11/23(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「1・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は勤労感謝の日でしたが、そんな日にお休みではなくお仕事をするという
「働く楽しさ」を社名に掲げる弊社ならではの一日になりました。
たくさん講座を開催して大変ですよね、なんてお声かけをいただくことも
増えてきているのですが、できれば休むことも含めての「働く楽しさ」でありたいですね。
午前・午後ともに参加者がロールプレイをする『面接実践編』の講座になりましたので、
同じチャレンジャーどうしだからわかる課題感や悩みもあったのではないでしょうか。
面接試験の本番に向けて、今のレベル感を確認しておくことと、
合格レベルにはどこまでできる必要があるのか、フィードバックをとおして
あらためてご自身の目指す到達点を思い出していただけたなら嬉しいです。
また、今回初めて弊社の講座に参加される方が多かったので、
弊社の講座運営の方針やCCの育成方針など、
講座の本編ではないけれども一番大事にしている根本のところについても、
時間を割いてお話をさせていただきました。
弊社自身、技能検定の「対策講座」という名称で実施していますが、
試験に受かれば誰でもOKではなく、悩みを抱えたCLや事例相談者から
本当に信頼していただける人にこそ合格して欲しいと考えています。
弊社の講座に来てくださる方は、単にテクニカルに面談が上手な人であったり、
一発勝負に偶然通過した人ではなくて、「他者の人生を支援する」という
重要な局面に関わるうえで必須の資質・考え方も磨いておられる人たちであってほしいです。
これからも、良いCCを育成・輩出できる講座を運営したいと思っていますので、
ぜひその点に共感いただける方に、また来ていただければと思います。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接実践編」の振り返り
「2級 面接実践編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回、初めて開催した講座だからこそ、今までになかった気付き・経験ができたことや
新しくわかったこと・腹落ちしたことがあったと伝わってくる感想もいただきました。
「新しい講座ってどんなものかわからないから…」とちょっと迷っていた人にとっては、
特に今回の感想は参考にしていただけるかと思いますので、
ぜひお目通しいただければ嬉しいです。
この記事をご覧のみなさまは、熟練CCとして・指導者として
成長していきたいという意欲にあふれた方たちが
どんな感想を・どんな熱量で書いてくださっているのか、
内容だけでなく”想い”まで汲み取りながら読んでみてください。
1・2級 面接実践編 参加者の声
まず、「口頭試問での関わりの根拠を説明」について。もちろん根拠とそれによってどのような効果があったかを答える。ということは国キャリ試験から行っていましたが、内容が浅かったなと痛感しました。例に挙げて頂いたように丁寧に説明できる=関係構築が出来ている。ざっくりとした説明になるということは、(語彙力表現力の問題もありますが)関係構築もざっくりではないか?と疑わなければならないと思いました。
八阪先生が口頭試問の場面でのチャットで、できたこといっぱいあるよ!と送信されていたのが、見学者の私も励みになりました。その後のフィードバックでは、CC役の方に自己評価が低いんですね。と仰っていましたが、謙虚など置いておいて、正確に出来たこと出来なかったことを評価し、説明することの重要性を改めて感じた場面でした。
また、出来なかったこと=「試みて」出来なかったこと!であるということ。正直言って、面談終えてこのような視点で説明できるか不安ではありますが、そのためには、CLのために色んな関わりを試みて、ですね。ここに来て、面接準備編の抵抗を受け入れるのくだりをもう一度復習しました。自分では解決できないから目の前にいるCLにどう関わっていくのか?一つ一つがCLのためにという大前提を本気で掲げて実践しておられますね。
また口頭試問ですが、主訴を一言で言えるように!ということで例を挙げて頂きましたが、本当に一言で、そしてCLの訴えたいことを、実にその場で訴えているCLの生の言葉で表現されました。なんとか体裁の良い文章を捻り出さなければ!と考えていた私には新鮮でしたし、この表現ができる=共感的理解の深さなんだと思いました。また、「20分の面談を終えて、」という一文が入るということ!が大前提で、その上で一番訴えたいことは?
CLの話したことが真実とは限らない!2ケース目、言っている事が真実ならば思ったように行動するはず。そこに向えないのは何があるのか?首肯のような頷きも、本当に?と、まず矛盾を感じられる視点を持つということ。ここができれば深い面談が出来ますね。なぜ、盲目的にCLの言うことは全て真実だと思っていたのか、、、。
面談内容を理解しながら進め、口頭試問で根拠を持って説明できるように!自分のやったことを紙に書いて、口に出して、確認と試行錯誤を重ねていく!やっていきます!
今回もかなり勉強になりました。今回は、質問時間もゆっくり取っていただき、ありがとうございました。RP中は、チャットで先生が適切なコメントを添えて下さることで、さらに理解が深まりました。
<きょうの気づき>
・関係構築は、いちばん丹念に説明できないといけない。自分のアウトプットには、こだわれ。それがプロの仕事。
・口頭試問では、自分がやったことはしっかり説明できるようになる。
面談がうまく進んでいても、どういう意図をもって関わったのか、その結果どうだったのか、を
ちゃんと説明できないと試験官に「まぐれだった」と思われてしまう。
・できなかった事は、あくまでも自分の中で試みをしようと思ったけど、できなかった事を指す。
・CLが訴えている問題を扱っているけど、CC視点の問題も同時に扱っている。
・「他人は理解できない」がベースとしてあって、それでも理解してほしいと思っているCLがいる。
CLが分かってほしいと思っていることは外さない。ほかの雑多な話は拾わない。
・「共感する」ということは、あたかもCLと同じ景色の中にいるように感じること。
CLの心の声を聴いて、先に気持ちを代弁する。CCが、CLの目線でCLの気持ちを痛いほどわかってくれる、
CLのことをここまで考えてくれていると思ってもらえる、ここまでやるのが共感的理解。
・CLの発言は、「本当かな?」と疑っている。本心はどうなのか?
・自分のRPを振り返る効果的な方法は、じっくり時間をかけて振り返る時間をとる。
時間をかけて一定のクオリティのものを仕上げてみる。スピードより質を重視する。
どういう意図をもって質問したのか等、丁寧に整理していく。
CLさんが訴えていた問題を端的に表現すると、という先生のご回答が「まさに」という回答で、20分という限られた時間の中で、熟練レベルというのはこういうことなんだ、とすごく納得しました。そして、私はまだまだだ、と思いました。
はぁ、道は遠いな・・・でも、5ミリでも前に。千里の道も一歩から、ですね。
皆さん言葉の使い方や言い回しがお上手で大変勉強になりました。
ただ、そのように丁寧に面談を進めていても問題に気づいていただくプロセスはとても苦労されていて、事例相談者お一人お一人の様子や傾向を見ながら慎重にかつ丁寧にお話しないと面談はうまく進まないこともよくわかりました。
1件目の事例では、〇〇は確認しましたか?という言葉がきっかけで、それまでの面談の雰囲気ががらりと変わったのが見学していてよく分かりました。八阪先生が「○○は確認しましたか?という言葉により、無意識に上下関係を作ってしまう」とおっしゃっていましたが、その後の面談はまさに先生と生徒のような関係で進み、言葉選びの重要さを学びました。
2件目の事例では、自己肯定感の低い事例相談者に対し、正論を伝えるもなかなか納得されていないような様子がみれました。短い時間の中で、相手のタイプや傾向を把握し、相手に合わせた指導を行うことは非常に難易度が高いと感じましたが、八阪先生は、冒頭の自己紹介あたりで相談者の傾向も見ていらっしゃるとお聞きし驚きました。
まだまだ自分の視点や視野は狭いですが、相談者の傾向を見ながら相談者それぞれに合ったアプローチができるよう研鑽したいと思います。
今回は、ロープレを実際に自分でやってみるという機会をいただき、いつも以上に貴重な経験をすることができました。ありがとうございました。皆さんの前でロープレをするという事で、変にふわふわしてしまい、正直、開始前の説明はよく覚えていません(すみません)。
目の前の相談者さんに相対することに一生懸命になりすぎて、ロープレのことだけ考えていたのですが、口頭試問になると、話しながら考えていたことも真っ白になってしまい、自分のやったことの振り返りができていないんだという事がよくわかりました。ロープレで終わった…とならずに、口頭試問までがセットなんだと考え直さないといけないですね。
自分のロープレについてその意図を説明・評価するプロセスを、瞬時に行うスキルも求められている。これって、普段の業務でも必要なスキルで、私に足りない部分でした。でも私にはできないと思っていたのですが、今回先生ににアドバイスをいただいたことで、やはりこれをマスターするにはトレーニングが必要なんだとわかり、すぐにはできないかもしれないですが、意識して、少しづつできるよう今回の録画を活用して習得したいと思います。
相談者さんのことを理解しようとすると同時に、自分の行動・考え方の癖を理解する(つまり、自己理解を深める)ことが相談者第一の支援につながるんだと感じた時間になりました。いつも相談者のことだけ見ていましたが、自分のフィルターを通してみているわけであって、その部分がしっかり理解できていないと相手のことも正しく見えないという事、自分に自信がなくふわっとした自己評価なのもその部分につながってきているという事。他者理解を通じて自己理解の足りなさに気づくことができました。試験対策としてだけでなく、今後の課題として取り組んでいきたいです。今回もまた貴重な学びができました。ありがとうございました。
初めて参加させていただきましたが、事前の説明で八阪先生が「『アウトプット』を出来ない人が合格率5%の試験に合格できると思いますか?」とおっしゃっていたことが心に刺さりました。
頭でわかったつもりでも、学びを形にできない、実践で使えていない自分がいました。
3ケースのロープレでは、なるべく自分事として(口頭試問を受けるつもりで)、真剣に向き合いました。
全てのセッションで学びがあり、刺激を受けました。特に3つめのケースでは、関係構築に配慮しながらも、ズバッと切り込まないけれど、丁寧に何度も問い掛けすることで、歩幅を縮めて核心にせまっていく過程を見させていただき、非常に勉強になりました。
口頭試問においても、客観的にご自身を振り返り、簡潔に応答されている点がとても参考になりました。
八阪先生からのお言葉から、この事例ではなく、CLが今後もやってしまうかもしれない癖に焦点を当てること、CLのキャラクターや特性(自信がない、出来ていると思っている)に寄せていくこと、ペーシングの大事さもあらためて気づかされました。試験受験の場だけでなく日頃の対応にも、この学びを活かしていきたいです。
今回初めての参加でしたが、とても学びの多い機会となりました。まず開始前に、初回者向けの説明がありましたが、見学者であっても口頭試問に答えるつもりでロープレを見ること、このアンケート回答も活用してアウトプットする機会を増やすことで1級合格者の上位5%に入れるよう努力することの必要性についてお話いただき、1級受検に向けてのマインドセットができました。
また八阪先生が特に関係構築を重視されている、そうじゃないと聞いてもらえない、理論や専門用語は使わない、伝わらないと意味がない、というスタンスも共有いただき、ご自身の軸が明確で、私としても納得感があり、見習いたい考え方だと感じました。開始前のインストラクションでしたが、とても価値のある時間でした。
ロープレで特に印象に残っていることは、1回目ではやはり「やりましたか?」という問いかけにより「~すればいいですか?」という反応に変わっていってしまう点、特に八阪先生の「事例指導者が答えを持っていると思ってしまう→反発や不安が生じる→答えを求めてくる」という仕組みや、その対応として「その点が気になっているんですか?と問いかけ、そこに焦点を戻して一緒に考えるとよい」という対処方法についても教えてくださり、あまりに印象的で記憶に残りました。自分もやってしまいがちなことなので、特に意識して練習していきたいと思います。
2回目は、自分も見ているときに、事例指導者が自分の視点から指示的なかかわりになっていたり、表情も時に不満そうに見えたりして、関係構築ができていないように感じていましたが、八阪先生のフィードバックでは、事例相談者のペースに合わせる、自信がなくなっている人はあまり行動できないので、ゆっくり考える時間を与えてあげるとよいという内容を、子供に自転車を教える例えでご説明いただき、これも分かりやすく記憶に残りました。
3回目は、予めそういうものだと理解しておくことの2点が印象的でした。1つは自分が正しいと思っている事例相談者は受け取れる状態になっていない、時間がかかるもの、そういうケースもある。もう1つは、事例指導者としての自分のスタイルが関係構築を重視し丁寧に指導するスタイルならば、ある程度時間がかかる、そのリスクを理解し備えておくという考え方も、これからトレーニングを進めていく上で大変参考になりました。ありがとうございました。
ご指導ありがとうございました。以前に受講したお手本編で八阪先生に自身の心情に寄り添ってもらい一気に心が解れた体験が大きいので、とにかく関係構築に力を入れて、具体的展開まで進めなくても口頭試問で伝えられれば良し!の思いで臨みました。進まないことにあまり焦らなくはなったのですが、逆に進めるのが怖くて不安…という新たな課題が出てきて困っていますが…。ですが解説の「違っていたらごめんなさいする」を伺い、ちょっと怖れが小さくなりました。
また、他の方のロープレを拝見していると、自身が行っている時には気付かない「流れの変わる」瞬間やその後の状況、SVーCC間のペースのズレ、といった事がとてもよく見え、勉強になりました。「その状況をも指導に使う」テクニックについては、頭ではわかっていても私はなかなかできないのですが、SV役の方がそれを上手にされ、またその時私もCC役としてその効果を実感できたのは大きな収穫でした。次回はぜひ実践してみたいと思いました。
夢中でロープレに臨んでいると、またCC役の方が一見、ご自分の支援方法が正しいと思っておられるように感じるようなとき、つい「CCも傷ついてここに来た」という事を忘れてしまいがちになります。事例指導を受けに来る、という事はCCが自身の支援方法に自信を失ったり、何らかの誤りを感じ成長したくて来るという事、だから面談内容のみならず、その思いにもしっかり寄り添いたいなと思います。
日常の仕事でも部下がケースを「相談してくれる」は同じことだと思います。忙しさを理由に、つい頭ごなしに「私の正しいと思う」解決方法をサクッと伝えておしまい、となりがちな自分を反省します。日常の行動は必ず試験の際にも出てしまうので…。(試験だけでなく、それでは指導はできないですよね…。)
だからこそ、ロープレで実感させてもらった「私の思いをわかってもらえた」時のほっとして「この人なら信頼できる」と感じた心情を忘れずに、普段から意識して臨みたいと思います。どうもありがとうございました。
八阪代表がSVの問題をどう捉えられて、どうSVにお伝えになるか、そこに着目しながら事例指導を、拝見しておりました。
ある事例では、「そのあたり、CLさんに確認されましたか?」とのSVの関わりについて、やったかやらなかったかを尋ねるのは、一気に関係を冷すとの教え。
またある事例では、SVと事例相談者とのテンポの違い、ペースの違いへの着目。いくら正しいことを伝えようとしても、相手に受け取ってもらえなければゼロ。そこをどう伝えるかの教え。
更にある事例では、自分の面談は正しかったと信じて疑わない事例相談者と、どう関わるのか。自身のスタイルによって、じっくり進めるのか、その場合、時間がかかるというリスクを承知すること。あるいは、どこかで指摘を試みるのか、その場合、関係性が壊れるリスクを引き受け、どう修復するかも準備しておくこと。
いずれのケースも八阪代表の教えは、ど真ん中、SVの問題の核心を突いてられました。
さらに凄いのは、核心を突きつつも、SVに「責めてる」とは感じさせない関わりかたです。
これは、もはやスキルとかテクニックではなく、人格、人間性も含めた、指導者としての「ありかた」の世界です。(この対極が、試験に通るための「やりかた」、ノウハウ、ハウトゥーを求める姿勢なのでしょう。)改めて、八阪代表の真髄に触れさせていただけた貴重な時間でした。貴重な教え、ありがとうございました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
最近は受講時の様子だけでなくて、講座の中で作成しているロールプレイメモも
画像化して載せてもらうようにしています。
あくまで画像なので、内容を全部読んでもらうことが目的ではないのですが、
こういうメモを講座の中ではチャットを使ってほぼリアルタイムで表示しています。
今面談の中で何が起きているのか?さっきの関わりはどうだったのか?など、
ロールプレイ中に疑問に思いそうなことをその場で補足や指導をしていきますので、
見学で参加している方でも、気を抜かずにすごく真剣に学んでいる方がたくさんおられます。
「気を抜いている暇なんてない」というくらい、濃い3時間として学んでくだされば
成長の種はいくつもお渡ししていますので、ぜひこの日の学びをご自身の成長の糧にしてください。
今回は参加できなかった方も、次はぜひ来ていただきたいです。
『参加者の声』にもあるように、一度でたくさんの収穫が得られるはずですよ!
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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