合同会社働く楽しさ研究所

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3月12日(土)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約9分

3/12(土)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ ~
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~
の2本を開催いたしました。

みなさま、こんにちは。3月になって暖かい日が増えてきましたよね。
これまで講習の冒頭は「寒いですね」という挨拶が多かったのですが、この日はかなり春らしい温かさを感じる一日でした。
もう少し季節が進んだら「青空講座」なんてできたらいいな、と想像して楽しんだりしています。
今回は3月初めての更新講習となりましたが、午前・午後とも10名の方にお越しいただきました。
午前参加の方から、その場で午後参加のご希望をいただくなど、熱心に学んでくださいましたね。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

この日の講習は、ちょうど1か月前の2月12日に開催した内容と同じ組み合わせで、
弊社の講習の中では安定して人気の高い「質問力」と「学生・若者支援」の2つをお届けいたしました。
今回は特に、弊社の講習に初めて参加された方が非常に多かったため、できるだけ丁寧に補足も多めにお話しつつ、
弊社ならではの「CCとしてのあり方」「プロの支援者としての品質」にこだわった部分
しっかりとメッセージとして届けられるよう、強調もしてお伝えいたしました。
楽しい場面と、きゅっと身の引き締まる場面と、メリハリをつけて聴いていただけたかなと思っています。
参加されたみなさまは、いかがお感じだったでしょうか。

形のないサービスをお届けする仕事であり、なおかつ人生の重要な岐路や決断の場面にも関わる。
わたしたちCCの仕事は、決して興味本位や自分の感覚値だけでできるお仕事ではないですよね。
CCこそ悩みつつ・もがきつつ、それでも「良い支援をしたい、CLのために本当に誠意を持って関わりたい」と
そんな真っすぐさを備えたCCにだけ感じられるものが、この仕事の魅力
なんじゃないかなと思っています。
今日参加していただいたみなさんも、ぜひそれを味わえるようになりましょうね。

それではここから、当日の講習で学んだことを振り返っていきましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「学生・若者支援」の講習の振り返り~

わたしたちの行なう支援の結果、CLがどんな人材となるのか考える

これはフラットな関係性でいられた場合の面談と、上下関係を元にした面談の比較をしていた時のお話です。
受講されたみなさんは、覚えていらっしゃいますか?
情報を持っていない、働いた経験が無いからこそ、CCの言うことを真に受けてしまいがちですし、
面接・書類などの指導をすればするほど「自分で何かするより人に頼ればいい」という発想を生んでしまいます。

目の前のCL、学生自身は、とにかく目先の課題をどうにかしてほしい、と言ってくることも多々ありますよね。
それに対して、「CLが言ってるんだから・望んでるから」という発想で
「じゃあ添削します、面接練習します」と無批判・無検討で応じることが、本当にCLのためと言えるのでしょうか?

もちろん、せっかく来てくださった理由(書類添削や面接練習など)を無視するわけにはいきませんが、
CCとして、プロとして相談という業務をするなら、自分の関わりがどのような意味を持つのか、
常に考えたうえでCLと向きあう必要がある、ということです。
わたしたちCCが、良かれと思ってあれこれ手ほどきすることが、
CLの主体性や自己決定する機会、そしてその勇気を奪ってしまう…。
単なる添削や練習であっても、それほどのリスクを背負っていると理解して、慎重のうえにも慎重に関わる必要があるのです。

そして、そこまで考えに考え抜いて関わることが、わたしたちCCが、お友達や身近な人に相談するのとは違う、
プロレベルの面談を行なうことにつながってきます。
この考えは最後のディスカッションンにも応用できますよね。
彼らがこれから生き抜いていく社会で、どんな力が必要なのか。
その力を伸ばすためにどんな関わりが必要なのか。これも、私たちが考える必要があることでしたね。

自分の関わりの意味を考えることで、初めて面談の価値が生まれる。

このことをもう一度、じっくり噛みしめてみてください。
学生・若者への支援をするならば、自分の経験談を元にした関わりをすることも、
ありがちなテクニック論に溺れてしまうことも、避けないといけないですよね。

本当に学生・若者のCLに寄り添った支援をするならば、これから迎える不確定で流動的な社会の中を
生きていかなければいけない彼らの苦労や、それを少しでも和らげるための関わりこそ、優先して考えてみましょう。
ご自身が1対1でCLと対面した時に、何を聴き・何を伝えることができるでしょう?

少なくとも、書類の書き方・面接の応答などのテクニック論や、
「自己理解して、仕事理解して、」などのテンプレート対応は、決してしなくなるはずです。

広い視野や高い視座、それと共に共感的理解ができる温かさ。
学生・若者支援に関わるCCに本当に必要なものを、しっかりご自身で身に付けていきましょう!

午後の「質問力アップトレーニング」の講習の振り返り

質問力の源は、質問フレーズそのものではなくCCの意図で決まる。

最初のワークで質問の分類をするワークがありましたね。
自分は何のためにその質問をしたのですか?という問いでしたが、
それをCLから問われていると思って、もう一度考えてみましょう。
自分が相談者と関わる時に、どれほどの意図を持って関わることができていたでしょうか?

何となく質問してみた、自分が聴いてみたいから聴いた…。
1つでもそういう質問があるようでしたら、今回の講習を機に改善していきましょう。
当日もお伝えしましたが、CC側の意図をCLにお伝えしたとして、納得してもらえるでしょうか?
「何となく知りたいから、自分が聞きたいから聞いた」であれば、素人でもできることですよね。
わたしたちCCがプロとして求められる質問力は、そのレベルではないですよね。

CLから「何のためにその質問をしたんですか?」と問われたときの説明が、本当にCL第一になっていること。
これが質問力が高いCCの考え方・関わり方
だと思ってください。

そして、CL第一の意図で質問を創るためのヒントして、「考えること」の大事さもお話しましたね。
CLの言って欲しいこと・汲み取って欲しいこと・わかって欲しいことは何なのか。
CLがどう関わって欲しいのかを考えに考え抜くことが、
CLに寄り添っていることなんだと考えるようにしましょう。

CCというお仕事は「頭脳労働」です。
CCの価値観を挟まないで面談することと、何も考えないままでいることは全く違います。
CLの立場に立てば、自分が何か言いだすまで何も分かろうとしない人のことを信用するでしょうか?
その点に気付いていただくために、童話を用いたポップなワークも挟みました。
あのワークも、ただキャッチーだから、楽しいからやっているワークではないのです。

CLが話してくれたことしか拾わないのではなく、言わずともわかること・確定していることがある

これも、フィードバックの際に強調した部分でしたよね。
CLが言いたいことやわかって欲しいことを考え抜き、汲み取る力を磨いていきましょう。
感覚でなんとなく質問するレベルから脱却するために、欠かせないことです。
そして、その考える力・汲み取る力を伸ばすためにも、
相談場面だけでなく、日々の仕事の中で、生活の中で出会うどの人たちに対しても、
わかって欲しいことは何か、かけて欲しい言葉は何なのか、考え続ける努力を重ねて欲しいです。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。

~参加者の声~

自分の面談の見直しができたことが大きな収穫です。CLの状況把握をし、問題を把握し、CCから見た問題は把握するが、そこを扱うとCLがついてきてくれないので、CLが訴える問題だけに集中することが多かったです。
相談回数を重ねてくると、関係構築が取れていると思い込んでCCから見た問題に取り組むなど、CC中心のための情報収集型の進め方(質問の仕方)をやっていました。自分の面接の仕方を変えていきたいと思います。ありがとうございました。

和気あいあいとした雰囲気でありながら、核心を突いた厳しい指摘とともに指導していただきました。初心に帰ることが出来てとてもよかったと思います。

自分の相談を振り返ることができる大変貴重な時間となりました。また、それを気づかせてくださった八阪先生の熱い思いがひしひしと伝わり、日々若者支援に携わっているものとして恥ずかしくなりました。もっと日々関わる方々の立場に立って物事を考えアンテナを張って日々の業務に向かいます。本当にためになる講習でした。ありがとうございました。

「情報収集の質問は0にする」という点にはっとしました。まずは最低限の情報を知った上で面談を進めたほうがより良い面談が出来るのではないかと考えていました。そうではないことを実感できたことは大きな気づきとなりました。ワークは童話などの身近なテーマが使われており、楽しく・わかりやすいと感じました。このような工夫がWS設計などには必要だと思いました。講習ありがとうございました。

優しい口調の中に厳しい指導があり、キャリア支援に携わる専門家として背筋が伸びました。

更新講習を初めて受講しましたが、とても丁寧な進行でスムーズな受講ができました。また内容も充実しておりました。時折はいる鋭い指摘に改めてキャリアコンサルタントの業務の難しさと責任の重さを感じ、身の引き締まる思いでした。3時間のあいだ緊張感をもって受講することができました。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。
今回は特に「鋭い話に気が引き締まった」「今までの自分を反省した」というメッセージが多かったです。
真剣に学んでくださる方がたくさんいた証拠かな、と思っていますので、
わたしとしても前向きに受け止めています。できれば、反省よりは改善の方が嬉しいかな?とも感じます。
受講されたみなさま、ぜひこれからもご自身のCCとしての技量を磨き、改善につなげていただきたいです。
また、お会いしましょうね。

~弊社更新講習の特集ページのご案内~

弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめた特集ページ
をご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度この特集ページをご覧くださいませ。
詳しくは、このすぐ下の赤色のボタン「更新講習特集ページはこちら」をクリックしてください。

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

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執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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