合同会社働く楽しさ研究所

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4月23日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(論述事例読み解き編・web開催)の様子

約8分

4/23(土)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 論述事例読み解き編」
を開催いたしました。

この日は先週に続いての論述試験対策の講座でしたが、今回もまた、たくさんの方にお越しいただきました。
面接試験と比べると、論述試験は合格点を取れる方が比較的多いのですが、
それでもまだ、事例の見方・捉え方について、「もっと磨きをかけないといけない」と
謙虚に考えてお越しいただいた方もおられましたね。

論述試験も面接試験も、同じ実技試験という括りの中にいますので、
論述のトレーニングをすることは、面接試験にも生きてきます。
特に今回の講座でお伝えした「読み解き」の深さは共通していますので、ぜひ上手に活用してほしいです。

そして、この日のもう一つの特長として、2級にすでに合格していて1級に挑戦される方が、
指導ポイントを把握する力を高めるためにご参加いただいていました。
わたしもよく「1級の訓練をするのに2級の学びも役に立つ」とお話していましたので、
まさにその目的で来てくださったのかな、と思います。
この講座が、ご自身の「見る目」を養う良い機会になったのではないでしょうか。

さて、ここからはこの日の講座の要点を振り返ってみましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
熟練レベルへの到達・合格に向けて、成長に繋げていただければ嬉しいです。

~「2級 論述事例読み解き編」の振り返り~

CCから見た問題は、プロだからわかる問題点を挙げること。

おそらく事例の読み解きを説明する中で、一番大きな違いはここだったのではないでしょうか。
前回の27回の試験結果発表に伴って、面接試験の試験官の所感にも書かれていましたが、
すぐ「自己理解不足・仕事理解不足・コミュニケーション不足」ばかり言ってしまう受検者がいて、
型にはめようとしているという指摘(事実上のNG)が出ていましたよね。
底と同じで、論述でも「自己理解不足…」と当てはめることにばかり気が向いている人がいます。

論述も面接もそうですが、型にはめようとしている時点で「安定的」ではないですよね。
私は型にはめないとうまく面談を進行できない、と言っているようなものですから…

そして、今回扱った事例は、型にはめようとする見方ばかりしている人が、
特に「自己理解・仕事理解の不足」と言いたがる学生の事例でした。
講座の中でもお話しましたが、CLは就活を始めたばかりの学生ですよね。
「まだ一度も働いたことがなくて、しかも就活も始めたばかりの3回生が、
相談に来た時点で自己理解や仕事理解をしていることがあり得ますか?」
就活前・就活中の学生に自己理解や仕事理解が不足していることなんて、当たり前の当たり前です。

それを喜々として「問題把握ができた」と喜んでいたのでは、プロとしてCLの問題を把握したとは言えません。
「太陽って東から昇るよね」と言ってるのと同じ、誰でもわかることをリピートしただけなんです。

面談中は、CLが上手く言語化できない、あるいは必要ないと思って話さないことがたくさんあります。
この日の講座で「相談内容を時系列で整理しましょう」とお話ししたときのことを思い出してください。
このCLにとっての大きな出来事(例:強みが見つからなかった)というお話のところです。
それをその瞬間だけ、点だけで捉えている限り、問題は表面的にしか拾えてない、とお伝えしましたね。

例えば、強みが見つからないと発覚した翌日、そのCLはどんな気持ちで学生生活を過ごしますか?
その日からCCの元に来るまで、いったい何日悩み続けたことでしょうか?
それがどれほどの重さを持っているか、想像できますか?
そこまで細かく・きちんと考えることができて、初めてCLの悩みや問題点が見えてくるのです。

前回の記事でも書きましたが、「読み解く力」とは徹底的に細かく、点ではなく線で考え抜く力です。

標準レベル・国家資格レベルでは「CLの言ったことをきちんと受け止めて返す」ことを求められますが、
言い換えればそれは「CLの言ったことにだけ注目する」であり、
また、「せめてそこだけは外さないようにしてください」という入口レベルのお話です。
その入口レベルの考え方・やり方のまま、熟練レベルに挑戦しても
「じゃあ、あなたは熟練レベルに届いてないよね」と言われるのがオチ
ですよね。

「CLは、CCにまだ話していないこともあるし、話さなきゃいけない義務はない。」
「だったら、何かまだ言えない/言ってないことがあるはずだ。」
まずはこの思考を持てるようになってください。

特に論述試験の場合は面接試験と比べて、情報量が少ないです。
面接試験であれば「少しずつお話が見えてくる」のですが、論述は「書いてあることがすべて」であり、
そこから何か追加で情報が増えることはありません。
だからこそ、書いてないこと・表に出ていないことまで含めて、CC側が考えて汲み取る力が必要です。

講座に参加された方には、終了後にわたしが事例を読み取った時のメモ付き資料をお渡ししましたよね。
その目の付け所と見方をご自身の者と比べてみてください。
そして、CL理解やCLの問題把握がどれくらい深い視点なのかを実感してみてください。

誰でもわかる問題ではなく、プロだからこそ見立てられる問題を掴む。
そのレベルを目指して、今から一歩ずつでもいいので上達していきましょう。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

~参加者の声~

はじめて参加させていただきました。テーマのごとく論述事例読み解きでした。試験対策ですがキャリコンの本質を理解することができたような気がします。 試験準備対策講座はこれまで他社で受講したことがありますが、八阪先生の講座は深く、原点に返るきづきがありました。自身が受験のためにCC視点で関わっていたか…受験のたびに違う方向へ向かっていたような気がします。今後は今日の学びをいかしCLありきで一から自身の学習方法も見直していきたいと思います。今後ともご指導を願いたいと思います。

今回の講座を受講し、今までの試験では表面的な事柄や感情を拾っていたことに気付きました。なかなかそれ以上のことを読み解くのは難しいですが、試験まで時間はあまりないですが、少しでもできるようになれるように頑張りたいと思いました。

先生の論述事例の読み解きを伺った後、こんなに重く、誰に相談すればいいかもわからなくなっている状態で、大きな悩みを抱えてCLが来談していたことに、衝撃を受け、反省で重い気持ちになりました。
試験で実際に解答した時、合格点ではありましたが、CLを真には理解できていませんでした。論述でもこんなにも深い理解が出来なくてはいけないんだと、改めて思いました。CLの「出来ていることを承認する」ことの大切さにもとても共感しました。先日、実務での面談においても(※具体的な相談事例の内容が書いてあったため伏せます)、「出来ていないことを探すのではなく…」との先生の言葉を伺いながら、その時の事を思い返していました。読み解きを伺った後、再度解答してみようと思います。

問題把握力をつけたいと考え、参加しましたが、私自身の問題把握の浅さがよくわかりました。今まで、字面から感情を想像してきましたが、まだまだクライエントの辛さや何を悩んで相談に来たのかを深く考えるポイントを知ることが出来ました。これを自分自身に落とし込めるようにしたいと思いました。

ネットに溢れる解答例に萎縮して途方に暮れていましたが、自分なりの書き方・考え方で解いていけば良いことが分かり、ほっとしました。しかし自分のものの見方を研ぎ澄ませるための積み重ねが絶対に必要なことも分かりました。ウカウカしていられません。

~当日の講座の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

ちょっとだけわたしの読み解きメモが見えているシーンがありますが、
この写真でもわかるとおり、みなさん熱心に学んでおられますね。
弊社の講座はよく「雰囲気が良い」という評価をいただくのですが、
それはひとえに、こうして熱心に・まじめに学んでくださる参加者のみなさまが
創ってくださっている
のだと思っています。いつも本当にありがとうございます。

その努力が報われるよう、これからも指導・サポートさせていただきますね。
では、またお会いしましょう。

~弊社の2級CC対策講座 特集ページのご案内~

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめた特集ページ
をご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度この特集ページをご覧くださいませ。
詳しくは、このすぐ下の赤色のボタン「2級CC対策講座 特集ページはこちら」をクリックしてください。

2級CC対策講座 特集ページはこちら
2級CC対策講座 ご案内チラシはこちら
お問合せはこちら

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

執筆者

働く楽しさ研究所代表八阪 義浩
・国家検定1級キャリアコンサルティング技能士
・産業カウンセラー
・日本キャリアデザイン学会会員

立命館大学卒業後、大手百貨店、人事コンサルティング会社、大手精密機器メーカーの人事部門および生産管理部門を経て、キャリアコンサルタントの世界へ。若者サポートステーションでのニート・フリーター、障がい者の就職支援、京都・大阪の総合大学のキャリアセンターにて、就職困難層を中心とした大学生支援に携わる。キャリアセンターの新規立ち上げ、就職困難層向け支援の仕組みづくり、大学生への個別キャリア相談(年間約700件)、セミナー企画運営などを経験。
現在は1級キャリアコンサルティング技能士として、2級・標準レベルのキャリアコンサルタント向けの個別指導・スーパービジョンや、国家資格キャリアコンサルタント更新講習・技能検定対策講座などを通して、支援の現場で働くキャリアコンサルタントのレベルアップにつながる指導・支援を行なっている。「本質・本気・本物」をモットーに、相談者第一がとことん徹底できるキャリアコンサルタントが指導のベースである。
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