9/15(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接準備編・面接事例読み解き編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
前の週の合格者座談会に続いて、いよいよこの週からは対策講座も本格稼働となります。
例年よりも少し早めの段階で、さらに3連休の中日での開催となりましたが、
それでも午前・午後ともに学ぶ意欲の高い方たちが集まってくださいました。
当日のご参加、ありがとうございます。
まだ受検申込の受付や締切も迎えていない段階ですが、
それでもこうして、「できるだけ早いうちから1段でも2段でも昇っておきたい」
という方たちがいらっしゃるのが、頼もしくもありつつ、
1級の難しさも表しているのかなと思っています。
厚くて高い壁ではありますが、決して越えられないものではないので、
今回の講座への参加をきっかけに、最高峰を目指して一緒に登っていきましょう!
特に、午前の「面接準備編」については、どんなレベル・どんな領域のCCにも
欠かせない視点・考え方が満載だったはずですから、
折に触れて何度もテキストを見直して復習をするようにしてほしいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接準備編」の振り返り
「1級 面接事例読み解き編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回もすごくたくさんのアンケートをいただいて、内容1つ1つも凄く充実していますね。
1つのアウトプットにもこだわりましょう、とお話したことを
早速実践してくださっているのかな、と思います。
技能検定はインプットではなくアウトプットの能力を測っていますので、
素晴らしいアウトプットをたくさんいただけて、わたしも嬉しいですし、ホッとしています。
2024年から始まったこの新しい講座の魅力が、
この記事を読んでいるみなさんにも伝われば幸いです。
1級 面接準備編・面接事例読み解き編 参加者の声
全体を通してキャリアコンサルタントとして、対人支援職としての「在り方」を学べました。
1級は「指導者レベル」だと称されますが、何を持って「指導」とするのか、不明確でした。講座を通して、自らが手本となる関わりをすること自体が「指導」なのだと理解出来ました。斯く在りたいと思います。
また、事例相談者の「ありたい姿」とキャリアコンサルタントとしての「あるべき姿」の位置付けが大いに気付きになりました。この2つを対立構造にするのではなく、先ずは事例相談者の意図を汲み取り、どう在りたいのか(在りたかったのか)を丁寧に聴き、承認した上で、更に良くなる為のヒントとして「あるべき姿」を共に見ていく感覚だと捉えました。
この「あるべき姿」をアドバイス・指導するのではなく、事例相談者の知識や経験の中から引き出す関わりをするのが良いと思えました。
最後に、私が1級取得した後について考えるきっかけも頂きました。弊社には2級が4名、1級はおりません。私が1級を取得することで、社内の学習意欲を底上げしたい、またキャリアコンサルタントを目指す人材を増やしたい、と考えています。
弊社は人材派遣会社です。サポートする側の我々(職員)のレベルが上がらなければ、派遣スタッフの皆さんに喜んで貰える適切な関わり方も出来ません。その一つの要素として、社内の機運を高める為にも、私自身が研鑽を積み重ねたいと思います。本日の講座、誠にありがとうございました。
1級の受験生に事前に渡されるロールプレイの内容は、相談者さんの属性に加え、「相談者が相談したこと」と「キャリアコンサルタントが相談したいこと」それぞれ4行ずつ。これだけの情報に対し、青(良い点)、赤(良くない点)、黄(どちらとも言えない)の3つの観点から分析し深く読み解いて行く手法をすべて見せていただけてとても勉強になりました。この3つに分けた時点で、相談がどこまで進みそうかもおおよそ見込みが立つというのは驚きでした。
また、文章の中に出て来る「~~が」(=But)を起点に、この相談者さんはこういう状況でこういう考えを持っていたけれど覆される何かがあって、だからこういうことに対して相談して来るのではないか、という、接続詞1つから深く読み解いて行けることを知りました。相談者のことを分析し想像した上で、事例相談者(CC)がそれをどう捉えたか、どこまで理解しているか、という観点で見て行くことが重要だということがわかりました。問題点ばかりではなく、良い点についても吟味し、CCの良い点、承認する箇所についてもある程度想定しておくことも重要な点だとわかりました。
だいたいにおいて、事例相談者(CC)が思い描いていた線とCLの気持ちにはどこかの時点からズレが生じている、それをグラフという目に見える形で表すことで、事前の情報から全体を想像出来るのは素晴らしいと思いました。事前に把握しておくことで、それに囚われてはいけませんが、実際の面談の中で気にするポイントや、取り扱うポイントのめどを立てておくことはとても有意義だと感じました。今回2つの事例を見せていただきましたが、残りの1つについて、今日の講座を参考に自分でも読み解いてみたいと思います。ありがとうございました。
折れ線グラフで面接を振り返る手法はとてもよいなと思いました。可視化されることでわかりやすいし、状況によって指導の中で、これを一緒にやると事例相談者によっては自分自身で気づくことを促せる可能性もあるかなと思いました。実際の実務でも活用できそうです。
あと、人に対する感受性などの感覚の鋭さ・言葉選びの技術(センス)と流されない冷静な視点・俯瞰する視点の両方が必要だなと再認識しました。どちらかだけだと、ゆがんだ支援になり、なおかつそれに気づかず「私ってよい支援を提案している」などと勘違いして、相手を気づけたり、場合によっては害をよぼすことになるなと改めて実感をしました。
支援方法提案などは人の数だけあるとも言われますが、どこで悩んでいるのか、どこが問題としていることをこじらせる要因となっているのか、そして相手はどの程度、こじらせている要因を受け入れられる状態などか等の点は実はそんなに違いはないのではないかとも思いました。
そのこじらせている要因に対してどこから支援をしていったらよいかなど、焦点化するこじらせ要因や実際に支援するために選択をする技法の違いなどかもと思いました。
◎自分の事前準備での掘り起しが、視野狭くなっていた点もあったなと実感しました。いろんなことを柔軟に想像することの必要性を改めて実感しました。また事前掘り下げした内容を踏まえ、事例相談者と相談者が実際に行った相談そのものを最初から最後まで流れで捉えてイメージを整理することで、より試験本番の面談時に、照らし合わせながら予想外の部分などが出てきた際も、冷静に対応ができると感じました。
◎承認と受容の違い。特に事例相談者が自身のおかしさに気づけていないときほど、言葉を選んで関係構築していく必要性は継続して意識したいと思います。
◎スタートラインに立てていない人の指導の難しさ、実際に試験で経験しました。今回用いる事例として取り上げていただけたことで、自分の試験での取組みの何が足りなかったのかだけでなく、自分ができていた点にも気づけました。今後の活かしたいと思います。
◎30分の面談の間で、指導的要素まで行かなくても良いのだということを、改めて確認できました(試験の際に、やはり焦ってしまう自分がいたので、ここは肝に銘じで次回受験したいと思います)しっかりと事前準備ができていれば、事例相談者から出てくる情報により、予想と異なるという場合もあると思いますが、ある程度予測の元で面談が進められるということ。予想外のことや、想定以上に面談内で指導的なことを取り組めなかったとしても、口頭試問で実際の面談内容と照らし合わせながら、冷静に口頭試問に挑めるのだということを改めて学びました。活かしたいと思います。
八阪先生、今回の講座もありがとうございました。
私が今回の講座で感じたのは、「どれだけ相手の背景をイメージできるのか?」です。
イメージしたことは、ずれているかも知れないけれど、だからこそ、たくさんのイメージができて、「だったら〇〇」「もしかしたら〇〇かも」という引き出しをたくさん持て、瞬時に出せること。その引き出しの多さと、ずれ幅の少なさが、1級ホルダーは問われるのかも知れないなと思いました。
お恥ずかしながら、私も何回か次回面談をキャンセルされています。そのたびに、「やっぱりな・・・」と「なんで?」を繰り返して今日に至っています。キャンセルされた時の、一瞬にして「私は駄目だ・・・」と叩きのめされる気持ちを、目の前のキャリコン2年生も感じているのかも知れないという想いを忘れずに、1級チャレンジャーとして過ごしていきたいと思います。
お辛い腰痛の中、今回も貴重な2時間をありがとうございました。あっという間の2時間でした。提示されている10行ほどの情報をここまで深く広く読み取り、視座の高い指導者としての在り方に驚きました。
事例に書かれていないことに思い巡らし、相談者に思いを馳せる。さらに事例相談者の対応について受容・共感しながら関係構築をはかり、相談者とのやり取りをした根拠を聴く。その上で事例相談者に自分の対応について客観視していただく。支援者としての在り方を身をもって体現し、理解に繋げ共にポイントを考え、受け入れていただけるような伝え方をする。一つ一つにこれまでの自分のやり方を振り返ることができ、改めて指導者としての大切なポイントが明確になりました。
「~ですが」と話がひっくり返る箇所に注目し、その先に本当に話したいことが含まれている、隠れているということにハッとさせられました。またグラフ化することで相談者と支援者の心の動きが明確になり、どこが乖離のポイントだったのかわかりやすく、こういう理解の仕方は初めてでした。『受容と承認は違う』ことについて、受け止めることと間違っていることを正しいよというのは違うということも再確認できました。
さらに、支援者は、面談終了後はできた、また次回も会えると信じて過ごしていたこと、それなのに相談者が面談に訪れなかったとき、どんな気持ちだったのか、思いを馳せ受容・共感し事例相談者との関係構築を作ることの大切さも心に残りました。
「見直すって大切だよね、戻って考えてみるって大切だよね」という八阪先生の語りに優しさがにじみ出ていて、真の支援者とはどれほど深い温かさがあるのかと心に染みました。
指導者は「理論・知識が豊富な賢い人」ではなく「良い支援ができるCCを育てる」という役割であること、そのためにはスキルでなく、相手に心を馳せ、文字や言葉で表しきれなかった経緯や想いを受け止め、指導者自身が実践してこそ、CCの育成に繋がることを忘れず向き合っていきたいと思います。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
午前も午後も、実践ではなく聴いて学ぶタイプの講座だったので、
「退屈してしまわないかな、疲れてしまわないかな」と
実はいろいろと心配しながらお話をさせてもらったのですが、
参加されたみなさんの笑顔や真剣なまなざしで、わたしも安心感と勇気をいただけました。
腰の状態が非常に悪い中で登壇したため、かなりご心配をかけてしまいましたが、
普段の講座以上に、みなさんのお心遣いや優しさも受け取れて、
「さすが、対人支援職で指導者レベルを目指すだけのことはあるな」と
頼もしく感じるシーンも随所にあった1日でした。ありがとうございます。
もちろん、学びの内容は大事なことをぎゅっとまとめて
たくさんお伝えしましたので、この写真から伝わってくるように
みなさん「1つも漏らすまい」という意気込みで臨んでおられたかと思います。
弊社の講座ならではの、笑顔とともに真剣さもある受講生のみなさんと、
この9月から試験本番の2月まで一緒に歩んでいけるのが楽しみです。
この記事をご覧になっているみなさんも、ぜひこの輪の中に入って
わたしたちと一緒に学んでみませんか?
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。