合同会社働く楽しさ研究所

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11月27日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編・web開催)の様子

約9分

11/27(土)午前・午後に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」
を開催いたしました。

この日は、午前の1級面接指導編・午後の2級面接指導編ともに、過去最高の参加人数となり、
午前が14名、午後が19名(!)と本当にたくさんのみなさまにご参加いただきました。
弊社の講座も少しずつCCのみなさまにも知られてきているようで、
リピートでの参加だけでなく「紹介されて来ました」という方もたくさんおられました。

初めてお越しになった方は、弊社ならではの関係構築とCCのあり方にこだわった指導内容に、
とっても新鮮な刺激を受けておられた様子でした。リアルタイム指導はいかがでしたでしょうか?
チャットを送るたびに、画面越しに「へぇ!」という驚きの表情をされている様子が伝わってきました。
根拠は示しつつも、できる限りわかりやすくお伝えいたしましたので、
今ごろは当日の指導内容をゆっくりと噛みしめている時間でしょうか?

そして、ロールプレイにチャレンジした方にとっては、たくさんのギャラリーがいる状態でしたので、
プレッシャーを感じられる方もおられたかもしれませんが、それでもよく挑戦してくださったと思います。
あらためて、その勇気と頑張りに拍手をお送りさせてください。お疲れさまでした。

個別のフィードバックで、私自身の対応のしかた・応答の見本などもチャット記録でお送りしていますので、
ご自分のロールプレイの中に取り入れられるものは、ぜひ積極的に取り入れてください。
要点を掴むこと、概念化すること、面談を客観的に把握することなど、
CCとして一段レベルアップするうえでのヒント
がたくさんあるはずですよ!

それではここからは、いつものように各講座で学んだことを振り返ってみましょう。

~「1級 面接指導編」の振り返り~

目先の1ケースの解決ではなく、CC固有の問題に焦点を当てる

1級の試験は挑戦者がそもそも少ないこともあり、情報自体が凄く少ないですよね。
そんな中でも「事例を通して俯瞰的にCCを見ること」が必要だという話は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
その俯瞰的に見ることの効果が、上述のCC固有の問題を捉えられるようになることです。

事例相談者は、自分が困ったケース・気になるケースをすでに持ってきていますので、
お話をそのまま伺っていると、どうしても事例の中身の話ばかりになりますよね。
そして、その事例の中にも気になる点や失敗している箇所が含まれていますので、それに引っ張られてしまいがちです。
でも、そこで話にあがった事例を1つ解決して、本当にCCとしての成長につながる指導になると言えるでしょうか?

指導の目的は、あくまでもCCとしての成長、そしてCLにより良い支援をできるようになるためです。
その時気になった1ケースを解決したところで、CC固有の問題が改善・解決しなければ、
似たような事例に出会った時に、また問題を起こしてしまいますよね。
それではCCとしての成長にも繋がらないですし、何よりCLが困ってしまいます。

指導者は、CCという専門人材を育成する立場でもあります。

ロールプレイ後のコメントでもお話しましたが、CCは職業の特性上、年齢の高い人が多いですよね。
それでも、CCとしてはまだまだ経験が浅く、技能検定試験のように
中高年世代のCCでも経験は2-3年ということもざらにあります。
一般の職種で言えば、まだ勤務数年の20代の若者と変わらないくらいの立ち位置なのです。
みなさんは20代の若者、仕事経験も2-3年程度の人たちに仕事を教えるときに、どう接しますか?
CCに対して指導をするときも、若手社会人を育てるのと同じだと思ってもらうと、
どんな接し方で、どこまでSV側が俯瞰してみている必要があるのか、イメージできるのではないでしょうか。

~「2級 面接指導編」の振り返り~

口頭試問をテンプレート型の応答にしない

毎シーズン試験対策講座をする中で、必ずこのパターンに陥ってしまっている人を見かけます。
どこで身に付けて来たのか、何の噂話を真に受けてしまったのか、不思議で仕方が無いのですが…。
それを言って、果たしてどれほどCLのことを理解できた、と言えるのでしょうか?
例えば、自己理解不足、仕事理解不足、コミュニケーション不足…。
まるで自動応答のように、あるいは愛想のないマニュアル用紙のように、
それを言えばいいんだろうという前提で答えてしまうケースが目立ちます。

自分のキャリア・生き方に悩んでいる人が相談に来ているのですから、
自己理解や仕事理解が十分でないのは言うまでもない、当たり前のことです。
ましてや学生のケースでそれを言って、どれほどの価値がある回答でしょうか?
自己理解・仕事理解ができている相談者が、わざわざCCのところに相談には来ませんよね。
コミュニケーション不足も同じです。家族や職場で相談できない/したけど効果が無かったから、外部のCCのところに来るのです。
なんでこの人は相談に来たんだろう?と考えてみれば、そこは見通せるはずですし、
それを見通したうえで関わることができて、初めて熟練レベルの入り口に立つことができるのです。
言うまでもない当たり前のことしか言わない/言えないのは、熟練レベルではないのです。

口頭試問はCLから直接聴かれているつもりで、正直に、かつ質の高い回答をする。

口頭試問の答え方も、今回は特に細かく補足させていただきましたので、みなさんも覚えていると思います。
起きたことだけ説明しても、相手(試験中は試験官、実際の面談ではCL)は納得してくれません。
意図→関わり↓反応→検証のプロセスをしっかり全部把握して、
それを関係構築・問題把握・具体的展開の各項目で話せるようになりましょう。
標準レベルから一段レベルアップするためには、ここが踏ん張りどころですよ。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

~参加者の声~

今回もありがとうございました。今回ロープレをさせていただきとても学びが深まりました。まず、1回目に事例相談者役をさせていただき、その時に私が苦手とする自己開示をしないCC役をさせてもらったことで、なぜ自己開示したくないのか、自己開示したくなる時はどんな時かを模擬体験し、そういうCCへの理解が深まりました。 八阪先生が「同じ質問でもその意図が”問題把握”なのか、”関係構築”かで違う」というようなことをおっしゃったときにハッとしました。私は、ごっちゃにしていたと思います。関係構築っぽく問題把握もする…というように。その気づきによって、私がSV役をやらせていただいたときには「問題把握は忘れて関係構築をとことん!」という目標を立てて挑戦しました。 目の前の問題の解決に終始するのではなく、クライアントの本質に気づくことの大切さを感じました。やり方などの表面的なものではなく、本質的なSV・CCとしての在り方に気づき学べる素晴らしい講座だと思います!今後もたくさん学ばせていただきます!!

見学者として参加しました。CC役の方が詰まる場面では、私も一瞬停止しそうになるくらい自分事として見ていましたが、見学なので冷静に考える時間もあり、私だったらこんな問いかけをしていくかな。こんな質問の仕方もあるんだと客観的に見て勉強になりました。 私は口頭試問も頭が真っ白になり振り返ることができません。客観視できることが熟練レベル。私はまだまだ標準レベルだと気づかされました。CLから汲み取り言語化する。理解のすりあわせを確認すること。今までそこを意識したことがなく今回受講して本当に良かったと思いました。八阪先生ありがとうございました。

実際に自分のロープレのどこが課題なのかを講座中やチャットで振り返り、多くの気づきや反省点が明確になりました。やはり、自分中心の進行になっており、よくある問題把握のための質問になっていました。そのため、本質の問題点を話されていても全く気づけずに、目先の問題にばかり気を取られていました。 又、CL役をすることで、自分もCC役であればするであろう質問や提案が、CLにとっては無理や違和感があるのだとも感じました。そこをいつも八阪先生がおっしゃっているのだと実感できました。 いかにCL第一主義を実践できるかには、まだまだ自信が持てないのが正直な感想でもありますが、目の前のCLの話をしっかりと聴き、気持ちを汲み取れた時に、CLにとって信頼できるCCになれるのだと強く感じました。今後もどうぞ宜しくお願い致します。

本日もありがとうございました。以前、私の知人で合格した方から、試験が「楽しかった」という感想を聞きました。まさに本日の最後のRPの方はSVもCCも楽しそうでした。本来あるべき指導の在り方を学ぶことができた貴重な機会でした。

~当日の講座の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

講座を通してみなさんがたくさんの収穫と課題点を得られたことがわかりますね。
考えれば考えるほど、やればやるほど悩ましいのが面談・指導というものです。
正解があるわけではないけれど、よりbetterな対応は何かを考えることはできますよね。
少しずつ、それを積み上げていって、ご自身の力にしていきましょう。私も、そのお手伝いをさせていただきますね。
みなさま、あらためましてご参加ありがとうございました。

~今後のスケジュールのご案内~

弊社では、2021年度下期の技能検定対策講座を従来より1か月前倒しし、8月から開催しております。
1級・2級それぞれに、試験直前までコマ数を充実させておりますので、
合格に向けて着実にレベルアップしていきましょう。
コロナ禍による緊急事態宣言が続く中で、集合形式での講座ができないことは寂しい事ですが
画面越しでもみなさまに学びの機会をお届けできることは、弊社としても嬉しいことだと思っております。
人気の日程は早くもお席が埋まり始めておりますので、参加をご希望の方は、どうぞお早めにお申し込みください。

なお、今後の開催日程・参加申込は、以下の各ボタンをクリックしていただき、
外部の講座・イベント予約サイト(こくちーず)にてお申込みいただけます。
この記事をご覧のみなさまとお会いできることを、楽しみにしています。

1級 指導編
web開催の詳細・申込
 2級 指導編
web開催の詳細・申込

ボタンをクリックすると、その講座の直近の開催日の申込ページが表示されますが、下にスクロールしていただくと別日程を選べる箇所がございます。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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