ブログ

10月4日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編・オリジナルコース)の様子

10月4日(土)2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座(面接実践編・オリジナルコース)の様子

執筆者 | 木上 和裕

10/4(土)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」

~面接実践編・オリジナルコース~
を開催いたしました。

こんにちは。働く楽しさ研究所・木上です。

本日はいつもの実践編とは少しだけ違う形での開催になりました。
普段は3ケースでロールプレイする講座なのですが、今回はロールプレイチケットでの
参加者さんが2名でしたので2ケースでの実施となりました。
その分、1ケースごとのフィードバックをしっかり丁寧に行うことができて
かなり内容の濃い講座になったと思います。

今回展開された2ケースに対して八阪さんのフィードバックに共通していたポイントは
ロールプレイを“どう振り返るか”に焦点が当たっていたことだと思います。
「CCは何と言えばよかったのか?ではなく、CLは本当は何を話したかったのか?」
「CLが見ている景色を、CCはどうすれば自分も一緒に描けるか?」
この2つを軸に、みんなでトコトン考え抜いていただきました。

一つひとつの場面を丁寧に見つめ直すことで、ロールプレイの練習というより
“実際の相談の現場に近い学び”ができた一日だったと思います。

正解を探すような振り返りではなく、CLの世界をどう感じ取るか。
言葉の裏にある想いを、どう汲み取っていくのか。
そんな“関わりの質”にじっくり向き合う時間だったのではないでしょうか?

今回も、stand.fmの音声配信形式での振り返りを収録しました。
この記事にもリンクを貼って紹介していますので、
振り返り講座に参加された方はもちろん、この記事をご覧になられたみなさんに
ぜひ上手に活用していただければ嬉しいです。

「2級 面接実践・オリジナルコース」の振り返り

では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。

今回も受講された方の意欲や熱意が伝わるメッセージが届いています。
このアンケートへの取り組み方1つとっても、その人の学びに対する意欲や本気度が
伝わってくるのではないでしょうか。

技能士試験の合格を目指すなら、自分の言葉でアウトプットすることへの
質・量へのこだわりは、ぜひ持っていて欲しいですね。

この記事を読んでいるみなさんも、本気で合格を目指す方のアウトプットの質を
ぜひ感じ取っていただけると嬉しいです。

2級 面接実践編・オリジナルコース 参加者の声

・具体的展開は話の進捗ではなく問われているのは支援プランの設計だということ。話を進捗させないといけないと思い込んでいたので目から鱗です。動けない、選択出来ないと悩むCLに強引に行動することを強要はしていなかったが、進捗がないと具体的展開が出来ていないということだと思っていた。今後は動けないCLを受容することが大切ということを意識して面談していきたい。

・CLが見ている景色を一緒に見ることが大切ということは理解していたつもりでも、今回の2事例を終了した後に先生が見ていた景色と自分の景色が乖離しており一致していない部分を感じた。CLの言葉1つ1つを感じながら景色として思い浮かべる難しさを痛感したが、深くCLを理解出来るように想像力を働かせイメージしていきたい。

・方策をある程度準備することを今まで意識したことがなく面談の中で感じた感覚で行っていた。ある程度のストックを持つということはゆったりとCLの話を聞ける安心材料になるということ、タイプにより自分でレシピを用意して目の前のCLに合わせてアレンジ・工夫をしていくことは良いなと感じたので実践していきたいと思う。

・冒頭で「話せる範囲で良いですよ」や「ご自分で話したいところから話してください」との問いかけは、信頼構築が気づく前に投げかけることで、CLとしてどう感じるのだろうと思い実践したことがなかったが、不安や悩みを抱えるCLの安心感や、面談の場の緊張をほぐすことが出来ることに繋がる事を理解出来た。CLファーストを考え今後の面談でCCとしての姿勢・想いを持ちながらCLに真摯に関わり実践の中で活かしていきたい。数時間の講義の中で多くの気づきと学びが在り、大変勉強になりました。

今回、キャリアコンサルティングは誰のために行うものなのか、原点に立ち返る原動力となりました。毎日自分の思いと向き合っている相談者の、言葉では語られていない深い部分にある気持ちを、CCが鮮明にくみ取り描くことの大切さを学びました。

八阪先生がいくつも置かれている状況を鮮明に仰ってくださった時に、ハッとさせられました。私は、相談者が今置かれている状況に悩まれていることを、まだまだ表面上で見ていました。
語られていないところで起きている相談者の日常、心と体の重さ、過去・今・未来への気持ち、それがその時見えなかった自分への気づきが大きかったです。情報を沢山聞き出すことが目的ではなく、真の部分を描け、そこに寄り添えることが大事で、私はというと「話題の把握」にとどまっており、置かれている状況へ広げることができていなかったです。

そして鮮明に描くことの大切さは、これまで八阪先生が幾度も仰ってくださっていました。なぜできないのか?相談者が話されることについていこうと必死になり、先ほどの「話題の把握」が中心になっていたからだと思います。
沢山聞いて、自分のやりやすいように進め解釈することは、相談者が本当に選択したい場所だけでなく、その歩く道中すらもそれてしまうことになると思いました。相談者の思い描く場所に一緒についていく、その過程の中でヒントを出しながら、相談者自身が選択できるように今日の気づきを大切にしていきます。

今後、相談の中や振り返り時には、相談者のたどり着きたい同じ山が見えているか、どのくらい鮮明に描け汲み取れたか、なぜその関わりをしたのか、相談者が選んだことなのか・私の願望ではないだろうかを、深く見ていきます。

今回、学びの継続とは、どれだけ大切なものかと実感しました。自分のことは気づきにくく、常に自分の関わりに立ち止まり、振り返りをしていかなければ、気づかないままでいることになり、相談者第一からそれてしまう。また、講座に一緒に参加された方の質問の仕方や内容も大変勉強になり、私が思いつかなかったことが多かったです。こうして沢山の方と学ぶ機会に恵まれたことに感謝します。

これまで参加した講座から八阪先生に教えていただいた沢山のことを見直しやすいように環境を整え、一つ一つの学びといつも一緒に居続けます。ありがとうございました。

この講義を通じて、私は「相手のために聴く」ということの本当の意味を学びました。今までは、相手の話をしっかり聞いて、整理して、わかりやすくまとめることが大事だと思っていました。でも今回の内容を読んで、そうした“正しさ”や“進め方”にとらわれすぎると、相手の気持ちを本当に理解することから離れてしまうということに気づきました。

「話題を全部押さえようとするとCC自身が苦しくなる」という言葉が特に印象に残りました。相手が伝えたいことは、必ずしも言葉の中に全部あるわけではなく、その裏にある気持ちや背景を感じ取ることが大事なんだと思いました。自分の安心のために話をまとめたり、答えを出そうとするのではなく、相手の立場で「今この人はどんな気持ちなんだろう」と考えることが大切なのだと感じました。

また、「動けないCLを無理に動かすのは崖から突き落とすのと同じ」という部分も心に残りました。相手が悩んで立ち止まっているとき、早く解決してあげたいと思うのは自然ですが、その人にとって必要なのは“考える時間”や“寄り添ってくれる存在”かもしれません。焦らず、相手のペースに合わせて関わることが、信頼関係につながるのだと思いました。

「CLの見ている景色をどれだけ鮮明に描けるか」という言葉も印象的でした。相手がどんな毎日を過ごし、どんな気持ちでここにいるのかを想像できないと、本当の意味での共感はできません。言葉だけで理解したつもりになるのではなく、相手の感情や背景を“感じ取る力”を意識していきたいと思います。

2級キャリアコンサルティング技能士資格について、改めて考え直してみたく、見学者として受講させていただきました。
八阪先生のフィードバックをお聞きし、振り返りメールを拝読させていただき、自身の相談者への関わり、向き合い方、捉え方、考え方を振り返ることができました。

当日質問させていただきましたが、自身の最大の課題は「解決思考になりがち」ということです。目の前の相談者のお悩み、前に向けない思いに対し、どうしたら気持ちがスッキリするのか、前向きに人生・仕事に進んでいただけるようになるかを考えてしまいます。
先生から、「ビジネスの時とは頭を切り替える」「答えを与えたり示したりせず、あくまでもヒント」とのアドバイスをしっかり受け止めました。

キャリアコンサルタントが答えを与えたり、誘導することは簡単ですが、それでは、相談者にとって必要な成長・改善の機会を奪うことになり、本来のキャリアコンサルタントの役割ではないと再認識することができました。
私たちキャリアコンサルタントの存在意義は、あくまでも相談者のために考え、行動することと心に刻み面談に臨むようにしたいと思います。

今回は、数年ぶりにロープレをさせていただきました。一歩踏み出すことが出来たと思います、ありがとうございました。以前とは違い、相談者がグルグル同じ位置にいることを俯瞰して理解することが出来ていました。でも、一方で面談を相談者第一で進められることとはできず、以前はできていたはずの相談者への声かけ、応答、口頭試問でのCC視点の問題をうまく説明できず…。

その状態の自分を頭真っ白にはならず(もちろん、どうすれば相談者第一の面談に戻れるんだ…?とは思いながらでしたが)、俯瞰して状況把握しているという奇妙なロープレになってしまいました。出来るようになっていること、出来なくなっていること、自分の技量の現在地を体感させていただきました。
ここからまた、合格(相談者第一の面談達成)を目指して取り組んでいきたいと思います。

たくさん質問させていただきありがとうございました。お話しいただいた相談者の話を全部理解しようとするのではなく、ハイライトをピックアップすること、目標に向かう道筋を具体的に説明する(レシピ準備の話は大変参考になりました)こと、悩みの原因ってどこにあるんだろうと相談者自身に考えてもらうこと、とても印象に残りました。
特に、自分への安心材料になるので、自分なりの言葉でレシピを作ってみたいと思います。相談者はきっと、自分の話を聞いて、CCなりに解釈して辛さ、しんどさへの理解を示そうとしてくれたら、この人に話そう、この人の話に耳を傾けようとしますよね。

CCとかCLとか関係なく、人と人とのやり取りであること、何度でも思い出して自分のものにしていきたい、出来るようになりたいと思います。また是非、受講したいと考えておりますのでよろしくお願いします。

初めての受講で途中退出せざるを得ない事情があったのですが、その短時間でも私には大きな学びがありました。実技試験のロープレで、スタート時にCLの方が来談目的をたくさん話してくださる時に、「伝え返さないといけない」という思い込みからオウム返しを頑張っていました。そこで、力尽きてしまうパターンで…「さぁ、次は?」と考えてしまい、CLより自分のことを考えてしまっていることに気づきました。

今まで、それが当たり前のようにスタートで頑張っていたのですが「これまでのことを順をおって説明してくださり、よくわかりました、ありがとうございます」の労いではじまり、「では、どの話から詳しくお聴きしましょうか?」というお話の進め方に驚きというか、気持ちが変わりました。

そうだ。私がどうこうではなくCLが話したいことを話してもらわなければ…と、スタートから思い違いをしていたことに気づきました。目標の設定にしても、問題把握にしても、CCである自分が安心するような質問や設定をしてしまう傾向にあることに気づきました。

上記は一例で、今回は都合で1ケースしか聴けなかったのが残念でなりません。振り返りのメールも、じっくりと読み今までの自分の面談と異なるのはなぜかを考えていきたいと思いました。
次回は、最後まで参加させていただき自らもロープレをしてみたいと思っております。本当にありがとうございました。紹介してくれた知人にもお礼を伝えたいです。

ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。

当日の講座の様子

アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。

講座の最後は、みんなそろって笑顔でパシャリ!
写真だけを見ると和やかな雰囲気ですが、実際のロールプレイ中は真剣そのものなんです。
CLの言葉を受け止め考え込む場面や、口頭試問で慎重に言葉を綴る姿がありました。

私(木上)も記録を取りながら「頑張れー!」と心の中で応援しながら
ひたすらキーボードを叩いています。
ロールプレイの応答を聞き漏らさないようにと、心の中は鬼の形相です(笑)

2級キャリアコンサルティング技能士の後期シーズンが開始となったこともあり
笑顔の奥底には、一人ひとりの本気が詰まっている。そんな感じの講座でした。

それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。

2025年度の2級CC技能検定対策講座のご案内

弊社が企画・運営するキャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページ
をご用意いたしました。

特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、熟練レベル(2級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。

初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。

次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。

2024年8月からはオンラインストアでの動画販売も始めましたので、
講座での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。

講座で参加されたい方と、オンラインストアの動画講座を購入して学びたい方、
それぞれに合わせてリンク先のボタンを下の方に用意しています。
※講座の場合、クリックすると開催日程カレンダーが表示されます。
 表示されたページの中から、希望の日程をクリックしてください。
 その後、詳細な内容などがご覧いただけるようになります。

みなさまの指導・支援ができる機会を心待ちにしております。
ぜひこの機会に弊社講座にお越しくださいませ。