合同会社働く楽しさ研究所

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3月27日(日)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約8分

3/27(日)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ シンプルで効果的な相談記録の書き方トレーニング ~
を開催いたしました。

今年度もあと1週間と、いよいよ2021年度の区切りが近づいてきましたね。
わたしの住んでいる京都は大学生が非常に多いこともあり、ここ最近は毎日袴姿の若い方たちをお見かけします。
笑顔と別れが交錯する、そんな季節ですね。
そんな彼らを、満開の桜の花が毎年見送っているんだと思うと、感慨深いですね。
そして、それと同時に、社会人のわたしたちも環境が大きく変わる時期でもあります。
年度末はいつも以上に忙しい時期ですが、そんな中でも10名の方にお越しいただけて、本当にありがたい限りでした。

今回の講習は、ちょうど1か月前にも同じ講習を開催したばかりでしたが、
その時も好評だった「相談記録の書き方」をテーマにした更新講習でした。
面談中の対応のしかたなどは基礎的な講座や資格取得時に学ぶことはあっても、
記録の書き方をきちんと教わる機会は少ないですよね。
今回の参加者の方にも、まさにそのような動機でご参加くださった方が多くおられました。

今回の講習を通して、より良い記録の書き方を学ぶことで、面談の質も上がることを実感していただけたかと思います。
まずは、講習に参加してくださったみなさまが率先して、
ご自身の職場やCC仲間などに、質の高い記録の書き方を広めてくださると嬉しいです。

さて、ここからは、当日の講習で学んだことを少し振り返ってみましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~「相談記録の書き方」の講習の振り返り~

自分のために書いているものは相談記録とは言わない。それはただのメモ。

おそらく、今回の講習で一番最初に、そして一番強く「頭を打った」場面がこの言葉を聴いたときではないでしょうか。
今までのご自身の記録の書き方、面談が終わったとの自分の行動・考え方…。
いろんなものが頭の中をよぎったかと思います。
でも、わたしたちが活動するキャリアコンサルティング業界は新しい/未整備な世界であっても、
世間一般の他の業界では「記録は何のためにするのか?」という目的は明確ですよね。
少なくとも、記録をなんとなく書く・自分用に書くという姿勢で仕事をしていたのでは、
顧客・利用者から信頼されないとうことは、すでに当たり前ですし、新入社員でもわかっているレベルの話です。

では、その「他所では当たり前レベル」のことが、わたしたちCCは、そしてあなた自身はできていたでしょうか?
そんな問いかけもさせていただきました。できてないなぁ…と考え込まれた方もおられましたね。
だからこそ、なんとなく書くのではなく、まずは目的を明確に理解することからはじめた講習でした。
わたしたちキャリアコンサルタントは何のため/誰のために活動しているのか。
それを考えれば自ずとわかりますよね。

相談記録は、相談者へのより良い支援のために書く。
当たり前のことですが、その当たり前がどれほど徹底できているかが、わたしたちCCへの信頼に繋がります。
それは、CL個人からの信頼もそうですし、社会全体から見たCCという立場への信頼でもあります。
「さすが、人の人生に関わる仕事をしているだけのことはあるな」と言われる心構えで、記録を書いてみてください。
そこには自己弁護や職場への言い訳など、入る余地はないですよね。
良い記録かどうかは、書き手の考え方・マインドで決まると思ってください。

数値で表せないものを扱うからこそ、信頼関係の構築が大事。

これは講習の後半で強調してお話しした箇所でしたね。
同じような対人支援の仕事である医療・看護・介護の世界では、支援がなぜ必要なのかはわかりやすいです。
体温、血糖値、血圧など、通常はどれくらいのものなのか、
素人でも「目安」くらいは知っているものです。

その一方で、わたしたちが扱う対人関係能力や自己肯定感、判断力・理解力などは
○○点です、のように数字で表すことができない。
だからこそ、「この人から言われるなら納得できる」となるくらいの深い関係構築が必要なのです。
そうでないと、解決も改善も、CLが自発的にしてくれないですよね。

わたしたちの仕事の肝になる部分だからこそ、その関係構築は一体どのようにして行なって、
そこにどんな意図があり、どういう結果が得られたのか、それをどう判断したのか。
これらの記録が残っていないと、面談の継続性が生まれないですよね。

キャリアコンサルティングを実施する中で、信頼関係を築き直すことほど大変なことはそうそうありません。
ましてそれがうまくいかなかった場合、積み上げてきた過去の信頼もすべて台無しになってしまいます。
そうならないようにするために、信頼関係もシームレス(つなぎ目のない状態)になるように、
しっかり相談記録に残せるようになりましょう。

講習の最後には、ちょっとシビアなコメントもさせてもらいましたが、
「信頼関係の構築をどのように行ったか書けないのは、関係構築してない証拠」ともお伝えしましたね。
書ける、言語化できる、説明できるレベルまで落とし込んで、はじめて「やった」と言えると心に留めて、
今日からまたCLと向き合ってみてください。
今までと面談の仕方がガラッと変わってくるはずですよ。そして、その良い変化を味わってみましょう!

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。

~参加者の声~

本日は、講習をありがとうございました。3時間という短い時間の中に、とても濃厚な内容に驚き、習得度テストの添削を返していただくということに関しても他に聞いたことがありません。ここまで手間を掛けていただけることに感謝いたします。
講習の感想といたしましては、単に書き方のコツだけではなく、その根底に理念を感じました。関係構築というワードだけ取っても、真摯に耳を傾ける、安心して頂くようノンバーバルに気を付けるなど、抽象的な捉え方だけではなく、その根拠と、CLに対して有効な、意図的な言葉掛けや内容があり、適当ではないという先生のお言葉に背筋が伸びる思いでした。「気持ちは捉えにくいものである」という、一種の逃げ道にも似た感覚が、あって当たり前という意識のもと見えなくなっていたように思います。習得度テストに取り組みながら振り返りつつ、これからのことを考えていきたいと思いました。ご指導ありがとうございました。

更新講習として今回が4回目の受講でしたが、今回もとても楽しく充実した内容でした。進めるペースもちょうどよく、一回あたり3時間なのも受講しやすいポイントです。
受講の度に「そもそも認識や考え方が違っていた」と気付けることが多く、とても為になる内容やお話を聞かせていただけるので、他の講座もまた受講したいと思います。他の参加者さんとのグループワークで、他業界の方のお話が聞けるのも毎回勉強になります。
講座とは別ですが、LABO Letterは毎週末の楽しみになっています。YouTube動画も内容が濃く、アップされる度に拝見しています。いつもありがとうございます。

本日はお世話になりましてありがとうございました。瞬く間の充実した講習時間でした。 参加してよかったと思うことは幾つもありますが特に関係構築の重要性に気づきを得ることができたのは特にありがたかったです。日々の業務の中で大事なことを見落としていたように思います。貴重な時間をご一緒いただきまして誠にありがとうございました。

本日はありがとうございました。自分が今までいかに「自分のための備忘記録」となる「事実」を「メモとして」書いていたのかがよくわかりました。
先生は常日頃から「相談者のために、徹底的に」とおしゃっていますが、相談記録にもその姿勢を貫くことがプロのキャリアコンサルタントとしての姿勢であることを改めて気づかせていただきました。本当にお恥ずかしい限りですが、相談者のキャリア(人生)に責任をどれだけ持てているか、まだまだ意識が不足していました。
明日から、まずは1日1ケースを学んだことを意識して「相談記録」として記録していきます。本当にありがとうございました。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートへのご協力、ありがとうございました。
気持ちも熱い、量も厚いメッセージをいただいて、わたしも読みごたえがありました。
1つ1つ読んでいくと、みなさまが自分の面談をより良いものにしていこう!という意識で学んでくださったことが、
文面からすごく伝わってきますね。読んでいるこちらも嬉しくなるメッセージ、ありがとうございます。
ぜひまた、学びに来てください。次もお会いできることを期待しております。

~弊社更新講習の特集ページのご案内~

弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめた特集ページ
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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度この特集ページをご覧くださいませ。
詳しくは、このすぐ下の赤色のボタン「更新講習特集ページはこちら」をクリックしてください。

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

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執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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