ブログ

6月29日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

6月29日(日)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編)の様子

執筆者 | 八阪 義浩

6/29(日)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編 オリジナルコース~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所の八阪です。

この日は当初はダブルヘッダー開催を予定していたのですが、
参加者さんの都合とわたしのコンディション、そして1名で運営する形になったことも考慮して
午前の『面接実践編・オリジナルコース』のみの開催とさせていただきました。

それでも、3つのケースでロールプレイにチャレンジしていただき、
試験直前の仕上げとして、また支援のレベルを一段高める気付きとして、
たくさんのものをお届けできたのではないかと思います。

今回は特に質疑応答やフィードバックの時間を厚めに取りましたので、
多くの方が躓きがちな「間が取れない」「CLの話を追いすぎる」といった
合格したいがゆえに空回りする課題についてお話させてもらいました。

試験が近いですから、絶対受かりたい!という熱意も高いでしょうし、
準備は足りてるかな?今の自分で大丈夫かな?と不安になる気持ちも湧いてきます。
それらが混ざることで、どんどんと焦りが加速して、
前のめりになったり話が飛んでしまったりという不具合が起きますよね。

その不具合を招いているのは、何よりも「合格・試験」だけを見ようとする傾向からです。
もちろん、試験ですから落ちていいと思っている方はいないと思いますが、
自分の合格だけを追い求める姿をCLが見たら、がっかりしますよね。
「あなたのために面談します、しっかり寄り添いますなって言っておいて…」
と、CLからの信頼を失う姿になってしまいます。

こうしたCCとしてふさわしくない姿になってしまうことを防ぐには、
本当に地味で目立たない努力ですが、自分の関わりは誰基準になっていたか
1つ1つの自分の言葉・態度などを丁寧に振り返り、反省と改善を繰り返す誠実な姿勢です。

わたしたちも、そのようなCLに対して誠実であり続けるCCさんを育てたいと思って
講座を運営していますので、この日の講座に来てくださったみなさんも、
この記事を読んでくださっている方も、困った時こそ原点に立ち返るようにしましょうね。

それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。

ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。

「2級 面接実践編」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしも1人1人丁寧に確認しています。
今回の学びの内容をどれくらいの熱量で発信していけるのか、
考えを整理し・言語化する訓練と捉えている人と、
ただの回答だと思って適当に済ませる人とでは、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。

いつもお伝えしていることですが、本気で2級合格を目指すのであれば、
上位15%に入るアウトプットをしようと、こだわって回答してくださるはずですね。
熱意ある受講者さんがどれくらいのものか、ぜひこの回答から感じ取ってください。

2級 面接実践編 参加者の声

3ケースを振り返り、それぞれの面談で自身もCCになって臨んでいました。CLへの応答で、面談中のCCと自身と同じ言葉を拾っていても後の応答に違いがあり、当然流れも変わるし、CLも方向づけられる。ならば、私の意図は何だったのか、何か見えていたものがあったのだろうか、面談中のCCが見えていたものって何だろうか、それが視点の違いでもあり意図の違いでもあるのかなと考えさせられました。それらを言語化することでもっとはっきりと分かってくるものが感じられ、それがCLのための面談になっているのかどうか、本気でCLと向き合っているのかどうか、ここに集約され、ここに立ち返り、意識化されて浸透していくような気がしました。

面談後の八阪先生からのご指導のお言葉に、私にもその癖あります。これまでの面談で何の意識(CLが言葉から受けた気持ち)も持たずに発していました。まさに表面的な面談であり、CLに対して失礼なことと同時に目の前のCLの気持ちを大切にしていないことでもあると反省致しました。
CLに寄り添うことがCLの発した言葉を全て拾い、拾った言葉をかき集めて整理する前に面談の終了となり、それと同時に力が抜け落ちて口頭試問どころではない状態になって、エネルギーが消耗し過ぎて崩れてしまいます。CLの言葉を拾うことに意識を向けて一番肝心なCLの気持ちが置き去りになっています。要点を抑え(訴えられていること)、欲しいものをカートに乗せる、勇気を持って捨てることも必要であることも大事なことの一つとしてしっかりと取り入れていきます。

試験対策としての学びのみならず、CLを前にしたと時、自分は何を意識して、どんな姿勢で向き合い支援へとつなげていくのか、そのために、振り返りの場でしっかりと自分と向き合い、思考の癖を見つけて、表面的な意識ではなく、怖がることなくCLに深く寄り添って、同じ景色を見て言語化し、今、ここで一緒に考えていることへの安心感を持ってもらい、CLが抱える悩みや問題を語ってもらえるようなCCになりたいと思っています。

頭では分かっていてもいざ、実践となると緊張からゆとりもなくなりますが、八阪先生から学んだ一つ一つを自身の中に落とし込んで面談に臨んでいきたいと思います。てとも丁寧かつ温かなご指導を頂きありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今回で3回目の見学でした。もっと早くこの講座に参加をしたかった、というのが本音です。

3回受講してみて、やっと何かがわかる気がしてきました。
準備編と口頭試問の練習を合わせて学んだことは、目の前のクライアントの気持ちが優先、何に悩んでいるのか言葉にできない気持ちを汲み取るということは理解ができました。ただ、ではどうすれば「私が聞きたいこと」ではなく、「クライアントの話したいこと」を聞いて差し上げられる質問ができるのか?ということがわからなくなってきました。

ただ、分からないなりに考えてみると、質問を咄嗟に口に出す前に、一拍考えて、これは誰に向けた質問か?と考える必要性を理解することができました。それに悩んでいる時点ではクライアントの気持ちを理解して差し上げられてないならなのだということも問題なのだと感じました。
たしかに、普段の面談でも、リズミカルに返事をすることもあれば、やっぱり回答に悩むこともあります。
回答に悩むのはその人にどう答えて差し上げるのが良いか悩むことなので、悪いことではないとも思えてきました。

多分それが普通で、スムーズな応答はその人のことを考えて質問してるのではなく、試験だから聞かないと!と焦って何も考えていないということが身にしみて理解できました。それが分かったからと言って、クライアントのための質問ができるのか?と言われるとまだまだ研鑽が足りないなと感じました。

熟練レベルという壁の高さに気が付けたことがまず第一歩とポジティブに捉えて、目の前のクライアントに精一杯の気持ちを向けたいと思います。

本日初めてロープレに参加させていただきました。予想していた通り、非常に緊張し途中で自分が何を話しているのか分からなくなってしまう場面もありました。私はいつも早口になる癖があり、それを意識してなるべくゆっくり話そうと心掛けていたのですが、なかなか思うように話すことができませんでした。

八阪先生からは「余裕がない」というご指摘をいただき、まさにその通りだと感じております。間が空くことを恐れ、不安に感じてしまうため、何かしら話し続けていないと落ち着かない状態に陥っていたのだと思います。このため無理に空白を埋めようとして、あまり意味のない質問を投げかけてしまうこともありました。これは私の自信のなさからきているのではないかと反省しております。

八阪先生の「CLさんを信じなさい」という言葉にハッとしました。「自分が何とかしなければならない」という思いが強く、一人よがりな面談になってしまうことがあると思います。この姿勢は面談に限ったことではなく、仕事全般においても見られる私の悪い癖かもしれません。何事も一人で片付けてしまおうとする傾向があり、以前周囲の人たちから指摘されたことを思い出しました。

また、これまでの面談では関係構築はおおよそできていると自分では思い込んでいましたが、今回真の関係構築とは何かについて深く考えさせていただきました。CLさんが本当に話したいことを自由に話すことができ、私に対して自分をさらけ出しても大丈夫だと信じてもらえる関係こそが本当の意味での関係構築だと気づきました。
これまではCLさんが私にたくさん話をしてくださったので関係構築ができていると錯覚していたのかもしれません。CLさんの言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけないということも勉強させていただきました。八阪先生に対して最後に”大丈夫です”と言ったこと(本当は大丈夫ではないのに)は、まさにご指摘通りでした。CLさんが安心して話せる場を提供するためには、私自身が余裕を持ち、CLさんのペースを尊重する姿勢が大切だと再認識しました。

本日の経験を通じて学びを活かし今後の面談に取り入れていきたいと思います。どんな場面においても、まずは目の前のCLさんを尊重し心から信じる姿勢を忘れずにいたいです。本日も有意義なお時間をいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

ロープレをして頂いた3名の皆さま、八阪先生、有意義な時間をありがとうございました。初めて2級面接実践編に見学者として参加し、3名方ののロープレを拝見しました。とても勉強になりました。八阪先生の講座は「再現性が高い」という言葉に尽きると感じています。それは具体的な指摘と見解を教えて下さるからです。

この講座はチャット機能を使い、リアルタイムで先生の見解や疑問、注目する言葉などが書き込まれるので、先生の思考プロセスを疑似体験でき、展開を考える視点を持ちました。その視点こそが試験対策だけに留まらず、日々の実務に大いに活かせると感じました。特に、過去と現在の変化に対して、何がCLの問題なのか、CLの発言の中で押さえるべきポイントが分かり、とても勉強になりました。

自身の課題としては、見立ての難しさ、具体的には質問に意図を持たせることだと再確認しました。今後、先生の「CLの話を全部拾おうとしてもできない。言葉は聞けるけど意図が分からなくなる」という言葉をヒントにしようと思います。

2級対策講座ですが、日々の実務に活かせる内容が盛り沢山に詰まった講座だと感じます。

八阪先生、今回の講座ではお一人で対応していただきありがとうございました。怪我もされていると講座の時にお聞きしました。どうぞお大事になさってください。
先週、口頭試問編の講座に参加させていただき、ノートに書いた自分への注意点、これまでの口頭試問で思い起こした自分自身の回答で足りないことや、具体的に伝わる説明の仕方を意識しながら今回の講座に参加いたしました。

私は今回見学で参加しました。見学時、私も面談を行っているように話を聞きました。面談中は相談者の相談を聞きながらも、もう一方で面談の見立てを考えながら相談者へ意味のある質問をする・・・と考えながらも頭の中が真っ白になったり、相談者にぐっと迫れる言葉が見つからず、焦りからふんわりした質問になってしまいます。
以前の試験でも、質問がふんわりしすぎて相談者から「何から話してよいでしょうか」と質問されたこともあります。誘導してはいけないが、ふんわりとしすぎても相談者が回答に迷ったり、私自身が聞きたいことが伝わらず同じような話が続き相談が終わってしまう。これまでは相談者の相談内容を追い続けてきましたが、最近になってやっと先生がずっと発していてくださったCLの思考の癖や物の見方に耳を傾け、良いタイミングで質問していくことの理解が進んだと感じています。

また先日の口頭試問の中で、「具体的展開は相談者に受け入れられる(効果があること)を言うように」とご指導がありました。今回の事例の場合では、元の職場に戻れないとわかっている、今の仕事は嫌だ、プライベートでも一波乱ありそうだといった状況の相談者に何が受け入れられるのかと考えた時に、そんなどん底の気持ちの人に、周囲への相談や転職の方策なんか絶対に聞き入れて貰えないことがわかりました。
ちょっと進んでみるかと思ってもらえる方策を相談者の状況を見ながら聞きながら進めて行く、相談者のその方の進み具合に合わせて後ろをついて行くイメージが想像できました。

私の中でも自分の相談を思い起こし、見学をしながら自分の癖を改めて理解しました。これは普段の相談から意識しないといけないなと実感した講座でした。来週試験ですが、残りの時間でできることを普段の相談で意識しながら、普段通りの気持ちで出張面接に行ってきたいと思います。

本日も多くの学びがありました。八阪先生、参加者の方々、ありがとうございました。

本日も見学させていただき、多くの学びを得る事ができました。登壇された方々、そして肩を負傷されているのに開催してくださった八阪先生、参加された皆さま、ありがとうございました。

◎C Lの思考の癖など根っこにある問題を解決しないと、一度表面的な問題を解決してもその後も同じ問題にぶつかって、ずっとモグラ叩きのように繰り返してしまう。そこに気付いていただくのがCCの役割。20分でそこまで見抜かなくてはいけない難しさと、その重要さを考えさせられました。

◎質問の仕方について、私もCLの話す内容を極力制限しないように「〜についてはどうですか?」と同じように投げかけている事がありました。あまり曖昧だと返ってCLが何を話したら良いか困ってしまう、確かにそうだと気付かされました。

◎話している言葉を考えるのではなくて、それを話すのはなぜ?話したいと思う背景に目を向ける。(例:ポジティブな事を話している、その言葉より「今はそうではない」という事を言いたい。)

◎話しがあちこちに行く場合、たくさんのことを話す場合、「先ほどは、この話してましたよね。変わったのですか?」とシンプルに戻すことも大切。

◎私もそうなのですが、CLの全部を拾おうとすると、言葉は追いかけるけど意図が分からなくなる。というお話にはっとしました。私が面談で表面的に終わるのはこの理由もあると思いました。

◎『間』も、意味や価値があって、“意味がない“と思うと悪いものになってしまう、という教え。その通りだと思いました。私も間が苦手なのですが、必要な時は間を意識して空けてみる、そして、その時のCLを観察し、間もCLの為の時間なるよう、間を操れるようにしようと思いました。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

みなさん、良い表情をされていますね!
とても難しいケースが多くて、ロールプレイをした方も、見学だった方も、
「これってどうすればいいのかなぁ?」と悩んでいるシーンもありましたが、
フィードバックや指導コメント、質疑応答を通してすっきりとされた表情が
とても印象的だったのを覚えています。

そうは言っても、受講後の感想でいただいたように、
「教わったことが自分にできるか?」と言われると
ちょっと自信が無い、という方もいるかもしれません。

ふと不安になる時は、この日わたしが最後にお話しした
「対人支援に100点なんて存在しないから、”ぼちぼち”でいきましょうね」
という言葉を思い出してみてください。肩が少し、楽になるはずですよ!
わたしも、(肩痛を早く治療して)肩が楽になるようにしたいと思います(笑)

それでは、今回はこのあたりで。
また次の講座でお会いしましょう。

2025年度の2級CC技能検定対策講座のご案内

弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページ
をご用意いたしました。

特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、熟練レベル(2級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。

初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。

次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。

一部の講座は、オンラインストアでの動画販売もしておりますので、
講座形式での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。

講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
 表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
 その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。

みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。