合同会社働く楽しさ研究所

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11月28日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約9分

11/28(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング
相談者を取り巻く環境への理解を事例とディスカッションを通じて深める
の2本を開催いたしました。

お疲れ様でございます。サポーターの木上(きがみ)です。
今年も残すところ1カ月と数日となり冷え込んでいます。手先が冷えてキーボードを打つのに苦労しています。
でも、電気代節約のためエアコン解禁日が12月1日!それまで何とか耐えきります。(11月29日現在)
そして晩御飯は鍋物か、辛い物でしのぎ…ビールで幸せになります(笑)

さて、本日の講習についてですが、午前は14名、午後は5名にご参加いただきました。
あらためて、弊社講習を選んでいただき有難うございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

私が同席した午前の講習(相談記録の書き方)の印象としては…
テーマがテーマだけに相談経験者の方が多く、リアルなグループワークが展開されていたのを拝見しています。
『今よりもっと向上する!』そんな皆様の気概を感じられ、感心させられる講習でした。

それではここからは、私と一緒に、講師から教わったことを振り返ってみましょう。
午後の講習については八阪講師から『要点のおさらい』を受け取っています。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「シンプルで効果的な相談記録の書き方」の講習の振り返り~

講師曰く『支援の共有ができない書き方だと、事例が属人化しやすくなる』

支援機関の運営方針にもよりますが、1人の相談者に複数のCCが対応することはよくあります。
たとえ担当制だったとしても、相談者やCCの都合によってはピンチヒッターにお願いすることもあります。
その際に『相談記録は情報を引き継げる内容となっているか?』という内容でした。

記録内容でポピュラーなものは、相談者の悩みやアクション、そして次回までの宿題などです。
しかし、これらは出来事のみを記載している状態であり、関係構築についてのヒントは含まれていません。
『どんな言葉が響くのか』『どんなことを言われたくないのか』
さらに『相談者にとっての”地雷”とはどんな話題・キーワードなのか?』
これらは信頼関係を維持・構築していくうえで押さえておかなければいけないポイントです。

相談記録に信頼関係を左右する記録が残されていないと、別のCCが対応することになった場合
うまく関係構築が進まず支援が滞ってしまう可能性があり、それは相談者にとっての不利益となります。

担当制の支援機関でも、記憶が薄れるほど次回面談までの間が空くこともありますし、ずっと担当できる保証もありません。
また、複数で回るスタイルの現場であれば尚更のこと、誰が対応しても大丈夫な記録の付け方が必要だという内容でした。

SOAPの枠に当てはめる相談をするのではなく、自らの面談を振り返る目安として活用すること。

講習にもあったように、SOAPは看護記録として活用されているフォーマットですが
それはキャリアコンサルティングでも応用できることはご理解いただけたかと思います。
しかし、支援機関ごとに相談記録の付け方は異なるため必ずしもSOAPの形式に当てはまるわけではありません。

だからと言って「自分の職場では形式が合わないから意味がない。」と諦めるのではなく
『毎回の相談を振り返るためにも、SOAPは活用できます。』と講師が話したように
自らの面談を振り返るツールとしてSOAPの項目それぞれについて考えてみてはどうか?ということでした。

パソコンに文字を打ち込むだけでなく、SOAPそれぞれについて考え振り返ることで
思わず見落としていた事や、苦手意識によって避けていたことが見つかるかもしれません。

例えば、相談者のS(主観)に引っ張られ、O(客観)の視点が欠けてしまっていたとすると…
相談者が笑顔だったり、物事が上手く行ったり、一見喜ばしい出来事のようでも
冷静に振り返ってみると実は根本的な解決に繋がっていなかった。このようなことは往々にして有り得ます。

このように、記録を付ける手法としてのSOAPだけでなく、振り返りツールとしても活用できます。
CCとしての相談の品質を維持・向上するためにも、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

午後の「相談者を取り巻く環境への理解」の講習の振り返り

ここでは、講師から受け取った『要点のおさらい』に基づいて振り返ってみましょう。

目の前のCLだけに集中するのでなく、CLを取り巻く人や環境にも視野を広げよう。

相談者は、人により数の多少はあれど誰か(周囲の環境)の影響をうけており
その繋がりは太いのか細いのか?更には良いのか悪いのか?という質の違いもあるという事でした。

そんな中で相談に訪れるCLは、何かしらの悩みや解決したい課題を抱えて目の前に現れます。
では、相談者が抱える悩みや意思決定は『誰から』『どんな』『どの程度』影響を受けているのでしょうか?
相談者の周囲には親・家族・面接官・勤め先の従業員や上司・友人などが存在しており
結びつきの深さや、相談者の決断を応援・反対・許可を要するなど、影響の質によっては相談者の決断を左右します。

例えば『職場の人間関係がうまく構築できず転職したいけど、家族に反対されている』といった場合…
職場の人間関係と家族からの影響が見られます。※話を聞くと更に影響する人物が出てくるかもしれません。
あくまで決断するのは相談者自身ですが、自己中心的に決断すると周りを巻き込んでしまう可能性があります。
だから迷い、相談に訪れているのだと思います。

そこでCCは相談に乗りながら環境を紐解いて、上手く着陸できるポイントを模索するのですが
目の前の相談者の背景には誰が居て、どんな、どの程度の影響を与えているのか?
これから起こそうとしているアクションは、誰に影響するだろうか?
これらについてイメージすることで着眼点(考慮すべき点)が大幅に増えるという内容でした。

CLと周囲との関係性がどうなのかを「評価・判断」することが目的ではないです。

講師が解説したように関係性を理解する目的は事実確認ではなく、相談者理解のためであるということでした。
事実がどうかではなく、CLからどう見えているか、どう解釈しているか、
CL側の見え方を、さも自分も同じ立場であるかのようにイメージできるようになりましょう、という話もありましたよね。
どのような環境に置かれているのかを理解することで、相談者の気持ちを推し測ることができるようになります。

前述の例のような 『職場の人間関係がうまく構築できず転職したいけど、家族に反対されている』 人であれば…

  • 職場で肩身の狭い思いをしながらモヤモヤした毎日が続くが逃げられない
  • 転職したいと家族に相談したら頭ごなしに反対され、尊重されていない
  • どうにかしないと自分が潰れてしまいそうなのに誰も分かってくれない
  • でも、どうすれば良いのか分からないから詳しい人に相談したい

相談者はこのような気持ちを抱え、目の前に居るのではないかと推し測ることができます。

そして、CCは相談者が抱える気持ちや立場をイメージできれば…
『相談者は今どんな言葉が欲しいのか?』など状況に合った応答を模索する
『今の状況なら、どんなアクションがとれるか?』という提案を考える
上記のような相談者にフィットした応答のヒントが手に入りますし、さらに関係構築も上手く進みます。

このように、相談者と同じ立場であるかのようにイメージすることが関係性構築と最適な助言に繋がるという内容でした。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。

~参加者の声~

私は、看護職から転職した立場であるので、記録についての振り返りと新たな学びとなることができました。

業務でキャリアコンサルタントはしていないのですが、学生対応記録をつける際に役に立つと思い、受講しました。
関係性の構築を丁寧に記録すると、自ずと支援方法が見えてくるのではないかと思いました。
聞き漏らさないように、事実を再現することに注力したくなりますが、そこは整理が必要だと思いました。
日頃の学生対応記録にも役立てたいです。

和やかな雰囲気の中での講習、ありがとうございます😊 現在、私は相談業務ではないため、相談記録を書くことはないのですが、いろんな場合に使えるフォーマットだと思いました。SORAPの思考で、今後記入していこうと思います。

相談者を取り巻く周囲との関係性について、丁寧に、集中して、きちんと、手間をかけても、相談者自らが解決に向けた気づきへの糸口となるよう、しっかりと複数の視点から広く捉えることを大切にして実際の面談場面に臨み、結果、より精度の高い対応となるよう改善し活かしてみたいと思います。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。
今回はリピートで受講してくださった方々が多くいらっしゃって、とても嬉しく思いました。
ご新規様にとってもですが「また受講したい!」と思って頂ける講習を心がけてまいります。
また皆様とお会いできることを楽しみに、改めてこれからも宜しくお願い申し上げます。

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、
特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

すでに2021年度開催分の更新講習の募集も2022年3月分まで受付しております
また、10月からは新テーマ「相談記録の書き方」も開講しております。

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
すぐ下のオレンジ色のボタン「更新講習特集ページはこちら」をご覧ください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら 更新講習特集ページはこちら

執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
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新入社員教育
定着支援
新卒採用コンサルティング
若年者向けキャリアコンサルティング(面談・セミナー)
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