合同会社働く楽しさ研究所

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12月18日(土)・19日(日)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編・web開催)の様子

約8分

12/18(土)・12/19(日)の午前・午後に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」
を開催いたしました。

この日も前回同様に大変たくさんの方にお越しいただきまして、土日の午前・午後の全4コマのいずれも
たくさんの方におこしいただきましてありがとうございます。
論述試験が終わった翌週の開催ということで、みなさんが面接試験に向けて力を注いでいらっしゃることが
当日の様子からもひしひしと伝わってきました。
特に2挑戦者の方は試験まで間近ですので、最後の追い上げをかけていきましょう!

久々にロールプレイに参加される方や、ご自分なりに新しいやり方を試す方、
今回初めて画面越しのロールプレイに挑戦される方など、講座に参加される背景はさまざまでしたが、
どなたにも共通してお伝えしていたのは「それが本当に寄り添っていると言えるのか」でしたよね。
講座開始直後の私の自己紹介でもお話ししましたが、方法論の前に関係構築ができていないと、
どんなに問題を上手に捉えても共有はできないですし、展開もうまく進まない
です。
ご自分の録画されたロールプレイをもう一度振り返って、関係構築をどこまで徹底できていたか、
自分で自分に厳しい目をもって見つめ直して欲しいです。

小手先のテクニック論や、正解の応答を欲しがれば欲しがるほど、自己中心的な面談・指導になります。
自分が受かりたいから、自分が上手く進めたいからと言う我欲と向き合い、それを制御し、
目の前の人のために面談・指導ができるかどうか、どこまでもそれにこだわっていきましょう。

それではここからは、いつものように各講座で学んだことを振り返ってみましょう。

~「1級 面接指導編」の振り返り~

対決的になりがちな問題点の共有を、なるべく柔らかくお伝えするための関わりを考える

この記事の冒頭でもさんざん関係構築が大事と書いていますので、「また?」と思うかもしれませんが、
関係構築の丁寧さは、ただ単に心を開いていただくだけでなくて、問題点の共有の時にも有効です。
それを説明したのが、特にSVから見た問題をCCにぶつける瞬間でしたよね。
サンドイッチ作戦とも言いましたが、覚えておられますか?

CCはどうしても「自分が、今気になっていること」を中心に話をしようとされますし、
CC自身の矛盾や問題点を、CC自ら積極的に見つめ直すことはかなりの勇気が要ることです。
それでも、SV視点の問題点(CCが気づいていないクセ・傾向など)を取り扱うとなると、
どうすればその話を受け入れていただけるのか?を考える必要がありますよね。
このときに、関係構築がどれだけできているかで、その受け入れてくれるかどうかが大きく変わります。

わずか2年程度のCC経験の中で、勇気を出して事例を持ってきてくださるのですから、労いも必要です。
また、1級を目指すみなさんからすれば至らないところだらけでも、2年の経験しかない中で、
できていること、心掛けていることもあるものです。
どんなに小さなことであっても、それを拾い上げ、承認しつつ、問題点を共有できるほどの勇気が出てきているか、
CCの話の受け止め方や態度はもちろん、出てくる言葉の肯定感、歪みや他責の無さなど
「理解の仕方」までよく汲み取りましょう。

特に、話の受け止め方・理解の仕方には、大きなヒントが隠れています。

「起きた出来事そのものを拾っていくだけでなく、その事例をCCがどう捉えたかを含めて聞く」という話は
1級挑戦者のみなさんであればもうご存知かとは思います。
ただ、その受け止め方・理解の仕方は、みなさんと対面して指導を受けているその瞬間も、陰に陽にと出てきます。
あなた自身が発した言葉をどう受け止めている様子なのか、どんな理解の仕方をしているのか、
頭をフル回転させながらCCと向き合ってみてください。

~「2級 面接指導編」の振り返り~

今回は、いつもと少しトーンを変えて、ちょっと厳しめのコメントをしてみますね。
2級挑戦者の方に対して面接試験までの最後の数週間の間に、
「ここは必ず守って欲しい」「ここでつまずいていたら合格はおぼつかない」というポイントですので、
やや辛口ですが、頑張って読んでいただきたいです。

何のために聞くのか?という質問の仕方への熟練を目指すこと

これは土日の2級講座のどちらでもお話させてもらったことです。
例えば、CLが経緯をお話された直後に「もう少し詳しくお話しいただけますか?」という問い。
これを「CLからはどう映る・どう聞こえるのだろうか?」ときちんと考えたうえで使っていますか?
まるでそれがテンプレートのように、正解の応答であるかのように、機械的に質問しているケースが目立ちます。
せっかく話をした直後に「詳しく話して」と言われたら、CLはどう思うでしょう?
そこに配慮ができなければ、CLに寄り添った面談は到底できないんだ、と気を引き締めていただきたいなと思っています。

同じようなやりとりは、型にはめたロールプレイをしようとしている方からは何度も出てきます。
ある程度CLが話し終えた段階で「今までの話をまとめさせていただきますね」だったり、
試験時間の終わりに迫ってくると「そろそろ時間が無いので○○の話に移らせてください」だったり、
面談の最後に「今日の感想や気付きはいかがでしたか?」と聞いてみたり。
あるいは口頭試問で「自己理解不足・仕事理解不足・コミュニケーション不足」を必ず入れようとしたり。

そのすべてが「テンプレート的」であり、「こうすればいいんだろう」という安易さが透けているのです。
CCという仕事は、面談を通してその人の人生に深く関わっていきます。
もしCLに「型にはめて面談しています」ということを正直にお伝えしたら、納得してくれますか?
CLに誠実に向き合うとは、どういうことかを考えてみてください。

CCは、人の人生に関わる仕事です。その覚悟があれば、テンプレート的対応はしなくなります。

自分の目の前にいるCLに対して、その人が何をして欲しいのか、どこをわかって欲しいのか、
それを全身全霊で考えることに力を使うようにしてください。
熟練レベルは、テクニック的に面談を”こなす”ことではありません。
CCとしてのあり方・マインドの誠実さに熟練していること。それをぜひ目指してください。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

~参加者の声~

本日もありがとうございました。回数を重ねてると、いろんな方のRPを見ることができ、その中で、いかに関係構築が大事か、構築する為の承認も形だけではなく二重にも三重にも重ねていくことの重要性を改めて感じました。また、CCさんのやろうとしたことにフォーカスすることの重要性も改めて実感します。わかっていることとできることは違うとは思いまうが、できるよう、現場で使っていきたいです。

ロールプレイをみて、関係構築を最後まで維持し続ける大切さや、事例相談者の価値観・考え方が出てきた部分を「ハイライト」と捉えて逃さないことなど大変参考になりました。大変ありがとうございました。

いつも見学者の方に対しても親身に質問に答えていただきありがとうございます。今回の講座で改めて思ったことは、「知ってるからできるというのは奢りであり、事故の元。」ということです。心にしみました。知っている情報があったからとはいえ、CLと全く同じ価値観、考え方にはなりませんので、やはりまっさらな状態で、目の前のCLに向き合うことが大事だな、、と感じました。また、関係構築を意識して行っているCCに対しては、CLの心の開示状態も異なるということも見学側から確認ができました。現在、私は友人から悩み相談を受けることがありますが、LINE上でのやりとりも関係構築を意識して実践してみたいと思います。

フィードバックが温かく、へこまず頑張ろうという意欲がわきました。ありがとうございます。

事例相談者さんのお話を聴く中で、どこにフラグを立てるか、どのタイミングで、どのような言葉で深めるか、私自身が考える機会となりました。

~当日の講座の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

こうして見てみると、賑やかさも伝わってきますよね。コロナ禍でオンライン開催が続いていますが、
その分、日本全国から参加者が集まってきて、身近な仲間どうしとは違う刺激を得られたり、
周りに試験挑戦者仲間がいない人でも挑戦する勇気が出てきたり、
web講座もこれはこれで良いところもあるなと、あらためて感じています。
参加してくださったみなさんも、全国に仲間がいることを励みに、あと少しの期間、しっかり手綱を締めていきましょうね。

~今後のスケジュールのご案内~

弊社では、2021年度下期の技能検定対策講座を従来より1か月前倒しし、8月から開催しております。
1級・2級それぞれに、試験直前までコマ数を充実させておりますので、
合格に向けて着実にレベルアップしていきましょう。
コロナ禍による緊急事態宣言が続く中で、集合形式での講座ができないことは寂しい事ですが
画面越しでもみなさまに学びの機会をお届けできることは、弊社としても嬉しいことだと思っております。
人気の日程は早くもお席が埋まり始めておりますので、参加をご希望の方は、どうぞお早めにお申し込みください。

なお、今後の開催日程・参加申込は、以下の各ボタンをクリックしていただき、
外部の講座・イベント予約サイト(こくちーず)にてお申込みいただけます。
この記事をご覧のみなさまとお会いできることを、楽しみにしています。

1級 指導編
web開催の詳細・申込
 2級 指導編
web開催の詳細・申込

ボタンをクリックすると、その講座の直近の開催日の申込ページが表示されますが、下にスクロールしていただくと別日程を選べる箇所がございます。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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