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5月28日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編)の様子

5月28日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接指導編)の様子

執筆者 | 木上 和裕

5/28(土)に、ZOOMを用いたweb形式にて、
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座 面接指導編」
を開催いたしました。

皆様こんにちは!サポーターの木上(きがみ)です。
いよいよ2級技能士試験の本番も近づいてきて、オンラインとは言え皆様の緊張感が伝わってきました。
中にはここ数回の実施で毎回ロープレで参加される方もいらっしゃって、合格への熱意も感じられます。

そんな姿を見ると講習を実施する側としても、その本気度にお応えしなければ!と意気込んで臨みました。
この講習は講師と私はリアルタイム逐語録(に近いもの)を作るため、
ロープレで話される声を聞き洩らさないよう必死にキーボードを叩いています。
実は画面の向こうでは、毎回手の甲がつりそうです(笑)
こんな形ではありますが、みなさまの合格にお力添えができれば何よりです。応援させていただきます!

さて、ここからはこの日の講座の要点を私と振り返ってみましょう。
当日ご参加いただいた方は復習に、参加できなかった方は新たな気付きのために、
熟練レベルへの到達・合格に向けて、成長に繋げていただければ嬉しいです。

「2級 面接指導編」の振り返り

講師曰く『エッジの利いた言葉に注目してください』(午前の部 2ケース目)

この講習においての『エッジの利いた言葉』とは、そのCLらしからぬ発言だと解釈できます。
ロープレのケース(60歳女性)では、波乱万丈な人生を送ってきたCLが
「慎ましく」という言葉を使っていたことについて講師は触れていました。

エッジの利いた言葉を耳にする機会は、実際の相談場面でもあります。
例えば普段はのんびりしているCLが、突然ピリっとした発言をする。といった感じです。
CCには、CLの過去の経験や職歴、育成環境などからCLの背景を推し測ることが求められますが
その背景とのギャップを表したエッジの利いた言葉が、今回の「慎ましく」という言葉でした。

では、CLが何故「慎ましく」という言葉を選んだのでしょう?
CLは理美容専門学校を卒業直後に海外へ渡り、長く暮らし家族を持ち、離婚が理由であれ日本へ帰国。
とても思い切った決断の連続で生きてこられました。
そんなCLの性格なら、今後も波乱万丈な人生を選びそうなのに…「慎ましく」という言葉を選んだ。

もしかしたら…
もう動き回るのは疲れているのかもしれません。
逆に、もう充分だと満足しているのかもしれません。

つまり『エッジの利いた言葉』は上記のような本音を汲み取るヒントだという事です。

CLの経歴や環境、雰囲気を鵜呑みにしていては気づけない、この”らしからぬ”という違和感。
その言葉を選んだ重さに気付くことができるセンスを磨けば、今より更にデキるCCになれるでしょう。

講師曰く『口頭試問に具体性を持たせること』(午前・午後共通の全ケース)

講師は続けて…
「それを本当にCLはやりたい/やってくれるのか」
「やったとして効果があるのか/それはどんな効果か」
ここが説明できて、初めて具体的展開の意味が出てくる。
とコメントしています。

目の前のCLが課題を解決するために、これからどんな方法で伴走するのでしょうか?

具体的展開を文章にして考えると…
CLは○○○という課題の解決を望んでいるなら、ゴールを△△△として共通認識を図る。
それはCLにとって実行可能であり、その結果□□□という効果を望むことができる。
と、いった感じでしょうか?
※上記は考えを整理するため一例です。「口頭試問でこのように伝えましょう」ではありません。

ロープレしながら展開案を考えられると思いますが、その展開案にCLを引っ張っていくのではなく
あくまでもCLの行動が伴って初めて意味があるということです。

そして、強引に引っ張ろうとしている行為は、第三者視点からはハッキリと見えてしまいます。
平たく言うなら、外から見ていると簡単にバレてしまうということです。
本講座にご参加いただいた方ならお分かりいただけると思います。

また、もし良い展開案が思い浮かんだとしても、
口頭試問で焦っていては具体的に伝えられないかもしれません。
合否を判断する試験官を目の前にして、緊張するのも当然ですから
そういう時は深呼吸して、落ち着いてキャッチボールできる体勢づくりも大事です。

私(木上)は2級の口頭試問で2度ほど深呼吸させていただきましたが、無事合格しています(笑)

CLが伴走できる具体的な展開を計画し、具体的に伝える。ロジカルシンキング的な要素です。
講師が『CCの仕事は頭脳労働です』とコメントしていましたが、まさにその通りですね。

では、ここからは今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

参加者の声

今日は、ありがとうございました。実際の面談時で、CL中心を考えながら、CCの役割は何かをか考えされられたロープレ練習でした。CCの都合で話を進めると関係構築も得られないことを目の当たりにし、CCほど度量を持ってCLと温かい気持ちで受け入れることを再確認いたしました。また、頑張ります!!

・面談の方向性で、展開をしようとしない
・CLが納得して行ってくれる事
・前に進むとは、事柄ではなくCLの状態が前より良くなる事をやっていく事
と言う先生の言葉で面談で、CCがやらなければならない事がわかった気がします。
忘れないように努めます!

なかなか進まない面接に苦しむ場面は多いのですが、それはキャリアコンサルタントが進めたいという意識があるとの先生のお言葉にハッとしました。相談者を第一に考えることが、まだまだ本当には分かっていないと気づくことができました。

いつもありがとうございます。1級受験の見学者として参加させていただきました。
受験の「級」に関係なく、面談の基本に立ち返り学ばせていただきました。20分の面談の中で相談者の為にできることは何なのか。
20分でここまでできるのであれば、30分ならもっとできることはあるはず、との気づきが大きかったです。

熟練レベルの領域に達するために、日常の会話から意識することの大切さとそれが自らのトレーニングの場と意識していくことをこれから取り組んでいきたいです。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

ロープレが1つ終わるごとに八阪講師から少々厳しめのコメントが出ていましたが、
それを真摯に受け止めて学ばれる皆様には脱帽でした。私ならちょっと凹みます(笑)。

そして6月~7月に実技試験が行われますが、本番を迎えるまでにできる事はまだ有ると思います。
例えば…今まで見学でご参加いただいた方はロープレにチャレンジされてはいかがでしょうか?
就活中の学生が模擬面接をするように、疑似体験にも効果はあります

あるいは、6月14日(火)の夜間には「面接準備編講座」という
面接試験合格に向けた基礎をしっかり固める講座もご用意してます。
面接試験に挑むにあたって、絶対欠かせない要素が盛りだくさんの講座ですので、
ぜひ前向きにご検討ください。

それでは、またお会いしましょう!ありがとうございました!

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