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11月4日(土)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編)の様子

11月4日(土)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

11/4(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接準備編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。

この日はもともと、午前・午後のダブルヘッダー開催を予定していましたが、
午後の「面接お手本編」が残念なことに開催中止になり、
久々に午前だけ単独というパターンでの講座開催となりました。

3連休の中日だったこと、しかも天気もすごく良かったこともあって、
きっと家族やお友だちと、お出かけを楽しまれている方もたくさんおられたのでしょうね。
そんな中でも、弊社の講座にわざわざ貴重な連休の時間を割いて来てくださって、
今日は本当にありがとうございました。

今回参加された方は、たまたまみなさん関西にゆかりのある方ばかりでして、
こんな天気の良い日なら、いつか近場の人たちで集まって、
秋の晴天の元で「青空講座」もできるといいな、なんて思ったりもしました。
もし興味があるようでしたら、またお声かけください。

それでは、ここからは講座を振り返っていきましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
指導レベル(1級)への到達・合格に向けた成長に繋げていただければ嬉しいです。

「1級 面接準備編」の振り返り

事例相談者(CC)も彼らなりの”こうしたかった”という理想像を持っています。
そのCC2年生なりの”意図”に目を向けてください。

今回は、指導者としてのあるべき姿や基礎的な考え方はよく分かっている方が多かったので、
この振り返りの記事でも、概念的な部分よりも実際の指導面談場面の話を題材にしたいと思います。

このお話は、講座で言う3段落目のあたり、かなり後半になってからお話したことですが、
実際に指導をするときに、CCが自分の事例や面談の経過をどう捉えているか、
CC視点を持って考えてみてください、というお話をさせてもらいました。

その中で、ケースの中で起きたこと・やったことばかりを
ほじくり返すように質問をしても、ダメだったことをひたすら説明させられるだけなので、
CCの立場から見れば、それを説明するのがどんどん苦しくなってしまう、と解説しましたね。

面談の中で何が起きたのか、事実を明らかにして、
その問題点に介入していくのが指導だ

なんて話を耳にしたことのある方もいらっしゃるようですが…
CCは別に自分の失敗を説明するために来たわけではないですし、
自分の面談がうまくいってないことは、SVに言われるまでもなくわかっています。

それでも指導場面で自分の意見や見立てを述べてみたり、
自分の何が悪かったんだと悩んだり・反発したりしている。
その行動が示すものは何でしょうか?CCがSVに対して訴えていることはなんでしょう?

CCもCCなりに良かれと思って、CC2年生にできる範囲の努力や工夫をしている。
そこにある”CCの意図”にこそ、目を向けてみてください。

みなさん自身も、自分が仕事で失敗してしまったときに
「起きたことが何なのかを説明させられる」行為に対して、
不安や抵抗なくスラスラ話すことはできるでしょうか?

まして相手は、まだCC歴2年と若葉マークに近いくらいの経験の方です。
CCとしてベテランの”指導者”から、何をしたのか根掘り葉掘り聞かれてしまう。
その時、CCはあなたのことをどんな目で見ているか、想像をしてみて欲しいのです。
どれほど不安な目をしているでしょうか?

でも、その失敗した事例を持ってきたCCにも、CC2年生なりの言い分があるのです。
本当はこうしたかった、こんな面談をしようとしていた…。
そのCC側の意図に、本当に価値は無いのでしょうか?

指導とは、間違いを修正して正しいことを教えることではありません。
SVとCCの関わりを通して、CCが自らの問題点と向き合う勇気を持てるようになる。

こう考えてもらうと、指導が指摘になることなくなりますね。
指導を受けに来たからと言って、何でも受け入れられるわけではないし、
そもそも間違いを受け入れる心の準備というのは、簡単にできることではありません。

指導面談の最中であっても、CCが自分の正当性を主張したり、
失敗への直視を避けるような様子を見せてしまうこともあります。

それでも、ダメなところ・悪いところにばかり目を向けるのではなく、
指導を『受けに来てくださった』と捉えて、
CCなりの良いところ・やろうとしたことに注目する。

受容的・共感的な姿勢が指導者に必要だ、という試験細目の文章も思い出しながら、
事例相談者に安心してもらえる関わり方にこだわる指導者を目指して欲しいです。

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

今回はものすごくたくさんの方からの感想をいただいておりまして、
さらにその1つ1つがとても熱くて重厚なものでしたので、本当は全部ご紹介したいのですが…。
またどこかの機会で、あらためてご紹介したいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

1級 面接準備編 参加者の声

指導者としての「あるべき姿」が、お手本として相手第一という基本を実践する必要性であるというお話や、プロとしてCLをするなら支援するならば、自分の支援の質を管理する「品質管理」が必要だという言葉を聴いて、自分が日々思っているズバリの言葉が聞けました。今回の講座は自分にプラスになると確信しました。

CCが発する言葉1つひとつが生きていると普段から意識していますが、どう伝えるかで、相手の理解が変わるということに気付き、言い方・表現の大切さを再認識しました。八阪先生の「言葉を添える・加える」という表現が、とてもしっくりきました。

事例相談だからと構えるのではなく、普段の相談と基本の姿勢は同じ(目の前の相談に来ている人に真摯に向き合う)で良いのだということが学べました。変に「指導できなければならない」と思い込んでいた意識を下ろすことができました。
(講座の中身が完全にわかってしまう箇所がいくつかあったので、弊社にて編集しました)

もともと他の講座で八阪先生の話をよく聞いていたので、「指導者だからといって偉い人でも賢い人でもない」という言葉は、今日もそれを聴いて「そうだよな」と自分に言い聞かせていました。
この講座では、その詳細であったり、なぜ「指導者は偉い人・賢い人ではない」と言えるのかの理由の部分までお伺いできて、より理解度が上がった気がします。勉強することは大事ですけど、勉強ができるかどうかで良い指導ができるかどうかはまた別の話。
今日の講座の中で出していたたとえ話もわかりやすかったのですが、わたしはまだわかりやすく伝えるという部分に課題があるので、そこを改善して、事例相談に来た方にもわかりやすくお伝えできるようになりたいです。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

少人数だからこそ、すごく距離も近くお話で来たかなと思っています。
折に触れて笑顔を見せてくださるみなさんのおかげで、
わたしもすごく「良い時間」を過ごさせていただきました。

真面目な話、時に1級ならではの厳しい話なども交えつつでしたが、
厳しいばかりだと聴いている方も大変だと思いますので、
弊社では、講座の端々にくすっと笑えるようなエピソードや小話も
盛り込みながらお話をさせてもらっています。

その雰囲気の良さが少しでも、この記事を読んでいる方にも伝わって、
そして「参加してみたいな!」と思っていただけたら嬉しいです。

それでは、今回はこのあたりで。
また次の講座でお会いしましょう!

弊社の1級CC対策講座 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「1級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。

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