5/6(火・祝)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接お手本編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は祝日開催で、ゴールデンウイークの最終日の講座になりました。
「みなさん連休の最終日はゆっくりしたいんじゃないかな?」
「本当に参加してくださる方はいるかな?」
と講座の計画時には心配もしていたのですが、無事に開催できてよかったです。
大人数で賑やかな講座も好きですが、この日は10人ほどの方がお越しくださって、
目も行き届きやすく、表情も見て取りやすい、それでいて寂しくもない、
学びには程良い人数で集まってくださったのでありがたかったです。
参加されたみなさま、講座は質疑応答も含めて”延長戦”になりましたが、
お疲れは出なかったでしょうか・頑張って最後まで聴いてくださって、ありがとうございます。
『面接お手本編』の講座は毎回その場の面談(1級は指導面談)に対して
フィードバックや解説をしないといけないので、
実はわたしもドキドキしながらロールプレイをしていたりします。
それでも、この講座の最大の特長である
「今まさに実施したばかりの、Hotな状態の事例を、ロールプレイをした本人が解説する」
という鮮度抜群のコンテンツは、いつもみなさんに好評をいただいているので
わたしとしても、とってもやりがいを感じています。
講座の内容の中でも、今回は特に「面談の設計の仕方」について
意識した内容になっていたかと思います。
音声配信の振り返りやみなさんのアンケート回答などでも触れられていますので、
この記事をご覧のみなさんも、ぜひご自身で見て・聴いて、学びを深めていってほしいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「1級 面接お手本編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしも1人1人丁寧に確認しています。
まずはご自身がどの程度理解しているのかを自分で振り返ること、
それをアウトプットしたらどれくらいのクオリティになるのかを確認することなど、
ただの回答ではなくて「学習の一環」として取り組んでいただいています。
この記事を読んでくださっているみなさんは、
弊社の講座に来られる方がどれくらいの熱意を持って臨んでいるのか、
この回答の質・量から感じ取ってくださると嬉しいです。
1級 面接お手本編 参加者の声
あえて前情報なしで、先入観なくでの参加をさせていただきました。お手本を見せていただいている最中に私自身の中で起こっていたことは、不安や怖さとの葛藤でした。また、この試験や自分と向き合えるのか…。前回の試験結果に対してまだまだ自分自身が消化しきれていないもの、しこりのようなものがある事に気が付きました。
一方で八阪先生のロープレを見ている最中に気が付いたことや発見もありました。それは、初見であるにも関わらず見どころが分かる。という事でした。例えば繰り返される「効果のありなし」の問いかけ。あるいは、事例提供者に対する是認などです。
また、前回の面接準備編で八阪先生が繰り返していらっしゃった「誰のための支援なのか」「誰にでもわかる言葉で」という意識を首尾一貫して伝えられていらっしゃったからだと思います。ロープレ自体は、私の課題である事例に囚われ過ぎることなく、あくまで事例相談者にたっぷりと語ってもらい、その効果として、事例相談者自身がどうしたら良かったのかと自ら口にできる関係構築が形成されたことと、同時に事例相談者の問題を明確に浮彫していかれる場面が印象的でした。ロープレが終わるころには、私の心も少し前向きになり、次に進めそう…かな?という気持ちになりました。
なぜその気持ちになれたのかと自分自身ふりかえってみると、八阪先生の教えに一貫性があり、かつ私にとって理解しやすく、受け入れられた事、また教えだけでなく、その在り方自身が信頼に値するものである事に起因するのかと思いました。また、質疑応答にもたっぷり時間を割いてくださり、感謝です。
まずは今日学んだ事を実践する事と、怖さを克服するために、自分の実力を上げる鍛錬をしたいと思いました。この気持ちや今日学んだ事が薄れる前に次に動き出したいと思います。
今日は、1級面接お手本編に参加させていただきまして長時間ありがとうございました。今までお手本を見たことがなく、とても勉強になりました。
自分の指導としてのやり方を理論を具体的に出して、指導者らしくを気にし過ぎていたように感じ、反省しました。CCに気づいてもらおう、理解させる、理論を思い出してもらう。それに、自分が拘っていたことの振り返りができました。面談の流れを意識して、型をしってもらう型どおりに進めることを押し付けていたことが分かり型にはめるを意識していました。しかし、とても、先生の優しい雰囲気でありながら、意図的に承認・賞賛しつつ、CC自身に内省化させていく…とても余裕で自然な面談でした。
私は、時間管理、目標設定を意識しすぎていました。私の面談はいつも相手の方は優しい方が多く、すんなり方策の実行までいくんですが、何が違うかが今回よくわかりました。最初の面接官から、「指導的に行ってください!」で、自然体でやろうという思いが、そこでスイッチが入って指導的にを意識してしまう癖を理解しました。とても有意義でした。
大切なPoint では、CCの自己紹介の時からもうすでに始まっていること。笑ったことなど事細かく観察させている先生の繊細さ、鋭さ・・・CCの話す内容にばかり気を取られて言葉をしっかり聴かないと傾聴を意識するあまり、メモを取ることで観察力が欠けていることにも気づかされました。
どんな小さな出来事も「何かに活用できないか?」という貪欲さを持つ。私には欠けていることですので、今後、しっかり先生の指導を受けたいと思いますので、個人レッスン(個別指導)もお願いしたいと思います。
「CCというお仕事・職務において大事なのか」を自分の言葉できちんと説明できるようになることですね。目の前の困っているCC視点を本当に置き去りでした。私自身が練り上げていくことが必要について、今後、先生の指導を受けていきたいです。
SV視点では、毎回「それって誰視点?」と具体的に伝えてましたが、先生は 直接的な言い方は一切していないことに驚きました。 問題点の共有時の「言い方」を今後学びたいと思いました。以上、ありがとうございました。
CC役をやらせていただきました。2年生のCCということを意識していたのですが、自分もやりがちだな、まさに自分だなと感じることもあり、まだまだだなと改めて思いました。今回は、自分の問題意識をなんとかクライエントに受け取ってもらおうとして、袋小路に入ってしまったCCを演じましたが、一歩間違えば私もやるな~、こんなことばかりやっていたよな~と思っていました。
自分の思いや価値観、正誤にとらわれて、クライエントを置いてきぼりにしてしまうと、結局クライエントの役には立たないということは、2年ぐらい前に気がついて、実践しているつもりなのですが、そもそも主訴がちゃんと取れていないことがあったり、具体的展開に入るところが難しく、結局聴いただけで終わってしまったり、不完全燃焼のようなカウンセリングになってしまうことも多いです。難しいなあと改めて感じています。
八阪先生のカウンセリングは、お見事と言うしかありません。CCを貪欲に観察して情報を得る。その情報に対する反応は今出すか、後で出すか決める。「布石」を打っておいて、後で戻る。等々、瞬時に判断して決めていく。言葉はすべて計算されていて、意図がない言葉はない。
CCを肯定する言葉のボキャブラリーがものすごく豊かです。CCが頑張ったこと、出来ていることをたくさん見つけ出して、的確に表現できる一方で、「この長所は短所として裏目に出ているかもしれない」とも考えている。
本当にたくさんの見習うべき点があり、採り入れなくては、努力しなくてはと思いました。ただ一方、私が八阪先生になることは出来ません。私には私のスタイルがあって然るべきと思っています。もし全員が八阪先生を目指すのであればAIでいいんじゃないかと思いますし、個性のないカウンセラーには魅力はないと考えています。もちろんこれは基本をちゃんと押さえたうえでの話です。
八阪先生も最後におっしゃっていたように、また別の1級技能士の方のロープレもぜひ見てみたいと思いました。いろいろなスタイルがあって、それぞれ魅力的であることを確認できたらと思います。
八阪先生、今回もありがとうございました。指導者としても、とても勉強になりました。
今後、指導者として「働く楽しさ研究所」で業務を実施する上で以下の3点がとても参考になりました。
まず1点目は、「受講者からの質問対応」についてです。この質問対応にしても八阪先生の指導者としてのスタンスが貫き通されていると感じました。質問しやすい雰囲気づくり、どうしてその質問が出たのか理解しようとする姿勢、「💡マークカード」が出てもおかしくない質問に対しても関係構築を重視して関わる姿勢などなどなど、お手本動画された指導そのままの姿勢・態度で対応されていると感じました。このあたりから、単に試検の時だけ、あるいは面談の時だけではなく、日頃から指導者としての振る舞いを意識していくことがとても大切であると感じました。
2点目は、「講座終了の時間」についてです。この終了時間については、受講生の質問が終わるまでお付き合いすること、受講生が納得するまで講座は修了しない、すなわち、受講生第一が最も大切で決して講師の都合で終了しないというメッセージを伝えていたのかなと感じました。きっと、知らず知らずの内に受講生にも感じてもらえたものとと思います。更に、そのことはまた、八阪先生がお手本編において指導された事例相談者第一で、決して指導者主導で事例指導を進めないことに説得力を持たしているのではないかと感じました。
(同じく、指導面談でなく一般的なCLへの面談でも、CL第一で、決してCC主導で面談を進めないことも含めて。)
最後に3点目ですが、事前打ち合わせにおいて、不測事態に対しバックアップと起きた時の対応を事前に準備しておく大切さを感じました。今回は、ビデオ撮影に関しての不具合があったのですが、アシスタントのバックアップと機転を利かした行動によって切り抜けることができました。これも、事前準備をしっかりやっておいたから対応できたものと感じました。
以上、今後、講座を受け持つことになったら上記「感じた」ことが「できる」ようになるよう研鑽していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
(1級をすでに持っていて、弊社にて指導者として活躍されている方のコメントです)
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
みなさんが真剣に学んでくださっている様子が、画像から伝わってくるでしょうか?
サポーターで入ってくださった方たちが、「良い表情のシーンは無いかな?」と
選んでくださったようなので、この記事をご覧になっている方にも
弊社の学びの雰囲気が伝わっていれば嬉しいです。
ロールプレイ動画を再生しながら、それを画面共有して解説しているので
その解説を聞き入っている時が、参加されたみなさんも一番力が入っていたようです。
1つでも学び取れることはないか、ヒントを持って帰れるんじゃないかと
熱心に聴いてくださっている姿がとっても頼もしかったです。
事例相談者さんの成長のためにも、面接試験本番でも
この講座の時のように、温かく・スマイルもありながらも、
熱心に相手の話に耳を傾け、心に寄り添える指導者さんになってくださいね。
そして、まだ参加したことが無い方は、ぜひこの輪の中に入って
「より良い支援ができるCCを育てる」ための学びを、一緒に進めていきましょう。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
2025年度の1級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営する1級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、指導者レベル(1級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。
初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。
次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。
2024年8月からはオンラインストアでの動画販売も始めましたので、
講座での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。
講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。
みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。