10/6(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接準備編・面接お手本編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
この日は午前が面接準備編・午後が面接お手本編という
春夏シーズンでたくさん開催した組み合わせが久々に登場となりました。
『面接お手本編』は約3か月ぶりで、ロールプレイも新ケースを使うということもあって、
ちょっとドキドキしながら当日を迎えました。
また、冬の技能検定試験の申込期限が近づいてきていることもあり、
午前の『面接準備編』には「今日から2級対策がスタートです」という方も
何人かいらっしゃいましたね。
早め早めに準備することで、2級・熟練レベルの高い壁にも挑めるようになるので、
今から動き出すことのできているご自身をぜひ肯定して欲しいです。
『面接準備編』で学んだ熟練レベルCCと国家CC・標準CCの違いについては、
おそらく思っていた以上よりも大きなものだったのではないでしょうか。
2級CC技能検定の合格率(実技は15%程度)を見て不安になる方もおられますが、
この日の講座で新しく知ったこと・学んだことは、CCとして本当に大事な視点や
支援者としてのあり方を根本から見直し、土台や石垣をしっかり固める内容だったはずです。
また、『面接お手本編』では、概念として学んだ・理解したことを
実践するとどんな面談になるのか、生のロールプレイを見ていただきましたね。
1つ1つの関わりの意図、1級・指導者レベルならではの
見通しの広さ・深さなどを味わっていただけたかと思います。
テクニカルな技法や試験合格のための”やり方・言い方”を追いかけること自体が、
「自分が受かるためにどうするか」という自分中心思考に陥っていることに気づいて、
CL第一を本当に自分の中に染み渡らせて徹底できるか、
そこを大事にして、これからも一緒に学んでいけたら嬉しいです。
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「2級 面接準備編」の振り返り
「2級 面接お手本編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回も濃密なアウトプットをたくさん出してくださっていますね。
試験が近いからこそ、日頃のアウトプットに手を抜かず
1つ1つきっちり取り組むことが、何よりも大事な訓練になります。
特に面接準備編に参加した方は、テクニカルな技法・方法を追う前に、
まずそもそも日頃の自分は熟練レベルCCと名乗れる考え・行動ができているのか、
弊社のアンケートだけでなく、仕事上のメールや電話、日常の会話まで、
自分のアウトプットすべてに「相手第一の質にこだわる」ことを肝に銘じてほしいです。
そして、この記事をご覧のみなさまは、ご自身の振り返りのために、
そして他者の気付きとの違いを比較してそれを良い刺激とするために、
ぜひ参加者の声・気付きをじっくりと読んでみてください。
2級 面接準備編・面接お手本編 参加者の声
本日はありがとうございました。この講座で、国家資格キャリアコンサルタント資格を目指す前のところまで戻り自身を振り返る時間でもありました。そもそも面談って何か、面談って誰のためのもの?誰の時間?わざわざ足を運んで来てくれている相談者、しかも私を選んで、目の前に座っている、何かがあるから、抱えきれない程の悩みや問題、一人ではどうしようもできないことがあるから、今、目の前に座っている。まず、この現実をしっかりと受け取らなければならない。
ここに来ることさえ迷っていたかも知れない、勇気がいったかも知れない。
相談者が語られない言葉、そして、その背景の読み取りはとても重要なことだと深く認識しました。もし、立場が変わって、私が相談者として来談した時、どうして欲しいか、自分に問うてみました。悲しみの心であったならば、そのまま受け止めて聞いて欲しい。不安な心であるのなら、怒りの心であるならば、やはり先ずは受け止めてやはり気持ちを聞いて欲しい。面談での相談者もきっと同じ思いを持っている。それを忘れずにいたい。
そして、「面談が始まる前から相談者との面談は既に始まっている」そこへの気づきはこれまでなかったものです。とてつもなく大きな学びです。まさに、本日の講座を受けて良かったことの一つです。さらに相談者からの言葉や表情、態度がCCへの抵抗あるものだとしても、そのことへの意味を考え、しっかりと向き合い、どの様な場面であろうとも、相談者を第一とし、信頼して話をして頂けるプロを目指していきたい!そう感じさせられた講座でした。
CLにとことん寄り添って、CL中心に面談を進めるという「熟練レベル」というものを体感しました。CLの話す様子や「来談目的」の内容から、CLの気持ちを汲み取り、本質を掴んで応答されていた場面では、テクニックを超えた「人としての温かい寄り添い」を感じました。
面談中に一度も疑問形で質問をされていなかったのに、CLが自ら語りを進めていく姿を見て「本当に理解しようとしてくれている人には話したくなる」ということもわかりました。CLの気持ちを代弁していながらも問題把握をしている場面では、心で寄り添いながらも、一方でCCとしての俯瞰的な視点を持つ重要性も学びました。
また、CLの語る言葉に対して重要なキーワードを聞き逃さないことも大切でした。「~しなきゃいけない」の言葉の根底には「~したい」ではない気持ちがある。「~したい人の心理ではない」、「割り切れればいいんですけどね」の根底には「割り切れない自分がいる」そこにまだ語られていないことが大切なこと隠されていました。
組織の人間としての立場からしか語らないCLに対して、CLがそうならざるを得なかった環境を理解・共感しつつも「それが話したいことなのか」という一言は、CL自身の内省や気づきを促す展開になり、大変勉強になりました。
「CLを支援する」ということはどういうことか?ただ目の前にある表出した問題をモグラたたきのように一時的につぶすことでないと感じます。
「悩みを作り出している」或いは、その事象を「悩みと感じている」CL自身の内側に目を向けて、どのような自分がいたからこの悩みが生まれているのかということに気づき、考え方や行動変容を促すことだと思います。この熟練レベルに達するには、まだまだ練習が必要ですが、向かうべき方向は明確になりました。
失敗を恐れずに精進します。今日も多くの学びをいただき、ありがとうございました。
CL役をさせていただける貴重な機会でした。ありがとうございました。
講座が開催される前から、これまでのロープレ練習で役作りをしている自分とは、全く違う自分がいました。この相談者さんは、どのような人生を送っていらっしゃってというところを、祖父の代の設定から考えることになりました。
でも、20分のロープレで、表出されるのは人生の中のほんのわずかなんですよね。その20分の中でどこを聴かせていただくのか、CC次第で、CC視点の目線で聴くことにもなるなということを体感しました。
目の前の相談者さんは、本当に重みのあるそれぞれの人生を歩まれてきたんだ。
試験用に送られてくるであろうたった数行の情報は氷山の一角の一角でしかない。
人生の積み重ねを経て、わざわざ私の所に相談にいらっしゃった目の前の相談者さんがいらっしゃる。
キャリアコンサルタントとしての責任の重さを感じました。
自分の人生の大事な選択の場面を、一緒に見てもらってもよいのだろうか。でも、もう誰にも話せないし。初めてお会いしたキャリアコンサルタントに、身構える相談者。自分の本心を、少しずつ少しずつ、開示する。私が演じる相談者さんが、最初は抵抗も感じながらも、「ああ、だったらこのキャリアコンサルタントさんと一緒に考えていけるかも。関係構築って、だから大事なのか」という、面接準備編で教えていただいたことを、相談者側の視点で考える機会になりました。
ときには、CC視点で「ちょっと待って!」という関わりも必要なのだというのに気がついた回でもありました(ロールプレイでは、このままの言葉ではなかったけれど)。
焦って、もうとにかく答えが欲しいという私が演じる相談者さん。CC主導ではいけないけれども、焦って進めるよりちょっと落ち着こうよと言ってくれるパートナーが居ることの大切さを感じたのでした。勇気がいることであり、これは熟練で何度も経験しているからこそ言える重みなのかもしれない。1回立ち止まったからこそ、次の応答で、より開示したくなる自分がいてびっくりしています。
間違うのはある。でもそれ乗り越えて、CLが見えていない視点を共有できるかと言うのは大事なのだな。それも関係構築になるのだなと感じています。CCの深みを感じました。表面でなんとなくやりすごすのではなく、そうなりたいな。と思えた回でした。ありがとうございました。
八阪先生、本日はありがとうございました。
これまでのロープレ練習や書籍などで理解していたことがCC主体であったことに気付きました。これまでは、自分がより多くの視点を持って質問をし、展開させる面談がよいと考えていました。CLに寄り添うこと、伴走するということは、ただ伝え返しや質問をすることではなく、CLの体を借りてCCも同じように状況を感じ取る事ではないかと思いました。目標はこれでそのための方策は・・とCLより先に自分が決めていたように思います。
現時点をCLと確認しながらCLに付いていく面談ができるようになりたいと思いました。ただ、質問をしないと展開しないのでは?という不安もあります。CLが自ら解決できるようCCがどのような語彙や非言語で反応していくのかこれから学んでいきたいです。
2級を目指すのは、自分と縁があって出会った人が自分を大切に思い、前を向いて歩み出せるよう本物のキャリアコンサルティングができるキャリコンになりたいからです。その道のりはまだまだ長いなあと感じますが、キャリコンの勉強は自分を見つめ直す時間でもあるので楽しみたいと思います。
(これ以降は講座を受けて浮かんできた質問の内容を書いておられたので、個別でお返事しました)
本日は、ありがとうございました。私は、養成講座終了後、今年の3月に国キャリに合格し、その勢いで6月に2級を受検しましたが、あえなく不合格となりました。厚かましくも、余裕で合格出来ると思っていただけに、基本的態度以外の点数の低さに愕然としました。
しかし、本日の面接準備編を受講し、その理由がはっきり分かりました。先生が、おっしゃっているワナにまさしくはまってしまっていたからです。あらかじめ示されたケースを見て、質問を想定し、時間配分も考えて臨んでいました。ただ、相談者の、信念、価値観まで聞き出すことができたので、満足していました。まさしく、こちらの都合の面談だったのです。
本当に相談者第一の立場で考えれば、その信念、価値観が相談者にとってどんな意味を持つのかもっと掘り下げて聞けたのではないかと思います。また、心底相談者に思いを馳せて相談者のことをもっと知りたいという姿勢が伝わっていれば、心の内をもっと話してもらえたかも知れません。
本日の学びをしっかりと受け止め、真に相談者のためになるキャリアコンサルティングが出来るように精進して参りたいと思います。ありがとうございました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子
アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
みなさんが真剣に学んでくださっている様子が伝わってくる、いい写真がいくつもありますね。
学ぶ意欲や姿勢はノンバーバルな部分にこそ現れますから、
みなさんの真剣さや誠実さが学びの中でも発揮されていることがすごく嬉しいですし、
これから熟練レベルを目指していくうえでの頼もしさも感じました。
講座の時だけでなく、試験の時も、そして何より普段の面談業務やお仕事の時にも、
この日と同じように1つ1つの言葉・1つ1つの場面に誠実に向き合うことを
忘れないようにして欲しいです。
そして、この記事をご覧になっているみなさんも、こうして真剣に学んでくださる
仲間たちと一緒に切磋琢磨できるのが弊社の講座のメリットの1つですので、
良かったらぜひ、わたしたちと一緒に学んでいきませんか?
みなさんのお越しをお待ちしております。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
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まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。
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みなさまのお越しを心からお待ちしております。