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12月19日(木・夜間)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

12月19日(木・夜間)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

12/19(木・夜間)にzoomを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。

この日は学科・論述試験を終えた最後の追い込みが始まる
12月ならではの「ロールプレイ漬け」になる講座の開始日でもありました。
ここから先は、何かを理解する・覚えるというステージではなくて、
『面接実践編』と『口頭試問編』をどんどん繰り返して、
現場で発揮できる能力を磨いていく時期になってきます。

参加された方の意気込みも、どこか今までとは違って緊張感があったり、
目力から感じる熱意が違ったように感じたのはわたしだけでしょうか?
そのお気持ちが、自分自身の支援力の向上につながっていくよう、
これからあと1か月の積み上げを頑張っていきたいですね。

そして、今回の講座では、2級の合格率が15%程度になってしまっている理由も、
座学の時以上に実感できた方もたくさんいたのではないでしょうか。
CL第一の支援が必須で、CCの主観や欲求は出してはいけない。
頭ではわかっていても、いざやると・・・?

今回ロールプレイをされた方たちも苦労しておられましたが、
見学していた方たちも、その難しさを感じられたと思います。

そこを突破して、一皮むける成長のために必要なことは
決して小手先のテクニック・言い方の変更というレベルではないことも
よくわかっていただけたのではないでしょうか。
自制する力、毎日の活動の中で磨いていきましょうね。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接実践編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
今回、初めて開催した講座だからこそ、今までになかった気付き・経験ができたことや
新しくわかったこと・腹落ちしたことがあったと伝わってくる感想もいただきました。

「新しい講座ってどんなものかわからないから…」とちょっと迷っていた人にとっては、
特に今回の感想は参考にしていただけるかと思いますので、
ぜひお目通しいただければ嬉しいです。

この記事をご覧のみなさまは、熟練CCとして・指導者として
成長していきたいという意欲にあふれた方たちが
どんな感想を・どんな熱量で書いてくださっているのか、
内容だけでなく”想い”まで汲み取りながら読んでみてください。

2級 面接実践編 参加者の声

平日夜に、長時間の濃密な講座をありがとうございました。
自分の面談を改めて振り返り、「あなたが理想を語れば語るほど苦しくなっているように見えるのですが…」と言ってみたらどうなっただろう&言えるとしたらCLがどういう状態の時だろうと考えてみました。より、CLに内省を促すことができたかもしれません。自分の面談の中で出来た事を評価して頂いて嬉しかったです。でも、もっともっと、CLがご自身を見つめたり、物の見え方が変わる時間にできるCCになりたいです。

他のCCさんを見ると、自分と比較してしまいがちです。Aさんのようにゆっくりと丁寧に面談を進めるのが得意な方、言葉の裏側まで把握するのが上手な方etc…羨ましくもありますが、だからこそ自分はどんなCCになれるのかなと考えます。

自分が面談でうまくいかなかった時は落ち込んでしまって、うまく感情が処理できなくなります。BさんはFBの中で素直に先生のお話を咀嚼し、ご自身の中で改めてCL理解をし直していらっしゃいました。私達はまだ成長の途中で、今うまく出来なくても熟練に到達する為に進んでいるんです。早道か回り道かは人によって違うけど、前向きに学び続ける姿勢が大事だとCC さんを見て襟を正しました。

今回の講座では、面談の内容や先生の解説もさることながら、他のCCさんの在り方を見て学べたことが大きかったです。ありがとうございました。
(実際のアンケートにはロールプレイをした方のお名前が入っていたので、伏せています)

みなさん、遅い時間まで大変貴重な学びの時間をありがとうございました。

今回の講座に参加するにあたり、“問題把握に意識が向きすぎてしまう”という自身の課題に対して、今ここでCLさんが語りたいことを優先するために、できるだけ質問という形を取らずCLさんから出てきた語りをそっと置くことやCLさんが見ておられるものを傍にいて一緒に見るような関わりを意識することと、丁寧に寄り添いながらCLさんなりの努力や強みをキャッチすることを意識して臨みました。
そうしたことで、こちらが引っ張った感覚はなく、CLさんの傍に居て自然にお話しいただくことはある程度はできていたかなと思うのですが、後半は“CLさんの問題は何?これからどうする?”ということに意識が向いてしまい、CLさんの語りの整理整頓ができず、CLさんが訴えていることの本質を掴むことができなかったと思っています。

熟練レベル…なかなか到達できないのも当然かなと。まだまだ足らないことばかりで、やっているつもりになっているだけで取り組み方の甘さを実感させられました。多くの方の前でロープレをするという行為は自分にとってはかなりハードルの高い挑戦でしたが、やらせていただいて良かったと思っています。こんな風に思えたのは初めてかもしれません。

まずは、先生からいただいた逐語を読み込むことから取り組みたいと思います。対人援助職としてはもちろんですが、一人の人として成長していきたいと思っていますので、今後もご指導いただきたくどうぞよろしくお願い致します。

今回登壇された3名の方に、ロープレを拝見させていただいたことを、まず心から感謝致します。ありがとうございました。毎回毎回、心が負けて、CCが聞きたい事を聞いてしまいます。事例に書いてあるから、やりがいの事聞いた方が良いのかなとか勘違いして、当日CLが言いたい事だけでは足りていないと勝手に感じ、あれもこれもと、いかにも関連付けるかの様に混ぜ込んで質問していました。それではCLは不完全燃焼ですよね。

今日学んだポイント
◎面談で「話している」こと、ではなくて、CLが「話したい」ことを捉える。CLが言ったことだけ捉えるのではなくて、言語になっていないCLの困っていること、言いたいこと、CCがこの人は何に困っているんだろうと考えることが大事。
言われないと分からないのは、典型的な2級通らないレベル

◎CLが混乱している時に、あなたの話分からない、おかしいと言うと話してくれなくなる。CCが、自分が分からないので教えて欲しいと伝えると、自然と話してもらえる。

◎CLが話したいことで20分埋める。やりがいを聞いてあげなくちゃ⇨誰がしたいこと?
CCが引っ張らずにCLが話したいことにとことん付き合う。CCが、こっちの話は?あっちの話は?と浮気しない。不満とかCLが話したいことを全部出して空っぽにしないと、こちらの話は入らない。CLについて行く。無理しない。

◎CLが言いたいことを、言いづらかったら代わりに言ってあげますよ、これが言いたいんでしょって言ってあげる。だって味方になって欲しくて今日来たんだから。
このメモ、直前まで読もうと思います。ありがとうございました。

今回2回目の見学だったので1つのケースごとに目的をもちました。

1ケース目の目的:私ならこう投げかけるといった言葉を持つことによる言語化
・私:なりたい課長は何人もいるんですね(だから余計迷いますよね)に対して、CC役の方は虚像を追いかけている。端的で明確だとおもった。
 それはドラマみているみたいでした。それくらい、核心に迫っている展開だったのかと。だからこそのその言葉。
・言語化によるまっすぐ行けるための道の整備 これを意識したら良いのではないか。
・ご自身が思う像まで届かなかったことに対して、八阪先生の進むことがCLにとって良かったのかとの解説に、CLへの寄り添い方の差が明らかにあることに気づいた
・このCLさんは、よそ見をしてしまう。それは、心の癖というか生き癖というイメージを持ったら根っこの問題を見つけられそうな気がしたから実践

2ケース目:織田さん 目的:一歩踏み込んだ問いかけを考える
・でも織田さんは2年を返せって感じなんですね と私なら言ってみたい。この問いかけで、憤りに寄り添い、返して欲しい裏返しの何を得たい(娘の成長・マーケの学びを活かす欲望)が出てこないかCL似たタイプだったら実践
・会社に文句言う場もないCLが相談しに来た甲斐のある関わり。代弁できるCLへの理解。来た甲斐があるかどうかを頭に置くことと、代弁できるというのを そうなんです と言ってもらうことを意識したらどうか実践

3ケース目性別もわからない謎の杉野さん 目的:展開が読めなかったので、何が欲求なの理解 
・ケースを客観的に見ながら、自分がCCだった場合は自己概念との闘いながらその相談に来たつらさを受容する関わりで突破口を見つける。安易に解決に走らないこと、無理をしない。
・質問させていただいて、少し想定はできたのでこれはロープレを多くした方がよさそう。

試験対策なのに途中で楽しんでいる?ワクワクしている?自分がいました。15%に近い方のロープレを見学することでの刺激、自分も陥りがちな落とし穴などの発見があったからでしょうか。とはいえ、まだロープレが出来ていないので、頭でっかちになりすぎないように早く早く実践が出来ればよいと思います。 
ありがとうございました。

CL自身が困っている・何とかしたいと言っている事を優先的に汲み取る場面を見みることができ、更に口頭試問でもCCの言葉でCLの感情から抜け出すためにはに及ぶ解答で、これが2級レベルなんだと実感しました。
自分のロープレを振り返ると何にもできていなかったことに気づきました。

①「困っている・辛い」から、自分の気持ちを理解してもらえると期待を抱き来談されたのに傾聴しながら「感情の言葉」を掴もうと必死にんなっている。
→CLが気持ちを吐き出してから次へと急がない。無理に混乱を解消しない。

②掴んだら「それってどんな気持ちでしたか?」との問い掛けている。
→CLの話したい事が何なのか頭の中を整理する。
CLのネガティブな思いに更に追い打ちをかけていることが、問題把握に繋がると言われて来たことをやっていた。しかしCLは話したくない話をさせられて疲弊している。

③常に「問題共有をしなくては」という思いに駆ら、CCの都合を押し付ける。
そもそも相談として成り立っていない相談をしているような「それが問題なんですね」と無理にCL「そうです」と言わせようとしている。
→相談のスタート地点を焦らない。
など他にも沢山ありますが、課題と改善策を一緒に考えるいい機会となりました。

CLにとってこの相談場面は貴重な時間であり、扉を出たらまた元の世界に戻りますが、少しでも気持に隙間が出来て「軽い」と思ってもらえたことから、この相談で得たCLの利益になるのだなぁと思う事が出来ました。自分自身でロープレ中に感じる違和感が何か、また、口頭試問で何故、答えられないのか、面談を振り返れないのか腑に落ちました。
それは、試験対策のロープレであって、CLの利益とは別物であること。借り物のような気持ちでロープレに臨んでいることに気づきました。良い緊張ではなく冷や汗的な緊張であって決して「熟練レベル」ではないことをやろうとしていることに気づきました。CLの話たい事を代わって自分の言葉でCLに伝え気づきになるようなロープレと逐語録を使って徹底的に見直しをします。すっきりした気持ちになりました。

自主練を作っていただきありがとうございます。本当に練習の場所がないのでありがたいです。沢山練習して熟練レベルを目指します。ありがとうございました。

面接実践編に今回は見学での参加でした。
どこまで学びになるかのか半信半疑でしたが、想像以上に学び多き時間でした。ありがとうございました。

ケース①
・今回は「虚像を追いかける」が効果的であったところを目の当たりにしました。
私も自分の理解の確認や相談者から汲み取った思いを伝える際に「いいかえ」は使いますが、相談者の言葉を使った方が良いのか、言い換えて良いのか悩むこと多く、振り返りや逐語を眺めて頭を抱えることも少なくありません。ズレの程度によっては、相談者の内省や思考を停滞させてしまったりすこともあり難しいなと思っています。そんなところ、「CLの特性や状況により異なるよ」との先生のコメントにハッとしました。どういう言葉で表現するかは、自分のご都合じゃなくやはり相談者ありきで、「発言はしてないけど、にじみ出てる」かどうかをちゃんと感じ取ることが大事なんだと理解しました。
・「よそ見ばかりしている貴方、そんな貴方がホントのところ見たい姿はどれ?」と同時に「よそ見ばかりしてしまう貴方、何が貴方をよそ見させるのかなぁ?」と興味が湧きました。

ケース②
「吐き出し」たい相談者には十分に吐き出してもらい、不満の水を空っぽにしてもらう。その不満を代弁できる程にまで理解する。それから新しいものを入れてもらう。確かに、出せていないと、また吐き出したくなるし、余計に沢山吐きたくなる。来談時の相談者の状態とニーズをくみ取る大切さを認識しました。

ケース③
最近、耳にする「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉。なんだか良く呑み込めずにいましたが、今回のセッションで体感できたように思いました。どんよりした暗さの中、今のまま先が見えない相談者。自分を見つけたいのか見つけたくないのかも分からない相談者。そんな沼の底に、ただ一緒に沈殿する。そんな支援も大事かなと感じました。
「相談に来ている事実」「生きている事実」その二つの紛れもない事実を拠り所にかすかな光が見つかればいいなと思いました。

今後ともよろしくお願いいたします。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

平日の夜、それも年末の多忙な時期にもかかわらず、
これだけたくさんの方が1つの目標に向かって進んでいく姿に
わたしもすごく元気や勇気をもらえますし、率直に「頑張って欲しいな」と思います。

講座当日のうまくいった・いかないはきっとあると思いますが、
それでも、それを糧にもう一段成長しようという姿も見せてくださいましたね。
また、画像では伝わらないかもしれませんが、
最初から最後まで、ものすごく上手に面談を進めてくださって、
口頭試問も「そこを答えて欲しい」という箇所を的確に押さえているような
すごく上達したなとわかるアウトプットを出してくださった方もいました。

弊社の講座が、CCとしての技量向上・熟練レベルへのステップアップに
お役に立てた瞬間を見れて本当に良かったです。

次の講座に参加する方も、ぜひ同じように熟練レベルCCにふさわしい
技量とマインドを身に着けられるよう、弊社で一緒に学んでいきましょうね。
もちろん、この記事を読んでくださってるみなさんの参加も、お待ちしていますよ。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

弊社の2級CC対策講座特集ページ・オンラインストアのご案内

弊社が企画・運営するキャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。

この記事をご覧になって、「参加してみたいな」と思った方はもちろん、
まだ迷っている方や、他社と比較したい方も、ぜひ一度このページをご覧くださいませ。

詳しくは2級それぞれの「技能検定対策講座のご案内ページはこちら」の
ボタンをクリックしてご覧ください。

また、弊社では一部の講座をオンラインストアでも販売しております。
そちらのリンクボタンも掲載しましたので、併せてご利用ください。

みなさまのお越しを心からお待ちしております。