5/7(日)に
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接準備編」
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
今回の面接準備編は、GWの最終日ということで、
最初は少人数になってしまうかな?と心配もしていたのですが、
実際には午前・午後で合わせて43名の方にお越しいただきました。
1日でこれだけたくさんの方に来ていただけたのは久しぶり(初めて?)で、
もう本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
みなさん、貴重なお休みの日に時間を割いて来ていただいて、ありがとうございます。
ちょっと喉の調子が良くなくて、お聞き苦しいところがあったり、
いつもよりもペースがゆっくりめだったので、お時間がはみ出してしまったので、
そこは申し訳なかったなと思いつつ、
その分、振り返りメールやこの報告記事で補っていきますので、
ぜひご自身の復習や再度の気付きに活かしてくださいね!
そして、先月の面接準備編の報告記事でも書いたことですが、
講座当日に参加された方はもちろん、この記事を読んでくださっている方にも、
ぜひ熟練レベル(2級)・指導レベル(1級)に必要な資質・考え方を
身に付けていただければ嬉しいです。
それでは、ここからは講座の要点を振り返っていきましょう。
準備編はお伝えするポイントがすごく多いので、
この記事ではその中から一部だけ、さらに抜粋してお話させてもらいますね。
(それでも相当な文章量ですが…それだけこの準備編が大事な講座だとわたしが考えているからです)
当日参加された方は、講座のテキストと共にお届したコーヒーを味わいながら、
リラックスしてもう一度学び直していきましょう。
「1級 面接準備編」の振り返り
SV視点の問題を「添える」「加える」ことで、
もっと上達できるよ!というメッセージを伝えて問題の共有(把握ではない)をしてください。
1級の面接試験の中でも特に難しい部分として、
SV視点の問題点をCCと共有するシーンがあげられます。
どんなに丁寧にお伝えしようとしても、そのまま問題点を出そうとすると
あなたはここができていないです
という否定のメッセージを含んでしまうんですね。
そして、その否定のメッセージが含まれてしまうがゆえに、
CCとの関係性が揺らいでしまったり、時には崩れてなくなってしまう。
そして、CCが拒否したり避けたりするので、SVの打つ手が無くなる…。
そんなシーンに困ったことがある方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回参加された方も、多くの方がうなずいておられました。
SV視点の問題点を扱わないと、俯瞰的な視点での指導や
CC固有の問題点に対する指導ができなくなるんだけどな…。
そこでお伝えしたのが、冒頭の考え方です。
そもそも、問題把握ってSVが勝手に問題をぶつけることではないですよね。
CCは、あくまでも自分が困っている問題をどうにかして欲しくて指導に来ています。
CCの訴える問題だって、決して不要でなければ優先度の低いものでもありません。
ただ、どちらが優先?という選択式になるような進め方をすると、かみ合わないんですね。
指導面談を3階建てで考えてみてください。
CCが訴える問題のもう1段上に、さらなるレベルアップとしてSV視点の問題があるのです。
せっかく自分なりに改善しよう、何とかしようと思って
指導を受けに来たCCに対して、そのレベルアップしようという意欲をくじく必要なんてないんです。
まして、それを無視したりないがしろにしても、良いことなんてないですよね。
(表面上は自己正当化したり、言い訳っぽいことを言っていても)
それでも、現状を改善しようとして指導を受けに来ているCCさんですから、
その前向きさの部分を上手に汲み取れるようになってください。
せっかくレベルアップしようとしている人に
その方向は間違ってるよ
と言ってしまうのと、
その方向の改善も確かにいいね。
さらなるレベルアップもできるけど、興味ある?
と問われるのと、どちらが効果的だと思いますか?答えは明白ですよね。
指導者は事例指導を通して「お手本を示す」ことが必要です。
特定の理論やフレームに基づいて、指導者が好き勝手に言いたいことを言ったり、
相手を修正するような関わり方をすることではないのです。
自分の言うことを聞いたかどうか、という視点で見ている時点で、
もはやそれは「自己中心的な発想」でしかないのです。それが指導者としてどうなのか…?
自分の考え方・関わり方は本当に1級・指導レベルとしてふさわしいですか?
キャリアコンサルタントの資格として最高峰の1級にふさわしい自分になること。
そのうえで、相手・他者を尊重する関わりとはどのようなものか、
指導の場面でそのまま相手にお手本として示すこと。
問題の共有って、言いたいことを言うものじゃないよね、と
SVがCCにお手本として示せる・伝えられると、現場に戻ってからのCCもCLに対して
好き勝手に問題点を伝えるのではなく、目の前の相手(CL)を尊重することの
意味や価値をわかって実践できるようになる。
そして、それがCLに対してのより良い支援につながり、CCの専門家としての成長になる。
つまり、指導目的そのものが達成されるのです。
ここまで先を見通したうえで、自分の指導がどうあるべきかを考え直してみてください。
「2級 面接準備編」の振り返り
CCとCLの温度差を考えてみてください。
CLが特定の話題を出したときに「来た!」と思うこと自体、おかしな話なのです。
2級の講座では、1級以上により具体的な面談場面を増やしてお話をさせていただきました。
その理由として、1級以上にたくさんのうわさ話やおかしな情報が増えてしまっていて、
何が良い支援なのか、どういう面談をすることが求められているのか、
混乱している方や違う方向を信じてしまっている方が多いからです。
今回この報告記事でピックアップしたポイントも、
講座の中でお話した2級受検者が陥りやすい3つのワナの1つです。
CLが仕事や転職の話を始めたら、自己理解・仕事理解がテーマだとすぐに早合点したり、
プライベートな話を持ち出して来たら、家族に相談したかどうか質問しようと決めつけたり、
Aのときはa、Bのときはbと、決まった対応を機械的に出そうとする人がたくさんいます。
やった!事前に準備したパターンだ!
よし来た!用意していた話題になった!
そんな風に喜んでいる瞬間も、CLはCCの顔を見ています。
自分が真剣に悩んで相談しているのに、この目の前のCCは
「ちゃんとお話を聴かせてもらいます」と言っておきながら、
実際には自分の気に入った・用意していた話題になったら喜んでいる…。
そんな態度や考え方で本当に熟練レベルと言えるのでしょうか?
目の前のCLを第一にする関わりができていると言えるのでしょうか?
そこをもう一度考えてみて欲しいのです。
そもそも、用意したとおりのパターンに沿って応答するのであれば、
それは自動販売機や音声案内と何が違うのでしょう?
機械ではなく人間がわざわざ対面して行なう、心の通うコミュニケーションをする意味を
CC自らが否定してしまうことにもなります。
目の前のCLを本当に尊重するなら、そんな決まりきった応対をすることが
良い対応だという解釈にはならないですよね。
もし、仮にそのような情報を耳にしても、CCとしてのあるべき姿を理解していれば、
その対応ではCL第一になっていないから、CCとしておかしいよね
と、きちんと判断できるようになるはずなのです。
では、なぜこんなに自分本位の進め方を正しい面談の仕方だと信じてしまうのか…?
本来であればCCとして合ってはならない対応を、なぜか良い面談の仕方だと信じて、
それを本当にCLに対して出してしまう。
そんなとき、何を気にしているでしょう?自分自身の合否ばかりを気にしないでしょうか。
2級・熟練レベルに本当に問われているのは、まず第一に、あなた自身の誠実な姿勢です。
どこまでも誠実な態度でCLに向き合えているか、
自分が合格したいからこう進める、という歪んだ欲求がベースなのか。
CLは、CCの合格のために来てくれるわけではないのです。
試験だからこうしないといけない、CLは役であって本物ではないから…
そんな言い訳に逃げることなく、本当に目の前のCLを正面から受け止める誠実さと覚悟。
2級・熟練レベルに達するためには、ぜひその2つを持てるようになって欲しいです。
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケートと、
当日の受講の様子のお写真をご紹介します。
受講者アンケートで寄せられたみなさんの感想やメッセージもまた、
先月に負けず劣らず、今月もすごいボリュームでした。
受講されたみなさま、ありがとうございます。
1級・2級とも非常に狭き門ですが、それをクリアできるよう、
今の熱意を忘れないでいたいですね。
それでは、一部だけですが、参加されたみなさまの気付き・学びを
ぜひじっくりと読んでみてください。
1級 面接準備編 参加者の声
体調不良の中、とても濃い内容の講座をしていただきありがとうございました。今回も学びの多い時間となりました。
【受講後の感想】
冒頭で「CCは成長したくて指導を受けに来ている。だけど指導者の意見を押し付けられて納得がいかない場面になる。効果がないことは何もしないのと同じ」という厳しいけれどとても納得のいく説明があり、時間経過を忘れてしまうくらい講座の内容に引き込まれました。
面接試験でCCの問題点を探し、探るような質問をして、「このCCはここが問題だな。ここが出来るようになって欲しいな。」と私(指導者側)が思ったら、自分視点で自分を主語にし目標設定を提案してみる。提案されたCCからはなんとなく納得していない「はい」や、抵抗を表す「でも」という返事が返ってくる。本日の講座で話してくださった“目標設定をするときのダメな例”は私の面接の進め方そのものでした。
CC2年生(の事例相談者)が考える“ありたい姿”に、このCCが見えていない指導者視点、3階建てで考えた“あるべき姿”、“あったほうが更に良くなる姿”をプラスする考え方なのですね。説明を受けたらとても納得できることなのに、これまで出来ていなかったことが恥ずかしく思えました。
“抹茶パフェの黒蜜きなこかけ”の方が幸せな気分になれるに決まってるやん!と、単純な表現でも加える・添えることがどれだけ幸せになれるかという奥が深い例え話でした。
また、3次元で捉える面接についても「なるほど」と思いました。前に行くことだけが“進む”ではなく、横へ広げたり、下へ深めたり、指導の場がとても意味のあるものになる気がします。
「私のたったひとことで、目の前の人の人生が変わってしまうかもしれない」
これは常に念頭において学びを継続するようにしていますが、本日八阪先生からも同じ言葉を聴くことができたこと、嬉しかったです。表面的な受容共感で一見スムーズに見える面談ではなく、人生を左右する責任の重さを自覚し“品質管理”をしっかり行っていきたいと思います。
今の1級試験では関係構築がより求められていることを感じ、八阪先生が関係構築と特に重視されていることから本日の受講を申し込みました。事例相談者がどんな気持ちで来ていて、そして、どんなことを思っているのかが、図でセリフ付きで説明があったり、変化のグラフで説明され、ともてわかりやすかったです。
キャリアコンサルタントとして、ミクロの視点ではなく、マクロの視点で使命感を持って社会に貢献したいと改めて感じることが出来ました。また、どうして1級をとりたいのか?、取ったらどうしたいのかなども考える時間をくださったことでより内省が深まりました。
様々な視点、様々なキーワードから、私が思い描いていた視野が広がりました。そして、こんな、当たり前のことを見落としてきたと思いました。
また、レモンの表現がまさにピッタリだと思いました。粗悪品を売りたくないな、良いものをクライアントにお届けしたい、そのためには日々の自己研鑽が必要、上位のスーパーバイザーから自分が見えていない高い視点からの指導をうけていきたいと意欲が沸きました。
1次元ではなく、3次元での面談が出来るよう、事例相談者の学びにとって役に立つ指導が出来るようになりたいと強く思いました。
今の1級試験では関係構築がより求められていることを感じ、八阪先生が関係構築と特に重視されていることから本日の受講を申し込みました。事例相談者がどんな気持ちで来ていて、そして、どんなことを思っているのかが、図でセリフ付きで説明があったり、変化のグラフで説明され、ともてわかりやすかったです。キャリアコンサルタントとして、ミクロの視点ではなく、マクロの視点で使命感を持って社会に貢献したいと改めて感じることが出来ました。
また、どうして1級をとりたいのか?、取ったらどうしたいのかなども考える時間をくださったことでより内省が深まりました。様々な視点、様々なキーワードから、私が思い描いていた視野が広がりました。そして、こんな、当たり前のことを見落としてきたと思いました。
また、レモンの表現がまさにピッタリだと思いました。粗悪品を売りたくないな、良いものをクライアントにお届けしたい、そのためには日々の自己研鑽が必要、上位のスーパーバイザーから自分が見えていない高い視点からの指導をうけていきたいと意欲が沸きました。
1次元ではなく、3次元での面談が出来るよう、事例相談者の学びにとって役に立つ指導が出来るようになりたいと強く思いました。
合格者座談会、本日の講座に参加したことで、考え方が変わりました。SVとは何か、私自身がどのようなSVになりたいのかを考えていかなければと、「試験対策」ということにばかり目を奪われていた自分に反省していました。
この講座で学んだこととして、
①指導が何のために必要なのか、という視点まで立ち戻って考えること。
指導者は事例指導を通して「お手本を示す」ことが必要であること。
②支援の現場で今まさに起きている「品質管理がまともにされていない」という問題から、
レモン市場のお話は理解しやすく、まさしく私が在籍していた場所での話だと納得していました。
プロフェッショナルとして支援に携わるのであれば、
支援の内容についての品質管理は保たなければならないと感じました。
③自分の指導をを3次元で見ることが必要である。
前に進んだかどうか(前後の軸)でしか捉えられていない、
一次元の視点しかみていないと、厚みと広がりも持てていないということ。
より理解を深める方向(上下の軸)への関わりかたや、
多様な選択肢や道のりに気づいて視野を広げる左右の軸への関わり・指導もあるため
前後・上下・左右の3次元で自分の指導を振り返る必要があり、
それぞれどの程度進んだのか、頭の中で描けるようになることを目指すことが大切である。
今回の講座は八阪先生の講座の生命線だと感じ、参加してよかったと思っております。
追伸:いつもおいしいコーヒーを同封いただき感謝しています。
昨年、読み解き講座に参加させていただき、苦手だった論述が合格点に届くようになりました。その際、直近の受験に向けて色々と調べていく中で事例相談者の気づいていない問題に対してもアプローチしないといけないということがつかめたのですが、相手主体という基本と試験との兼ね合いで指導者としての関わり方が自分の中で定まらず消化不良のままで、口頭試問で頭が真っ白になるという初めての経験をしてきました。そのため、改めて基本を確認したくて今回の講座に参加させて頂きました。
八阪さんの講座を受けると、いつも受講者に対する配慮を感じます。こうした関りが自分は出来ているのか、いつもそこから自問自答が始まります。今回、事例相談者を理解する3軸での捉え方、グラフで気持ちの変化を理解する見せ方が大変分かりやすく、成長を捉える視点や関わり方が腑に落ち、やはり基本的姿勢や倫理綱領への理解がベースであることを再確認できました。
加えて、3階建てという考え方が図でとても分かりやすかったです。一人でも多くのCCが自信をもって、元気になって現場で活動できるようになる、そんな指導者としての関わりができるよう、様々な場を捉えて研鑽したいと思っています。
2級 面接準備編 参加者の声
受講して、これまでのロープレが「いかにもな試験対策!!」になってしまっていたか思い知らされました。試験に合格するためには・・・という考え方が染み付いてしまっているようにも思います。
八阪先生のお話を聞きながら、自分本位な面談に陥っている自分に気づきましたし、相談者の発するメッセージを素直にダイレクトに受け止めること、常に真摯に居るという原点に立ち返る事ができました。
特に、3次元で考えること、相談者によってスタートラインが異なるということ、アウトプットが測られている(相談者にも面接官にも)という言葉が特に印象に残りました。3次元で道のりをマッピングしていれば、どうスタートしてどう着地したか、その間にどんな山谷があってそのとき自分はどのような関わりをしたかを適切に言えるような気がします。面接官に対して何も取り繕う事なく答えられそうな気持ちになってきました。
改めて、2級取得を目指す理由をじっくりと考えるとともに、キャリアコンサルタントとしての姿勢を正して相談者にも自分にも向き合ってみます。
また、お送りいただいたテキストに珈琲とメッセージを添えて下さっていたり、イラストもとても可愛くてテンション上がりました!ありがとうございました。
今日のセミナータイトルを、私は勘違いしていました。合格に向けて、どんなことを出来るようにするべきかの準備だと考えていました。面接試験は、通常の相談において重要な、面談開始後の20分が熟練レベルでできているかを、判断されるのだという、当たり前の事が見えなくなっている自分に気づくことができました。
また、相談者が相談に来ると決心するまでや、相談者が置かれている状況まで、考えたことが無く、「相談者第一を徹底すること」の深さも教えていただきました。うまくやること、こなすことではない、相談者がここに来て良かったと思ってもらえるような面談ができるように、2級受験に取り組みたいと考えております。
今回、初めて参加させて頂きました。私は、数年前に国家資格キャリアコンサルタントの試験受験のために、2級技能士(学科試験だけ)を受験し合格しました。2級技能士は熟練レベルなので、当時の私にとっては、資格取得はまだまだ先と実技試験は受けませんでした。心の中で私には難しい、たぶん無理だろうという気持ちがありましたが、合格から2年目位で受験可能期間が終了となる受験回で、チャレンジという気持ちで実技試験を受けて不合格でした。受験対策すらせず、論述の過去問だけを数回解き、面接対策をする時間も相手もいませんでした。
しばらく試験からは遠ざかっていましたが、今年から何かのご縁といいますか、大学で就活生の就職支援に携わることになりました。今までも1年ほど経験はありましたが、自分独自スタイルでの面談業務をこなしていくうちに「これでいいの?」という気持ちが強くなり、今回受験をすることに決めました。
八阪先生の研究所は、以前大学のキャリアセンターに在籍していた時にセミナー資料を拝見させて頂きましたが、私には難しいという先入観がありましたが本日の講座で、とてもわかりやすい。キャリアコンサルティングで大切にすることをたくさん教えて頂きました。
私は、今まで相手を大切にすることに気が付きませんでした、実務では、学生を大切にしていると思っていますが、以前の私は、面接試験の時に沈黙が怖かったので焦って質問ばかりを探していたり、試験本番ではCLの目や表情すら見るのが怖かった事などを思い出しました。
今は、それが仕事であるゆえに必然的に出来るようになっていると思っていますがそれも自己評価です。
相談者が話したいこと、わかってほしいことに焦点をあてることや3次元でとらえていくといった内容がとてもおもしろいと感じました。前に行くことばかりを考えるのではなく留まっていたいというCL、言語化するのが難しいCLなど、今の私の現場を振り返ってみても、「なるほど」と考えさせられました。
試験に合格するのが目的だけでなく、私の面談業務が今までと変わっていき、もっと自信をもって業務にむきあっていきたいという気持ちも強くなりました。今回は、準備編でしたが、実際に実践編で気づくこともあると思い次回の講座もとても楽しみにしています。
面談を三次元に捉える、という点が最も学びになりました。普段の面談では、なかなか「前に進めない」相談者さんが多く、「私が」時間の制約を気にするあまり、少しでも前に進めようとしてしまう自分に気が付きました。手ぶらで帰さない、何かお土産を持って帰っていただく、という考えを一度リセットし、面談で前に進めなくても、立ち止まる、深める、少し左右の景色を見ていただく時間にするなど、相談者さんのペースを大切にしたいと思います。
このような意味では、CLひとりひとりのスタート地点が違うという点も、学びになりました。これは1級を受検するにあたり、肝に命じたいと思います。30分でどこまで、という自分本位な組み立てをしないよう、事例相談者さんのスタート地点を理解できるよう、関係性を深めるよう、意識したいと考えました。
(2級をすでに持っておられる参加者の方の感想です)
今回初めて受講いたしました。2級の受験は初めてで、今回の講座申込みの理由は<合格するため>でした。しかし、何のために受験するのですか?と問われた瞬間、まさか自分はやるはずがないと思い込んでいた相談者置き去りの面接をしようとしていたことに気付きました。
私が今回学んだことは大きく3つです。
1.<自分が一番大切に思う人は誰ですか?の問いかけ>
この何気ないですが、とても深い質問に胸が熱くなりました。相談者のことを身内のように自分事のように思いながら支援をすることの大切さ、何かで読んだはずの大事なことを思い出すことが出来ました。
キャリアコンサルタントの思いが込もった姿勢に触れた相談者は、温かさや安心を感じ、この人に聴いてほしいと思うのではないかと感じました。
2.<具体的展開力>
評価区分の四つ目に書かれていることですが、とにかく展開をしなければならないのだという思い込みがありました。展開が出来なければその理由を把握すること。
そして自分は具体的という部分に意識が足りなかったため、日頃から具体的な物の見方、それを言語化する訓練がまだまだ必要だと感じています。
3.<植物の育て方というたとえ話>
植物という身近なことの例えが非常に分かりやすかったです。目の前の問題は何か、起きたことの原因、振り返り等を冷静に客観的に観察する訓練を日常生活から取り込み、思考力(問題解決力)を鍛えたいと感じました。
受験すると決めてからこの半年、様々なテキストや周囲の情報に埋もれどれが本当なのか、どれも本当なのか判断がつかずにおりました。
今回講座を受講し、沢山の吹き出しやフライパンの温度差の例え等、分かり易く作成された資料に触れ【一番大切なこと】を改めて認識することが出来ました。またスケジュールが合う日に参加させていただきます。有難うございました。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
今回も、これだけたくさんの方がいる中で、指導者として・熟練レベルとして
絶対に大切にして欲しいことをお話しましたが、
最後までみなさん真剣に、時に頭を抱えながらも頑張って聴いてくださって、
その様子が伝わってきたのが何よりも嬉しかったです。
みなさんの学ぶ姿勢、その背景にあるCLのために良い面談ができるようになりたい、という
その熱意が伝わってくるような2.5時間でした。
わたしもそれに押されたのか?熱のこもった部分やズバリと言った部分もありました。
明日からまた、GWが明けて平日が始まりますが、
今日のお話がみなさんの心に響いて、「今までの自分から改善してみよう」と
良い支援・良い指導をするためのきっかけにしてもらえれば幸いです。
それでは、みなさんご参加ありがとうございました。
また次の講座でお会いしましょう!
2023年度の1級・2級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営する1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
詳しくは、1級・2級それぞれの「CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。