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7月7日(日)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編・面接お手本編)の様子

7月7日(日)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編・面接お手本編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

7/7(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接準備編・面接お手本編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

約2か月ぶりになるでしょうか、しばらく2級CC技能検定対策講座が中心になっていたので、
1級CC技能検定対策講座はお休みしている期間が長かったのですが、
この日を皮切りにまた少しずつ、冬の1級試験に向けた学びの機会をご用意させてもらっています。

今回は、初めて1級に挑戦しようとしている方や、まだ受検経験が少ない方が多かったので、
1級・指導者を目指すうえで絶対外せない視点・考え方に特に力を入れてお伝えさせてもらいました。
午前の『面接準備編』では座学でそれを学び、午後の『面接お手本編』は参加者限定型の講座ですが、
実際にCCへの指導とはどのように考え、どう進めていくのかを見て学んでいただきました。

午前の『面接準備編』で学んだことは、どんな領域・どんな経験を持っているCCであっても
指導者を目指すなら必須の内容をお伝えしていますので、
これから秋、冬と学びを深めていくときには、都度都度テキストを見返して、
基礎・基本を忘れないようにして欲しいです。

そして、午後の『面接お手本編』に参加した方は、指導面談のやり方や言葉のチョイスよりも
どこまで先を見通しているか、1つの反応に対してどれくらい考えて対応を決めているか、
ロールプレイの最中に考えていることの幅の広さ・奥深さをぜひ味わってみてくださいね。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「1級 面接準備編」の振り返り

「1級 面接お手本編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

今回はどちらも少人数で開催した講座でしたが、たくさんの方が参加されたときと変わらないくらい、
すごく熱量のある「参加者の声」を届けてくださった方もいます。

1級の合格率が5~8%ということを考えても、これだけアウトプットの質にこだわって、
感想一つとっても充実させられる方は本当にすごいな、と思います。
ぜひ、この記事を読んでいるみなさんも、
本気で1級を目指す方の意欲や熱意がどれほどのものか、感じ取っていただけると嬉しいです。

1級 面接準備編・面接お手本編 参加者の声

事例相談者役の機会をいただきありがとうございました。
ロープレ後の、先生の解説コメントがとてもわかりやすかったです。学習している中では、「見立て」や「根拠」といった言葉をよく使うものの、まだまだ自身はよくわかっていなかったのだ、ということが、よくわかりました。

冒頭より事例相談者の様子、言語その他表現するものすべてをしっかりと観察し、傾向をつかみながら、指導プランを立てている。何のための時間なのか(事例相談者の成長支援)を根底に、関係構築しながら、問題を把握、事例相談者との間に、問題につながること提示し「受け取るかどうか」を観察しながら、事例相談者の段階をみているということが、解説いただくことで理解が深まりました。問題をなかなか素直に受け取らない事例相談者を「支える」という事がどういう事なのかを教えていただきました。

また自身の発言の意味や根拠がすべて説明できるように、効果を考えるという点も深く印象に残りました。事例指導もそうですし、相談者への面談においてもあららめて重要な点と深い気付きでした。ロープレではありますがもちろん「普段の自分」が投影されている事でもあり、その点においても感じることが多々ありました。

1級の講座を初めて受講させていただきました。キャリコンの研修については職場で何度か理論のことやロールプレイ等学んできましたが、納得感が得られず面談に生かせないことでキャリコンの資格自体に懐疑的な気持ちになることもありました。しかし、今回の講座を受講し考え方が変わったように思います。品質管理や3階建て構造などなど納得させられることばかりで、本当に貴重なお話を聞くことができました。

穏やかに面談をしながら、冷静にCCの状況や問題点など見立てをしているということに、あらためて1級指導者レベルというのはすごいスキルだなと痛感しました。

しかも、面談の流れやCCのレベル感によって、30分の面談では多分このくらいの進行になるであろうから、口頭試問では、こう答えることになるかなというところまで、計算しながら指導の面談を行っているということにも、驚きです。しかも一見穏やかなのがすごいし、ある種の恐ろしさも感じました。先生の頭の回転の速さにも舌を巻きました。

先生みたいな頭の回転率で面談を行うのは難しいかなと思いましたので、自分なりの最速の回転率になるようには、普段から心がけないといけないなと思いました。

本日は研修にご参加させていただき、誠にありがとうございました。
1級受験を控え、本質的な指導とは何か、指導者として必要なものは何かを学ぶために参加しました。私たちの支援が人の人生に良い影響を与えるか悪い影響を与えるかという大きな責任を感じながら、自分に何ができるのかを改めて考える貴重な時間となりました。心より感謝申し上げます。

現在、私は教育業界でキャリア支援を行っています。微力ではありますが、未来ある子どもたちを支援する大人がより良い存在であることで、より良い教育が提供され、生きる力を持つ子どもたちが育つ日本の未来に貢献できると信じて活動しています。
願う未来を実現するために、これからも自己研鑽を続けてまいります。本日は本当にありがとうございました。

◯事例相談者と対立構造にならない。
試験の際まさに対立構造になってしまったとおもう。ケースBで、かなりガンコな事例相談者さんであったが、何度も繰り返し聴いているうちに、最終的に不貞腐れたように「問題や目標を共有してないのがだめなら、確かに確認してないですよ、はい」と言わせてしまった。見立てそのものが悪かったとは思わないが、あれではこちらと一緒に進んでいこうと思わなくて当然だろう。言い負かした感じで後味悪かったし、わたしも彼以上にガンコなのかも!

◯事例指導のなかのかかわりを通して、相談のありかたのお手本を示す。
自分が指導を受けるのならやはり、お手本にしたいような、思わず尊敬の念を持ってしまうような人から学びたいものだ。今までどういうときにそのような思いを持ったかというと、やはり、専門用語を並べたてたような説明ではなく、ほんとにシンプルな、中学生でもわかるくらいの日常語しか使っていないにも関わらず、いちいち言葉がとても奥深い感じがする方。(八坂先生のカタカナ語を使う人、に対するお考えは大いに共感した)怒りを課題意識にまで昇華させ、筋を通して使命感を持って仕事をされている方。失敗例を話してくれて、自分たちの転ばぬ先の杖を与えてくれた方。

そのどれもが、まだいまのじぶんには、力不足、役不足である気がするが、せめて出来るところから、と思うと、やはり説明のところだろうか。シンプルな表現で的確に伝えられるようになるには、しっかり思考して、テキストで理解していることを、そうとうにじぶんの体験と結びつけ、暗黙知を意識化する必要あるなとおもう。

1級を目指すキャリコン仲間同士でロープレ練習会があちこちで行われているのですが、一度も顔を出したことはなく、よって話には聞くものの実際の30分のロープレと口頭試問がどのように行われるのかは見たことがないまま本日参加させていただきました。結果、最初に見せていただいたのが今日のロープレで良かったと思っております。

30分の全体の流れ、CCさんがどんな感じでしてくるのか、指導者がどんなスタンスで関わると良いのかが、単なる言葉での説明ではなく、ロープレとして見せていただくことで把握出来たことがありがたかったです。初めてのことなので、見るべきところが多過ぎて30分のロープレとその後の解説で頭の中がいっぱいいっぱいになりましたが1つずつかみ砕いて腹落ちさせていきたいと思っています。

今日のケースのCCは、私はこうした方が良いと思ったのでこうした、CLさんのこういうところが問題だと思ったのでこうした、と一方的にコンサルティングを進めて来たところに大きな課題がありそこに気付いていただく必要があると思われるものの、指導の場面で同じこと(指導者が自己中心的な進め方で気付かせる、アドバイスをする)をしては駄目で、相談者側のペースやタイミングを大事にしながら、自分の発言が与える影響を十分理解した上で進めていく難しさを感じました。CCが自身の相談者さんとの間でやってしまった失敗を、言葉で指摘するのではなく、またこうすると良いと言葉でアドバイスするのではなく、指導の場で体現してみせるというのは、それはそうだよね、とこの二重構造が頭ではわかるものの実践するにはまだまだ練習が必要だとあらためて感じました。

今日のロープレの前段で事例相談者さんに十分話してもらいつつ、良いところをフィードバックしつつ、ラポールを形成し、この時間がどんな時間なのか、一緒にどうして行くのが良いか迄をお話し、指導の場を作って行くところで一区切り。そこから相談者さんが出して来たものを使ってどこに問題がありそうかを探っていく、気付いて貰えそうなところでは、直球を投げてどう思うか?を問う、内省は相談者さんのペースに合わせる、真剣になり過ぎている時はリラックス出来そうな場作り(声掛け)を行うなど、指導者側はその言葉を発する意義、与える影響を十分理解し使いこなす必要があるとあらためて認識した次第です。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

どちらの講座でも、みなさん真剣に学ぶシーンと、すごく笑ってくださるシーンがあって、
弊社ならではの緩急の聴いた講座で飽きさせない仕組みにできたかな、と思っています。
「明るく・楽しく・真剣に」学んでいただけた様子が、写真からも伝わるのではないでしょうか。

どうしても試験の難しさ、1級ならではの求められるレベルの高さなどから
堅い講座・テキストみたいなものを想像する方が多いので、
そうではなくて、ちょっとくらい心のゆとりや遊び心を持っても大丈夫なんです。
でも、引き締めるところはしっかり引き締めて、ここから学んでましょうね。

今回は午前も午後も、半日の講座でありながら相当濃い内容になったかと思います。
参加された方はゆっくりと時間をかけて咀嚼していきましょう。
そして秋冬に向けて実力をつけていくための「土台」を固めていってほしいです。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の1級CC対策講座 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「1級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。

3/11に一部講座の日程変更を発表しています。
 以下のボタンから、変更した日程も併せてご確認くださいませ。