11/4(月・祝)にzoomを用いたオンライン形式で
「1・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編・アドバンス版(仮称)~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は10月開催分に続いて2回目となる新規講座、
『面接実践編・アドバンス版』を1級・2級共に開催いたしました。
いつもたくさんの方にご参加いただいている『面接実践編』の講座は、
手軽に参加できる見学チケットが好評だったり、1講座で3つのケースを扱えることで
学びの量はたくさんあるのですが、振り返りの機会が十分でないことが課題点でした。
この『面接実践編・アドバンス版』では、学びの量よりも質に焦点を当てて、
より濃い内容をお届けしたくて企画・設計いたしました。
実際に参加された方は、ロールプレイ後のフィードバックの場面で、
動画を使いながら要点を1つ1つ丁寧に解説していくことで
指導レベルのCCがどれくらい広く・深く物事を捉えているのか
肌で実感していただけたかと思います。
もちろん、「わたしと全く同じことができるようになってください」ということではなく、
指導者も一人一人の色(カラー)はあって当然ですし、
むしろそのカラーを大切にして欲しいとも思っていますが、
少なくとも1つの場面・1つの関わりに対する視点の鋭さや広さは
参考になったところがたくさんあったのではないでしょうか。
指導を通してより良いCCを育てる、とはどういうことなのか
この講座での学びを通して、もう一度自問自答をしてみて欲しいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接実践編・アドバンス版」の振り返り
「2級 面接面接実践編・アドバンス版」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回、初めて開催した講座だからこそ、今までになかった気付き・経験ができたことや
新しくわかったこと・腹落ちしたことがあったと伝わってくる感想もいただきました。
「新しい講座ってどんなものかわからないから…」とちょっと迷っていた人にとっては、
特に今回の感想は参考にしていただけるかと思いますので、
ぜひお目通しいただければ嬉しいです。
この記事をご覧のみなさまは、熟練CCとして・指導者として
成長していきたいという意欲にあふれた方たちが
どんな感想を・どんな熱量で書いてくださっているのか、
内容だけでなく”想い”まで汲み取りながら読んでみてください。
1・2級 面接実践編・アドバンス版 参加者の声
これまで面接実践編で見学者として参加したことがありましたが、自身のロールプレイを客観的に振り返れる貴重な機会だと思い、今回ロールプレイをさせていただきました。
自身のロールプレイを振り返り、面談全体を通して表面的なオウム返しのようなことを長々していて、相談者が話される様子から、自分が受け止めたことや伝わってきたことを言葉にして「伝え返す」ことができていない。その原因は、単に「伝え返し」が慣れていない、のではなく、口頭試問のところで八阪先生からご指導いただいた関係構築が足りないことによるのだと気付きました。
関係構築を表面的な態度だけを意識して(録画で見ると自分が考えていた以上にうなずきなど激しかったです)、相談者のことを知ろう・わかろうとすることよりも、問題解決のために情報収集しようとするCC中心な考えがあったと思います。口頭試問で「できたこと」が言えない課題にも繋がりました。
相談者が話題を変えていないのに、無自覚のまま自分の聴きたいことを質問して話題を変えてしまったこと、相談者の前に出でしまったこと、振り返るとどちらも相談者に近づきたいと質問した後の応答でした。また、相談者の前に出てしまったことを自覚できても…どんなに関係修復に努めても…その後の面談の難しさを痛感しました。
今回の講座で明確になった熟練者レベルを目指すための課題を、改善していく糸口として、相談者のために自分自身と向き合っていきたいと思います。貴重な時間をありがとうございました。
八阪先生、木上さん、本日もお世話になりました。
新企画「1級・面接実践編アドバンス版(仮称)」を受講し、下記学びがありました。
1.焦点を「事例相談者」に当て続けること
今回のロープレでは、冒頭からケースやケースの中の相談者以外の登場人物に話がずれることがありました。事例指導とは「誰のため」「何のため」に行うものかをあらためて忘れずに、「常に目の前の事例相談者に寄り添う(内省を支援する)」を意識することを忘れないようにしたいと思います。
2.安易に新しい話題を振らない
苦し紛れに(事例相談者が思いついた)話題を振るようなギャンブルはせず、「困ったときほど、事例相談者が今まで話してくださった話題にバックする」という観点は、より強く意識したいと思いました。ついつい「身勝手な情報収集」に走りがちなところは私にもあります。上記1項にも通じますが、誰のための面談なのかを終始忘れないようにします。
3.目の前の事例相談者への「個別指導」である。
口頭試問への解説で、「表面的な誰にでも通じる回答をしがち」な点は私にもあると反省しました。あくまでも今回の事例相談者への唯一無二の個別指導であるので、口頭試問では実際に事例相談者とのやり取りから把握した個別性の高い課題や具体的な成長目標など、具体的かつ丁寧な回答をまとめるように、面談中のセルフチェックや要点メモなども活用しながら取り組みます。
本日もありがとうございました!
この講座は初めて参加したのですが、あたかも自分自身が個別指導を受けているような感覚になって、これまで以上に深い学びになりました。講座では、八阪先生がCC役の方にフィードバックされているのですが、そのひとつひとつが自分自身に落ちてきた感じでした。
ポイントとしては、CLさんに対する誠実さ、CLさんが最も話したいことを共有することの重要性、”CLさんの訴え””CCが捉えた問題”の本質と具体的展開では後者にどう取り組むかが重要となる点、特徴的な言葉や言い回しから察すること、などなどが挙げられますが、特に、問題把握>関係構築となっていないか?という点において、問題を把握することに意識が向いてしまって関係構築が疎かになっているのかもしれないと、試験での自分自身がまさにそうであるということに気づかされました。試験で感じてきた違和感の正体が見えてきた感じがしています。ただ…「言うは易く行うは難し」本当に日々の鍛錬の積み重ねが必要だと実感しています。
改めて基本に立ち返り、無条件の肯定的受容的態度と無知の知という心持ちで日々相対する方々と接していきたいと思います。CC役をしてくださった方、参加された皆さんに感謝です。貴重で有意義な時間をありがとうございました。
本日は貴重な機会をありがとうございました。観察者として参加することで、新たな気づきをたくさん得られた時間となり、感謝しております。
正解はない中でも、・相談者さんが訴えている事を受け止めたと、しっかり相手にわかるように伝えること、・CCとしての問題把握をしたうえで、具体的に展開していくためには、受け止めてもらえるための関係構築が重要な事。・CL視点の問題とCC視点の問題、両方を展開していく事など、実際の面談を通して、非常に具体的にイメージができました。
自分は、今回CC役をやってくださったAさんのように、丁寧に最後までお話をつづけられただろうか、気づいて戻れただろうか。様々なことを考えました。新たな気づき=課題も増えたという事で、・自らの面談の中で、意図して心がけたこと、言語化して説明できるだろうか。そもそも意図して何か働きかけられているか?枝葉に振り回されていないか?・具体的に相談者さんの訴えている問題とCCの考える問題を展開するにあたって、面談の中で、また、口頭試問でもしっかり組み立てられるのだろうか。・相談者さんの気持ちに寄り添える働きかけができるだろうか?と、たくさんの「?」(自分に対しての)が出てきました。
試験までに少しでもこの課題が解消できるように、日々の生活でも意識してみようと思っています。お忙しい中振り返りのメールもとてもありがたいです。平日になると、なかなかまとまって回答できる時間がないため、遅い時間の返信になってしまいましたが、記憶が鮮明なうちにアウトプットさせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
今回、指導者役でロールプレイをさせていただきました。ありがとうございました。
事例相談者が事例の説明をしているとき、何を考えていましたか?と八阪先生から質問され、事例を聴くことに集中していました、と回答してしまいました。事例相談者の問題点を考えながら事例を聴く重要さについて、先生からご指摘があり、自分の今までのロールプレイが事例理解に止まっており、場凌ぎ的かつ表面的なことに気がつきました。それでは表面的な面談をした事例相談者と同じで、とてもお手本にはならない、と改めて実感しました。
座談会で合格された方が、試験を受けに行くのではなく、困っている事例相談者のために面談に行くつもりで臨んだとおっしゃっていたことを思い出しました。1級を目指す目的をもう一度考え直す良いきっかけになりました。
他の参加者の方々から、温かいフィードバックや改善策をいただいたりして、とても勉強になり、優しい方が多くて良い雰囲気でした。今週末も実践編でお世話になります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
事例指導者として、面談冒頭から「目の前のCLはどのような状態で来たのか・・・たくさんはじかれたことで傷心しているから、そのケアから始める」という講師の説明を聞き、最初から「CCは何をどう考えているのか・・・CLの話を聴く準備が出来ているのか」という視点で臨むという話を聴き、そのぐらい真剣に向き合わないといけないんだなと改めて思いました。
自分の今までのやり方が通用しないCLが来た➡どうしよう➡とにかくCLに寄り添ってみようと考え、瞬時に面談の進め方をイメージできるような指導者になりたいと思います。また、CCがCLの発言のみに対応して、CLの思い(悔しさ・辛さ・孤独感・・・)様々な感情には全く配慮しないで進めたことは、やはり問題把握が浅く、問題を矮小化して捉える傾向があるとも思いました。
このような問題を抱えたCCに出会った場合、私は一本やりの方策にぐいぐい引っ張っていく(相談者第一でない)点と視点の狭さのどちらを優先して指導するかなぁと考えながらロープレを観ていました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
どちらの動画でも、特にグループディスカッションの時に
参加者のみなさんが真剣に考えてくださってることが、この写真から伝わるでしょうか?
それだけ、1級でも2級でも、面接試験の難しさを実感されているのかな、と思っています。
参加されたみなさんには、この日の講座で真剣に学んでくださったこと、
そして解説やディスカッションの中で得られた知識や経験を糧にして、
今度はご自身の面談に少しでも活かしていってほしいです。
1級の指導も、2級の熟練レベルの面談も、決して1つの正解があるわけではないですが、
そんなもどかしくて掴みどころのない学びであっても、
「相談者へのより良い支援」を実現するために、熟練レベルを目指して自分の技量を高めることや、
指導者を目指して良い支援ができるCCを育てることを一所懸命にできる人たち。
そんな人たちと一緒に学べることを、わたしも嬉しく思っています。
この記事をご覧になっているみなさんも、
ぜひそんな真面目で誠実で熱意のある方たちと、一緒に学んでみませんか?
みなさんのご参加をお待ちしております。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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