ブログ

1月6日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

1月6日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

1/6(土)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

2024年最初の講座は、本番が間近に迫った2級CC技能検定対策講座から開始となりました。
みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

お正月から災害や事故が続いたこともあり、講座や試験以外の部分でも不安の大きい
2024年の幕開けになりましたが、そんな大変な状況の中でもみなさんが一所懸命に
学んでくださる姿を見て、わたしも励まされたような思いです。

この日は直前に迫った面接試験に向けて、午前と午後で合計6名の方に
本番さながらの面接ロールプレイに挑戦していただきました。
多くの見学者たちに見られている環境でのロールプレイは、さぞ緊張もされたことと思います。
特に午前は、見学者も含めると30名という大所帯でしたから、
その中で本当によく頑張ってロールプレイくださいましたね。

みなさんのその気持ちが本番の試験で活かされるようにと、
今回はちょっとピリッと来る指導も、敢えて入れさせてもらいました。
そんな部分も含めて、合格だけでなく『CLのために上達する』という意識を持って、
ぜひ今回の指導をご自身の中に落とし込んでいってください。

なお、当日お越しいただいた方にはお伝えをしましたが、
先月の後半から、振り返り・復習記事を”音声配信”でお届けいたします。

stand.fm(スタンド・エフエム)という音声配信サイトにて、
今回の講座の振り返り内容を語った収録音声をアップロードしています。
内容だけでなく使い勝手や雰囲気も含めて、聴いてみた感想等をお教えください。
(感想は受講者アンケート、もしくはセミナー事務局宛のメールにて受付しております)

「2級 面接実践編」の振り返り

前回に引き続いて、音声配信での振り返りをお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

文字と違って耳だけですが、視覚を使わなくていい気楽さと、
声質・トーンで気持ちを載せてお伝えできたかな、と思っています。

わからないところや聞き逃したところは、繰り返し聞いて自分のものにしてください。

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

試験直前だけあって、気が引き締まったというコメントが多かったですね。
なるべく多様な意見・多様な気付きになるようにピックアップしましたので、
この記事を読んでいるみなさんにも、参考になれば幸いです。

2級 面接実践編 参加者の声

何度か見学をさせていただいておりますが、今更ながら主訴と来談目的の違いを説明された時にハッとしました。気づかないうちに口頭試問で来談目的を話している気が…。それなら全員同じ答えになってしまうし、あえて聞く必要がない。面談にかけた20分が全て無駄になる。確かにその通りです。20分の面談を終えた時に相談者が訴えていたことについてリアルな面談の中から、訴えていたことを話すということは案外難しいなと感じました。

他にもう一つ。起きた事ではなく、それに対してどう思ったのか。これも実際面談をしていくと頭ではわかっていても起きたことに対して深堀をしてしまいがちです。背景にはどういったことがあって、それに対して今どう感じていてどうなりたいと思うか。相談者が一番わかってほしい事、聞いてほしいことを幹にブレない面談を目指したいと思いました。

また参加させていただきます。有難うございました。

毎回、多くの事を学ばせて頂いておりますが、今回は『面談を三次元でとらえる』という八阪先生のお話しに、大変感銘を受けました。面談は前に進むだけではない。前に進まない時は視野を広げ横に幅を広げたり、縦方向に深く内省を促す理解を深めたり、とそれぞれx軸y軸、z軸それぞれの進んだ目盛りの合計が展開なのだ、というお話には今まで自分の中にはなかった視点を頂いた想いです。

更に、前に進みたくないCLには想いを吐き出すのに寄り添うだけで良い、出し尽くす時間を共有することも支援なのだ、ということ。その時間を共に過ごすことが励ましに繋がる、という前回お聞きした話にも重なり、改めて『支援』の意味を考えさせていただきました。

毎回CLの捉え方の奥深さに驚くばかりです。とはいえ、驚くだけでなく、少しでもこのような視点で面談に望みう事が出来るように意識を持てるようにしたいと今回も強く思いました。ありがとうございました。

年末年始でなまっていた感覚が、今回の講座に参加させていただいたことで、一週間後の試験に向けて危機感に変わりました。ロープレ練習見学させていただき、たくさんの気づきをありがとうございます。ロープレ練習を通して、自分の課題を見直します。

●「相談者へ理解してますよ」と返答するタイミング
講座を見学させて頂きながら、返答のタイミングは難しいなと思いました。本などで、相談者の話を繰り返して理解していますよということを伝えるようなことが書いてあるものがあり、相談者の返答に対し、ついついまとめようとする方は、自分も含めて多いなと思います。ただ、八坂先生の講座に参加して思うのが、毎回毎回返答するのではなく、一通り聞いたうえで、ここぞというところでまとめて返答することで、相談者もわかってくれたのだと思い、どんどん話してくれるきっかけになるのだと思います。わかっているのに、この感覚をつかむのがなんとも難しく、ここ数か月を過ごしています。練習あるのみですが、はやくこの感覚をつかみたいです。

●話題に困り、話題を変えてしまうこと
これは、私が相談中に行き詰まるとやりがちなことです。見学者として聞いているときは、相談者は、もっとこの話題にふれてほしいのだなとわかるのですが、実際のロープレとなると、次に何と返答していいか行き詰まってしまい、つい他の話題に変更してしまいます。沈黙を恐れてはいけないなとつくづく思います。話題を変えるのも意図があってのことならですが、だいたいが、行き詰まっての行動です。わかっているのに、実践できない自分にもどかしい状況が続いています。
仕事をしながら勉強をすることは本当に難しいものだと思います。もう山ごもりでもしたい気分です。試験を前にして、めげそうですが、後一週間やれることをやりたいと思います。本日もありがとうございました。

八阪先生、本日もありがとうございました。今回の2級試験は受験しないのですが、試験問題は相談者の問題とその時の世の中でクローズアップされている問題を取り入れた問題が出題されるので、普段の相談者の支援材料にすることと、キャリコンのスキルアップの為に受講いたしました。試験が目前だとどうしても「試験対策」になりがちなのですが、今回は普段の相談を思い浮かべながら受講しました。

最初の相談者さんのロープレでは、「相談者が言ったことではなく、訴えたことは何か」と先生が言われたときに自分の相談とこれまでの試験の点数結果によって何ができていなかったか改めて振り返ってみました。
相談者の言っていることは理解ができ、「こうすればいいのに」と思う行動に移せない相談者のこだわりは何なのか。通常の相談では聞けることでも、試験中であれば多少の緊張や時間も気にしながら相談を聞いていくようになるが、ただ相談者の話だけ聞いていてもいけない。どのような質問の仕方が効果的なのかと考えながら受講しました。

それは3人目の相談者さんでも同じことで、慎重でおとなしめの相談者さんには不安な気持ちへの理解を深めることと、寄り添うためにどんな風に質問を投げかければよいかを考えました。与えられた20分間の間に相談者に少しでも「相談して良かった」と思って貰える相談にするにはどうしたらよいか。私の引き出しを一つでも増やせるように、質問力を高める講座を受講したいと思います。

また、昨日2級対策に参加をして思ったことが、口頭試問での答え方も今から自分の弱点を強化しなければならないと思いました。自分の強化の為にどのようなことをすればよいか考えましたが、私の仕事は相談業務で、相談後は相談者とのやりとりを記録していくのですが、日々相談者の「来談経緯」と「その結果」を主に記録として残しています。しかし今後は相談前に相談者へ確認すべきことを簡単に整理しつつ、相談中の表情や発言を意識しながら有効な質問をし、その日にできたこととできなかったこと、課題などをコンパクトに記録に残せる訓練をしていこうと今日の講座に参加し、日々の自分の行動を振り返りました。

来週初めて受験する、実技(面接)試験対策としてロープレを見学させていただきました。
面接試験のロールプレイケースの内、3ケースについてのロープレと八阪先生のフィードバックを見学させていただき、大変参考になりました。
こちらの講座は3回目になりますが、毎回新たな気づきがあり、とても刺激を受けています。似ている来談経緯だとしても、CL役の演じ方やCC役の受答えによって全てが変わることを実感し、改めて面談の難しさを痛感しています。
今回の講座で私自身が学んだこと、気づきをいただいたことは2点になります。

1つ目は、CLファーストを貫くということです。
先生が講座の中でおっしゃっていたように・・どんなに不条理な事柄や状況だと分かってても、目の前のCLの発言が優先され、正しいのだということ、CLは世間の常識を教えてほしくて、自身の考えを訂正してほしくて来談されているのではないことを思い返さなければならないと再認識しました。
とかく、CC視点で問題を解決してさしあげたくなってしまいますが、それは思い上がりであり、CLは全く望んでいないことかもしれない・・何故、わざわざ来談されたのだろうとCL視点、感情になることが重要だと思いました。

2つ目は、CLの主訴についてです。
口頭試問で「CLが訴えていた問題は?」と問われたら、面談冒頭の来談目的を応えていたと思います・・今回講座の中で「主訴とは、CLが20分の面談の中で一番分かって欲しいこと」と再認識いたしました。

最後に、CCのCLへの向き合いですが、一般論や正論で問題やお悩みを解決することではない・・CLに寄り添い、理解者として、何故そのような行動や言動なのかを汲み取り対応することが大切なことと感じました。

今後特に意識していきたい学びは下記3つです。

●主訴を一言〜一文で答える
主訴は来談目的ではなく、20分の面談を通して一番にCLさんざ訴えたかったことであるというご指導が心に刺さりました。一つ目のケースで先生がコメントに記載された『私の人生って、まだ輝けるはずだけどもうあきらめるべきですか?と問いかけてきてる』という内容に納得感しかなく、ハッとされました。言葉のボキャブラリーももっと増やさないとと課題ばかりです。
主訴をダラダラ語るというのは、試験ではなく普段の面談でも主訴が明確でなく整理できていない証拠だと思います。CLさんが聴いて「そうそうそれ」と思っていただけるか?を自問自答しながら一言で「これ」と言えるよう訓練していきます。

●自分で問題を気づけているCLさんケース
1つ目のケースのCLさんは、ご自身でたくさん話をされる且つ自身で問題を気づいて内省できるような方でした。ただ、気づける人なのになぜこの場に来るのか?その裏に隠れた背景、その人の価値観、わかってるのになぜ行動できないのか、ここに本当の理由があるのだということを学び、自分の面談がいかに浅いものだったかと大変勉強になりました。
また、内省はCLさんが一人でやっていただいたことなのに、口頭試問でCCがやったこととしてしまい、今後気をつけたいです。

●CCが前に出ない。面談はCLさんにプレゼントした時間。
話を無理に進めず、前に出過ぎないことが大事だと勉強になりました。CC主導で進める面談はうまくいかないですし、何より関係構築ができないのが辛い点だなと感じます。沈黙も大事だなと思います。目の前のCLさんにプレゼントした時間。恐れないで待ちの姿勢を大事にしたいです。
また、面談を進める上で共通しているのは、雑談を追いかけないということ。スルーポイントを教えてくださり、徐々に理解できるようになりました。関係構築のためでないのであれば要らないですし、舵を戻して面談を進めていくことを意識していきたいです。

今回のご指導で点と点が徐々に繋がってきました。2級合格に向けてもそうですが、安定した、熟練レベルの面談ができるようになり、CCとして目の前のCLさんのために自己研鑽を重ねたい気持ちが増した時間でした。ありがとうございました。

この度は本講座に参加させていただき、誠にありがとうございました。
CC資格を取得し約20年になりますが、資格と経験、業務に必要な知識だけで今まで来てしまったことを認識しており、ある気づきからCCとしてアンラーニングの必要性を感じ、本気で学び直しをし始めたところです。

まず、事前に八阪先生から丁寧なご説明をいただいたおかげで、”わかるように”ではなく”できるように“なることや、自分が口頭試問に回答するつもりで聞くことなどを始めから意識して受講することができました。この事前説明は本講座の学びや気づきを最大限に得る上で不可欠だと感じました。

全体を俯瞰しつつ、CCの立場としてCLの話を聞き、リアルタイムに進行する先生のコメントも追いながらで、自身の受講姿勢を落ち着かせるまでに少々時間がかかりましたが、見学者の私より落ち着いて面談をされているCL役の方のご様子からこの場の捉え方がスッと落ちた瞬間がありました。そこから、論述のように自分の理想的展開を描けない実技においては、シンプルにCCの役割や本質に立ち戻り、目の前の人が必要としているものは何かを考えることがより重要だということを実感しました。自動的にこれまで自分の理想的としていた展開も、CCとしては理想的ではなかったことにも気づきました‥。

細部では、CLに付いていく進行や、CLの話の中で一番ポジティブだったところはどこだったかを考える視点他、20分の面談でこんなに早く決められる?このCLがまた帰ってきたらどうする?などの八阪先生のCC役の方への問いかけからも数々の気づきを得ました。

更に具体的展開の捉え方について、間違えていると答えがズレていく、というのは大いに心当たりがあり、ロープレCC役の方へのFBがそのまま自分に刺さりました。私自身にも一回の面談の中でCLにとってプラスとなることを何か一つでも持ち帰ってもらえたらと考えたり、今の悩んでいる状態を少しでも好転させたい、させようとしてしまうところがあり、これは選択肢の中のあくまで一つであること、出したら展開すること、三次元の考え方、CCの存在意義や支援目的に立ち戻る、という先生の助言が全て血肉となりました。
また、CLの明日の気持ちに寄り添う、という言葉は私の中にとても響き、大切な姿勢として今後心がけていきたいと思いました。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

試験の直前ですので、気合の入った方もたくさんいらっしゃいましたが、
それでもフィードバックの場面では思わず笑みがこぼれるような、
温かく楽しく学べる「場創り」も頑張って取り組んでみたので、
こんな風に笑顔の多い瞬間があったのは嬉しいですね。

もちろん、笑ってるから良い講座と簡単に紐づけることはしないですが、
それでもパッと写真を見たときの見栄えって全然違いますよね。

また、いつもお願いしていることですが、ロールプレイが終わったら
見学者も含めてみんなで拍手しましょうというのも、
敬意を表す意味もあるし、温かい場を創る意味もあるので、
そこもたくさんの方にご理解・ご協力いただけて、
わたしもほっこり温かい気持ちになれました。ありがとうございます。

試験本番や面談業務のときには、その温かさをぜひ
目の前のCLに味わっていただけるような、そんな支援ができるCCになって欲しいです。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の2級CC対策講座 特集ページのご案内

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは「2級CC技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。

7/11に一部講座の日程変更を発表しています。
 以下のボタンから、変更した日程も併せてご確認くださいませ。