大切にして欲しいです。

~「2級 面接指導編」の振り返り~

個別の問題だけを拾うのではなく、根っこでつながっている点を考える

今回のフィードバックで強調してお伝えしたポイントの1つはここだったかと思います。
CLはもちろん、今困っていること、目先のことを訴えてくるのですが、それ自体はごく自然なことです。
ただ、CCがそこだけに囚われてしまっていては、いつまで経っても表面上の問題しか解決できないですよね。

今回扱った事例にも、そのような場面がいくつかあったかと思います。
例えば、復職後の働き方とプライベートとのバランスについて、仕事内容や自分のこれからのキャリアについて、
あるいは家族とのコミュニケーションについてなど、CLは、CL自身から見えているものに反応してきます。

それら個別の事象のさらに根っこにある部分にもっと注目してください。
例えば、いつも自分を後回しにしてしまうこと…
自分さえ我慢すればいい、と本音を抑え込んでしまうこと…
それが場面や相手が変わっても繰り返されていること…

この例のように根本的な問題にまで触れられるレベルを目指すようにしてください。

標準レベルと違い、熟練レベル(2級)の面談は広がりと深まりを要求されています。
言ったこと・訴えていることを受け止めるのはもちろんのことですが、
さらにもう一段、「それってつまりこういう問題では?」と考えられるようになってほしいです。
よくCCの世界では「多角的に・立体的に」という言葉がありますが、この話がまさにその立体的な相談者理解です。
試験合格はもちろん、ご自身のCCとしての技量向上のためにも、ぜひチャレンジしてみてください。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

~参加者の声~

承認を一歩深める(意味づけする)ことや、進むときは無理なく、また立ち止まることも大切など、指導にあたって意識すべきことを更に学ぶことができました。事例指導者側の承認・賞賛をきちんと言葉にし、事例相談者に伝えることを意識してロープレを行いました。一度で伝わらなかったら、何度も場面を変えても伝えることによって関係構築が出来ることを実感できました。また、事例指導者の捉えた問題を伝える際に、この関係構築が出来ていると、問いかけを受け止めていただきやすくなることが理解できました。人と人が信頼感を互い持てることは、普段の生活で大切なことであると理解できているのですが、今まで試験となるとなかなか事例相談者の問題探しになってしまい、関係構築が浅くなってしまっていたことに気が付きました。よい学びになりました。ありがとうございました。

先生が「今回の問題をクリアにするだけでは、他の問題がでてきたときに、CLさんはまた同じ状態になる」とおっしゃったとき、確かに!と思ったと同時に、上辺だけの解決をしていてはいけないことを改めて実感しました。先生の振り返りも見直して、相談者理解について再度考えたいと思います。

チャットでの逐語&解説とフィードバックの内容は本当に的確で腑に落ちるものでした。まさか私がフラットな状態でお話を聴くことができているなんて思ってもみなかったので、新しい気づきもいただきました。口頭試問での今後の展開については「まさにそこです!」のご指摘でした。課題であった問題把握に注力し今後の展開(方策どうしよう)を考えながら進めていたことが口頭試問でそのまま出てしまったと思います。自分でもどこか飛躍してしまうなぁという自覚があったので、焦らずじっくり関係構築をしてから次のステップへ入っていこうと思いました。

CLに具体的にどのように関わるのか、チャットで細かく解説が見れ、大変勉強になりました。良くありがちな目標や方策では、実際の相談も納得してはもらえないと感じてきましたが、今日の八阪先生のご指導で、本質的な問題点が見えたように感じています。しかし、それだけに、自分にはどこまでできるかの不安もあり、次回はロープレ参加なので、振り返りの内容を参考にやってみたいと思いました。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

標準レベルと熟練レベルの違い、汲み取る力、客観的に自分の面談の品質管理を行う、具体的展開に関するアドバイスなど、目から鱗でした。自分はまだそのレベルではありませんが、今後の自己研鑽に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

~当日の講座の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

講座を通してみなさんがたくさんの収穫と課題点を得られたことがわかりますね。
考えれば考えるほど、やればやるほど悩ましいのが面談・指導というものです。
正解があるわけではないけれど、よりbetterな対応は何かを考えることはできますよね。
少しずつ、それを積み上げていって、ご自身の力にしていきましょう。私も、そのお手伝いをさせていただきますね。
みなさま、あらためましてご参加ありがとうございました。

~今後のスケジュールのご案内~

弊社では、2021年度下期の技能検定対策講座を従来より1か月前倒しし、8月から開催しております。
今期は、試験合格に絶対外せない視点・考え方を学ぶ「面接準備編(旧称:基礎知識編)」と、
個別指導付きのロールプレイを経験できる「面接指導編」の2本建てでお届けします。

1級・2級それぞれに、試験直前までコマ数を充実させておりますので、
合格に向けて着実にレベルアップしていきましょう。
コロナ禍による緊急事態宣言が続く中で、集合形式での講座ができないことは寂しい事ですが
画面越しでもみなさまに学びの機会をお届けできることは、弊社としても嬉しいことだと思っております。
人気の日程は早くもお席が埋まり始めておりますので、参加をご希望の方は、どうぞお早めにお申し込みください。

なお、今後の開催日程・参加申込は、以下の各ボタンをクリックしていただき、
外部の講座・イベント予約サイト(こくちーず)にてお申込みいただけます。
この記事をご覧のみなさまとお会いできることを、楽しみにしています。

1級 準備編
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 1級 指導編
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2級 準備編
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 2級 指導編
web開催の詳細・申込

ボタンをクリックすると、その講座の直近の開催日の申込ページが表示されますが、下にスクロールしていただくと別日程を選べる箇所がございます。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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