合同会社働く楽しさ研究所

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4月29日(金・祝)国家資格キャリアコンサルタント更新講習(web開催)の様子

約11分

4/29(金・祝)に、web会議システム・ZOOMを利用して、
「国家資格キャリアコンサルタントweb更新講習」
~ 学生・若者支援に関わるキャリアコンサルタントに本当に必要な面談技術と心がけ ~
~ 相談者の思考転換につながる質問力アップトレーニング ~
の2本を開催いたしました。

みなさま、こんにちは。サポーターの木上(きがみ)です。
気が付けば桜の季節もあっという間に終わりゴールデンウィークに入りました。皆様のご予定はいかがでしょうか?
私は…出かけようにも部活で家に居ない息子、そして普段の仕事が忙しすぎて完全脱力の妻。
GWは休日らしいことは何もできない?後半でドライブでもできれば御の字だなと諦めています(笑)

本日ご参加いただいたのは午前(学生・若者支援)で16名様、午後(質問力アップ)で14名様でした。
しかも、合計30名様のうち9割の方がご新規様という構成となっています。
数ある中から弊社講習をお選びいただき有難うございます!
他の講習とは異なる独自路線…普段は穏やかに、時に厳しくで構成している弊社の講習ですが、いかがでしたか?

それではここから、当日の講習で学んだことを振り返っていきましょう。
ご参加いただいた方は復習として、まだ参加されていない方は今後の検討材料として、ぜひゆっくりとお読みください。

~午前の「学生・若者支援」の講習の振り返り~

講師曰く『疲れて休憩している学生に助言しに行って、受け取ってもらえるという根拠はどこにあるのですか?』

講座の冒頭で取り上げた事例”大勢の前で模擬面接をし、休憩している学生に対する関わり方”についてのキーワードです。
そこに続けて、『その学生に関わろうとする動機が、相談者第一ではなく自分中心になっている。
助言の内容以前のCC側の態度の問題です』ともコメントしていました。

ここでは、人の役に立ちたいというCC側のある種のエゴが
相談者第一の原則を破ってしまっている例を挙げていました。

誰かの役に立つためにキャリアコンサルティングの世界に入られた方が沢山おられます。八阪講師と私もその一人です。
その志自体は問題ありませんが、本来的な意味で人の役に立ちたいのであれば求めに応じた支援をすべきです。

”良かれと思って”助言する。しかも相手の都合を考えずに。
それはクライアントを使って自己肯定感や自己効力感を満たそうとしている行為でしかありません。
さらに、助言されている学生は「はい。はい。」と返事する。助言も鵜呑みしているかもしれません。
講座で解説したように『持つ者と持たざる者の上下関係』が存在しているからです。
つまり、主体性のない若者をCCが”良かれと思って”作り上げてしまう、本末転倒な行為だという事でした。

学生や若年者は人生経験も職業経験も浅いです。それゆえに助言をフィルター無しに吸収しがちです。
これから社会を支えていく、希望や可能性がある世代ですからCCとしても熱も入るでしょう。
ただ、求められてもいないのに助ける行為は主体性を奪うことに繋がるということも自覚する必要がある。
つまり、学生・若年者特有の関わり方が求められると気づかされます。

講師曰く『CLの ”いま・ここで” ともう一つ ”その時・そこで” に焦点を充てると理解が深まります』

これは応募書類を白紙で持ってきた学生のケースについて、講師が解説したコメントです。
白紙の履歴書をカバンに入れ、バスや電車に乗って大学へ向かい…キャリアセンターの窓口に訪れる。
時期によっては友人や周りの学生が既に内定を持っている可能性だってあります。
その場面ごとにどんな気持ちだったのかを想像することで、学生の心境を推し測ることができるという内容でした。

今、目の前にいる学生が話す言葉、仕草や表情から現在の心境を推し測ることはできます。
更にもう一歩『その時、そこでどんな心境だったんだろう?』と、踏み込んで考えてみてはいかがでしょうか?
それにより学生が感じている自責の念を汲み取ることができるかもしれません。
例えそれが自責でなかったとしても、考え方のクセ、妨げとなっている事柄を見つけることに繋がるかもしれません。

目の前の学生が全てを話してくれるとは限りませんし、うまく表現できないことだってあります。
だから目の前に居る時だけの事ではなく、時系列や場面を変えて推し測る視点が必要になるということでした。

また、これは学生・若年者だけに向けたものではありません。
何かしらの課題を解決したいと望むCLの全てに適応できる手法です。

『この人は…挫折に気付いた時どんな気持ちだったんだろう?』と考えてみる。
これはポジティブな心境を推し測る際にも応用できます。
『上司から褒められた時、どんな喜び方をしたんだろう?』などです。

目の前に居る瞬間だけでなく”その時、そこで”の視点は『理解者』となれるヒントになります。
「そう!そうなんですよ!」と、言ってもらえるCCを目指す。そのために必要な要素が含まれていました。

午後の「質問力アップトレーニング」の講習の振り返り

講師曰く『情報収集したいと思っているのは誰ですか?』

最初のワークで質問の意図を3種類に分けていただきました。
A:情報収集 B:感情受容 C:思考転換
この3つのうち、A:情報収集についてはゼロであることが理想的な相談であると講師は解説していました。

『CLを理解するために、課題解決のために情報が必要だ』というご意見があるかと思います。
確かにCLが何に悩んで、何を解決したいと思っているのかを知らない限り解決はできません。

ただ、問題は質問の意図にあるということです。
情報収集型の質問の意図は『CCが知りたいから』という前提があると講師は解説しています。
それをCLが望んでいるのか?という問題であり、相談者第一の視点が抜けているということでした。

つまり必要なのはCC主導のインタビューではなく、CL発信でのコミュニケーションで成り立つ面談です。

感情を受容することで、CLが考えていることをアウトプットしやすい状況を作る
思考転換を図ることで、CLに別の角度から考えてもらいアウトプットしてもらう
このように、課題解決に繋がるキーワードは情報収集型でなくても充分に集まります。

これは回りくどいように思えるかもしれませんが、キャリアコンサルティングに必要なプロセスです。
CLが自ら考え、納得し、行動できるようになってもらう。CLに主導権を握ってもらうための関わり方です。

講師曰く『 ”聞いてみないと分からない” と匙を投げるのは、わかろうとする努力の放棄です』

これはエスパーのようになれ、という意味ではありません。
前述した『その時・そこで』のような状況から推し測るためのアンテナ、仕草や表情などノンバーバルなシグナルなど
CLが言わんとすることを察知できるか?というセンスを磨いていただきたいという事です。

その努力をせず、情報収集型のインタビューだけでキャリアコンサルティングを成立させようとするのは困難です。
よほどの強固な関係性で結ばれているか、大きなカリスマ性がない限りCLはインタビューに付き合いきれないでしょう。

一般的な面談のペースは1カ月に1~5回ほど、面談時間は30分~60分程度です。
しかもCCの大多数は一般職業人であり、これといった権威性もありません。
ごく小さな接点・短時間にもかかわらず、CCはCLにとっての良き理解者となることが求められています。
それを実現するためには、ただのインタビュアーでは限界があります。

だから、聞くだけでなく察する、推し測るというセンスを磨く必要がある、ということでした。

さて、ここからは、当日参加された方々の様子がわかるお写真と、受講者アンケートのご紹介をいたします。

~参加者の声~

情報収集の質問は、究極的には0にする。分からないまままでも理解しようと話をうかがい、質問する。それが相談業務だとおっしゃったのが心に残りました。
CL第一を表面的でなく、実現できるものとして真摯に取り組む勇気をいただきました。 また、八阪先生が創った質問のお手本の素晴らしさに眩暈がするほど驚きました。あのような質問ができるように日々練習したいと思います。

今回受講した講座は、まさに即現場で実践できる大変役立つ内容でした。そのため、自分のCLに対する日ごろの関わり方を改めて振り返るよい機会となり、「自分の課題を突き付けられた」そんな感想を持ちました。
10年以上同じ現場で勤務していると、経験に甘んじている部分が大きいと振り返りました。CLが相談したいことは〇〇かも、とヤマ勘であるのではないか。自分が知りたいことを聞いているのではないか?CLへの気づきを促す目的で聞いていると意識はあるものの、CL第一の面談と言えただろうか?という点ではそうとは言い切れないと振り返りました。
「質問の意図がCL第一となっているか」を面談の軸として、CLが分かってほしいことは何なのか、CCとして「わかろうとする努力を惜しまない」という講座での教えがとても今の自分の課題として胸に刺さりました。
CCとCLは対等な立場であること。今回学んだ思考転換につながる質問力を日常のトレーニングを通して身につけ実践に役立てていけるよう日々努力していきたいと思います。後日のレポートは、自分の課題と向きあうよい機会を得たと思っております。ここが自分の成長の場と捉え、しっかりと取り組みたいと思います。
受講の機会を頂きありがとうごございました。”

今回の講義で練習として取り組んだ質問を創るグループワークは、新たな知見を得たようで目から鱗が落ちました。クライエントとの関係構築を図る上で「聴く」姿勢は基本ですが、現在担当しているクライエントは著しく「自己開示が苦手」と勝手に解釈し、つい私からの質問が主になり、情報収集をしていたのではと反省しました。「相談者主体」は心がけていても行動になっていない自分自身に気付きいたことは、今回大きな成果であり課題にもなりました。明日からの相談には「訊く」を意識しクライエントのお役に立ちたいと思います。

学生支援に携わる立場として、何を意識し、どんなことに心を配るかをとても明確に伝えていただき、改めて身の引き締まる思いがしました。大学で支援に従事する者として、私の伝えたことが学生に大きな影響を与えてしまうかもしれないと改めて感じています。
これまで正解を探して評価してもらっていた学生が、公式も正解もないのに評価はされるという、学生にとっては異次元の経験をしていくのが就活だと思うのですが、だからこそ、私の個人的な主観や経験談で、先入観を植え付けるようなことはしてはいけない、と思いました。一言一句、一字一字に影響があると八阪講師がおっしゃっいましたが、その通りだと思いました。
実はこの講習は、大学で一緒に働くキャリアセンターのスタッフから紹介されて受講を決めました。次の勤務日にどんなことを感じたか、みんなでディスカッションすることになっています。貴重なお時間をいただきありがとうございました。

私は更新講習の雰囲気が好きではないので(あからさまにポイント目当ての参加者がいてこちらのテンションまで下がるため)今回もギリギリまで申し込みを悩んでおりました。
更新は去年済んだばかりだし、テーマは魅力的で気になるものの、最近キャリコン関係者に食傷気味というか、客観的に見て「この人たちと同じ仲間だなんて嫌だ…」と感じることが多いためです(近親憎悪?)せっかくのGW初日がうんざりして終わったらどうしよう?と不安だったのですが、今は参加して本当に良かったと感じています。
3時間でも濃密で心地よい疲労感がありました。最もうんざりすることが多いGWも真摯な思いで日頃から取り組まれている方ばかりで良い意味で刺激になりました。テーマや内容も元々の私自身の理想に近く、今はおそらく我流になってかけ離れてしまっていると思いますが、怠慢から周囲に流されていたな、と反省しました。
レポートもここまで厳しく丁寧に見て頂けるというのも聞いたことがありません。通るかは心配ですが、添削して頂けるのは楽しみでもあります。いつもESを添削される学生の気持ちが理解できるかも。
そろそろ1級?という気持ちもあるので他の講座にも参加してみたいと思います。

~当日の講習の様子~

※クリックすると、大きな画像でご覧いただけます。一部、参加された方のご希望により、お顔が映らないように加工しています。

みなさま、ご参加本当にありがとうございました。
初めて弊社の更新講習を受けられた方がとても多かったこともあり、いつもより講座の様子は引き締まっていました。
私(木上)としては、初めてお越しいただいた受講者さんが他社の講習とは違う雰囲気にビックリされないかと
ヒヤヒヤしていたのですが…無事に『和やか&ピリっと』で学んでいただくことができたようで安心しています。
お気に入りいただけたようでしたら、他の講習もありますので是非ご参加いただけると幸いです。

~弊社更新講習の特集ページのご案内~

弊社が企画・運営する国家資格キャリアコンサルタント更新講習について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめた特集ページ
をご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度この特集ページをご覧くださいませ。
詳しくは、このすぐ下の赤色のボタン「更新講習特集ページはこちら」をクリックしてください。

みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

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執筆者

木上 和裕
2級キャリアコンサルティング技能士。
1978年生まれ。IT企業のネットワークエンジニアと、パソコン購入者向けのコールセンター事業部にて、主に電話対応員の教育およびフォローを担当。その後、貴金属メーカーの営業職として主に近畿、関東、中部、北陸地方へと足がかりなしの飛び込み営業にて、営業基盤を作る。デザイン事務所の営業 兼 ディレクションを担当し、顧客とデザイナーの調整、ホームページなど制作物のコピーライティングも手掛けた。
キャリアコンサルティング領域では、一般財団法人にて高校新卒やニート・フリーター、若年者に向けた就職支援(個別のキャリアコンサルティング、各種セミナー講師)に従事したほか、京都市内の私大にて大学生向けキャリアコンサルティング、セミナー講師、企業と大学を結ぶ求人窓口も経験した。
現在は、学生および若年者層のキャリアコンサルティングで得た、若者の就労意識・ニーズの聞き取り経験を活かし、セミナー講師として新卒者に向けたキャリア構築支援を行っている。
キャリアコンサルティングのケース数は9000を超え、働くうえでの疑問や課題をもつ学生や若手社員の課題解決に特化したエキスパート。

◆専門領域
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