1/25(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は午後の『口頭試問編』が中止になったため、
午前の『面接実践編』だけの半日間の講座開催となりましたが、
それでもかなりボリュームのある、中身の濃い講座になりました。
質問タイムも、いつもよりたくさんの方が残っていたかな、と感じています。
いよいよ試験が迫ってくる中で、ご自身の指導・支援になかなか自信が持てない方も
いらっしゃるかと思いますが、今回の講座に参加してみて、
三者三様で良いところが発揮されているロールプレイ・口頭試問がありましたね。
それでも、ロールプレイをした本人は不安げだったり、自信が無かったり…。
あれだけのアウトプットをしていても、どれだけ工夫や努力をしてみても、
まだまだなんじゃないか?と感じるものです。
まだ受かってもいないのに自信満々だったら、かえっておかしいですよね。
そしてこれは、1級に合格して、指導者になってからも同じです。
自分の言ったことや関わった内容ことが決して完璧ではないこと、
どれだけ心を砕き、知恵を絞っても、相手に通じない可能性があること、
そもそも他者を自分の思うように動かそうとすることがおこがましいこと、
それでもなお相手を想い、相手視点で気持ちを汲み取り、信じて関わり続けること…。
これくらい広く受容できてこそ、本当に良い指導者に近づいていけます。
目先の30分をどうするか、試験に受かるためにどうするかという狭い視野ではなく、
指導者としてのあり方、姿勢こそ問われていると思って、試験に臨んでほしいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接実践編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
このアンケートへの取り組み方1つとっても、
その人の学びに対する意欲や本気度が伝わってくるのではないでしょうか。
1級を目指すなら、自分の学びや気付きを言葉でアウトプットすることへの
質・量へのこだわり、そこに手を抜かないという意志は、ぜひ持っていて欲しいです。
この記事を読んでいるみなさんも、本気で1級を目指す方たちの熱量を
少しでも感じ取っていただけると嬉しいです。
1級 面接実践編 参加者の声
八阪先生、ご指導ありがとうございました。またご参加の皆様、ロープレその他ありがとうございました。最近はとにかく関係構築を重視し、あくまで目の前の事例相談者に寄り添った面談を意識しております。ですが今度は、せっかく構築しつつある関係を壊すのでは?と恐れが出て、問題の共有を明確にしづらくなってしまい(切り出すのが怖い、タイミングがわからなくなってしまう、イエスマンの方がラク…)、ただダラダラとケースの話を聞くだけに終始してしまい展開ができない、というジレンマを抱えつつの受講でした。
そんな折、先輩から「15分か20分でフェーズを切り替える声掛けをしてみては?」との助言を受け実践しようと準備していましたが、今回のロープレではそんなタイミングすら与えられず、ただただ事例相談者の心情や信念を理解しようと必死になるだけの面談となりました。問題は序盤ではっきり見えている。でも事例相談者の「信念」が固くどうやっても動きそうもない、八方塞がりを感じながら、ある意味事例相談者とCLと同じ構図だよなぁ…とも思いつつ、でもどうやって理解してもらおうか…。ずーっと悩んでいた面談でした。
終わった今にして思えば、この時間内では無理だと割り切ればよかったのだと思うのですが、時計が目に入り最後の悪あがきで事例相談者にはキツイ質問「CLが本当に切り替えたと思いましたか?」を投げかけてしまいました。そこで時間切れになりましたが、もっと時間があったらと思うとぞっとします。
ただ振り返ってみると、私自身30分間うんと悩み、真剣に事例相談者を理解しようと努力したせいか、口頭試問の際にケースの内容ややり取り、事例相談者の表情や口調がハッキリと蘇るように思い出せたのはありがたい事でした。同時に、型通りに私のペースで面談を進めようとした時の内容やCCの様子はあまり鮮明に思い出せず、口頭試問でも具体的に答えられなかったなあ、と比較になる良い経験をさせていただきました。
本番の試験では、また違うタイプの面談となろうかと思いますが、今回の経験を基に「目の前のこの人を一生懸命理解しよう」を信条に臨みたいと思います。自分にないものは多分出せないと思うので、自分の面談をできれば結果はどうあれ「良し」として再チャレンジすればよい、と少し気持ちが楽になりました。本当にありがとうございました。
今回初めて参加させていただきました。1級試験についてはあまり情報がなく、やみくもに取り組んだ前回を踏まえ、情報収集を行っていたところ、本講座の存在を知りました。率直な感想としては受講して大正解でした。ついつい普段のセッションや学びのなかではしっかりと発言のひとつひとつを振り返ることができませんが、第三者としてセッションを観ることでカウンセラーの発話それぞれの意図性について、クライエント側の見えている景色、反応もついて検討・検証ができたことは大きな収穫でした。特にロールプレイのうちの1つは実際の自分の前回の試験の再現を見るようで、苦しくなるほどリアリティがあるものでした。
普段のかかわりの中でもつい解決思考になったり、相手のダメなところに目が行きがちになってしまいますが、そればかりではカウンセラーが次のアクションを起こす前向きなアクションが生まれづらいということもロールプレイとその後の八阪先生の解説、投げかけでとても腑に落ちる感じがありました。
具体的には、事例指導者がCLの視点を指導者が代弁するような語りは有効である、あのときのCLはどんな景色を見ていたのかを意識できるか、CCがやったかやらなかったかは聴かなくていい。本人がやったと言っていることの狙いを確認することが大切、棚卸しについてはCLにとってやってどうなると思っているのか、CCの意図を確認する。何を期待してやったか。
CC自身が認識できるような関わりを促していくことが大切、などの部分は、事例指導者として、試験対策としてはもちろん、カウンセラーとしても改めて心に留めておくべきことだと再認識することができました。
CC同様、「分かる」と「できる」にはまだまだ大きな差がありますが、今回の学びを活かして一歩ずつ研鑽を進めてまいります。参加させていただき、1級受験者はもちろん、すべてのカウンセラーにお勧めしたい講座です。本当にありがとうございました。
SV役、CC役の皆さま、ありがとうございました。大勢が見守るプレッシャーの中でロープレをしてくださったこと、見学させてくださったことに感謝申し上げます。
実際に3ケースを拝見させていただきまして、大変勉強になりました。素晴らしい口頭試問の答え方も、頭が真っ白になってしまう自身とは違い、滑らかにスラスラと面談の内容を俯瞰されて答えられているご様子に感銘を受けました。メモをしてやっと…の自分に反省しかりです。
面談の内容も、抵抗を受けた際の目標の変更などの受け止め方も素晴らしいと思いました。私自身は抵抗を受けることに焦ってしまい冷静になれず、迷走してしまうことが多いので、冷静に判断し臨機応変に対応することの大切さを学びました。
先生からお聞きした磁石の話も印象的でした。相談者が主張してきた時はこちらが受け止める、そのバランスを大事にしていこうと思いました。これまでの自身のロープレを振り返りますと、抵抗に被せて説得的に関わってしまったこともあったように気がしますので、注意が必要だと思いました。抵抗にあった時に、相談者の気持ちを丁寧にお聞きし減速する対応を心がけます。本日もありがとうございました。
八阪先生、木上さん、このような学びの場を作っていただきありがとうございました。
そして、普通にロープレをすることだけでも大変なことなのに、20名くらいの見学者がおられる前で実践して頂いた3名の方々もありがとうございました。
私にとっては、とても難しい事例に寄り添い、CLは何が言いたいのか、伝えたいのか、クライエントが何を分かってもらいたいのかを受容、共感し、CLが間違っていることでも、まずはしっかり訴えていることを聞くことされておられてました。私は、自分の言い分を伝えてしまうかも。と思うところでも、しっかり訴えていることを聴く。ここが、私には足りないスキルだなと気づきました。言い分をしっかり聴いた上で、指導方法を考えることが大事であること。ここを大切にしたいと思います。
そして、苦手としている口頭試問。
しっかりこの場面でここに気づいているなど抽象的ではなく、具体的に伝えること。報告・連絡・相談の時系列になるように、冷静に答えられるようまだ残された時間で訓練をしようと思います。
今回も見学させていただき、ありがとうございました。本番まであとわずかです。とても大事なことに気づかせていただきました。「目からウロコ」ってこういうことを言うのかなと思います。ロールプレイを見学させていただいていると、事例相談者と相談者の映像が浮かび上がってきて、相談者の出口が見えなくて立ちすくんでいる姿が見えたり、心の声が聴こえてきました。どうして?不思議な現象だなと感じました。
私は何年も「働く楽しさ研究所」の講座を受講し続けてきたので、大事なことを記録したノートが何冊もあります。最近、そのノートを毎日振り返っていました。そうすると、八阪先生から教えていただいた基本・基礎は変わっていないけれど、スキルの質が少しずつ向上していることに気づきました。八阪先生の指導計画が先の先の先まで見通して、私のスピードに合わせて、自己研鑽を続けられるように進めてくれたんだと感じました。あくまで、私の(枕詞)がついていますが(笑)
今回の口頭試問についても、詳しく丁寧にコメントいただいたメモを見返していると、口頭試問に応える意味が、CCの育成ができるレベルに達しているかを判断するというより、SV自身が自分の問題に自分で気づいて、成長するために行動し続ける人なのかを判断することが目的なのかも知れないと思いました。
CCに気づいてもらいたいと思うSVの態度は、CCの進め方の問題と同じになってしまうこと、そのことに面談中に気づくことができるくらい、目の前のCCを第一に考えて、面談を進めることができるSVが、本物の指導者のあるべき姿なんだと思いました。私も少しでも本物の指導者に近づくことができるように明日からも学び続けます。
SV役CC役の皆様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
今回も、貴重なロープレをする機会をいただきました。
過去3回にわたって、CCに歩調を合わせられていないというご指摘をいただいておりましたが、今回は【ちゃんと歩調を合わせに戻ってきた】というチャットでのお言葉をいただき、(たった一場面で出来ただけなのですが)個人的には嬉しく、安堵しております。
まず、今回はAさんのすばらしい口頭試問を拝見できたことが、とても貴重な学びでした。内容ももちろんのこと、俯瞰的でフラットな視点と態度は、ぜひとも心掛けていきたいと思います。Aさんの口頭試問をお手本に、もう一度自分の口頭試問を時間をかけて作り直してみましたが、現時点での自分ではまずこれをその場で答えるのは無理だと思うので、少しずつ、進歩をしていければと思います。
また、振り返りメールでも書いていただいている通り、「できない点探し」ばかりを行っていては、焦ってばかりで内向きに心がこじれてしまうので、あくまでも良かったことも悪かったこともフラットに、目の前のCCやCLに感謝して面談にのぞみたいと思います。
そして、いったん講座を終わりとしたあとの自由質問の場で先生に答えていただいた、「面談中は全部を把握することはできないから、せめて一か所、【ここがSV視点の問題点だ】と掴むように心掛けている。それで随分と楽になる」というお言葉が、ある意味衝撃的な学びでした。
「できない点探し」ともリンクしますが、先生がチャットで投げていただいている内容を、【SVとして、すべて、面談の最中に気づいていないといけないこと】という考えでおりました。
【一か所でいいから、確証の強いこれだというSV視点の問題点を掴む→これを何とかして伝える】、これを軸に、伝えるために必要な関係構築(労ったり、CC側の言い分を聞いたり)をしながら、何をして、いつになったら受け取ってもらえるようになる?と考えて試みる。
こう明確に【面談中に何をすべきか】を言っていただくと、そうか、確かにそこが面談の大きな太い一本の流れですよね!となりました。
試験までもう日がないですが、あと少し、頑張っていきます。ありがとうございました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
今回もできるだけスマイルの多い瞬間を抜粋して載せてみました。
試験本番が迫る中で、どうしても堅くなる・緊張することが多いと思うのですが、
そんな中でもこうしてホッとしたり、にこやかになれるシーンがあると
それだけで学びの場として非常に安心できるのではないでしょうか。
わたしも、試験直前だからこそ、ここは直そう・ここは変えないと、という話を
せざるを得ないシーンがどうしても出てきます(この日は少なかったですが…)。
そんな時はピリッと締まった空気になることもあるのですが、
それだけだとしんどいので、こうして参加者の方がほぐれたシーンや場面は
大事にしていきたいですし、それを意図的に設けることで
弊社ならではの温かさと厳しさの両立ができるのかなと思っています。
この記事をご覧の方にも、そんな雰囲気と弊社の講座の運営方針が
しっかりと伝わってくれたら嬉しいです。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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