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1月13日(土)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

1月13日(土)1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

1/13(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日から、2023年秋冬シーズンの技能検定対策講座は1級(Aシリーズ)のみとなるため、
わたしとしても、もういよいよ大詰めだなという心境です。
毎年この時期になると、最高峰・最難関の1級にチャレンジしようという
すごくレベルの高いCCさんとお会いできるので、それ自体がわたしの刺激にもなっています。

何より、あの数%程度の合格率に立ち向かっていくための努力の量は
並大抵のものではないでしょうから、受講される方たちの本気度や熱量も違いますよね。

そんなみなさんのために、ここから残り1か月ほど、
弊社の講座を受講されたみなさんが少しでも合格に近づけるように、
実践編の講座を通してみなさんをサポート・指導していきます。

面接準備編でお話したように、指導者として必須の視点・考え方(マインド)を身に着けること。
まずはここを目指して欲しいです。
小手先のテクニックに溺れないようにしたいですね。
それは準備編で学んだことを、実践編でアウトプットできるようになること、という意味でもあるので、
準備編のテキストを持っている人は、折に触れて目を通すようにしてくださいね。

それでは、ここからは今回の講座の要点を振り返っていきましょう。

当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
指導レベル(1級)への到達・合格に向けた成長に繋げていただければ嬉しいです。

なお、昨年の12月下旬からの取組として、
講座内容の振り返りをstand.fmによる音声配信形式に切り替えています。

これまでのように記事に書かれた文章を読むのとはちょっと違ってきますが、
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「1級 面接実践編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

今回も、すごく熱心なコメント・感想をたくさんいただいております。
なるべく多様な意見・多様な気付きになるようにピックアップしましたので、
この記事を読んでいるみなさんにも、参考になれば幸いです。

1級面接実践編 参加者の声

初めて参加させていただきました。率直に感じた事は1級とは自分のキャリアコンサルタントとしての軸を問われていると感じました。本物のキャリアコンサルタントしか受からないなと思います。

全く知識が無い私はとにかくよく聞くということに重きを置いて聞いてみました。3人の方々はどの方もしっかり自分の軸を持っておられ自信をもって進めておられるように見えました。しかし先生のFBを受けて気づきをかみしめておられた様子でした。

人を相手にする仕事だから当たり前なのですが改めて関係構築の大切さを学びました。関係構築ができて初めてFBを受ける意味がある。関係構築が出来ていない状態ではFBの効果も薄れてしまいます。まずは基礎からだと捉えました。そして問題を把握していく力、育成が出来る力を身につけていく。程遠いのかもしれませんが研鑽を続けていきます。

今日はありがとうございました。事例相談者の話が止まらない時、「これだけ話したい気持ちがあるんだ」と受け止めて、話し終わるのを待つようにしてきたのですが、八阪先生の「もっとお話ししたいことがあるの?」がキラーワードであると知り、勇気を出して使えるようになりたいと思います。確かに事例相談者は、まずは自分の意見を一気に話しますよね。

また、相談者の言う「面接でうまく伝えられない」は、「面接の際」だけなのか「いつも」なのかもしっかりと聞かないと状況が把握できないことから、ケースを俯瞰的に観ることで事例相談者の癖や傾向が見えてくることも、今日のロープレで改めて体感しました。

今日は3ケースそれぞれ問いかけ方・伝え方ひとつで、指導が方向違いになるか、ちゃんと進むか、停滞するか、一言の重みを実感です。今日、これから今日のまとめをします。少しずつでも経験2年のキャリコンさんにも伝わりやすい話し方が出来るようになりたいと思います。

●事例指導中に事例の内容やCLに焦点を当てて話を進めていた中で、折角「CCの支援方針テーマ」についてCCが話をしたのに、SVが事例の細かい内容について振り返したことで、再度、事例内容の細部に戻って話が続いてしまう。
CCから自身の支援方針について語られたときには、細部ではなくグッと焦点をCCに当てて話を聴いていくこと。頭の中はCCに焦点を当てながら、タイミングを逃さないことも大切だと思いました。

●SVが相槌をいれると乗って話をしてくるCCは、話したい欲求が強い。話したい欲求が強いCCは、つまり自己主張も強い。自身の正当性を懸命に話し、アピールしてくるCCの状態では指導を受けに来ていても、受け入れる状態にはないため、CCの状態を見極めることも重要ということ。
「他にもこの場でお話したいことがありますか?」「もっと聴いて欲しいことがありますか?」等とCCの話したい欲求に焦点を当てる関わりも場合によってはアリだなぁとCCを深く見ることを改めて感じました。

●CLに良かれと思ってのことだが、自身の価値観で面談を進めてしまうCCだな、本当のCLの想いが聴けていないなとSV側が捉えても、捉えたSV視点の問題を押し付けでもなく、アドバイスでもなく、説得でもなく、適切な問いかけと自然な流れでCC自身に気付いてもらうことが本当に難しい。
CCの問題点を分かっても、CLのために最善の方法で支援したと思っているCCは気づいてくれない。SV側が気になることとして伝えると、指導を受けに来ているはずなのに若干抵抗をしてしまう。CCのCLに対する思いや、支援方針、考え等に理解を示し、やろうとしたことや得られると思っていた効果等から、承認できることを言語化して伝え返しながら、どんな言葉をSVが投げかけたなら気づきを促すことが出来るだろうと私自身のテーマと向き合いながら観察していました。

CCが問題を掴むことと、CLに響くように伝えることは違う。SVが問題を掴むことと、CCに気づくように伝えることとは違う。パラレルの関係の面白くもあり難しくもある課題だと感じました。十人十色、三者三様、あくまでも目の前のCCの状況、状態、タイプに応じて言葉ひとつも選択しなければならないのですね。
同じ投げかけであっても、CCとSVとの関係性によって受け取れるかどうかも影響する、だからこそ寄り添うこと、この原点に返ると思いました。

八阪先生、本日はありがとうございました。久々のロープレで課題を読み込んではいたのですが、しっかりロープレの時間が持てたのは、今年度は初めてでした。

実際のロープレでは、事例相談者になかなか自分の意図が伝わりにくい印象でした。先生から頂いた「講座の大切なPoint」にも改めて記載いただいていたとおり、

■SVがいくらCC自身の固有の課題点に焦点を当てようとしていても、CCが急に俯瞰的な視点に切り替わることはありません。そもそも2年生ですから…。
■全然SV側の話を聴いてくれない・聴こうともしない人に対しては、「もっとお話ししたいことがあるの?」がキラーワード

この2点がまさしく自分のことと認識しました。 

自分のロープレが終了して八阪先生からのFBの開口一番に話されたのは、「相談者はなかなか受け入れないタイプ」と言われました。そして、その判断された理由を「説明が長いタイプ」に加えて、「SV側の話をさえぎって自分の主張をされる」と言われました。今からCCが何を話すのかしっかりと話を聞こうとしてた時に「CCの状態をきちんと見て指導プランを決めることが必要である」ということで、指導を受けるタートラインに立てていないCCと判断できなかったことは大きな反省点です。(自分の中では、事例相談者はいろんなタイプがいるのは認識していたが、そこを感じ取れていない自分を見せつけられた感じです!!)

本番に向けてしっかり準備して参ります。又、2年目のCCであり、しっかりできていない事例相談者の事例をもとに指導をするその意味をしっかり考えて事例相談者へのRPを進めて行きたいと思いました。頑張ってまいります。ありがとうございました。

1年ぶりに参加しましたが、ありがとうございました。3つの事例を3人の方のロープレを通して検討することができました。気づいたのは以下のことです。

①私もどうしても実技面談になると、このCCさんの課題なんだろう?とできていないとこ探しになりがちですが、それでは納得してもらえないなと改めて思いました。CC的にはどんな意図で、どういう思いでそうしたのかというところをしっかりと共有していきたいなと思いました。あわせて、どうすればよかったかという視点で考えがちですが、課題にアプローチしつつ、対応に悩んでなんとかしたいと思ってきてくれているCCさんと一緒にできることを探そうと思いました。

②口頭試問の重要性について改めて思いました。昨年までは、本当に適当にだらだら答えていたのですが、口頭試問を考えることは、面接の構造化そのものであると遅ればせながら気づきましたので、今年は頑張りたいと思います。またロープレでやったことだけでなく、目の前のCCさんの短期・長期での育成目標についても考えていかなくてはいけないんだと、ようやく思い至りました。今年は口頭試問の回答内容を変えていきたいです。

③いろいろ準備はするけど、目の前のCCさんの言っていることに敏感になること。
口頭試問も含め、あらかじめある程度準備できることはありますが、最終的には目の前のCCさんが言っていることを大事にしたいなと思いました。まさにここは守破離でむつかしいところですが、試験日にはそういう心持ちでいけるように頑張りたいと思います。

セッションがスタートしてほどなく事例相談者さんのお人柄、傾向を掴む(仮説を立てる)こと、仮説に基づいて頭の片隅で指導方針を仮に立てておき、セッションが進む中で確信を持ったり修正したりと、事例指導者の頭の中を覗くような感覚がありました。

私には、事例指導者視点の問題に(事例相談者さんに)気づいていただこうと仕向けてしまう傾向があるのですが、それがうまくいかない理由を理解しました。それは、事例相談者さんが気づける状態にない、気づいたとしても受け取れる状態にないからです。そもそも、気づいていただこうと仕向けること自体、”事例指導者がしたいように進めている”ということになる点も肝に銘じなければと反省しました。

また、事例指導者のひとことにより、話が細部に及んでしまう状況を目の当たりにし、意図に基づく投げかけの重要性、難しさも再認識しました。

今回も実践編を見学をさせて頂き非常に勉強になりました。有難うございました。

自己主張の強いCC、話し続けるCC、私であれば多分後半焦ってきて、一方的な指示的意見を言ってしまうだろうなという面談でも、CCの主張をしっかり聞かれているSVでした。そして先生から、SVの話を聴く状態でないCCに対して、「まだ、あなたの話を続けますか?」という問いかけは、私にとってはとても難易度が高いなと感じました。CCの主張を聴き続ける中で「CLにとってどうすればよい面談になったのか?」へ思考を変えて頂けるのか、この様なCCにどの様な指導プランでのぞめば良いのか。もう少し自分自身で考えてみたいと思います。

今回のロープレを見学させて頂き、CCに最後まで寄り添い丁寧に関わること、SVの自分勝手な時間の都合で指導を進めることなく、CCCの状況に合わせた指導の必要性がわかりました。これまでも頭ではわかっていたのですが、ロープレで残り4~5分から急アクセルを踏む自分がいて、実際には頭でわかっていることが出来ていませんでした。今回の見学を通して腹落ちした感覚を持っています。実際の指導場面では、色々なCCが指導を受けに来られて、そのCCおひとりごとに、その方の指導に来られた時の状況やお気持ちに沿って瞬時に指導プランを考えながら対応していく、その様なスキルを身に着けていくことが必要だと改めて思いました。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

午前と午後で合計6回の指導ケースがありましたが、どのケースも簡単ではないですよね。
CCさんなりに頑張ったこと・工夫したいこと・主張したいことがあって、
それを指導中もまだ抱えている、なんてロールプレイも何度もありました。

SV側が苦労しながら、何とか知恵を絞って頑張ろうとする姿に、
見学者の方たちも温かく拍手を送るシーンが何度もあって、
成否や善し悪しの前に相手に敬意を示すことができる、というシーンも随所にあって、
最後まで温かくも真剣な学びの場が創れたかなと思っています。

その様子が写真から少しでも伝わっていれば嬉しいです。
この記事を読んだ方も、ぜひ弊社の講座で一緒に学んでみませんか?
ご参加をお待ちしております。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の1級CC対策講座 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「1級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。

7/11に一部講座の日程変更を発表しています。
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