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12月15日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編・面接お手本編)の様子

12月15日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接準備編・面接お手本編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

12/15(日)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接準備編・面接お手本編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日は、筆記試験と論述試験が終わった直後の週末でしたので、
2級のチャレンジャーのみなさんに向けて、もう一度基礎から学べる機会をお届けしたいと
『面接準備編』の講座の最終開催と、それに続く『面接お手本編』の講座の
ダブルヘッダー構成での講座を開催いたしました。

午前中の『面接準備編』は、半分くらいの方が初めての参加だったでしょうか。
アンケートを拝見していても、試験を前にして一番の基本が見えなくなっていて、
それを思い出すことができたという方がたくさんおられましたね。
1人でもそういう方が増えてくれたなら、わたしも頑張ってお話した甲斐があったなと思います。

面接試験であっても、試験ではなく目の前にいるCLさんにどこまで徹底して
誠実に向き合うことができるか、それを座学と実践の手本としてお伝えしましたので、
受講されたみなさんは、少しでも今回の学びをご自身に取り入れて
面談のレベルを上げていけるようにして欲しいです。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接準備編」の振り返り

「2級 面接お手本」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしもしっかり受け止めています。
自分で言葉を考えて、自分で発信する機会を大事なトレーニングと捉えるか、
ただの作業と考えるかで、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。

本気で2級合格を目指すのであれば、上位15%に入るようなアウトプットをしようと
こだわって回答してくださるはずですね。
そんな受講者さんの熱意を、ぜひここから感じ取ってください。

2級 面接準備編・面接お手本編 参加者の声

面接準備編を受講させていただき、ありがとうございました。今回の講座を受けて、2級受験にあたってモヤモヤしていた気持ちが少し晴れました。
私は今回で2回目の2級受験になりますが、八阪先生が本日の講義でおっしゃっていたダメな例にばっちりあてはまるやり方をしていました。CC都合のダメなやり方になっていることに気づきながら、それでも20分という限られた時間で、試験であることや口頭試問で話せることを集めなければいけないという焦りに迫られていた自分にグサグサと刺さるようなことばかりでした…。最後におっしゃっていた「明確な目標」を見失い、目の前の合格がゴールになっていたことが招いた失敗だったのだと気づきました。改めて半年前の自分の面談を振り返り、課題に気づくことができました。

これまで「国キャリと違って、2級は具体的展開までもっていかなければいけない」という情報に縛られていましたが、「相談者が自然と前向きになれる面談を目指す」ことや、「相談者の属性によらず安定的に面談ができること」が2級資格者として必要であることを聞き、私の目指す目標と重ね合わせることで、大切な軸をもつことができました。
八阪先生の言葉は時に辛辣に感じる部分もありましたが、それだけ対人支援とは軽い気持ちで臨むものではなく、真剣に向き合える人だけがキャリアコンサルタントの職についてほしいという想いを強く感じました。

試験も実践の場も変わらず、目の前の相談者がここに来た経緯と素直に向き合えるように、経験を重ねて自分自身の気持ちにも向き合っていきたいと思います。貴重な機会をありがとうございました。

八阪先生、今回もありがとうございました。
前回の論述に続き、面接お手本を見せていただき、今回もびっくりしてしまいました。私が今までしていた「関係構築」って何だったんだろう、ここまで深く関わるんだ、とかが得ることが本当に多かったです。

関係構築~自己理解・仕事理解・コミュニケーションなどの問題把握~問題点の共有~目標の設定~方策という面談の流れを意識しすぎて、CC主体の表層的な面談となっていたと思います。だから、前回試験の際、「裏切られた」気持ちのCLと関係構築ができなかったのだと思います。CCが聞きたいから、知りたいか聞く、では関係構築ができないのも当たり前ですよね。

今回学んだことは下記のとおりです。
■「言われてしまった」「念願の」などCLが発した言葉の背景を考える
 物の捉え方、考え方を理解する
■発言に込められた意味を汲み取ってCLへ返していく
 自分でうまく言語化できていないことを返す
 何を訴えようとしているのか考える!
■自分が混乱しているから周囲に話せない気持ちにしっかり寄り添う
■CLが話しにくそうなときなど、相談の場なのでどんな話をして持っても大丈夫、話したいことを話してみてください。と伝えることで、CLに自由に安心して話してもらう
■やりたいことにフォーカスするのではなく、やりたいことができないことにフォーカスする、なぜやりたいことができないのか?
■100%CL側に立つ!
■CLが「言われたいことを言う」
■試験の20分は長い支援プランの中の冒頭20分
■関係構築は面談中に最低1個は行う「CLが言われたいことを言う」
■問題把握を行い、具体的展開は面談中に行えなければ口頭試問で「なぜ今のような面談20分となったか」説明する
■目標設定は、CLにとって効果的であれば設定する
■プライベートなことはこちらから聞かない
 必要なことはCLが必ず言ってくれる、言われた範囲で話す

特に、言われたいことを言う、を日常の会話や仕事の中でも意識的に実践しながら、感覚を身に着けていきたいと思いました。
関係構築ができないと、CLから信頼されず面談どころではないかと思います。
CLと同じ景色が見れるようにかかわっていきたいと思います。
また、口頭試問も観点が全く違ったので、しっかり復習したいと思います。本当にたくさんの気づきをありがとうございました。

面接お手本編の参加は初めてでしたので、「CL役をやって良い」と書いたところで、(もっと慣れている方がやってくれるだろう!)と思っておりましたが、思いがけずCL役を打診され、私はZOOMに慣れていないのでちゃんと出来るのかドキドキして講座の時間を迎えました。

実際にCL役として参加させていただきまして感じたことは、オウム返しのようなやりとりは一切なかったですが、だからこそ本当に丁寧に親身になって私の心のうちをわかってくれたという経験をさせていただきました。
これまで面接準備編などで、八阪先生は「CL第一の面談」と言っておられ、私も頭では理解していたつもりでしたが、実際にやっていただいて「ああ、こういうことなのか…」と身を持って感じ、すごく❰腑に落ちた❱気がいたしました。これは実際に体験してみないとわからなかったことだと思います。

ロープレ中もお手本CCには様々な場面で感心するところがありましたが、その後の口頭試問も、指導者レベルの回答はさすがにこれまで聞いていた受験者の口頭試問の内容とはぜんぜんレベルが違うな…と思うものでした。
私が100%CLの気持ちになりきってCC視点の問題点や今後の支援方針などを聞いていても、不快感とか「あー、そうじゃないのに…」という感情が一切生まれなかったので、こういうレベルまで自分のロープレ力や俯瞰力、そして徹底して目の前のCLの気持ちに寄り添って、CLが言われたいことを察してそれを言葉にする能力を上げていかなければならないんだなぁ…と痛感いたしました。

今回、私のCL役の映像が録画され共有されるのは「顔のシワとかあるし…ちょっとイヤだなぁ」という気持ちは正直ありましたが(笑)それ以上に、本当に大変勉強になりましたので、今後参加する皆様には是非とも私のようにCL役をやってみて、身を持ってお手本ロープレのすごさを❰感じて❱いただきたいと思いました。

この度は貴重な経験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。皆様にも自信を持ってお勧めしたいです!

●「音楽の先生の仕事が続けたいんですね」
私が今回の講座で最も印象深かったのは八阪センセのこの応答です。
あらためて何故そう思ったのかを気付きとして書きます。

➀CLが発していない本心を言語化して伝え返している
面談冒頭からCLは「(音楽の先生を続けたいけど)✕✕なのでできない、悩む」と言い、CLが発しているのは「✕✕」で悩んでいること。その悩みを傾聴し伝え返しているだけでは主訴の周囲をぐるぐる回っているだけで本質に近づけない。私はこの状態から展開できない傾向がありますが、八阪センセは、何回かの応答から、CLが発していないカッコ内の本心を捉え見事に言語化して伝え返していらっしゃいました。

➁CLがびっくりするほど的確に伝え内省の契機になっている
冒頭の応答の後、CLは実際にびっくりしていました。それくらい思いがけないタイミングでCLの本音を言い当てたことになっていました。そして、CLが自分でも気づいていない(あえて見ようとしていない)言外の自分の感情に向き合うキッカケになっていると思いました。

③「念願かなって」以上の音楽の先生へのこだわり感情をわかろうとしている
「念願かなって音楽の先生の仕事をしていらっしゃるんですね」はCLの気持ちをよく捉えた応答だと思います。しかし、八阪先生の解説では、そこにとどまらず、音楽の先生という仕事がそもそも狭き門で一度離れたらなかなか空きはないのではないか、地方ではなおさらであり、競合相手に音大卒の方がいっぱいいる中で自分が採用される可能性が相当低いのではないか、ということまで想いを巡らせ、せっかく手に入れた貴重な環境を手放したくない気持ちを、より深くわかろうとしていらっしゃいました。

④問題の構造的把握のベースになっている
CLの問題は「音楽の先生を続けたいけどできない」ことで、そのできない理由や原因、障害になっていることを一緒に考えていくのがこの面談の核心部分と思います。つまり、「音楽の先生を続けたい」という前提があるからこそさまざまな葛藤が生まれるのであり、問題構造把握の原点であるのではないか、この認識なしに対立感情の整理はできないのではないか、とも思いました。

今回も盛りだくさんの学びをありがとうございました。初めてリアルタイムのお手本編に参加させていただきました。いつも先生がおっしゃっている「徹底的に相談者との関係構築を」のこの【徹底的に】というのが今回もぶれることのない面談でした。

相談者に寄り添うとは?相談者第一とは?

自分を振り返ってみて、まだまだだなと思いました。言葉一つをとってみても先生の感度の良さ、確度の高さ、さすが!と唸りました。相談者さんの「言われてしまった」の発言を私はさらっと聞き流していたのですが、先生は、この言葉一つで相談者さんの内面まで掴んでしまった。言葉を使って生業とするなら言葉には敏感にならなければ、と常々思ってはいますが、きょうも大きな学びに繋がりました。

そして、先生の面談中に挙げる札の的確さよ!
ご自身で面談しながら場面場面で札を挙げて下さることで、見ている私たちも今何が行われているのかがわかり、さらに解説を聞くことで理解が深まりました。購入したお手本動画でも思ったことですが、先生の頭の中の解説を聞いていると、そんなに客観的に自分の面談を把握しているなんてすごいとしかいいようがありません。先生がお山の頂点で旗を振っている人なら、私はまだ1合目にもたどり着いていないのではないかと思います。

先生は、360度の広い視野で俯瞰的に面談を把握しているのだと思います。登山口でどっちの道に進めばよいか迷子になっていた私ですが、「正解はないけど不正解はある」の先生のお言葉通りCCとして不必要なものはリセットしている最中です。これがなかなか厄介なのですが。。。きょうも本当にありがとうございました。

講習が終了して最初に頭に浮かんだ言葉が「貴重な学びの時間を提供いただき、ありがとうございました。」でした。結果として自分自身の持っていた概念が根底から崩れていく姿がそこにありました。

ずっと「熟練レベル」の意味も考えず、2級の資格を目指す理由も「箔がつくから」だったと思います。審査員アピールばかり考え、CLのことは置いてきぼりのキャリコンは、誰の何の役にもたたない。
「本物のキャリコンになる!」今から十数年前に感じた思いが、いつの間にか当時私がもっとも忌み嫌っていた「キャリア~~~」の肩書を名刺に刷り込んで、失業して精神的にも落ち込んでいた私に話しかけてきた多くの「似非キャリア~~~」の顔が浮かんでは消えていました。

まったく知識も何もなくただ単純に人材紹介会社に就職したというだけでこの肩書を名刺の名前の上や前につけて、人の話もろくに聞かずに自分の都合の話だけを押し付けてきた人たち。「なんでこんな奴がキャリア~~と名乗れるのか、お前なんかに俺の大事な人生は絶対に預けたくない!」
そんな時にキャリアコンサルタント資格が国家資格となり、その時に「俺は絶対に本物のキャリコンになるのだ!」と誓った強い思い。産業カウンセラーから国家資格キャリアコンサルタントを取得して、もっともっと「世のため人のためになれるキャリコンを目指そう」との思いが・・・いつの間にか「箔がつくから」に変わっていた自分。そんな気持ちを粉々に打ち砕いて初心に戻してくださった3時間の講座でした。

「CLを支援する」ということはどういうことか?「どのような自分がいたからこの悩みが生まれているのかということに気づき、考え方や行動変容を促すこと」だと思います。この熟練レベルに達するには、まだまだ修行が足りませんが、向かうべき方向は明確になりました。
失敗を恐れずに精進します。今日も多くの学びをいただき、ありがとうございました。

札を上げてくださっていたのでわかりやすかったのですが、時間の使い方のうち「関係構築」が非常に多かったことで、面接準備編で学んだことと結びつきました。前回時間の関係でお手本編は受けられなかったのですが今回受けてよかったです。
他の講座などを受けると「目標設定までしないと落ちることが多い。目標設定は大体1回は否定されるので2回するイメージ」と言われたこともあるのですが、本当にその人の生き方・働き方をより良くしていくために何が必要なのか、まず支援の全体像を描くことに当日は注力しようと思います。
今回のように「旦那さんに感謝しているからこそ自己主張しづらい」という表面上はわからないマイナスの側面に気づくことができるのかどうかも不安はありますが、「言いたいことを言うのではなく、言われたいことを言う」を徹底して試験でも普段のコンサルティングでも会話をしていきます。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

今回はお顔を伏せている方がたくさんいますので、雰囲気がどこまで伝わるか気になるのですが、
それでも当日参加してくださった方たちは、お互いの様子を見ながら
「みんな真剣に学んでるな」と感じておられたのではないでしょうか。

『準備編』も『お手本編』も、なかなか「参加者同士の交わり」の機会を
講座内で作るのが難しかったりするのですが、
仲間づくり・自主練習のためのサポートもできるように
今弊社でも準備を進めていますので、ぜひ相互の学習もしていただけると嬉しいです。

もちろん、今回のように、講座でガッツリ学ぼう!という方も歓迎です。
ここからは面接試験に特化して、徹底した実践の日々が続きますので、
繰り返し参加していただくことで、面談の技量もどんどん鍛えられていきます。

今回の講座でお話した、健全で誠実なCC像を目指して
明るく楽しく、そして時には厳しく。刺激のある学びを一緒にしていきませんか?

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

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