7/12(土)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編・口頭試問編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・サポーターの木上です。
本日午前の「面接実践編」には15名の方にご参加いただき、満席に近いほどの盛況でした。
これだけ多くの方にお越しいただけたことを心から嬉しく思います!
今回ロールプレイに参加の方の中には「初めて30分間のロールプレイを完走できた」と
仰られる受講者さんもいらっしゃいました。
でも、そう仰られていたにもかかわらず応答は丁寧で、口頭試問では言葉のチョイスが秀逸。
キーボードを叩いていた私…実はビックリしていました(笑)
また、午後の「口頭試問」では、各設問に答えるために1ケースをじっくりと
振り返る時間を持っていただきました。
試験本番なら10分で考えてアウトプットしなければならないところですが
時間をかけて丁寧に、途中で講師の八阪さんが出すヒントも頼りに一つ一つの設問の意味を考えながら
グループの皆さんで意見を出し合い自らの答えをブラッシュアップされていました。
その学びと視点を試験本番で存分に発揮していただきたいと思います。
そして何より、7月中旬は1級技能士試験にチャレンジされる皆様にとって
オフシーズンに当たると思うのですが
そのような時期にもかかわらずご参加いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
皆様の高い学習意欲には、ただただ脱帽です。ありがとうございました!
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接実践編」の振り返り
「1級 口頭試問編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしも1人1人丁寧に確認しています。
今回の学びの内容をどれくらいの熱量で発信していけるのか、
考えを整理し・言語化する訓練と捉えている人と、
ただの回答だと思って適当に済ませる人とでは、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。
いつもお伝えしていることですが、本気で2級合格を目指すのであれば、
上位15%に入るアウトプットをしようと、こだわって回答してくださるはずですね。
熱意ある受講者さんがどれくらいのものか、ぜひこの回答から感じ取ってください。
1級 面接実践編・口頭試問編 参加者の声
いつもお世話になっています。前回の受講から半年ぶりに受講しました。
第14回の面接では残念ながら合格点に届かず、第15回を挑戦するのですが、自分がなぜ不合格だったのか、今回の受講で気づけたことがたくさんありました。
意識していませんでしたが、「ただ」や「でも」をたくさん使っているような気がしました。受講が終わって、友人や家族と会話をする中で、「でも」をよく使っている自分に気が付きました。仕事柄、社員と1on1をする機会がよくあるので、相手の考えを尊重するような対応が必要だと思いました。
事例相談者が同じ言葉を繰り返し使っていたりすれば、そのことをすごく気にかけているのかもしれないし、最初に言っていたことと違うことを言い始めると、相談内容自体、事例相談者が何を相談したいのかがわかっていないのかもしれないと気づくポイントになると思いました。
面談がうまくいくかいかないかは、相談者との関係構築がいかに大事なのかを改めて気づくことができた時間でした。ありがとうございました。
今年度になり、初めての1級対策講座に参加させていただきました。久しぶりの面接実践編を見学させていただき、気づいたことがあります。いつもは3ケースの内容を理解して、自分なりに見立てをした上で、見学をさせていただいてました。
ところが、事前に見立てても面談内容によって、見立てどおりにならないということです。どのケースであっても、CCとSVの関係によって面談の進み具合は違うことです。当たり前のことですが、それでも事前にケースの検討をしていました。意味がないのではないか、どのケースであってもCCの固有の問題を把握するために、今何をするべきかを考え、効果がなかったと感じたなら、次に何をするべきかを考えることが大事だと思いました。
①自説を訴えるCCにはすべてを吐き出してもらって受け止める「おっしゃるとおりですよ、説明してもらえて助かりました。」②素直で内省するCCには気づきのボールを投げてみる、「このことについて話しても大丈夫ですか」③どうしていいかわからない、自信をなくしているCCには、立ち止まって「自分を責めないで、一緒に考えよう」と寄り添い、ペースを合わせる等、CCの困っていることに焦点をあてて、どうなったらよいのかを共有できるように関わることが第一段階です。
第一段階にしっかりと時間をかけることが、遠回りのようだけど、一番効果のある面談ができると感じました。結果として、CCの固有の問題が明確になり、自ら気づいていただけるかもしれないと思いました。急がず、どのような相談者に対しても効果を考え、ペースを合わせることができる、どの位置にいるのか、前に進む準備は整っているのかを把握できるように、少しでも傾聴スキルをレベルアップしたいと思います。
気づくために、繰り返し見学の機会を与えてくれるからだと思います。いつもありがとうございます。
1級に挑戦したい気持ちはあるものの、自分がそのレベルに達しているのか知りたくて(事前情報はほとんどなかったため)、今回参加させていただきました。2級のときに八阪先生にご指導いただき、今回は1年以上ぶりでしたが、先生のご説明はやはりとてもわかりやすく、納得の連続でした。
まず印象に残ったのは、「30分は長い!」という気づきです。ロープレをされていた皆さんも、最後に何を話せばよいか迷っていたように感じました。八阪先生が冒頭におっしゃっていた「ゆっくりでいいですよ」という言葉の意味を、実際に見学して深く理解できました。焦らず、丁寧に進めてよいのだと感じました。
今回は見学のみでしたが、実際に面談(指導)しながら、関係構築〜問題把握〜具体的展開までを頭の中で整理して進めるのは本当に難しそうだと感じました。「20人に1人しか合格しない」という話にも納得です。
とはいえ、事例の内容についてはすべて理解できました。先生のご説明がわかりやすかったことに加えて、ロープレをされた皆さんの「できた点・できなかった点」がとても参考になり、「なるほど、そういうことか」とひとつひとつ腑に落ちました。
「誰を励ましたかったのか?」「CLは本当に励まされたかったのか?」「終活を早く終わらせたかったのは誰?」など、自分自身にも問いかけながら聴いていました。また、「CLは自己分析をしたいと言っていたけれど、すでに軸を持っているのでは? 自己分析をしたところで、『ブライダルへの思い』を手放せない自分が浮かび上がるだけなのでは?」といった視点にも気づけました。そしてこれは自分でも意外でしたが,そういう分析がとても楽しくもありました。
今回は「1級のロープレとはどういうものか」を知りたくて参加しましたが、大変学びの多い、収穫のある時間となりました。
今回は、面接実践編を見学者として参加させていただきました。見学者にもかかわらず、情報のフィードバックや八阪先生の振り返りコメントも送信いただき、有難うございました。しっかりと復習し、自分のものにしていきたいと思います。今回の学びや気づきを記入させていただきます。
①K(関係構築)、M(問題把握)、G(具体的展開)で表現
いつもされていることだと思いますが、初参加の私としては新鮮で、そういったアプローチによりSVの発言を客観的に見ることで、SVの展開の意図、状況がより分かりやすく感じ取れました。自身のセッションにおいても意識することで関係構築が進んでいるのか、具体的展開へ行っていい状況なのか判断する手がかりになるのではないかと感じました。
②接続詞の使い方にも注意が必要
CCが発言した後にSVが使われた{ただ」、「でも」の言葉に、CCを受容していない状況を指摘されていました。実際にCCの態度にも変化が生じることも感じ取ることが出来ました。簡単に使いそうですが、その背景にはCCを受け入れていない、自分自身の主張を伝えてい思いがあり、CCとの関係構築やSVの発言を受け入れてくれる状況になるのかなど、大切ねポイントと感じました。
③CCの発言での矛盾、主語のねじれ
1級試験のケースでは、CLが再来談しないということは何か、齟齬が生じているわけで、CC発言の矛盾がヒントになることが理解できました。そこでのポイントとしたの主語の使い分けで、今まで気づいていなかったポイントでした。言われてみれば分かることですが、大切な観点と感じました。
④1級としての矜持
キャリアコンサルタントの倫理綱領の序文にありますキャリアコンサルタントの矜持と責任について、1級ということはさらに重い責任を負うことになる意識が必要と感じました。キャリアコンサルタント資格取得も入口でゴールではないことと同様に1級取得もゴールではない、その後にさらに日本の業界への貢献や育成に対する強い思いが必要になってくることが講義を受講する中で、大切なことだと感じ取ることが出来ました。自分自身は、まだ現状力不足ではありますがその矜持をしっかりと持って、学び、チャレンジしていきたいと感じる1日となりました。
昨年、同じ講座を受講した際には、技能士2級の感覚があり相談者が相談したことの内容を詳しく聞くことはないという八阪先生の言葉の意味がいまいち理解できずにしっくりこないまま時間が経過し今回の受講に至りました。
今回、見学者として参加させていただき、技能士1級は事例相談者がメインのロールプレイをすることなんだと以前に学んだことの大枠が、いまさらですがわかったような気がしています。実際に、それができるかはわかりませんが意味がわかったことはそれだけで参加したことに強い意味を感じた回であります。
3つのロールプレイを見学し、SVがCCに対してとても筋の通ったことを話しているのをとても私にはできないと思いました。説明の際のたとえやわかりやすい内容など本番でここまで言葉が出てくるだろうかと。ただ、その筋の通った内容でも関係構築ができていないければ聞き入れてもらえないこともあるんだと知り時間内での関係構築の大切さを改めて実感しました。
また、矛盾点がある内容を感じたとしてもそこをどのように深め、話しを持っていくのか、私ならなんとなく違うかもと思いつつスルーしてしまうかもしれないと思いながら聞いていました。来談者中心なのでCCが軸がないと言っているならそうなのかもと流されてしまうかもとも思いましたが、指導者レベルはそこをうまく指摘しなくてはならない、気づいてもらえるよう話をもっていかなくてはならない、SV自身に軸がなくてはならないことに難しさを感じています。
また、SVの自信のなさがふわっとした質問につながるような気がします。この質問でどのような答えが返ってくるのか質問するたびにこの質問でよかったのかと思いながらロールプレイをする自分のレベルではまだまだ勉強が必要だと思った回でした。
今回、見学者として参加させていただき指導者としての役割は現在の仕事ではあまりありませんが、相談者に対しても共通するところはあるので意識して実務をこなしていきたいと思いました。
口頭試問を4人で検討する共同作業は、試験に合格するという共通の目標はさておき、事例相談者の面談がどうすればクライアントへの良い支援につながるかを協議しました。各人の意見をお伺いすると、自分の中になかった視点(相談者の主訴をあいまいに理解している事例相談者、相談者と同様に自己肯定感が落ちている事例相談者)や同じ視点(事例相談者が過去上手くいった面談のやり方を通している)があったりと、複数の目で見ることで自分の足りない視点に気づかされました。
今回、倫理綱領・行動憲章も話題となりました。改めて見直してみると、私たちキャリアコンサルタントは、第一に優先されるのは相談者への支援、その延長にある組織や社会の発展に寄与することや相談者の自己決定権の尊重と記されています。スーパービジョンについて、「SVはキャリアコンサルタント自身による問題解決を促す」と書かれています。私のこれまでの面談を振り返ると、事例相談者が持ってこられた事例の相談者が気になったり、事例相談者の問題点を意識しすぎていました。SVは、事例相談者自身が問題に気付き・問題解決することにより、相談者に対してより良い支援ができるようになることだと腹落ちしました。目の前にいる事例相談者は、クライアントへより良い支援をしたいと思っているからこそ、指導を受けに来られたのだと。
面接準備編で学んだ「選ぶではなく加える・添えるの発想」を活用して、事例相談者が相談者のために良かれと思ってやったことを受容することにより、関係構築を築き、より良い支援に必要なことに気づいてもらうことがSVであると理解できました。これまで学んだことに一本芯が通りました。これからは、SVの目的を忘れずに学習してまります。
口頭試問編ということでなかなか何が正しくて何がまちがいかよくわからないことで悶々としておりましたが、今回皆さんとの話し合いで何となく見えてくるものがありました。
1人で考えていても見えてきませんでしたが、いろいろな意見を聞くことでモチベーションも上がりました。いつも先生には真摯に答えていただき、また、頑張ろうという気持ちがわきました。今後も講座を受けて本番に向けて頑張りたいと思います。お仲間がいるというのも凄い励みになります。
今日、一番気づけたのは、できていたことを更にプラスに。選ぶのではなく、加える。混ぜる。武器を増やせでした。今後はそれをどうしていったらよいのかを講座を講しながら確立していきたいです。ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
八阪さんのフィードバックに対し、メモを取りながら何度も頷く皆さまの様子から
本気で学びに取り組まれている姿勢がひしひしと伝わってきました。
また、口頭試問編のグループディスカッションの場面では
以前ご参加いただいた弊社の更新講習『質問力アップトレーニング』のテキストを片手に
ケースを丁寧に振り返ってくださった方もいらっしゃいました。
学んだことをしっかりと実践に活かしていただけることは、素直にとても嬉しいです。
これまでの講座で得たエッセンスをフル活用して、ぜひ試験合格を勝ち取ってください!
それでは、今回はこのあたりで。
また次の講座でお会いしましょう。
2025年度の1級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営するキャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、指導者レベル(1級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。
初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。
次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。
2024年8月からはオンラインストアでの動画販売も始めましたので、
講座での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。
講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。
みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。