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12月3日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(論述事例読み解き編)の様子

12月3日(土)1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(論述事例読み解き編)の様子

執筆者 | 木上 和裕

12/3(土)に
「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 論述事例読み解き編」
を開催いたしました。

みなさん、こんにちは。働く楽しさ研究所サポーターの木上(きがみ)です。
いつも弊社の講座を受講いただきありがとうございます!

さて、とうとう試験(筆記・論述)まで1週間となりましたが
みなさまご準備のほどはいかがでしょうか?
とはいえ「準備万端!いつでも来い!」と胸を張れる方は多くないはず(笑)
試験の二文字の前では、何歳になっても緊張しちゃいますからね。

わたしも1級CCチャレンジャーで、あとは実技を残しているところなのですが
実技には明確な正解がありませんので納得できる準備は難しいですね。
論述試験の過去問を解いてみたは良いものの、困ったことに
その解答が正解しているのかが分からず…モヤモヤしています(笑)

他にも、できることは何でもやろうと、テレビを見ながら考えを言葉にする
練習をしたり、文章を紙に書く感覚も取り戻さなければとペンを握ったりもして
当日には実力を発揮できるように、と最終調整に入っています。

1級・2級ともに挑戦されるみなさまも、CCとしての人生が変わるかもしれない
この転機を上手く乗り越えられるように、一緒に頑張りましょう!

それでは、ここからは講座の要点を振り返っていきます。
午後の講習にわたしはご一緒していませんが、講師から要点のメモを受け取っています。

当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
指導レベル(1級)や熟練レベル(2級)への到達、そして合格に向けて、
この振り返りの内容を活かしていただければ嬉しいです。

「1級 論述事例読み解き編」の振り返り

講師曰く『CC視点の”問題点”を見るとき、すなわち”問題把握”をするときは
 「それは誰が聴きたい・言いたい・やりたいことなのか?」

 という主語(Who)に注目しましょう。

面談の主体がCCとなっており『相談者第一』ではなくなった結果
CLとの関係構築が思うようにいかず、面談がスムーズに進まなくなったり
次回の面談に来なくなる等、円滑な支援ができなくなることがあります。

CCが主体となっている様子を言葉として表現するなら

  • CCがCLを引っ張る
  • CCがCLを導く
  • CCがCLを押し留める

このように、主語がCCになっていますよね。
CCが面談を主導し、CLの進む方向を決めようとしている傾向がみられます。
では、そんなCCがどのような考え(理由)でCLを主導しているのでしょうか?

  • CCが良かれと思ったから
  • CCが心配だと思うから

こちらもやっぱり、主語がCCになっていますよね。

CCが思った理由に基づいて、CCが決めたペースで面談すると
CLが話したい・聞いてほしいことを面談の”テーブルの上”に載せる余地がなくなります。

その結果、CLの悩みや気持ちは受け入れてもらえないと感じるようになり
気持ちは離れてしまい、最悪の場合は接点すら途絶えるかもしれません。

もちろん全てのケースでそうなる、と絶対的に決まっているわけではありませんが
CCが主体となっていることが原因で起こりがちだという傾向はあります。

また、CCが主体となって面談を進めてしまう原因には
CCが特定分野の知識や人生経験、職業経験が豊富だったり
以前の面談で今回と近いテーマの話をしたことが等の理由で
先入観や前例を現在の面談に持ち込んでしまうということがあります。

当然の事ではありますが、その先入観や前例を形づくったのは
過去の出来事であり、別の人との間で起こったケースであって
いま目の前にいるCLが全く知らない何処かでの出来事
なんです。

とはいっても、CCは『CLのために』と自分の中の引き出しから
一生懸命に情報をまとめ、提案しています。

主体がCCとなることで、面談がいびつな形になってはいますが
ポジティブな動機で面談を行っていることも確かです。
CCが今まで重ねた経験やスキル活かして社会貢献したい気持ちや
CLの役に立ちたいという純粋な想いもあるんですね。

SVとしては、その意気込みの受容も大切だということでした。

そもそも、CCが事例相談に訪れるのは自らを改善することで
もっとCLの役に立ちたいと思っているからです。
その姿勢だけでも充分に承認されるべきではないでしょうか?

ただ、そのCCはボタンを掛け違えてしまっているのだと考えてみてください。
その掛け違っているポイントである『主体の在りか』を再認識できれば
きっとCCは上手く信頼関係を構築できるようになるでしょう。

だからこそ、SVとしては、もっと頑張ろうと努力しているCCの
『惜しいところ』をいち早く捉えること
が大切なんだと思います。

CCの努力への受容と承認、そして敬意を表して信頼関係を構築しながら
CCが成長できる支援策として、掛け違えたボタンに気づき熟考していただく。
そんな流れで事例相談に乗ることができれば、CCの成長に一役買えるでしょう。

事例相談の場では『CCとCLの関係構築』だけにとどまらず
指導が円滑に進むように『SVとCCの関係構築』も並行して注力する。

指導を求めて訪れるCCと、CCが今後出会うであろうCLの役に立つ
そんな事例相談ができるようにSVの卵として成長したいと思います。

「2級 論述事例読み解き編」の振り返り

講師曰く『フレームにはめた回答はおすすめしていません。
 フレームにはめられたいCLなんていないからです。
 CLが望んでいないのにそれをやろうとしてしまうのは、CCの自己都合ですね。』

システマチックアプローチ、マイクロカウンセリング、コーヒーカップモデル…
キャリアコンサルティングの世界には様々なフレーム(枠)や技法があります。

フレームは、面談を客観的に捉えるうえでとても役に立ちます。
事例検討や行き詰りを感じた時などに、見落としている箇所がないかと
要点を押さえた振り返りを行う際には活用できます。

しかし、CLと向き合っている面談中に、
そのフレームに当てはめるように面談をすると
信頼関係の構築を妨げる要因になるということでした。

なぜなら、それは講師が解説したように
『フレームにはめられたいCLなんていないから』です。

CLは技法やフレームに関係なく、話したいことを話し、聞きたいことを聞きます。
でも、そこでCCが無理にフレームにはめようとすると

いや、今は〇〇ではなく△△について話し合いましょう

と、足りないピースを集めなければならない、次の段階に進まなければならない
という心境になります

面談の流れをCCが決めてしまっているということですね。
それはもう、面談の目的が『CCの予定通りに話を進める』に変わっています

CLの立場からすると…
CCが用意したシナリオに沿って話していく感じになります。
CLがインスピレーションを働かせる余地が狭くなりますので

あ!そういえば思い出しましたよ!

のように、ふと課題のネックとなる部分に気づく機会も、少なくなります。

そうならないために、CLが自由に考えて自由に話してもらえるよう、
大きく広く構えて、全部受け止める姿勢がCCには必要
なのです。

CCの予定したとおりにCLが話してくれなくても

なんでも聴いてくれるから、余計なことを話し過ぎました(笑)

こうCLに言ってもらえると、わたし(木上)は”成果あり”だと捉えています。

なぜなら、CLにとって『話しやすいCC』と認識されると
面談がスムーズになりますし、話が本筋から逸れること自体が、
「話がすぐ逸れがちな傾向がある」「言いたい気持ちが溢れるくらい我慢してきた」
など、CLの状況を推し測るヒントになるからです。

『課題を解決する』というゴールには届いていませんけど
辿り着くための道路がキレイに舗装されたような印象でしょうか。
CLがゴールに向けて進む際には、とても歩きやすくなっているはずです。

また、CLが相談に訪れる際には「問題を解決したい」との目的と併せて
「困った状況を理解(共感)して欲しい」といった強い気持ちも
持っているのではないでしょうか?

そこに、CC側が用意したフレームにはめようとすると…
シンプルに言葉にするなら『とても話しづらい』ということです。

繰り返しますが、CLは自分が話したいことを話し、聞きたいことを聞きます。
CCのことを信頼してくれるようになるためには、全部受け止めることから始める。

それでは問題解決に繋がらないのでは?

と思われるかもしれませんが、安心してください。
フレームに頼らなくても面談は差し支えなくできます。
CLが自由に話してくれることを材料にするだけでも、ちゃんと面談は成立します。

実際、八阪講師とわたしは何千という面談をこなしてきましたが、
そこで、特別フレームを意識せずに面談をして、それで困ったことはありません。
CCがフレームにはめて積極的に情報を集めなければならないことって、
これといって特にないんですよね。
むしろ、フレームにはめて面談する方が何倍も難しいしとさえ感じます(笑)

そもそも『面談』は無形物ですから、相談内容も人により様々です。
人それぞれの状況に合わせて、可変的に対話できるのがプロのCCだと思います。

また、柔軟な姿勢で面談ができるようになると、対応できるCLの幅も広がります。
どんな属性のCLが来談しても、慌てず面談ができるようになります。

もちろん、何でもありの好き勝手にやっていい、ということは決してありません。
自分は本当にCL第一を徹底しているか?そこは絶対に欠かせない視点です。
ただ、CL第一であるか?を追求すればするほど、
「フレームにはめよう」という行為・考えはその真逆だ
ということもわかりますよね。

小さな枠に捉われず、ドンと構えた熟練レベルを目指して
CLのすべてを受け止められる、そんなCCを目指してみてください。

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

1級 論述事例読み解き編 参加者の声

八阪先生、今回も講座を受講させて頂きありがとうございました。
今回の論述読み解き編を受けさせて頂き、相談者が困っておられる状況の深さや広さ、事例相談者が相談者の考えや思いにどこまで寄り添って捉えているかを考える重要性について学ぶことができました。
相談者がお話したいことをしっかりと捉ええ、相談者に対して、承認、労い、共感が伝わらないと関係構築が進まず、面談が上手くいかないことも再確認できました。これからも沢山の勉強が必要ですが、努力を重ねていきます。
八阪先生が青ラインを引かれた文章は、私も気づいていました。自分が受けた面談なら承認できたと思っています。ちょっとだけ自分に自信がつきました。

読み解き講習は選択編2回目、必須編も受講しました。八阪先生が分野も関係なくポイント毎に分かりやすく説明しきれるのはどうして?自分との差は何か?が謎というか分からずモヤモヤしていました。今回受講するにあたり、自分なりにこうかなと思うところを検証しながら聞かせていただきました。
SV(八阪先生)はCL(あくまでもCC報告をもとにした)の人物像や主訴・本質的な問題を把握したうえで、自分ならCLに自ら問題解決できるようになるための支援をどのように展開するかを明確にイメージできている。このレベルが半端ないんですね。
でなければ、2年目CCの対応についてそのまま伸ばすところや改善点(問題・課題)が見えてこないし的確な指導もできない。チャットでも確認させていただき大分スッキリして本番に臨めそうです。
まずは、慌てず2回か3回しっかり読み込んでから上記プロセスで文章化する練習をします。毎回気づきをいただき、ありがとうございます。

本日はありがとうございました。2級技能検定論述受験の際、「これまで自分がやってきたことを信じて力試しだ!」と碌に試験対策もせず、強気に挑みました。
しかし、試験直前になり、急に不安に駆られ、「やっぱり受かるための受験対策をしたほうがよいのだろうか・・・」と、それらしきテクニック的な情報に俄かに手をだし、『自分で深く事例を読み解きながら回答した』という実感が持てないまま終わってしまいました。
結果62点と冷や汗をかきました。今回の1級受験では、不安に負けない様に、前回と同じ轍を踏まない様に、しっかりと事例を読み解く時間を持とうと、己を律する目的で参加しました。
講座では、論述試験対策としてもそうですが、八阪先生のカウンセリング中の頭の中を知ることができ、カウンセリングの基本であり最も大切な、精一杯クライエントのために時間を使うということを、改めて自分に言い聞かせました。
論述問題の文面から、くみ取れるものはしっかりと頭を巡らせ汲み取って、メモを残し、自分のなかで大枠を整理してから回答欄に落とし込めるよう、落ち着いて論述試験にも取り組みたいと思います。
うまく回答しようと焦って本末転倒にならないように、事例読み解きが浅くならないように心がけたいと思います。 先生でも「2時間の試験時間は短い」と話されているのを聞き、少し落ち着きました。とりあえず出来ることからやってみようと思っています。

2級 論述事例読み解き編 参加者の声

前回の試験では合格点に達することがなく、なぜ出来なかったのか?が正直分かっていませんでした。しかし今回の講座で、逐語録から読み解くCL像。また特に気にしていなかったCCの姿勢まで気づく事ができました。
また一番大きな学びは、普段の自分のCCに対しての姿勢です。「気づきを与える」以前の準備編受講の際にも指摘いただいた事が、まだ出来て居なかった。先日更新講座のレポートを提出したものの、一番必要な事はその姿勢から正すことではないか?論述を紐解きながら、ついつい普段のカウンセリングについても考える、見直す機会になりました。
試験!というと、どうしても点数を取るに取るに走ってしまい、どこかCLファーストではない回答(こう答えたら点数が取れる)に走ってしまい、CL情報が読み取れていなかった自分。
今日の講座で改めて気づけたからこそ、早速月曜日のカウンセリングから心入れ替え向き合います。

やっぱりそうだよな、が素直な感想です。前回初受験で、別の講習を受けて臨みましたが不合格。
それは仕方ないのですが、前回受けた講習の内容に今一つ納得していなかったので、今回こちらの講習を受講しました。前に受けた講習では、相談者を型にはめて、どの相談者のどのケースでも論述回答が似たようになってしまうのでは?と思っていました。
相談者をよくあるワードで型にはめないという今回の講習内容が、凄く腑に落ちるもので、論述本番まで一週間ですが、建て直しを図りたいと思います。 ありがとうございました。

今回は2回目の受講でした。前回学んだことが身についているかの確認と、試験直前なので周りの方達や先生のお話を伺い自分に喝を入れようと思い参加させていただきました。
今までの解き方は先生の仰る「教習所レベル」の解き方だったのですが、前回の試験から先生に教わった通りにしたことで自分史上最高点(といっても65点ですが)をとることが出来ました。
とはいえ、職場で配られた参考資料や勉強仲間は「教習所レベル」の解き方をしており私のなかで迷いがありました。講座の中で先生が「今からこの流れの通りに面談しますからよろしくお願いします、なんてCLに言えますか?」というお言葉で、私の迷いが晴れました。今回も教わった方法で挑みます!
余談ですが…隣室でゲームしていた夫が「キャリコンのこと全然知らないけど、随分と分かりやすい説明してくれる先生だね」と話していました。
第三者が耳だけで聞いていても分かりやすい伝え方が出来るように、私もなりたいです。口頭試問でも、専門用語並べるよりそっちの方がきっと話しながら自分の頭も整理できるよなぁ…と感じました。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

1級CCを目指すようになって3年になりますが、冬はソワソワします。
何とか早く合格して安心した冬を過ごしたいものです。
これまで2度受けた試験の点数としては、もう一歩のところなんですけど
そのもう一歩の距離感が掴みづらくて仕方ないですよ(笑)

1級CC・2級CCに合格したらやりたいこと、みなさまにも何かありますか?
わたしは八阪講師との1級CCタッグとして弊社YouTubeチャンネルを盛り上げたり
講習も面白い企画ができるかもしれないなと思っています。
みなさまそれぞれの想いがあるかと思いますが、お互い精進してまいりましょう!

それでは、また次の講座でお会いしましょう。
今回のご参加、ありがとうございました!

弊社の1級・2級CC対策講座 特集ページのご案内

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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは、1級・2級それぞれの「CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。