合同会社働く楽しさ研究所

働くコトを、もっと楽しいコトへ。

この事業への想い



" 働くコトを、もっと楽しいコトへ。"


この理念を掲げて創業するに至った理由は、私自身のこれまでの職業経験からです。
私がこれまで見てきた、関わってきた人たちには、ある一つの共通項があります。


それは、「順風満帆な道のりではなかった」ということです。


自分一人では乗り越えがたい、大きな壁にぶつかっている人。
他人には言えないような重荷を、一人で抱えてしまっている人。
想像していた明るい未来から外れて、やりがいを失っている人。


「本当はこんなはずじゃなかった」

「もっとこうしておけば良かった」


そんな悔しさ、あきらめの気持ちをどこかに抱えつつ、
それをグッとこらえて、それでも毎日を懸命に生きている人たち。


私は、そんな人たちの力になりたい。

これが、創業の原点です。



そんな人たちとの出会いの例を一つ、ここで出してみたいと思います。


私が地元から遠く離れた、ある地方のメーカーで人事をしていた時のことです。
当時、リーマンショックによる急激な業績悪化で、
会社は大規模な配置転換を行なわざるを得なくなりました。

そして、異動者ばかりが集まる部署が新たに設けられました。
そこには製造・開発系から事務系まで、様々な部署から人が集まっていました。


彼らは、以前の職場から「出してしまってもよい」という扱いを受けた人材ですから、
当然、仕事のモチベーションは非常に低いです。しかも、経験も能力もバラバラ。


文字通りの"寄せ集め部隊"でした。

そして実は、私自身もその"寄せ集め部隊"の一人になったのです…。


その職場では私も、4組3交代と言われる深夜勤務つきのシフト勤務を3年くらい経験しています。
突然職場から出されて、行った先でいきなり「夜勤つきのシフト勤務をしろ」と言われたのですから、
そのときのショックは相当なものでした。
同時にとてもがっかりした気持ちを抱いたことを、今でも鮮明に覚えています。


順風満帆な道を歩めず、職場でくすぶっている人。

それは、他ならぬ私自身でもあったのです。





ただ、そこで出会った人たちが、私の考えを変えるきっかけになりました。


実際に一緒に仕事をしたり、いろんな教育・指導をしたりする中でわかったのですが、
彼らの多くは、元の職場に残っていた人たちと、何ら変わらなかったんです。
自ら積極的に仕事に取り組んだり、着実に成長していったりする人もたくさんいました。


とても元の職場から出されてしまうような人材には、見えなかったのです。


私も人事をしていたものですから、人の意欲や能力というものには元々関心がありました。
ですから、最初は「こんな人たちが職場に眠っていたのか!」と驚いたのを覚えています。
ただ、そこから先は、自分も頑張ろうかなと刺激をもらうくらいのものでした。


しかし、毎日のように彼らが一所懸命働いている様子を間近で見ていると、
そこから徐々に考えが変わってきたのです。


(これはもしかして、すごくもったいないことではないのか?)
(目をかけられていない人でも、その人の良さを引き出せば、大きなメリットがあるのでは?)

その“一人一人が持つ良さ”を引き出して、発揮するための支援があれば―。
その支援が彼らの元にも届けば―。


働くコトを、もっと楽しいコトにできるんじゃないか!


私が今掲げている理念が生まれたのは、彼らのおかげでした。



その後は、この想いをキーワードにキャリア支援の仕事に傾注しました。
対象はもちろん、「順風満帆な仕事人生を歩んでこられなかった人たち」です。


メーカーの後は、若者サポートステーションという公的な就労支援機関で、
ニート・フリーターの就労支援を行いました。


そこで出会った方々は、社会・対人の関わりの少なさから、
世の中に対して、他人に対しての不安感や不信感が強くなってしまって、
生きづらさ・働きづらさを抱える人たちでした。


今振り返ってみると、メーカーの前に勤めていたEAP機関もそうでした。

EAP(従業員支援プログラム)というサービスの対象となる方は、
その多くが、メンタル不全や職場不適応を起こしてしまった人たちです。


働きたくても働けない、あるいは精神的に負荷がかかりすぎて
働くことに耐えられない状態になってしまった彼らもまた、
「順風満帆な仕事人生ではなくなった」と言える方々でした。



ある私立大学の就職課では、3年間で年間2,000件を超える大学生の就職支援にも携わりました。
また、新設大学での就職課の立ち上げにも参画し、
低学年から「働く意味づけ」を行なう仕組みづくりもしました。


この頃には、学生の就職相談やセミナー登壇だけでなく、
教員と連携して、大学の授業としてキャリア教育を行なったり、
他のキャリアコンサルタントへの指導なども行う立場になっていました。

ただ、やはりここでも担当したのは一般の学生ではありません。
留年生・既卒生と、現役生の中でも内定を取ることが難しい学生たち。


彼らは「就職困難層」「ボトム層」などと呼ばれていました。


働くコトへのイメージが悪すぎて、働く意味・目的を見いだせない学生
自信の無さ・不安感の強さから、面接や応募書類の提出になかなか踏み切れない学生
身体・精神などに何らかの課題があり、通常の支援では就職が決まらない学生…


半年かけても、一年かけても、内定がもらえない。
それでも「何とか就職して働きたい。親に恩返しがしたい」という彼らの言葉。


その言葉を信じて、最後の最後までとことん付き合う。

そんな毎日を送っていました。





このように、私の行く先々で関わる人は、みんな共通して、支援の手が行き届かないところにいました。
そんな彼らが一様に抱えていた、あるひとつの"気持ち"。


それは、働くコトに対してネガティブだということ。


同時に、きちんとした支援や教育が行き届けば、彼らは安心して、自信を持ち、勇気づけられて、
組織の中で自分の力を発揮しようと努力や工夫をしてくれる。

そのことは、私自身がキャリアコンサルタントとして、
のべ6,000名以上、3000時間を超える支援に携わってきた経験と実績から、はっきりとそう言えます。


きちんとした教育や支援が行き届けば、自分の"良さ"をもっと発揮できるはずなのに、
それが無いために職場で力を発揮しきれずに、くすぶっている人たち。

(私だって、できればもうちょっと頑張りたい!)

(俺だって、ホントはもっと活躍してみたい!)

「でも…私なんて…」

「今さら俺なんかが…」


そんな彼らの揺れ動く心の奥底には、

まだ小さくとも火が灯っている。可能性を秘めている。

わたしはそう信じています。



あのメーカーでの出会いと気づきがあったからこそ、
「たとえ今、順風満帆な仕事人生を歩んでいなくとも、彼らは本来、他の人材と変わりはない」
と信じることができます。


そんな彼らが、働くコトにネガティブなまま、
組織の中で力を発揮できないでくすぶっているのは、とてももったいないことです。

彼らのような"くすぶり人材"でも、もし力を発揮できる可能性があるならば、
私はそれを信じ、引き出していきたいのです。


そして、それこそが他には無い、
私だからこそできる人材開発・人材育成だと考えています。



くすぶり人材は、変えられる。


そんな想いをロゴマークに込めつつ、
人の持つ可能性を信じて、それを発見し、引き出す支援をやってみたい。


これが、この事業への想いです。


弊社事業のご案内