合同会社働く楽しさ研究所

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4月17日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(論述事例読み解き編・web開催)の様子

約8分

4/17(日)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 論述事例読み解き編」
を開催いたしました。

この日は午前の2級合格者座談会に続いての講座となりました。
午前のイベントの熱意がすごかったこともあり、わたしもそれをおすそ分けしてもらった気持ちで、
午後のこの講座に参加してくださった方に一所懸命お話していたなぁ、と今振り返っています。
ちょっと暑苦しくなかったかな?という心配もないわけではないのですが、
4月の早い段階から「実技試験(論述)の準備をしたい」という意欲溢れる方々にお越しいただいたこともあり、
みなさん熱心に聴いて・考えてくださっていました。講師として本当にありがたかったです。

当日は、講師を務めたわたし自身のケースの見方や着眼点の説明を、
1つ1つスライドに移しつつ、CLの発言を丁寧に拾う形でお話をいたしました。
最初に全部を説明するよりも、より試験本番に近い形で順を追って説明することで、
1級・指導レベルのCCになると、事例を読み進める中でいったいどんなことを考えているのか、
リアルな形で伝わったのではないでしょうか。

これからご自身が練習される際にも、今日の内容をただ漠然と頭に入れるのではなく、
一文に、一言に、鋭くアンテナを立てながら読む訓練をしてみてください。

それではここからは、講座の要点を振り返ってみましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
熟練レベルへの到達・合格に向けて、成長に繋げていただければ嬉しいです。

~「2級 論述事例読み解き編」の振り返り~

書いてあることをそのまま拾うのはプロのやることではない。熟練レベルの意味をもう一度理解すること。

結構ズバッと切り込んだ部分でしたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。
講座の最中に、何度か「まずはみなさんそれぞれに、このCLの発言の意味を考えましょう」と
個人ワークの形式で検討してもらった時間がありましたね。
その後の発表時の内容の深さ、あるいはご自身の考えた内容の深さを振り返ってみてください。
読めば誰でもわかるような、表面的なことの理解で止まっていませんか?
それでは熟練レベルどころか素人でもできるレベルになってしまいます。

では、どうすれば書いていないことにまで目を向けられるようになるのか。
そのヒントも講座の中で一緒にお伝えしました。そう、CLの「行動」ですね。

論述試験の問題を読むわたしたちは、紙面上にCLの話がコンパクトにまとめられたものを見ますが、
実際のCLは、CCのもとに相談に来るまでの間にいろんな出来事を経験しています。
その経験1つ1つは、決してあんなにコンパクトなものではないですし、
その場面ごとに、もっといろんな思考・感情を抱いています。
CLの気持ちを理解する、そして論述問題を読み解くスタート地点は、
「書いて無いけど、CLが経験している出来事がある」ことに気づくこと
です。
そのことを分かった前提で文章を読めるようになることが必要なんですね。

今回取り扱った事例では、CLはCCのもとに来る前に、あちこちに相談していましたね。
そして相談に行くたびに、真逆の意見をもらって帰ってきていました。
では、1つ目の意見をもらってからまた別の人のところに相談に行くのはなぜでしょう?

仮に「1つ目の意見に納得できてない」としたら、2つ目の意見がもし1つ目の意見と真逆であれば、
それがCLにとって欲しい答えであり、そこで腑に落ちて終わりです。CCの元には来ないですね。
でも、実際には2つ目の意見をもらってから、さらにCCのところにも相談に来ている…。
では、この行動の意味するところは何なのでしょう?
発言は1つもありませんが、CLの意志(時に悩み)は強く表れていますね。それが汲み取れますか?

あるいは、1つ目の意見をもらったときに、CLはどんな気持ちになったでしょう?
納得した?嬉しかった?…だとしたら、そこで終わりですよね。
でも実際に事例を読むと、2つ目の意見を自らもらいに行っている。これは何のための行動でしょう?
そして、2つ目の意見をもらいに行く道中はどんな気持ちで、もらった後の帰り道はどんな気持ちでしょう?

「読み解く」とは表面的・国語的に文章を理解するのではなく、
こうやって徹底的に細かく考え抜くことが必要
なんです。

キャリアコンサルティングは頭脳労働。頭をフル回転させないと、CLのことを深く理解できない。

相談者理解という言葉はわたしたちCCの中でも非常によく使われますが、
本当に相談者のことを理解しようと思うなら、ただ話を聴いて/読んでいただけでは不可能なのです。
みなさんも、上辺だけの話を聴いただけで、その悩みに至るまでの背景や、困り度の高さまで気づいてないのに、
「その悩み、わかります」と言ってくる人がいたらどう思うか、考えてみてください。
「本当にそんなに簡単にわたしのことがわかるのか?」を疑問に思いませんか?

CLはいつでも真剣に、そして非常に困って、プロだからと期待してCCのもとに来ているのです。
そんなCLのことを本当に理解しようとするならば、
まずはCC自身が”一所懸命にわかろうとする努力”をしなければいけないのです。

先程の「あちこちに相談に行ってしまうCL」の事例を読んだときのことを思い出してください。
あなたはCLと同じくらい、あるいはそれ以上に真剣に、CLの悩みについて考えましたか?
あなた自身の”わかろうとする努力”は本当に十分だったのでしょうか?

CLのことをわかろうとするために、何を・どの程度・どのくらい時間をかけて取り組んだのか。
それが明確に答えられるようになって、ようやく熟練レベルに届くんだ、と
ぜひ今のうちから気を引き締めて臨むようにしてほしいです。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

~参加者の声~

今回初めて対策講座を受講して、論述の読み解く力が自分は浅く内容も薄い内容で自分でもモヤモヤしながら過去問を解いてました。正解はないですが、1番はCLの気持ち、言葉にしたワードを読み解く力が改めて大事だと気付きました。ありがとうございました。

面接と論述がどう繋がっているのか、論述の一言一言から、ニュアンス、思いの強弱、濃淡を、感じ確信を言語化する。熟練レベルを表現、指導する様を身近に感じ、いつも、本当の問題がすり抜けていく原因がわかったような気がしました。あらためて、現場で日々、気持ちを意識して温かい気持ちでかかわりたいと思いました。本当にありがとうございました。

この講義を受講して、論述は実技試験なんだと実感したのと、論述で〇〇不足と言えば面接でも言うであろうとのコメントに、確かに!と思いました。今まで浅いところしか理解できていなくて…もう一段深いところを把握しなければ!八阪先生、ありがとうございました。

自分が受検時に解答した内容と比べ、自分は表面的なこと、CLが発言した言葉を鵜呑みにすることしかできていないことに気づきました。CCが考える問題点、CLの心の奥にある悩みを拾うことができていないことが、合格できない最大の要因だとわかりました。前回の検定前に個人指導を受けた際、分かった気になってしまったことを後悔しました。もっとじっくり、拾うポイントを伺えばよかったと思っています。

論述試験対策の講座でしたが、目の前の相談者さんが何を話したがっているのか、何を聞いてほしいのか、どんな思いでここに座っているのか、そこからどれだけ読み取ろう、わかろう、としているのかということでした。これが試験であるのは間違いないですが、日頃の自分を問われているということだと気が付きました。

~当日の講座の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

講座時間は2時間の予定でしたが、解説をゆっくり丁寧にしたことで、
予定時間をオーバーして学んでいただくことになりました。
お疲れが出た方もいらっしゃるかなと心配ではありますが、
最後までしっかりと聴いてくださって、ありがとうございます。

この講座で学んだことを踏まえて、ぜひご自身でもう一度事例を読んでみて、
着眼点がどんなふうに変わったか・成長したか、見比べてみてくださいね。
次回お会いした時には、ぜひ一段成長した姿を拝見できれば幸いです。ご参加ありがとうございました。

~弊社の2級CC対策講座 特集ページのご案内~

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめた特集ページ
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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度この特集ページをご覧くださいませ。
詳しくは、このすぐ下の赤色のボタン「2級CC対策講座 特集ページはこちら」をクリックしてください。

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みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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