合同会社働く楽しさ研究所

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1月8日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約7分

1/8(土)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング ~

を開催いたしました。

みなさま、こんにちは。新年あけましておめでとうございます。
年明けから冷え込みが強くて、地域によっては大雪もあったり、2022年は大変なスタートになりましたね。
そんな寒さに負けずに、年始からさっそく学ぼうという熱心な方がお越しいただけるとのことで、
この日もわくわくとドキドキが入り混じった気持ちでお待ちしておりました。

今年初めての更新講習のテーマは、一番新しく企画した「相談記録の書き方」で始まりました。
技能検定試験の本番の時期ということもあり、いつもより少人数での開催となりましたが、
その分、1人1人により丁寧に・密に指導ができたかと思っております。
参加された方にとっては個別に疑問点を解消できる良い機会になったのではないでしょうか。

「相談記録の書き方をちゃんと習ったことが無い」という方もたくさんおられるようですが、
今回ご参加いただいたみなさまは、書き方のコツはもちろん、記録の目的や効果について学んでいただいたので、
現場に戻ってからも、相談記録を書くことはただの作業ではなく、
支援の価値を高めるために書くんだ、ということが意識できるようになったのではないでしょうか。

特に、実践ワークの中で、過去にご自身が担当した事例でもう一度記録を書いたことが、
いい経験になったかと思っています。振り返りで驚いている方もたくさんいましたね。
その新鮮な気付きをぜひ、大事にしてください。

それではここから、当日学んでいただいた内容を振り返りましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、じっくりとお読みください。

~「相談記録の書き方」の講習の振り返り~

相談記録は、関係構築についてこそ、きっちり詳細に書く

例えば相談記録を見たときに、「求人への応募件数●●件」や「前回は△△の話をして、◇◇を提案した」など、
ただ単に事実しか書かれていない場合、その記録を読んで次にどう関わることが相談者のためになるのか、
記録の中からまったく何もわからないですよね。
その結果起きることは、記録を書いた労力自体が無駄になることと、
その場その場でCCが感じたことを好き勝手にやる場当たり的な面談になってしまいます。

場当たり的な面談が続くと、相談者の方にはどんな不利益があるでしょうか?
担当者が変わるたび、あるいは毎回相談に行くたびに、同じような話を何度もする羽目になったり…。
触れられたくない話やトラウマ、プライベートな話に踏み込まれる思いをしたり…。
せっかく何分も時間をかけて、時には嫌なことや向き合うのが大変なことにも向き合って、
ようやく心を開いた相談者がまた一瞬にして心を閉ざしてしまう。そして来なくなる…。
相談記録に関係構築のポイントをきちんと書いていないことで、こうしたリスクがあるのです。

一方で、どのような意図を持って、何を受容・共感して、具体的にどんな発言・行動をしたら、
相談者はどんな反応・受け止め方をしたのか、そしてその反応・受け止め方をCCがどう解釈したか、
そのうえで次の一手はどう関わることが相談者との関係を深めることに繋がるのか。
そこまでちゃんと書いている相談記録の場合はどうでしょうか。
記録を読んだだけで、相談場面での関係構築の仕方がありありと伝わってきますよね。これが記録を書く効果なのです。

そして、その効果がある記録の書き方をすることで、
例えば他のCCが急遽面談をすることになった時、他機関にリファーをするとき、支援の方針をみんなで検討するときなど、
あらゆる場面で「誰が見ても・読んでもわかる」ようになり、良い支援につながる効果的な一手が打てるようになるのです。
ご自身も、「どうやって関係構築すれば良くて、予測される反応はどんなものか」が書いてあれば、
仮に急にその相談者と面談することになっても、安心して向き合えますよね。

事実はすぐに変わりますし、次回面談する際には更新されます。応募企業や志望業界もしばしば変わります。
それを残そうとするというのは、記録が目的化している、「記録のための記録」になっている状態です。
そうではなくて、仮にその相談者と一度も会ったことが無いCCであっても、
相談記録を見れば、その相談者とどう関わっていけば分かることが必要
です。
相談者が安心して心を開き、何でもお話しいただけるようになるのか、
その相談者との関わり方のコツを詳細に、わかりやすく文章にできるようになることを目指しましょう。

自分のための書くのはただのメモ。記録は相談者へのより良い支援のために書く。

この言葉を忘れずに、今日からまた相談者と向き合っていきましょうね。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真をいたします。

~参加者の声~

Relation(相談者との関係構築)が、キャリアコンサルティングをするにあたっては非常に重要となってくると感じましたし、今まで仕事で部下への面談をする際も、関係構築を考えて接していなかったと改めて考えるいい機会となりました。今後は関係構築まで考えた面談に努めていきます。ありがとうございました。

本日は、カウンセラーとしての自分のあり方を確認できました。自分がこの人に相談したい!!と思うカウンセラー、コーチは数人しかいません。そして、私自身、自分に相談したいか?と問われると、自信を持ってYESとは言えませんでした。
また、私は、キャリアコンサルタントの資格を取得したものの、キャリアコンサルタントとして業務にあたることに抵抗がありました。今の仕事(特別支援教育の支援員)にやりがいがあり経験を積みたいため、両立できないからという理由がそのひとつですが、本音は、キャリアコンサルタントとして従事するスキル不足からです。
本日の講習を通して、自分や他者との向き合い方について見直すきっかけになりました。何事も、意気込みだけで生きて来てしまいましたが、真摯に自己と向き合う経験をさせていただきました。自分のやりたいことの中で、本音と向き合い、次のステップに進んでいきたいと思います。

主題の「相談記録の書き方」はもちろん、キャリアコンサルタントとしての自分と向き合う機会になった。講師の八阪様の言葉一つひとつに、はっとさせられた。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

あらためて、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
記録を実際に書くワークの瞬間に、みなさんがすごく集中しておられたことが、
このお写真から少しでも伝わってくれればいいなと思っています。
その真面目で誠実な姿勢を、ぜひ今まで以上に、CLに対して発揮していきましょうね。
面談場面だけでなく、記録を書く時も「CLは見ているんだ」という心がけを持てるようになってください。
またみなさまにお会いできるのを楽しみにしております。ご参加ありがとうございました。

~弊社更新講習の特集ページのご案内~

弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめた特集ページ
をご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度この特集ページをご覧くださいませ。
詳しくは、このすぐ下の赤色のボタン「更新講習特集ページはこちら」をクリックしてください。

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

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執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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