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11月11日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接事例読み解き編)の様子

11月11日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接事例読み解き編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

11/11(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接事例読み解き編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日は11月11日、1が4つも並ぶという、なんだか幸運がありそうな日でしたね。
この日に学びに来てくださったみなさんには、
春に吉報が届くんじゃないかな、と期待したくなるような一日でした。
参加された方にも、そのお気持ちが少しでも伝わっていれば嬉しいです。

一方で、面接事例の読み解きは、もうまもなく今回の受検事例が手に入るみなさんにとって、
早めに取り組んでおきたいことの1つだったのではないでしょうか。
参加された方のほとんどがリピーターの方たちで、
特に、面接準備編できちんと足場を固めてきた方たちにとっては、
学んだことを実践するにはどうすればいいか?という視点でお話が聞けて、
理解が何倍も深まったのではないでしょうか。

この講座から入ってこられた方も、ぜひ準備編でしっかり基本を押さえて、
今日の学びを一層意義のあるものに昇華するようにしていきましょう!

それでは、ここからは講座の要点をわたしと一緒に振り返っていきましょう。

当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
指導レベル(1級)、熟練レベル(2級)への到達・合格に向けた成長に
繋げていただければ嬉しいです。

「1級 面接事例読み解き編」の振り返り

1つのポイントをどう見るか。SV-CC間の関係構築として活用することもできれば、
SVから見た問題把握として活用することもできる。ダブルで見れると、指導も充実します。

これは今回の指導の中でも、特にみなさんの目を惹いたポイントだったのではないでしょうか。
1つのポイントを複数の視点から見れるようになると、
事例指導がすごく進めやすくなることも、分かっていただけたかと思います。

よく講座をしていたり、あるいは個別指導をしていると、

ここのポイントって問題点だと思うんですけど…

と挙げてくださる方がいらっしゃいますね。
別にそれ自体は、決して悪いことではなくて、必要なことではあるんです。

ただ、その内容が仮に確かに問題点であったとしても、間違った対応だったとしても、
それをCCのおかしいところ・直すべきところとしてしか捉えていないと、
CCから見れば、ちょっとキツイものの見方になってしまいます。

どんなに正しいことであっても、”問題点”という見方って、
言われる側/見られる側からすれば、受けとめるのには大きな勇気が必要なんです。

指導者であるSVから見て間違っていると言われると、ぐうの音も出なくなります。
あるいは、自分の存在意義や立ち位置が脅かされそうで、抵抗を示すこともあるでしょう。
その反応もまた、CCの1つの反応に過ぎないのですが…
できればもう少し、お互いに前向きに・温かく、指導面談を進められるといいですよね。

まだ何か活用できないかな?

いい関係性を創るために、この話題を使うならどう関わればいいだろう?

そんな見方をしてくれるSVだと、CCも勇気を出して自分の失敗事例を持参した甲斐がありますよね。
今回の講座では、CLに対して提案したいこと・やってみたいことを
たくさん持っていたCCという例を解説しました。

解決したい、力になりたいというCCなりの一所懸命さだったり、
それができないといけないという責任感だったり、
あるいはCLが少しでも良くなって欲しい・イキイキして欲しいという希望だったり、
元々は肯定的な感情や意思をもとにして、CCの関わりも始まっているはずです。

そこをちゃんと、SVが言葉にしてお伝えできるでしょうか。
問題ばかり躍起になって探すのでなく、CCの目線で考えられるでしょうか。

CLに寄り添う・CL第一であることを指導する立場のSVが、
まずは目の前のCCに寄り添うこと。それができて、初めてSVの話を聴いていただけるのです。

問題点はもちろんたくさんあるけれども、それでもまずはCCに対して肯定的に見る。
2年生なりの善意や熱意に対して受容する。

温かい指導は、そんなところから始まるのです。

難しいことや複雑なことを長く解説するのではなく、
CCの中にある、成長したい・改善したいという気持ちをしっかり支えて、
そして上手に活用しながら、指導の効果がきちんと出るような関わり方をぜひ身に着けてください。

「2級 面接事例読み解き編」の振り返り

一般論をベースにCLを説得したり、特定の方向に引っ張ったりしないこと。
あくまでもCCは、目の前のCLがどう考えているかを中心に理解しないといけないです。

これは面接準備編でもお話していることですが、
今回の読み解き編はそこから一段レベルアップした、より実践的な内容として、
その意味を具体的な2つの事例を使って理解していただきました。

過去の事例でもそうでしたが、2級のCC技能検定対策講座は
今どきのテーマが盛り込まれていたり、一般論だとこの方向に進むべきだと感じるような
なんとなく設問者の意図を感じるような事例が良く出てきます。

直近の第30回のケースでも、定年再雇用で収入・やりがいが無くなるや、
家族の介護と自分のキャリアのバランスが取れない、というケースがありますよね。
過去には、男性の育児休暇の話や独立起業の話などもありましたが、
いずれのケースにおいても、

常識的には、こうした方が良いんじゃない?

とCCに言わせたいのではないか?と考えるような内容でした。
そこで考えて欲しいのが、冒頭のメッセージです。
常識的・一般的な判断に沿って進むことができるなら、
CCであるあなたのところには相談に来る必要はない
のです。

では、なぜCLは相談に来たのか?ここがCCが考えるスタート地点です。
それも、家族や職場など身近な人ではなく、CCをわざわざ選んでいるのですから、
その行動にもCLなりのメッセージや意味が込められているのです。

“仕事と家庭の両立は良いことだから褒めておけばOK”のような
安直な考えをしていては、熟練レベル・プロとしての支援にはならないです。

そのレベルの応答であれば、わざわざCCが話をするまでもなく、
家族や友達、職場の親しい人に聴いてもらえれば十分です。
そして、CCではない彼らは往々にして、上記のような表面的な対応をCLに対してしている、
そんなことも想像に難くないですよね。では、同じレベルのことをCCがしていていいのでしょうか?

例えば伊沢さんのケースの場合、仕事と親の面倒をどうバランスするかという話であり、
同時に過去には仕事と子育てのバランスを取りながら働いてきた方でもあります。
そんな伊沢さんが「仕事をもっと頑張りたい」と言っている。
その矢先に起きたのが、親の認知症の件、という時系列でしたよね。

このときに仕事と家庭(育児)のバランスを取ってきた/取れてたことを褒めてみたり、
今後もまた、仕事と家庭(親の介護)のバランスを取っていくことを話すと、
そのメッセージは、CLからはどう見えますか?

やっと仕事に力を入れられる!というCLの熱意や意欲に対して、
それは無理だから諦めろと言っているのと変わらないです。

CCの言葉は、みなさんが思っている以上に重たいものです。
助けて欲しくて、誰かに頼りたくて来たCLに対して、安易な一般論に当てはめて回答すると、
その気持ちを壊してしまうようなメッセージとして伝わるリスクがあるのです。

しかもそれを、プロと呼ばれるCCがやってしまうことの重たさ…
そこまで考慮できていたでしょうか?

素人でも簡単に言えるようなレベルの考えは熟練レベルとは言いません。
それができないから来ている、というCL目線をもう一度よく考えてみましょう。

言いたくても言えないこと、言ったけれども相手にされなかったこと、
そんなCLの葛藤を、CL本人が感じているかのようにCCが感じられるのか。

講座の中では「まるで映画やドラマでも見るかのように、頭の中にCLの見ている景色を
描き出すことはできますか?」という問いかけもしましたね。

わたしたちCCは、言葉しか使えないのですが、その言葉を発する前に、
どれだけ頭を使って、心も使って、CLがわかって欲しいことをCL目線で見れているか。
そこが問われているのだということを忘れないで欲しいです。

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

多くの方がすごく熱心にアウトプットしてくださっていて、
すごく真剣に考えてくださったのだなと思っています。ありがとうございます。
こういう1つ1つの場面・機会を活かそうという意識があるか、
教わったことをただ受け取っただけで終わるかで、成長の度合いは雲泥の差ですから、
ぜひこれからも今の姿勢を大事になさってください。

全部を紹介するのは難しいのですが、良い気づきをしてくださった方を中心に
なるべく意見や視点にバラエティが出るようにピックアップしてみました。
この記事を読んでいるみなさんにも、参考になれば幸いです。

1級・2級 面接事例読み解き編 参加者の声

わずか数行のCL情報(事例)から、そこまで読み解かなければ熟練レベルには達していないことを実感させられました。

2級技能士・第30回試験の<伊沢さんのケース>は、私自身、最も先生の見解を聞いてみたかった内容でした。何故ならどのように関わっていけばいいのかイメージができなかったからです。これまでの家事・育児の両立に対する労いと、これから予想される父親の介護と仕事との両立への不安の解消かと・・単純に考えてしまっていました。先生の見解・・CLの心境は「また我慢、辛抱、調整が続くのか」というものだと聴いて、自分はまだCL目線で考えられていませんでした。

<松井さんのケース>も表面的な言葉を真に受けてしまいそうでした。
辛い銀行業務という負のキャリアを一日も早く清算し、新しい仕事に就きたいと語るCLの意志を尊重し背中を押してしましそうでした。CLが見ている景色、CL目線での問題把握が出来ていないと感じました。

ただCLが望む(語る)ことをしてあげるなら、CCに相談する必要はないかもしれません。
キャリアコンサルティングの定義は「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発および向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」とされています。CLの語る内容の深層部分を如何に的確に把握できるか、如何にCL目線になれるか・・大変レベルの高い技術が求められることを痛感しました。

2級面接事例読み解き編、ありがとうございました。八阪先生の講義を聴くたびに、自分の力不足を強く感じます。

<松井さんのケース>について、早く転職先を決めなければと焦っているCLさんなので、自分がCCだと、一緒にどんな仕事が向くか考えましょう、とやってしまいます。
成功体験や得意領域を聞き、逆に何がしんどかったのか(目標達成できない自己嫌悪?ノルマによる上司との人間関係?むりやり融資しようとしている顧客への申し訳なさ?)を聞き、どんな仕事だったらCLさんが生き生きと会社に向かえるのか、一緒に考えましょうと言ってしまうと思います。

先生はわたしの質問に対して、一息ついて少し休むようにお話されるとのことでした。なるほどなと思いました。この状態のまま転職活動を始めても、たぶんCLさんの自信も自己肯定感も戻ってこないです。
休むことの意味、大切さをうまく伝えないといけない人(まじめな方なので休むことを良しとしなさそう)ではありますが、CLの人生そのものを長期的に捉え、イメージし、向き合わないといけないと思いました。

初の2級受験。面接事例5ケースが事前に提示されることに対し、シンプルに「どんな準備をするべきなのか」を知りたく本講座を受講しました。が、結果、試験対策云々ではなく、いつもの「相談者ファーストのCCとしてあるべき姿をより深く学ぶ機会」となり、2級チャレンジを決めたことは自己の成長に繋がる→より良い支援のできるCCに成長している、と確信しました。

<今日の気づき>
・事例の事前読み解きは「面談をどのように進めるか」というようなCC本位の準備をすることではないと明確になったこと
・その理由については、先生の講座を複数回受講した経験から容易に理解できる自分になっているとわかったこと
・面接事例準備、論述準備、そして実務の相談業務。これらは全く別物ではないこと

 (つまり、試験対策として学んでいること自体が明日からの実務に反映できること)
・目の前のCLの経験・背景からできる限りの想像をし、このCLが見ている景色の解像度をあげることが重要
・そのうえで、あなた(CL)はこう感じているのではないかと思うがいかがでしょう?と勇気をもって伝えてよいこと

 (違ったらそうCLが言ってくれるはず、そこから展開すればよい)
・難しいCL(そもそも優秀、自身の考えや価値観が強い)の対応において矛盾を指摘する必要がある場合は、

 より一層関係構築が重要になるであろうこと(CCの助言に耳を傾けてもらうため)
・CLとCC(自分)の価値観は同じはずがなく、支援をする際「(CLの状況が)自分だったら」と

 自分に置き換えて想像するのではなく、CCとしては常に俯瞰してCLに対峙する必要があること
・一般常識や自身の価値観は一旦横に置き、CLの価値観を徹底的に追求すること
・そのために、CCには普段から疑問を抱いたり逆説を考えたり、視野を広げ視点を変える習慣を身につける必要があること


受験準備として受講させて頂いておりますが、業務を遂行するうえで迷ったり悩んだりする際に非常に強いよりどころを得た実感があり、本日も大変有意義な時間でした。

八阪先生の講座では、毎回、はっとさせられる言葉との出会いがあります。今回は、「自分が正しいと思っている人をスタートラインに立たせるのは、30分では足りない」という言葉です。これは、冷静に考えれば、おそらく誰にでも心当たりのあることです。30分どころの話ではないはずです。それなのに、どうしてそんな当たり前のことが頭から抜け落ちてしまうのでしょうか。さらに言うならば、「自分が正しいと思っている人が相談に来ることもある」ということまで忘れていました。カウンセリングと事例指導の違いについて考えさせられました。
また、今回の講座をとおして、多角的な視点で物事を見ることの大切さ、考え続けることの大切さを改めて学ぶことができました。どうもありがとうございました。

論述事例読み解き編(選択問題)、論述事例読み解き編(必須問題)、面接準備編に続いて受講しました。毎回、八阪先生の相談者や事例相談者への対応に感心しながら、自分との違いについて考えさせられました。

キャリアコンサルタントのミッションとそのミッションを達成するためビジョンに共感する中、先生のカウンセリングに一歩でも近づくことができればと思い悩んでいました。その結果として、テレビドラマの登場者に寄り添うということをやり始めました。
当然、上手くいかずにどうしたもんかなと思っているところでした。今回の受講後の質問で、八阪先生に「どうすれば先生のような考え方ができるか。」とお聞きしました。その回答が、「創作物を見てください。」「ドラマの登場人物に情がのった状態」「相談者の家族との一家団欒の中で、悩みを言い出せない相談者の映像」などと仰られたときに、はっとさせられましたし、腹落ちしました。

以前、受講した中で「キャリアコンサルタントの武器はことば」があまりにもインパクトが強すぎて、相談者や事例相談者の映像化は二の次になっていました。今まで霧がかかって手探りで進めていましたが、受講後に、霧が晴れて視界が開けました。これからは、本物を目指して頑張ります。ありがとうございました。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

思わず笑顔になっているシーンもあったので、
より雰囲気が伝わるようなものを今回は載せてみました。
基本的に座学で、ずっと話を聴いているタイプの講座だったので、
疲れてしまわないように、できるだけフランクにお話しつつ、
大事なところを引き締めるようにお話させていただきました。

ほとんどの方は、わたしが書いた読み解きメモやグラフと
一所懸命ににらめっこしておられましたが、
それも「合格したい!」という意欲の表れかな、と思っています。

その意欲を、事前の準備や練習ではうまく利用してモチベーションにしつつ、
当日はその意欲をそのまま出すと自己中心になってしまうので、
目の前の人にしっかり集中する。そんな指導/面談を目指していきましょうね。

それでは、今回はこのあたりで。
また次の講座でお会いしましょう!

弊社の1級・2級CC対策講座 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「1級・2級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。

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