4/20(日)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接準備編・面接お手本編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は前日の2級に続いて、1級のCC技能検定対策講座の今シーズン初開催ということで、
4月になって久々に技能検定対策講座を再開すると
「あぁ、新しいシーズンが始まったな」という実感もより強く湧いてきます。
1級は年に1回だけの試験ですので、その分「なんとしても受かりたい!」という気持ちを
強く抱いてチャレンジされる方もたくさんいらっしゃいます。
ましてあの一桁台の合格率を見れば、なおさらですよね。
あそこに割って入るにはどうしたらいいのか、どうすれば上位数%の中に入れるのか、
そのレベルに到達する技量とは何なのか…。
そう考えていくうちに、どんどん方法論や小手先のテクニックに流れていって、
キャリアコンサルタントとしての本質を見失ってしまう方も、たくさん見てきました。
弊社が一番力を入れてお届けしている『面接準備編(A-1)』の講座は、
そんな方たちがもう一度、CCとして/指導者としてのあり方を見つめ直し、
何のために指導者が存在して、どういう姿を目指していく必要があるのか
根本のところをしっかり固めていただくことを大事にしています。
もちろん、面接試験でよくある困った場面や、よく躓きなポイントへの改善のヒントも
講座の中でお伝えしていますが、それらをきちんと理解し、使いこなすためにも、
遠回りなようでも原点に戻って基礎を固める必要性を優先的に学んでいただきました。
講座の内容も、できるだけわかりやすく・受け取りやすくお伝えしていますので、
1級初挑戦の方でも大事なポイントは掴み取れたかと思います。
そして午後の『面接お手本編(A-5)』では、最難関の面接試験のロールプレイを
わたし自身が実践してみて、さらに録画してすぐその場で解説する形で
座学で学んだことを実践するとどうなるのか、より理解を深めていただけたかと思います。
専門的な言葉や知識を使わなくても、平易な言葉だけを使って事例相談者に寄り添い、
そして事例相談者の見方・考え方でものをみて想像をしてみること。
どこに困っていて、どうすれば健全な成長ができるのかを考え抜くこと。
そんな指導面談を見ていただけたかと思います。
試験に受かるためではなく、目の前の事例相談者をプロとして育てるため。
そんな指導者像の大切さを、少しでも感じ取っていただけたら嬉しいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接準備編」の振り返り
「1級 面接お手本編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
このアンケートへの取り組み方1つとっても、その人の学びに対する意欲や本気度が
伝わってくるのではないでしょうか。
1級を目指すなら、自分の言葉でアウトプットすることへの
質・量へのこだわりは、ぜひ持っていて欲しいですね。
この記事を読んでいるみなさんも、本気で1級を目指す方のアウトプットの質を
ぜひ感じ取っていただけると嬉しいです。
1級 面接準備編・面接お手本編 参加者の声
一番心に響いたというのか、確認できたことがありました。それは、クライエントもしくは事例相談者を一番に尊重し、大切に扱うという点でした。事例相談者は何がしたくてきてくださっているのか、本当に考えていなかったと感じました。
また、クライエントや事例相談者の気持ちを本当に理解しようとしていたのかと考えた時、全く不足していました。理解していると思ってはいましたが、現実は事例相談者の思いを無視して、自分の考えた見立てに対して気づいてもらおうとしている自分がいました。それで、共感や受容はぎこちないものになっていたのです。
私に一番不足しているのは、覚悟だと思います。私の一級に挑む目的は、更新のための研修を少なくするためでした。しかし、そんな気持ちで挑戦しても受かりっこない、自分の甘い考えを今更情けなく思いました。考えを変えたから受かるというものではありませんが、少し考えが変わったというのか、固まったように思います。
まずは自分の成長を考える、そして、それがクライエント、ひいては事例相談者に貢献できるようになりたいと思います。指導者になることはあまり考えていませんが、まずは、その思いを持って試験に挑みたいと思いました。
今回も心に響く講座ありがとうございました。
私はもともと2級の立場で、自己研鑽しながら現場で支援を頑張ろうと考えていましたが、昨年末からに1級取得を支援スキルの向上のために考えはじめ、八阪先生の講座を受講させていただいています。
今回の講座では1級を目指すのであれば、「1級になったあと、どうしたいか」「社会全体をふまえて、マクロの視点で目標をもつ」ことが必要だということを理解し、1級の役割の重さを身に染みて感じ、気の引き締まる思いでした。
また「身近な人を幸せにすることが出来ないで、相談者の支援が出来るか」の言葉にハッとしました。私はもともと「大きなことは出来ないけれど、関わる人達の人生を豊かにしたい」と考えています。さらに1級となった際には事例相談者の先にいる相談者、そして相談者の周囲にいる人、もの、こと、社会全体を視野にいれた支援をしていきたいです。
ちなみに私が1級を目指す決心をしたきっかけとして、昨年12月メルマガを拝見した際に、八阪先生の2級対策講座で何度かご一緒した植村さんが1級を取得され、貴社で講師をされることを拝見したことも理由の1つです(植村先生は覚えてらっしゃらないかも知れませんが…)。
メッセージでいただいた「もう一度基礎を固めましょう」を胸に刻み込み、これから取り組んでまいります。引き続き、よろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。印象に残ったことをアウトプットいたします。
⚫︎指導者=よい支援ができる人を増やすこと。人材育成
「指導とは何か?」をずっと模索していたのですが、今回ようやくその答えを得ることができました。指導とは人材育成なのですね。ここが本当に目からうろこでした。
これまで複数の1級技能士の方から
「できていないことがあるんだったら教えるべき」
「システマチックアプローチに沿って何ができていなかったかを確認したらよい」
といった主旨のことを教わってきました。
その方法で合格された方にはそれが正解なのだろうけれど、実のところ私はしっくりきていなかったのです。初めて心から納得できる答えに出会えました。
⚫︎レモン市場/キャリアコンサルタントの品質管理
この考えにも大変納得いたしました。自分自身を含め、資格を取ったからといって毎回いい支援ができるわけではありませんし、中には「〇〇不足を2つ3つ見つける」「気づきを与える」ことが正しい支援だと勘違いしている方もおられるからです。
⚫︎1級を目指すなら広い視野を持つ
この言葉にも気づかされることがありました。目の前の事例相談者や相談者といった個人に集中するだけでなく、国家や社会といった状況も考えないと厚みのある支援はできないと改めて思いました。
⚫︎事例相談者と対立しない3階建て
「赤もいいけど青もあるよ」
「もっと上手になるためにこういう方法もあるけどどう思う?」
赤を否定せず、青にも目を向けてもらう具体的な問いかけも非常に参考になりました。
⚫︎正しさよりも言いたい気持ちを受け止める
「指導」の意味をはき違えると、これができなくなってしまいます。これまで3回不合格となり迷走していたのですが、これならできる、これならやってみたい、やれそうだと思えました。
指導の意味に悩み、試験対策的なことにはもうあまり関わらないでおこうと思っていたのですが、八阪先生の講座は〈試験を通じて指導者としてのあり方を教わる場〉だと思いました。日頃私が思っていたことが見事に言語化され、非常にスッキリした気持ちでいます。心折れずに15回もチャレンジします。ありがとうございました。
事例相談者役の方が、八阪先生の面談は「自分の面談を振り返ってもらえるような関わり方」と仰ったのは印象的でした。私も、事例相談者が自分の面談を振り返って問題に気づいてもらえるように関わっていたはずなのに、結果は期待通りにはなりませんでした。
決定的だったのは、事例相談者が「(相談者の)話を聴けばよかったのかな」と気づいた時でした。私も事例相談者自らが気づいて頂けるように関わっていたはずなのに…。この差は一体何なんだろうと考えました。八阪先生が仰った自分ではなく相手のために「場をつくる。時間をつくる。歩調を合わせる。」からこそ関係構築が深まると気づきました。
今中投手(元プロ野球選手)の例え話は、すごくわかりやすかったです。言葉の拾い方や上手くいっている時こそ一旦立ち止まる勇気を持つことは、事例相談者第一を実践することだと気づきました。また、せっかくのインプットもアウトプットする機会をつくらないと身につかないことも気づきました。
八阪先生の1級キャリアコンサルティング技能士に対する熱い思いの一端を知ることができ、有意義な時間となりました。ありがとうございます。先ずは私自身が知っているつもりであったことが確認できました。
1.自分本位の指導では、機能しないし、効果もない。人によって価値観が違う、自分が思う・やりたい指導と相手が求めている事は同じであるはずがないという事。
2.自分自身がよりよいキャリアコンサルタントとして実践するために言葉を吟味すること。
3.技能士検定は指針があって行われている事
4.信頼されてこそ指導関係が成り立つという事。
以上があらためて確認できました。
また、キャリアコンサルタントとして自らが責任を持って、その品質保持に努めることで目の前のクライエントの人生から社会全体に貢献できる職務、付加価値を持った人間として成長し、キャリアコンサルタントの育成につなげたいとも感じました。
実際の試験では、事例相談者の悩みや苦しみにに寄り添い、少しでも相手を理解できるよう関わり、信頼関係を築きながら関係構築を維持しつつ、事例相談者がより良いキャリアコンサルティングができるような指導者になっていきたいと考えました。
八阪先生の熱い言葉に揺さぶられながら、私にその覚悟ができているか…と問われると、まだ未熟に感じます。また、それが整った時に1級として進む道が開けるのではないかとも感じました。
余談ですが、事前に素敵なテキストやお手紙など心のこもった郵便をいただけた事、先生のお人柄がうかがえました。普段通りにできるようになるために、普段から質も量も優れた対人コミュニケーションができるよう努力したいと思います。
【CCの意図や本音に寄り添う姿勢/自己中心的な関わりからの脱却】
CCが面談で見せる行動や発言には、必ず意図や背景があります。たとえ結果が思わしくなくても、その背後にある努力や思いを汲み取り、共感することが指導者としての基本であると学びました。問題点を指摘するだけでなく、CCの良い点や成長の可能性を見出し、励ます姿勢が求められます。
午後からのお手本を拝見し、これまで八阪先生がおっしゃっていたことが、実際の面談ではどのように表現されるのか(面談の実践)を拝見し、正直とても驚きました。なぜなら、あのようなロールプレイを見たことがなかったからです。今まで、型にはめないと言い聞かせてきたはずですが、まだまだ型にはめる、自分なりの進行をしようとしている、自分が安心できるロールプレイを意識していたことに気づき、反省と共に実践の難しさを思い知らされました。
一方で、八阪先生の根底に流れている信念や、相談者(事例相談者)のための支援を本気で考えるなら、八阪先生の面談は、むしろ自然な関わりであるとも思いました。自分の中の根底から考えなおす貴重な学びとなり、見本編は合格したいと切羽詰まる受験生にこそ、欠かせない講座だと思いました。
今日は、改めて指導の場面で、自分の考えや視点を押し付けるのではなく、CCの立場や感じ方を尊重することの重要性を学びました。「わたしが正しい」という構図ではなく、共に考え、共に成長する関係性を築くことが、真の指導者の姿であると感じました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
今回は機器の操作や機能面で苦戦することが多かったので、
「いい表情は撮れているかな?」と少し不安になっていたのですが
みなさんのおかげで温かく、そして充実した学びの場になったことが伝わる
いいお写真を紹介することができました!ありがとうございます。
この記事を通して初めて弊社のことを知った方にも、
どんな雰囲気で学んでいるのか、お写真を見てイメージしていただけるかなと思っています。
1級CC技能検定の学習は、まだまだ始まったばかりです。
弊社でも、これからも定期的に講座を開催をしてまいりますので、
ぜひこれからも、新たな仲間が増えることを楽しみにしています。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
2025年度の1級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、指導者レベル(1級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。
初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。
次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。
2024年8月からはオンラインストアでの動画販売も始めましたので、
講座での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。
講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。
みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。