合同会社働く楽しさ研究所

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12月11日(土)・12日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約11分

12/11(土)から12/12(日)にかけて、ZOOMを利用して
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
を4本開催いたしました。

12月も中旬を迎え、すっかり紅葉も終わって街はいよいよクリスマスムード一色ですね。
この11日・12日は、そんな街の様子にちょっと浮かれたい気持ちはありつつも、
貴重な土日の時間を割いて学びにきてくださったみなさまに、少しでも良い学びの機会になるよう、
わたしからのプレゼントのつもりでお話しさせていただきました。
ZOOMではなく対面形式であれば、ちょっとしたスイーツくらいはご用意したいのですが…。
早く平常どおりの講習ができるようになって欲しいですね。

この11日・12日の講習は、どちらも午前・午後のダブルヘッダー開催で合計4コマと充実の2日間になりました。
わたしも精一杯「良い学びの機会になるように」と、声枯れを何とかカバーしながらのお話でしたが、
参加されたみなさま、お聞き苦しいところはなかったでしょうか?
よく分からなかったな、聞き取りづらかったからもう一度聞きたいな、ということがあれば、
どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

それではここから、当日の講習内容を少しを振り返ってみましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~11日(土)午前の「CCの拠り所と倫理」の講習の振り返り~

事例検討で、事例を出した人に寄り添えてますか?

たくさんのポイントがあった講習だったかと思いますが、この最後のメッセージが一番響いたのではないでしょうか。
いかに事例相談者を悪者にしてしまいがちか、ダメな点に目が向きがちか、
事例検討を実際にやってみるとよくわかりますよね。
普段あれだけ「CLに寄り添って関わることの大事さ」を叩き込まれているにも関わらず、
目の前に気になることがあると、それをどんどん突いてしまう…。事例検討って、そうじゃないんです。
事例を出した方に指摘をする前に、まず事例を出した方に寄り添ってください。

そして、この講習の中盤では、事例検討は品質管理のためにやるもの、ということも念押ししてお伝えしました。
その品質管理のための場が、実際には事例を出した人への吊し上げだったら…?
CCとしての成長も改善も、全然見込めないですよね。
そして、そんな嫌な事例検討が巷にたくさん広まってしまっているから、
CCがなかなか自分自身を振り返ってチェックしようとせず、
感覚や主観に頼った面談をしてしまうのです。

あなたとの大事な面談を私は感覚頼みでやります、と言ったらCLは納得しますか?

それで納得してくれるCLなんていないですよね。
だからこそ、CCはきちんと自分の面談を振り返り、改善する機会が必要なんです。
普段1対1でCLと接していると、客観的な視点や一歩ひいたものの見方をすることは、なかなか大変です。
本来であれば、そこに「良い事例検討」があり、積極的に「事例検討に出して改善点を見つけよう!」となるのが
わたしたちの業界における品質管理のあり方のはずなのに、参加したら悪者呼ばわり・下手くそ扱いでは、
いつまで経ってもCCとしてのレベルは上がっていきません。

良い事例検討をすることは、CLにより良い支援ができるようになるため。
そして、CCに品質管理と成長の機会を創るため。
私たちにとっては非常に大切なことです。

だからこそ、「事例を出そう!」と思える事例検討の実現を、
この講習に参加したみなさんや、この記事を読んでおられるみなさんにはお願いしたいです。

~11日(土)午後の「相談記録の書き方」の講習の振り返り~

関係構築について、相談記録にどの程度詳細に書けていますか?

この講習の最後の記録作成ワークで、参加された方もすごく大事だと実感されたと思いますが
相談記録の中に関係構築をどのように試みて、どんな反応があって、それをどう解釈したのか、
そこまできちんと書いてあると、面談場面がありありと目に浮かぶようになりますよね。
参加者の方からは「事例が立体的になる」「目の前に見えてくる」なんて言葉もありました。

わたし自身、最近特に良く使うキーワードとして「付加価値をつける」という言葉があるのですが、
読めばその面談の情景がありありと浮かんできて、対応の仕方もわかる相談記録は
キャリアコンサルタントが今からすぐできる、「付加価値をつける活動」ですよね。
プロだから書けるレベルの相談記録を、ぜひみなさんも残せるようになってほしいです。

そのためのポイントとして、講習の中でお伝えしたキーワードは、記録の目的が大事という話でしたね。
記録を書く時に、いったい誰のために・何のために書いているか、もう一度振り返りましょう。

その記録は相談者のために書いているか、自分のために書いているかを考える。

記録を書く時に、必ずこの視点を持てるようになりましょう。
自分のために書くものは記録ではなくて、ただのメモ。そんな話もしましたよね。
相談者第一は決してお題目でも綺麗ごとでもなく、そして面談中だけでもなく、
記録を書く時にも、その記録に相談者第一を反映させること。ここまでやってみてほしいです。

~12日(日)午前の「質問力アップ」の講習の振り返り~

なんとなく聞くのではなく、質問に意図を持つ。

この日の講習でポイントとしてお伝えしたことの中から、今回はここをピックアップしてみようと思います。
意図を持った質問とはどういうものか?そして、どのような意図を持っていればいいのか?
講習を受けてきちんと学んだ方なら、もうお分かりですよね。そう、CL第一であるかどうかです。
もう少し平易な言い方にすると、CLから「何のために聞いてるんですか?」ともし尋ねられたら、
100%本心から「CLのためです」と言い切れるのかどうか、
ということです。

そして、これがまた難しいということも、グループワークを通して経験していただきましたね。
たった一言、最初に声をかけるフレーズを考えるだけでも、数人がかりで15分近くかけても、
本当にこれでいいのかな?CC都合の質問になっていないかな?と悩んだ場面がありましたね。
本来、質問というものはそれくらい考えて・悩んで出すもののはずなんです。

人の人生・過去・将来を扱う仕事だからこそ、軽々にものを言うことはできないはずなのに、
たくさん相談者が来るから…できないCCだと思われたくないから…自分が”知らない”ことが不安だから…と、
相談者とは関係のない理由を持ち出して、気軽という名の粗末な質問をしてしまう。
それではいつまで経っても、CLとの良い関係構築もできないですし、
CLが本当に安心して本音を語ってくださるようにはならないです。

質問力は、フレーズをいくつ知ってるかではなく、CCの質問する意図の健全さで決まる。

そのことを毎日、毎回、質問1つ1つに対して愚直なほどに注意して、自分自身を振り返ること。
そして、自分が聞きたいからではなく、CLが聴いてほしい話だから聴くこと。
そのためには、CLが聴いてほしいところは何なのか、真剣に考えることも必要ですね。
それを考えている瞬間こそが、CLに寄り添っている瞬間
だと覚えておいてください。

~12日(日)午後の「学生・若者支援」の講習の振り返り~

未来への適応をするための力を共に考えることが、学生・若者支援の醍醐味です。

4連続講習の締めくくり、学生・若者支援の講習では、最後のこのディスカッションが一番力が入りましたね。
10代・20代の若者の支援をするのであれば、彼らがこれから生き抜いていく50年以上の長い人生で、
世の中がどんなふうに・どのくらい変化しているのか、支援する私たち自身が知っておく必要があります。
AIが人間を超える「シンギュラリティ」が起きるときにも、若者たちはまだまだ現役で働かないといけない。
今回の講習では、そんな話も出てきましたね。

では、そんな激動の時代・変化の激しい時代を彼らが生き抜いていくためには、どんな力が必要でしょう?
それに気づいたり・伸ばしたりするために、私たちCCにできることは何でしょう?
そこまで考えて、初めて若者に対して価値のある面談ができるようになります。
AさんをBという職業に紐づけて就職させるといった、目先の問題解決だけがCCの価値では決してない、とお伝えしました。
講習に参加されたみなさまがこれらの話を聞いて、若いCLのための面談がどうあるべきか、ぜひ見直してみましょう。

答えの無い問だからこそ、上下関係ではなくCLとCCがフラットでいられる。

そう、未来への適応を考えることは、講習の前半でお話した上下関係からの脱却にも繋がります。
CCが何かを教えたり、導いたりするのは、CLとの適切な関係にはなっていませんよね。
むしろ私たちこそ、若い方たちの感性も借りながら、どんな力をどう伸ばしていけばいいのか、
文字通り二人三脚で考えていけるようになりましょうね。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。

~参加者の声~

わずか3時間の講習でしたが、自分の成長が体感できる内容でした。曖昧表現や意識的に明言を避けるように書く癖がついていることに気がつきました。なるべく興味本位な読まれ方をされたくない、CCの雑談の話題にされたくない、など相談者を守るというのは言い訳で、単に自己防衛していたのだと気がつきました。面談記録の質を自らが変えていくことで、相談者の為の記録となるよう、また、そこから支援共有ができるよう、諦めずに、まず自分が実践していこうと思います。自分が「支援共有したいけど、どうせできないよな」と他責にしていたのだと気づき、反省しているところです。もう少し考え、振り返りながら改善していきたいと思います。

講習全体がとても価値あるものでした。ディスカッションが多く、同じキャリアコンサルタント がどのような考えを持っていて、自分には何が足りないのか、どのような心がけが必要なのか振り返るとても良い時間でした。

2日間ありがとうございました。日頃の業務でもやもやとしていた部分と向き合うことができました。受講後、あれこれ反芻を繰り返して、気づいたこと、思い出したこと(悩み)がたくさんあります。もう一度、自分のなかで整理していこうと思います。気になる講座がまだあります。また、お世話になります。よろしくお願いいたします。

これまで、倫理綱領について、養成講座で学んだことはありましたが、拠り所になるという視点で考えたことは無く、新たな気付きになりました 昨日習ったことを、振り返り、掘り下げ、少しでも自分のものに出来る様にしたいです。

相談記録については特に書き方を学んだわけでもなく、なんとなくいつも書いていたのが実情でしたが、目的がはっきりしたこと、どのような視点で記録を残せばよいかを知ることができてありがたかったです。ですが、実際に演習を通して自分の面談の振り返りをし、修正しなければいけない点が認識できたことが事前に期待していたこととは違ったが研修に参加して得られた一番大きな気づきでした。

先生の気配りの中にも、ピリッとしており尚且つ朗らかな講習でした。面談に行き詰まりを感じていたので、よい学びができました。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。
どの講習でも、明るく・楽しく・真剣に学んでくださっていましたね。
CCとして成長していくための気付きがたくさんあったはずですので、
ぜひここでの学びを一過性のものにせず、自分の中に落とし込んで定着させることを
これから一所懸命に取り組んでくださると嬉しいです。
そして、またお会いした時に、みなさんが今より一歩成長したお姿が見れることを楽しみにしております。

~弊社講習のメリットと今後のご案内~

弊社の更新講習は、受講される方にとって価値ある講習となるよう、
特に以下の4つのメリットにこだわって企画・設計・運営をしております。

半日という短時間から参加でき、気軽に学べる

地方開催やweb開催が多く、どこに住んでいても学びの機会を得やすい

全ての講習を1級キャリアコンサルティング技能士が企画設計した、質の高い学びができる

受講後レポートを通した個別指導つきで、現場ですぐに役に立つ技術が身につく

また、弊社の講習は国家資格キャリアコンサルタントをお持ちでなくてもご参加いただけます。
例えば国家資格は持ってなくても、キャリアコンサルティング技能士や標準レベルキャリアコンサルタントの資格はある方、
ソーシャルワーカーなどで就労支援に関わる方、企業の人事・人材育成担当の方、
大学等の就職支援部門・キャリアセンターにお勤めの職員の方など、
キャリア支援に携わる方は国家資格保持者に限らずたくさんおられるはずです。

すでに2021年度開催分の更新講習の募集も2022年3月分まで受付しております
また、10月からは新テーマ「相談記録の書き方」も開講しております。

この記事をお読みの方にも、ぜひお会いしたいと思っておりますので、お気軽にご参加ください。
『講習内容の詳細が知りたい』『実際に参加してみたい』と思った方は、
すぐ下のオレンジ色のボタン「更新講習特集ページはこちら」をご覧ください。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合せはこちら 更新講習特集ページはこちら

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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