10/27(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編・口頭試問編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日の午前中は、およそ1か月ぶりの面接実践編講座で、
参加者どうしでロールプレイをしてもらうのを見るのも久々だったので
すごく楽しみにして当日を迎えました。
まだ面接試験の本番まで時間がある中で、この時期から本番さながらの
面接練習に臨む人たちが、どんなモチベーションで、どのくらいの自信や課題感を持って
ロールプレイに臨んでおられるのかを拝見して、
これから秋・冬の講座の内容に少しでも活かしていければ、と考えていました。
実際にロールプレイをされた3名のみなさんは、手ごたえはいかがだったでしょうか。
あるいは見学していた方は、「我が事」として見学してみてどうだったでしょうか。
CCを専門家として育てるという観点を持って指導に臨むのは、
決して簡単ではないな、やはり難しいなと感じられた方も多かったかと思います。
そして、午後の口頭試問編ではその難しさがさらに現実のものとして
受講されたみなさんの前に立ちはだかったのではないでしょうか。
この講座を開催するたびにお伝えしていますが、
「今はすごく時間をかけて、複数人がかりで回答を考えてるけど、
実際の試験本番では、これを1人で・即座にやらないといけない」
ということを考えると、口頭試問の訓練もすごく大事になるなと感じられたかと思います。
もちろん、わたしも「絶対受かりますよ」なんて軽々には言えないのですが、
面談中に迷った時・困った時こそ、『面接準備編』で学んでいただいた
指導者の存在意義・指導の目的に立ち返ってみてください。
「何のため・誰のための指導なのか」を思い出してもらえれば、
小手先のテクニックで30分だけをどうにか乗り切ろう、
口頭試問はどうにかいい評価を得ようと試験官を意識して回答しよう、というような
自分の合格第一の狭い視野になってしまうことも無くなります。
どこまでも「目の前の人を尊重する」ことは、忘れないでほしいですね。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接実践編」の振り返り
「1級 口頭試問編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
「アウトプットの質にこだわって、日常の1つ1つの場面で手を抜かないこと」と
お伝えしたこともあって、受講されたみなさんが自分で自分の課題をよく見つめて
誠実に向き合ってくださることがわかりますね。
この記事を読んでいるみなさんも、本気で1級を目指す方のアウトプットの質を
ぜひ感じ取っていただけると嬉しいです。
1級 面接実践編・口頭試問編 参加者の声
指導者役を務めさせて頂きました。午前中の面接実践編のロープレで分かった改善点を実践する場となる貴重な体験をさせて頂きました。グループディスカッションでは、第三者からは私の面談はこのように見られているんだと貴重な意見を頂戴しました。
八阪先生の口頭試問解答例を見たときに絶句しました。自分の面談はそこまで考えていなかったからです。今回は、30分では問題解決まで進まないと判断して長期の支援プランを選び、事例相談者の話がつきるまで付き合うことにしました。面談中に自分が何をやって、結果どうなったかを言語化するのは難しかったです。というのは憶えていないからでした。
その対策としては、重要なポイントはメモをとるしかないのかなと思いました。また、自分が今何をやろうとしているのか(関係構築、問題把握など)意識していないことも気づかされました。これについては、振り返りメールに対策が書かれていたので実践させて頂きます。今回も、自分の課題が見つかり、解決策まで教えて頂きありがとうございます。
本日はありがとうございました。1級の試験を受けると決めたのが試験申し込みギリギリで、お恥ずかしいですが試験の内容もよく分からないまま、過去問も最近見始めた程度で、どうせ1回で受かる試験ではないので今回はお試し受検でという気持ちでしたが、そんな考えで参加した自分が恥ずかしくなりました。
本日の3ケースのロープレを拝見し、関係構築を維持することの難しさを感じました。2級でも関係構築の維持は同じですが、対CLと、対事例相談者では、指導者という立場がつくことによって、事例相談者の期待とか、承認欲求とか、CLへの熱量とか不安とか、指導者に対する思いとかがある中で、どう維持しながら問題点に気づいてもらえるような問いかけや、事例相談者の成長に繋げることが出来るのか、そんなことを考えさせられた今日の講座でした。
ロープレを拝見して、事例相談者の話が進むほど、問題点も浮かび上がって来たのが良く分かりましたが、そこを焦らず、絞り込まず、断定せず、事例相談者の成長やCLの利益とは、と言う視点を持てるよう30分の時間を使えたらと思いました。
本日はありがとうございました。3ケースを通し、
・事例相談者からケースの説明を受ける際には指導の要点を探すという点、事例相談者が拘っている点を捉えること、事例相談者の言動に焦点を当てる大切さに気づきました。
・CCの想いとCLの考えのすり合わせを行い目標設定する点が難しいと感じました。(遠い所に育成目標を置くということは、今後どのようなCLが来ても対応できることを育成目標にするのかと漠然と考えております。)
・事例相談者が自分のキャリコン方法を正しいと思っていることをSVが無理やり考え方を変えよう思っていると関係が崩れてしまう、その場合は手数と時間を考慮し、自身の考えを捨てない事例相談者に何度も投げかけることで自身のやり方が違っていたことに気づいていただくことの大切さを学ぶとともに、これも難しさを感じました。
・事例相談者がCLに対応していることとSVが事例相談者に対応していることがリンクすることを理解することができました。
本日はありがとうございました。ロープレと同時進行の中、先生からのコメントを見つつ面談の状態を確認でき大変勉強になりました。
今回参加させていただき、以下のポイントを私なりに重要だと考えました。うまくいかない相談「次に来談しない、反応が良くないなど・・」それに対しCCはどう思っているのか、その思いに対しての背景など問い換えが必要だと感じました。また、どうしてもCLの問題を解決する方向(CLに焦点)になってしまうのは私自身のも大きく言えることで、SVがCCへ諸点を当てることは改めて意識したいと思いました。
関係構築ではCCがCLへの対応にどう意図を持っていたのかを確認すること、また、その意図を確認できたら意図への肯定も必要だと思います。これらの点を今回の見学から改めて感じ、自身の面談でも活かしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
本日は貴重な機会有難うございました。まだまだ準備が出来ていないということを痛感しました。これまで考えていた以上に口頭試問の比重が高いのだと思い知りました。口頭試問でしっかり回答していくためには、ロープレを必死にこなしていくだけではとても難しく、やりながら頭の中で組み立て、見通し、考えていかないといけないのだと今更ながら感じました。あとどれほど準備ができるかわかりませんが、考えることをやめず、挑戦していきたいと思います。
・見学することで客観的に、どういう言葉がどう影響するのかがリアルに見えれたことは大きかった。特にどういう表情や言葉が事例相談者から出たときに、関係構築が崩れ始める状況や受け入れてもらえない状態になっているのかということもよく理解できた。またそうなり始めた時にアンテナを張って修正していく必要性があることに気づいた。
・事例相談者が問題に気づけない、「自分のやり方が正しい」という信念を曲げないのであれば、もうそれに付きあう時間にすることも1つということは理解が深まった。事例相談者が受け入れる体制になっていない証拠でもあるため、それを受け入れて30分の間に受け入れる体制になることを待つことが大事ということ。相談場面でもこれはあると感じており、事例指導ではあるが、相談要素と同じ部分があるし、あってよいのだということを改めて理解できた。(口頭試問で、冷静にケースを整理し回答できればよいということも理解できた)
・事例事実の説明後、事実をなぞるだけでは不十分で、事例相談者の対応等を評価することで早い段階から関係構築が深まる可能性があるということを感じた。事例説明後に「もう少し詳しく」とSVが応答することは、事例相談者からしてみると「既に詳しく説明しましたけど」になるため、具体的に応答・返答することが重要だとも感じた(SVに理解して貰えている感が伝わる)これは大事にしたいと感じた。
・口頭試問での回答方法のポイントが、今回よく分かった。特に自分は「具体的展開力」が目の前の事例だけに捉われた展開を回答していたことが、点数不足に繋がっているのでは!?と気づいた。大きなプランを引いて、ロジカルに回答する必要があるという、先生からのポイント提示がすごく理解できた。ただ、本番の口頭試問でそこまで頭が切り替わって回答できるのかが不安でもある。トレーニングを積む必要性を感じている。
・面接ケース読み解き偏を受講後、今回の講座を受講し、よりケースを冷静に見る聞く姿勢が取れるようになっていることを感じた。試験本番のケースもしっかりと読み解いておくことが、試験本番でどういう展開になるかは分からないが、冷静に目のまえの状況を捉えるために重要だということに改めて気づけた。
本日は見学をさせていただいて、とても勉強になりました。
まず、事例相談者が「自分は正しい」と思っている限りはSV視点の問題を投げかけても拒否されるので、30分で解決しなければと思わないことというのは改めて気づいたことでした。それをするということは、事例相談者と同じレベルで相談をしているということだからと言われ、確かにそうだと思えました。
また、あくまで事例相談者に焦点を当てた応答をすることで「あなたはそう思ったんですね」、「あなたはそう考えたんですね」などとするといつの時点かで事例相談者は気づいてくれるようになるのではないかと感じました。
いつも関係が壊れるのを怖がり、なかなか事例相談者の問題に触れることが出来ない相談になってっしまっているので、事例相談者に焦点を当てた応答で相談してみようと思いました。ありがとうございました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
午前も午後も、どちらの講座でもみなさんが熱心に学んでいる様子が
画像から伝わっているでしょうか?
見学している方たちも、ただ見ているだけだったり、様子見をしているのではなく、
「自分の身に置き換えて考えてみよう」という積極的な試みをしながら
ケースの1つ1つを真剣に見つめてくださっていました。
ロールプレイをされた方は、たくさんの方に見られるという特殊な環境で
緊張や不安もあったかと思いますが、それでも事例指導が始まると
しっかりと目の前の事例相談者に集中しておられましたね。
受講者の方の意欲や態度が、弊社ならではの「健全で誠実な学びの場」に
一番貢献してくださっているので、みなさんが創ってくださったいい学びの場を
これからも引き続き提供していきたいと考えています。
そして、わたし自身もそのために、指導・フィードバックの質を
高める学びや訓練を続けていきますね。
次の講座もぜひ、楽しみにしていてください。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
弊社の1級CC対策講座特集ページ・オンラインストアのご案内
弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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また、弊社では一部の講座をオンラインストアでも販売しております。
そちらのリンクボタンも掲載しましたので、併せてご利用ください。
みなさまのお越しを心からお待ちしております。