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6月22日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編・面接お手本編)の様子

6月22日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編・面接お手本編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

6/22(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接準備編・面接お手本編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日は約2週間ぶりの2級CC技能検定対策講座になりました。
つい1週間前に学科と実技論述の試験を終えたばかりですが、
息つく暇もなくもう面接試験が目の前に迫っているという方もおられますね。

上期の試験は日程がタイトなので、特にその準備の難しさを感じている方も
きっとたくさんおられたのではないでしょうか?

今年度も論述試験の後の日程ですが、弊社が一番の基礎と位置付ける
『面接準備編』の講座にも10名の方が来てくださいました。

今からでもできることをやりたい・何とかしたいという意志や意欲があってこそ
このタイミングでの参加だと思っていますので、そこにお応えできるよう、
熟練レベルの何たるか、どこを押さえないといけないか、
今までの自分の考えは本当に熟練レベルと呼べる状態だったか、
丁寧にお話しながらもピリッと来るお話もさせていただきました。

そして、午後は1か月ぶりの『面接お手本編』でした。
面接試験でみなさんが非常に苦労しそうな
あまり能動的に応答しない・自分から話そうとしないCL役
でしたが、
動かない・前に行かないことに対してどう受け止め、どう対応するか、
参加してくださった方にとって良い気づき・発見になっていれば嬉しいです。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接準備編」の振り返り

「2級 面接お手本」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も濃密なアウトプットをたくさん出してくださっていますね。
試験が近いからこそ、日頃のアウトプットに手を抜かず
1つ1つきっちり取り組むことが、何よりも大事な訓練になります。

特に面接準備編に参加した方は、テクニカルな技法・方法を追う前に、
まずそもそも日頃の自分は熟練レベルCCと名乗れる考え・行動ができているのか、
弊社のアンケートだけでなく、仕事上のメールや電話、日常の会話まで、
自分のアウトプットすべてに「相手第一の質にこだわる」ことを肝に銘じてほしいです。

そして、この記事をご覧のみなさまは、ご自身の振り返りのために、
そして他者の気付きとの違いを比較してそれを良い刺激とするために、
ぜひ参加者の声・気付きをじっくりと読んでみてください。

2級 面接準備編・面接お手本 参加者の声

やはりスケジュールを無理してでも受けて良かった講座でした。相談者第一といいながらも、自身の進め方を念頭に置いてしまいがちなところのポイントを分かりやすく説いて頂きました。

結局自分の聴きたいことを聴いてしまう面談は、相談者の目線や立場に立っておらず、そもそも相談者ができるなら自分のところになぞ相談に来ないという、当然なことを横に置きがちなことに改めて気づくことができました。

加えて”抵抗”についても、これまでも抵抗は悪いことだけではないとはわかりつつ、その理解にだけ留まり、その奥にある相談者の心の声、何故抵抗という発信をするのか、それを考えること、聴くことに目をそむけていた気がします。
相談者が分かってもらいたいこと、課題に気づいてもらう術は、まだまだ勉強しなければならず、このことは日頃の対人業務だけでなく、マネジメント業務全てにあてはまるようにも思います。

2級を取得する意味あいもより深く思考でき、先生からの本物を目指そうというメッセージは、今後の学びの伴走と励みに感じました。

今回、お手本編でCL役をさせていただきました。ありがとうございました。
最初の挨拶の段階から言葉が少なくて自己開示が少ないから具体的方策に進まないだろうと感じたとの解説を聞き、驚きました。

実際クライアントとして相談しながら、これは相談なのか、愚痴なのか、戸惑いながら話をしていて、多分これはいくら言っても解決しないだろうけど、それを相談して何か変わるのだろうかと考えていました。
しかしながら、その中で「言えないという考え方をするクライアント」と言われたことにより、言えないと考えていた自分に思い込みがあったのかと気づきました。

自分では意識していなかった「はず」や「しまう」等、言葉の語尾を拾っていただいたことで自分自身がそんなふうに感じていたのかと意識することができました。とても勉強になりました。ありがとうございました。

私は、ロールプレイに強い苦手意識がありました。国家資格CCの対策講座(補足:他社さまの講座のことだと思われます)での学び中、ロールプレイで強めの批判の言葉が交わされるのを見た経験から、怖さのようなものを感じてしまったのかもしれません。ロールプレイは怖いものと、勝手にインプットしてしまっていました。

面接お手本編は、20分間の中に誠実さが常にありました。倫理綱領に表現されていることを実践すると、こういうロールプレイになるのだと思いました。関係構築・問題把握・電球マークの札が上がるたび、意図しながら寄り添っていくリアルな過程を学ぶことができました。自分の行った相談過程を、口頭試問で明確に説明しているお手本に、私も目指していかなくてはと思いました。
ロールプレイは何のために取り組むものなのか、考えればわかることなのですが、お手本編を見て、自分の中に落とし込むことができたように思います。

自分には、「他者から良い人に見てもらいたい」と思う傾向があったと改めて感じています。以前、友人の相談を聞いていた時に「○○さんって、自分のことを守るような言い回しが多いよね」と言われたことがあります。おそらく、相談の場面でもCLに寄り添おうと思いつつ、根底で「自分を守り、良い人でありたい」という思いが先行してしまっていたのではないかと思います。問題の共有と言いながら、なるべく話し合って決めた形式を残したい思いで、相談記録の語尾を「…について話し合った」としていることが多かったように思います。
面接準備編の中で、CLと向き合ったときに「来た!」という吹き出しのあるスライドがありました。私の中では、「どうやって良い人であろう」になっていなかっただろうかと内省しています。

これまでの受講から、CLがどんな思いで相談にきて、どんな思いを抱えているのかを常に考えることと、そこに歩み寄る努力をし続けることの大切さを学びました。
最近の相談業務では、CL第一で考えることを、より一層大切にしています。相談業務は、自己を研鑽していくことの積み重ねの先にあると思っています。相談に来た方が、その人らしく人生の決断をできるように、誠実な相談を行える自分でありたいと思います。

自分でロープレの練習をしているだけでなく、上手な方のロープレを拝見することで、学ばせていただこうと思って受講しました。八阪先生のお手本は、自分とは遥にかけ離れていて(当然ですが)、真似したり、何かを取り入れるというレベルのものではないと思いました。

しかし、何より大事な、根本的なことを学ぶことが出来ました。話の聞き方や、問いかけの仕方、ましてや伝え返しなどではなく、相談者に向き合うこと、寄り添うとはどういうことか、ということです。八阪先生が、身をもってそれを示してくれた講座でした。特に、先生が話をしながら考えていることを示してくれたことで、ここで、こう考えていたから、この問いかけになったのか、と理解出来ました。

また、自分に出来るかどうか分かりませんが、実践したいことがありました。
・早い段階で、相談者の人物特性を捉えて、無理のない進め方をイメージする。
・相談者が言葉に出来ないことは、汲み取ってCCとして発言する。
・いつからその問題を抱えているのかを聞くことで、問題の重さ、辛さを理解する。

20分のロープレで、時間配分を考えながら練習することがあります。
それは、CCが試験に受かりたいがための形式の練習であって、相談者のための寄り添いでない。熟練レベルのキャリコンとしての技量・姿勢ではない、ということを改めて学びました。ですので、試験では時間を気にせず、目の前の相談者のために心を砕くことに集中しようと思います。形式的な、問題の把握、目標の設定、方策の提案を作るのではなく、会話の内容で自然と反映されているように、進めたいと思います。それを口頭試問で答えることが出来るように、自分で理解しながら、説明出来るようにしたいと思います。

講座の後にいただく、振り返りメールは、受講内容を思い出すのに大変役立ちます。
本当にありがたいです。試験の前に読み直します!
振り返りメールが、一番のお守りになります。ありがとうございました。

八阪先生の分かりやすい言葉と例えで、学びが多い講座となりました。ありがとうございました。
普段の面談を振り返り、自分が何を言ったか、言えなかったことは何かと自分のことばかり振り返っていることに改めて気付かされました。CL第一を考えたら、面談時間も展開も想定も抵抗もCCがDOすることではないこと、振り返りでも『CLが』という視点になること、全てはCL次第、ボールはCLに渡すという原点に立ち返ることができました。

また、CCの質問はCLを理解するプロセスを経て投げかけるものであって、そうでなければただ単に教えてと言ってるだけという言葉も印象的でした。CLと同じ景色を見るために、背景や状況を考え続け、そこから投げかける質問に意図があることが大切だと痛感しました。
明日からの業務で早速意識したいと思います。2級を受験することでCLに安定的な面談を提供できる力を付けたいと思いました。

今回初めて「面接お手本編」に参加いたしました。先生の面談と自身の面談とでは、CLへの関わりがどのように違うのかを学ばせていただきたいという思いで臨みました。
今回のCL役の方は、あまりご自身で多くを語らない方でした。実際の面談でも単発の応答な方、沈黙な方、様々いらっしゃいますので大変参考になりました。

私の場合、業務のことなどあれこれと状況を確認しがちなのですが、先生は「一番お困りなことって何ですか?」や「今日はCLさんの時間ですので・・」「外部の人だから言えることがあるのでは・・」などの投げかけをされ、CLが話してもいいんだと安心感を得られるように進められていました。CLの心情を汲み取って代弁する場面も同様に関係構築が深まるところだと感じました。

問題把握の観点では、CLの発言の詳細部分「自身の相談に来ているのに、先輩をフォローしたり」周りを気遣う、そういう見方・考え方をされるがゆえに自分の言いたい事を言えなくて、我慢をしてしまう方と捉えられており、表面上の言葉には出てこない『CLの本当の問題』を把握されておられました。自身の面談と大きくレベル差を感じました。

また、「そのお悩みはいつからなんでしょう?」という問いも、今後の面談場面で使わせていただこうと思いました。ターニングポイントを認識することで内省が深まるものと思いました。

今回の事例のように、問題を解っても即解決できるものじゃないケース・・CLが自分というものを解ってもらい、お悩みが少しでも楽になるように、軽くなるように、関わっていくことの大切さを面談を通して学ばせていただきました。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

何度も弊社の講座に参加してくださっている方は
アンケートを充実させることの意味もよくわかっておられると思いますが、
今回は初参加の方でもそこをしっかり受け止めておられましたね。

15%という非常にシビアな合格率を突破できる可能性を感じる、
充実した中身のメッセージがたくさんありました。
頑張って振り返りをしてくださった証拠ですね。ありがとうございます。

そして受講中の様子のお写真も、みなさん真剣そのものです。
この日の学びをどれだけ自分の血肉とできるか、実力として身に着けられるか、
学んだあとの振り返り・復習こそが大事です。

午前・午後のどちらの講座でもお伝えしましたが、
わたしのコピーになることが上達ではないですね。
学んだ内容の中から、自分の課題点を克服・改善するために必要な要素を
自ら考えて、抜き出して、そして訓練を繰り返す。

自分の成長プランを自分で設計できる人になりましょう。
その「プランを考える力」がCLに対しての提案力の源にもなります。
ぜひ最後まで目いっぱい努力を尽くしてくださいね。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の2級CC対策講座 特集ページのご案内

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この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

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