8/3(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接準備編・面接お手本編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
まだ試験の申し込みまで1か月以上あるこの時期ですが、
1級の試験対策は「早めにやりたい」というご要望を毎年いただくので
今シーズンは8月のこの時期にも講座の日程を設定してみました。
「何人くらいの方が参加してくれるのかな?」
「本当に来てくれるのかな?」
と少し不安になりながら講座までの日を過ごしていましたが、
結果的には午前・午後ともに少人数ながら講座開催できるくらいの方たちが
来てくださったので、ほっとしたのを覚えています。
午前の面接準備編は「1級・指導者を目指すなら絶対に必要なこと」を押さえて
しっかり足元を固めて、指導者としての資質について学んでいただきました。
他所ではなかなか学べない、テクニカルな試験対策ではない
支援者としての根本のところを徹底して見つめ直していただく内容だったので、
すごく濃い時間を過ごしていただけたかと思います。
午後の面接お手本編は、初めてパートナーの木上さんをCCとして
指導ロールプレイをやることになりました。
「身内だから」とお手盛りにならないように気を付けつつ、
見学されている方のための学習ポイントも設けつつ、それでも自然体で指導をする
ということで、いつもよりも気を使いながらの講座でした。
指導者としてCCを育てていくこと、そのためにCC本人に気付いていただくように関わること、
特に辛抱強くCCのペース・理解度に合わせることなどは
参加された方はぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接準備編」の振り返り
「1級 面接お手本編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
「アウトプットの質にこだわって、日常の1つ1つの場面で手を抜かないこと」と
お伝えしたこともあって、受講されたみなさんが自分で自分の課題をよく見つめて
誠実に向き合ってくださることがわかりますね。
この記事を読んでいるみなさんも、本気で1級を目指す方のアウトプットの質を
ぜひ感じ取っていただけると嬉しいです。
1級 面接準備編・面接お手本編 参加者の声
昨日はありがとうございました。先生のロープレを初めて拝見し、大変貴重な経験となりました。
事例相談者の話を否定する、一方的な指導をすることなく、事例指導者がこうありたかった、こういう支援をしたいという気持ちを汲み取りながら、事例相談者がわかる言葉で成長につながる支援をされていたのをみて、このような事例指導ならば、おそらく事例相談者は成長するために主体的にさらに前向きに取り組んでいかれるのだろうということが想像できました。
小手先のテクニックではなく、事例相談者が主体的に自分で歩んでいくための支援をしていきたいと改めて強く感じております。先生のお話で日常のコミュニケーションの中で、相手が何を望んでいるか?にこだわることが支援の学びであるというお話がありました。
私は果たしてそこまで相手にやれているだろうか?ここも新たに振り返る機会をいただきました。自分が関わる全ての人に誠実に真摯に向き合いながらアウトプットしていき、日々積んでいきたいと思います。ありがとうございました。
14回受験を決めたものの、どのように勉強して良いかわからず、こちらの講座に辿り着きました。
一番の感想として、八阪先生のお話、テキストがとてもわかりやすく楽しく勉強できました。
特に印象に残ったお話は
<自分が事例相談者のお手本になる・品質管理>
キャリアコンサルタントになる前に社内で指導職をしていた時、私より上の立場の指導職の方から「見本になれ」とよく言われていたことを思い出しました。
その頃はメンバー間で指導方法について勉強会等をしていたので、先生が講座の中でおっしゃっていた「指導者としての品質管理」はある程度できていたのかもしれません。
それが、キャリアコンサルタントになってからは、自分の面談を誰かに見られることもなく、品質管理が出来ていない状態で当たり前に面談業務をしていました。怖いことです。
1級受験を通して自分自身の品質に対して見直していきたいと思います。
<個人を支援する活動を通して、その先の世の中全体の発展に繋げる>
お手本になるのはもちろん、それだけでは物足りない。事例相談者が自分に気づき、成長することが出来れば、その先にいる相談者はもちろん、相談者が関わる職場や学校や家族の人達にまで良い影響が及ぶ。
この視点をお聞きしてワクワクしてきました。指導者としての使命と覚悟にも繋げられそうです。
<事例相談者と対立しない3階建て構造・CCの意図>
指導者としての「あるべき姿」を押し付けるのではなく、事例相談者の「ありたい姿」を受容しつつどちらも叶えていく。
CCが面談中に何をしようとしていたのか、どんな支援にしたいと考えていたのか、良かれと思ってやったCCの意図に共感する。
自分自身、考えがあってやったこと、発言したことに対して、理由も聞かれず正論で上書きされると悲しくなります。事例相談者への共感的理解、無条件の肯定的配慮を大事にしていきたいと思います。
<身近な人を大切にしない人が相談者や事例相談者を大切に出来ない>
八阪先生のこの言葉にドキっとさせられました。
肝に銘じたいです。
1級面接試験に対する考え方を改めるきっかけを頂きました。これまで2回受験し自分としては最善を尽くしたと思っていましたが、今日の講座を受け考え方が根本的に間違っていたことに気づきました。
①一生懸命やっていたことが全て自己中心的で、目の前にいる事例相談者を置き去りにしていたということです。当たり前のことですが「私と事例相談者は全く考え方・価値観が違う」ので、事例相談者が望んでいると私が想像していることが事例相談者の求めていることの本質とは異なるということを再認識しました。だから、話を傾聴しなければわからないということです。私が事例指導を進めるのではなく、事例相談者の話したいことから話してもらい、それを遮らずに聴くことの大切さを学びました。
②事例相談者の訴える問題に寄り添って対応していくことが、何よりも最優先であるということです。私が捉えた問題に気づいてもらう関わりを第一にしていましたが、それこそが関係構築を崩すことにつながるという恐ろしさを学びました。「3階建て構造」を意識し、事例相談者が訴える問題を解決するために、そういう視点もあるとより良いと思っていただけるような関わりを大事にしていきたいです。
③事例相談者を受容・共感するという本質的な姿勢を学びました。「面談では相談者のために最善を尽くした→もっと相談者が良くなるように準備していた→面談に来ずショックを受けた→今日の事例指導に来た」という一連の流れを想像し、ネガティブなことも吐き出してもらえる場とする。決して否定せず、どういった思いで対応したのかを理解しようとする関わりが大事。そのような関わりでようやく信頼してもらえる関係が築けるということを心に留めていきます。
④私がキャリアコンサルティングの手本となる事例指導を行うということです。言葉だけで伝えるのではなく実践することが一番大事。自分のやり方を振り返り、「相手の立場で考えるとどうか?」を常に確認しながら、「こんな風にキャリアコンサルティングをやりたい」と思ってもらえるような手本となれる存在を目指します。
⑤目の前の事例相談者・相談者のためだけではなく、その先にある社会にも貢献できるというマインドをもつことです。他人の人生に関わる、そして日本の社会にもつながる仕事だという覚悟をもって臨んでいきます。自身の品質管理を行うことの必要性も深く理解しました。
講義を聴きながら、「指導者」という言葉はやや誤解を与えている気がして考えていました。こっちが正しいよ、と「指」差し「導」く、といった漢字だからでしょうか・・・。
本当は「へこんだ気持ちに寄添って」その意志を尊重し、自信喪失から少し立ち直るための工程がまずは必要なことは、頭ではわかっていたつもりですが軽く考えていた自分に気が付きました。同じキャリコンだからプロとして少しくらい厳しいものかと思っていたところがありました。倒れそうな相手をまずは完全に倒れる前に「支える」ことが必要、そこはキャリコンとして相談者と向き合うときと何ら変わらないことがわかりました。
どこを切っても常に一貫して人の心を支え応援する立場に立つ八阪先生の講義は、今後も自分の拠り所になるように思います。「指導」も広義では支援も含むのかもしれませんが、今の自分にとっては「支援者」を目指す、がぴったりくるなと思いました。
今年1級に初めて挑戦しようと思い講座を受けました。
SVとして相談者の気持ちに寄り添い、関係構築を重視した面談をしたいとは思っていましたが、相談者側の視点でどのような指導をうけたいかを改めて考えたとき、SV視点以上に、自分が努力した点をSVに認めてほしいという承認欲求が大きく、寄り添ってほしいと思っている自分がいることに気づきました。
また、百聞は一見にしかず!今行っている面談自体がCCの見本になるようになることを心掛けようという八阪先生の言葉が印象的でした。
今回の講座は、今後ロープレ練習を進めていく中でもベースとなる考え方が詰まっている内容で、ともすると忘れてしまいがちな視点でもあるので、自分の中に浸透するまで定期的にテキストを見直したいと思いました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
午前も午後も少人数でしたが、その分一人一人のお顔や様子がわかるので、
登壇している側としてもみなさんに合わせてお話をしやすかったです。
特に初めて1級に挑戦する方・初めて弊社の講座に参加した方には、
「どのくらい話についてきてくださっているのか」を気を配ってお話をしたいので
受講の様子がわかるというのは私にとってもありがたいです。
そして、この写真の様子を見ていると、
どなたもすごく真剣に学んでくださっていたことが
この記事を見ているみなさんにも伝わるのではないでしょうか。
楽しさの中にも真剣さを織り交ぜて、濃い学びができることが
弊社の講座の特長ですので、ぜひ本気で1級・指導者を目指す方に
来ていただけると嬉しいです。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
弊社の1級CC対策講座 特集ページのご案内
弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
詳しくは「1級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。
みなさまのお越しを心からお待ちしております。
※3/11に一部講座の日程変更を発表しています。
以下のボタンから、変更した日程も併せてご確認くださいませ。