5/11(日)にGoogle meetを用いたオンライン形式で
「2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座」
~面接実践編・口頭試問編~
を開催いたしました。
こんにちは。働く楽しさ研究所・八阪です。
前日の『面接準備編』&『面接お手本編』に続いて、
より実践的な講座として今回の2講座を開催いたしました。
2日間にわたって受講された方もおられましたね。本当にお疲れさまです。
そして、お越しいただいて、ありがとうございます。
今シーズンは特に『面接実践編』から新規で飛び込んでくる方よりも、
『面接準備編』で足元・土台をしっかりと固めてから
来てくださった方の割合が高かったので、
ロールプレイ後の質疑やフィードバックも一段レベルを上げて
より実践的なお話が多くできたかな、と思っています。
もちろん初参加の方もいらっしゃいましたが、人一倍熱心に聴いておられましたよね。
見学だけれども、できるだけこの時間で掴み取れるものを掴もうという
意欲や熱意がカメラ越しの様子から伝わってきました。
一度に全部だと大変なので、少しずつ咀嚼して、自分のものにしていきましょうね。
そして午後の『口頭試問編』は今シーズン初開催でしたが、
参加されたみなさまはいかがだったでしょうか?
試験本番では、口頭試問はあっという間に終わってしまうことが多く、
練習をするにしても、ロールプレイが終わってからでないとできないので、
あれだけ時間を割いて吟味する経験は、なかなか無いのではないでしょうか。
じっくり考えて、周りの助けやメモ・動画などの補助を付ければ、
クオリティを上げられることは実感できたかと思いますので、
まずは補助付きでもいいので、質の高い回答(=根拠が言える状態)を目指して
練習を積み重ねていきましょう!
それでは、ここからは講座の中でも要点になった箇所を振り返ってみましょう。
講座内容の振り返りは、stand.fmによる音声配信形式にてお届けしています。
ブログのように文章を読むのとはちょっと違った形式ですが
「ながら聴き」ができること、視覚を奪われないことなど、
音声ならではのメリットがありますので、そこを上手に活用して復習してください。
「2級 面接実践編」の振り返り
「2級 口頭試問編」の振り返り
では、ここからは、今回の講座にご参加いただいた方のアンケート内容をご紹介します。
受講された方の意欲や熱意は、アンケートを通してわたしも1人1人丁寧に確認しています。
今回の学びの内容をどれくらいの熱量で発信していけるのか、
考えを整理し・言語化する訓練と捉えている人と、
ただの回答だと思って適当に済ませる人とでは、頭の鍛えられ方が全然変わってきます。
いつもお伝えしていることですが、本気で2級合格を目指すのであれば、
上位15%に入るアウトプットをしようと、こだわって回答してくださるはずですね。
熱意ある受講者さんがどれくらいのものか、ぜひこの回答から感じ取ってください。
2級 面接実践編・口頭試問編 参加者の声
今期初受講の講座で、良い刺激をいただきました!3人のCCさん、貴重な機会をありがとうございました。
【1ケース目】
前半でCCさんが言葉少なに応答していたおかげで、CLが沢山話していたのが印象的でした。
私はケースを見ながら、「管理職とはこうあるべき、でもそれは元々の自分とかけ離れた理想」がCLを苦しめているのだと思っていました。堂々と発言して、部下が辞めないような関わりをするのが管理職としてあるべき姿。でも、CLのその像って転職してきた女性を見たことで引っ張られたのかな…と。だとすると、CLらしい管理職像を構築し直す方向かな〜…なんて思っていました。
先生の解説をきいて、私の見立ての甘さ・薄さを改めて感じたところです。
【2ケース目】
感情や価値観の伝え返しがお上手だなと思いました。
私はこのCLを見て、他人の世話ばかりで自分をおざなりにしてきた事への後悔・むなしさや寂しさを感情昇華したい方なのかな、と思って聞いていました。1ケース目同様、先生の解説を聞き目から鱗でした。
思い出話を語るCL、「私が悪いんです」を繰り返すCLを単なる“悲劇のヒロインタイプの方”としてフィルターにかけてしまっていた自分に気づきました。
2級の勉強を始めてしばらく経ちますが、いまだにCLのありのままを受容できない時があります。安定して受容・共感・肯定的関心を持ち続けていなければと襟元を正す思いです。
【3ケース目】
言い換えが素敵だなと思いました。何度かロープレを拝見している方でしたが、日々の努力が実を結んでいく姿に勇気をもらえます。
残る道も、転職する道も、どちらもボンヤリしているCL。そりゃ奥様に話せる状態ではないでしょう…(私が妻なら正座で説教タイム突入)。だからこそ、CCさんがゆっくり丁寧にボンヤリを聞くことに意味があるのかなとお二人の様子を見て思いました。今思うと、そんなボンヤリでもとりあえずは役職定年になってからではなく、その前に面談に来た行動が肯定ポイントだったのかなと思います。
今回は3ケースともCCさんがお上手で、見学者としては学ぶ材料が多く面白い回でした。木上さんはお疲れでしたでしょうに、丁寧に質問に答えて下さりありがとうございました。温かい場で安心して学べました。
今回はCL役として参加させていただき、ありがとうございました。
グループワークでは、多様な視点で検討することがレベルアップに繋がると実感しました。回答の質を高めるために、まずは時間をかけて徹底的に考えることでキャパシティを広げられるのは、面談の質を高める上でも共通しているように感じました。
私自身は、八阪先生がいつもお伝えしてくださる「日常会話で相手第一を実践できるように練習する」ことを意識して取り組みました。具体的には、グループになってもらえた皆様の意思を尊重できるように、ディスカッションの進め方や休憩時間なども相談して、お互いの納得感を大切に進めることができました。
また、多様な視点を取り入れることはもちろんですが、「共通して目をつけているところはどこか?」を探すことも心がけました。誰もが目をつけた部分は重要度も高いだろうと考えたからです。結果的に、このグループワークの過程そのものが、面談の質を高める訓練にも繋がりました。
最後の発表では、全員の言葉を取り入れて簡潔にまとめることを意識しました。グループワークは長く時間を取っていただきましたが、終盤はそれでも足りないほどの焦りを感じつつも、全員が納得できる回答になったのではないかなと思っています。講座が終わった後はどっと疲れが押し寄せてきましたが、ここまで徹底的に考え続ける時間と安心安全の場を確保していただけるのは、本当に貴重でありがたいことだなと感じました。八阪先生もおっしゃっていたように、今回は皆様と十分な時間をかけて考えた上で、CL役だからできた部分も大きかったと感じています。
今後は、自分がCC役であってもCLに納得してもらえる説明ができる状態になることを目指します。
そのために、実務や日常会話において考え続けることはもちろん、CC役を務められる面接実践編にもチャレンジしたいです。前回は見学で参加させていただきましたが、今回の講座で日常の訓練を活かせたように感じられたことは、自分自身への肯定にも繋がりました。
八阪先生が大切だと伝えてくださることを身体に沁み込ませないといけない、と感じた面接準備編から、ちゃんと血肉になりつつあることを感じられた時間でした。CLへの関わりと同じように、自分自身に対しても肯定できるところは肯定し、取り組まないといけないことには引き続き取り組んでまいります。
〇実務に就いていると客観的な視点でのアドバイスを頂けることが無く、参加させて頂き自分の特徴(ノンバーバルな表現)や癖(疑問をストレートにぶつける所)を認識する事が出来気づきになりました。また、今回はストレートに質問してもCLが受け取って下さいましたが、当初の相談との相違を疑問として投げる事により、CLに考えてもらう問いかけになる事を勉強できました。
〇今回ロープレをさせて頂き、CC役となって話を聞かせて頂いた中で、最後に話題を変えてしまったところがありました。
どうして?と問いかけられましたが、一番の理由は自分があの流れに耐えられなくなったのだと思います。少し話題を変え話を変えたかったから。まさに最後の最後にCC主導となってしまいました。見通しがなかったことと、このまま話を聞き続ける自信もなかったからだと思います。自分の弱いところを理解できました。
〇支援プランの見通しと口頭試問の回答の厚みについて、これは普段の仕事の中でも言える事で、今回振り返りメールを頂いて、ハッと気づいた事です。
口頭試問が特別なものと考えていた自分がおり、これまではテンプレートを知りたいとずっと考えておりました。相談者の相談を受けている時点で、これらを考えながら相談をすることを当たり前としていたのに(ハズなのに)何でだったのだろう。細かい要素はまだまだ未熟で至らないところばかりですが、相談者の反応・解釈、この先どうして行こうかなど普段から考えている事であり、それをしっかり説明出来るようにアウトプットの習慣をしていきたいと思います。
〇具体的展開について、本当に出す意味があるのかを考える要素は非常に勉強になりました。CL が相談時点でシステマチックアプローチのどの段階にいるのかを頭におきながら話を聞くようにしていますが、具体的展開の前にこの要素を確認しながらどうするかを考えたいと思います。
〇前日に論述読み解き編の動画を視聴しました。紙上では感情と解釈を文字で確認できますが、ロープレですと話が流れて行くので、なかなか感情を捉えても解釈をつかむことが難しいと感じます。自分がどの程度できているのかが知りたいと思いました。
3名の方の面接を拝見させて頂き、クライアントが安心して話せる場の雰囲気を作ることは関係構築の基本であると再認識できました。面談中は、面接準備編のマンガの吹き出し(モクモク)をイメージすることを試みました。
クライアントの発した言葉とは別に頭上のモクモクを感じて、モクモクを言語化することに挑戦しましたが、八阪先生の切り取ったモクモクとはずいぶんかけ離れてしまいました。なぜと考えました。やはり、自分の頭上のモクモク—クライアントの発言した事柄に引っ張られていたんだと分かりました。対策としては、頭の中を空っぽにしないとクライアントの頭上のモクモクを言語化するのは難しいと気づきました。
また、根拠を持った支援や大きな見通しがあってのまずはこれから始めるは、自分の支援がクライアント第一になっているかを考えるきっかけとして大事だと気づきました。このような気づきを与えてくれた3名の皆様には感謝です。
八阪先生、木上先生、講座の運営をされていた方々、本日は学びの深い時間となりました。ありがとうございました。
私は第32回を受験し不合格、第33回は私用で受験はしなかったので1年ぶりの受験となります。普段は就職支援を行っているのですが、試験をすることが決まったら自分自身の癖を意識しながら相談をしているように思います。しかし試験がなければだんだんと自分の癖が出てきてしまっていることに気づき、キャリアコンサルタントの勉強は定期的に参加しないといけないし、指導を受け自分の相談を見直していかなければならないなあと改めて思いました。
今日の講座に参加する前に今日の講座で意識しようと思ったことは、口頭試問の強化です。関係構築がどのようにできたかの説明と、方策をどのように行って行くかを説明していくことです。合格するためばかりを意識しての相談ではいけませんが、標準レベルの相談から熟練レベルに到達するためには自分の相談内容について説明ができるようになることを意識しました。
今回の2ケース目の杉野さんの見学では、これまで試験を思い起こし自分の相談の進め方は問題なかったんだと思う反面、口頭試問では相談者の現状を説明すること、その後の支援をどうしていくか言葉にすることが難しくしどろもどろになってしまっていました。でも、なんでしどろもどろになってしまうのか?試験といういつもと違う環境だからなのか。普段の相談業務であれば、同じことを繰り返して話す相談者に対して話を聞きながら次の質問を頭の中で考えながら本日行うべき支援を考えているのに・・・と考えていたら、やっぱり普段の相談が試験でも行えることと、うまく見せようとする自分を捨てなければならないなと今日の見学に参加して改めて感じました。
あとは相談者のちょっと心を開いた時の言葉を見逃さないようにすること。1ケース目高田さんは「実は・・」からの相談内容、2ケース目の「今の仕事は嫌じゃない」の繰り返しや後輩のことを何度も話す様子、3ケース目のこれまでのレールがひかれていた仕事生活・・・相談者から話される何気に話している言葉に隠されている相談者の気持ちを見過ごさないようにアンテナを常に張って行きたいと思います。本日もありがとうございました。
試験対策ではあるのですが、学びの喜びを実感できた時間でした。自分1人では出てこない言葉や、視点は大変勉強になりました。何より楽しかったです。受講終了後も、ここの部分はどう伝えるかな?まとめには入らなかったけど、ここの部分はやっぱり伝えたいなどと考えていました。以下、それを踏まえたアウトプット。
(この方なりの回答案を出してみられたそうです)
出来たこと:後輩に取り残された動揺と不安な気持ちを丁寧に伺い、伝え返しを多めにすることで、CLに寄り添い一緒に考えていく姿勢でいることをお伝えでき、安心して気持ちをお話ししていただける場作りが出来たと考えます。
出来なかったこと:クローズドクエスチョンが多くなり、目標ややりたい事がないとお話ししていただくところで堂々巡りになってしまった場面があり、そこまで目標に拘るのはなぜなのか?等、核となる部分が聞けなかったという認識です。
CLとの関係構築は?:一定できたと考えます。後輩に対する良いなという思いや、取り残された気持ちなどを丁寧に伺うことで気持ちが整理され、終盤には後輩との比較ではなく、CL自身の目標に対する気持ちを確認する事ができたからです。
CLの訴えていた問題は?:同じ場所にいたはずの後輩がいつの間にか目標に向かって準備して飛び立っていく。自分だけ取り残された気持ちで、自分はこのままでいいのかと自分を責め、でも自分には何もないと自分を追い込んでいる。
CCから見たCLの問題点:後輩との比較により、勝手に自分を追い込んでいる。仕事に不満がなかったにも関わらず自分も変わらなければと、今までの経験も成長もなかったことにしています。また、後輩には出来たが自分には無理だという前提があります。
今後の支援:まずは、後輩に裏切られたような動揺が落ち着くまで丁寧に気持ちを伺います。そして、自身の経験や主任としての責務やりがい等を振り返り、後輩との比較ではなく、自分自身を見つめ肯定できるようになってもらいます。その上で、なぜ比較をしていたのか?「比べてしまうって苦しいですよね」等の問いかけにより、比較する要因に自ら気づいてもらいます。その上で、「目標」についての自身の考えをお話しいただき、今だけではなく今後も含め、成長を感じられるお仕事ができ、自分自身の目標を設定するには何が必要か一緒に考え、行動できるよう伴走支援していきます。
以上。有難うございました。
ここに掲載されていなくてもすごくいいメッセージを書いてくださっている方はまだまだたくさんいます。
できるだけ”多様な視点”になることを意識して掲載する文章を選んでいますので、
今回ここに掲載されなかったからと言って、ガッカリしないでください。
当日の講座の様子




アンケートにご協力をいただいたみなさま、ありがとうございます。
まだの方も、よろしければぜひご感想をお聞かせください。
午前は参加者同士のロールプレイでしたので、
見学している方は我がごとのように真剣に見て学んでおられましたし、
多くの方の見ている前でロールプレイに挑戦した3名の方は
ドキドキ緊張をしながらも、精いっぱい持てる力を出しておられましたね。
わたしもフィードバック・指導コメントを入れながら
「頑張れ、いけるよ!」と心の中で応援していました。
午後の口頭試問編は、考えすぎて脳が疲れちゃうんじゃないかというくらい
グループで話し合いをしてもらましたが、そんな様子もなくみなさん元気に明るく
良い笑顔のショットを撮らせていただけました。ご協力ありがとうございます。
学びの充実感に溢れた表情が素敵ですね。
ぜひ、この記事をご覧になったみなさんも、
弊社ならではの雰囲気の温かさ・楽しさがありつつ、しっかり中身も充実した講座で
学びを深めていっていただけると嬉しいです。
それでは、今回はこのあたりで。また次の講座でお会いしましょう。
2025年度の2級CC技能検定対策講座のご案内
弊社が企画・運営する2級キャリアコンサルティング技能検定対策講座について、
弊社ならではの特長やメリット、お客様の声、よくある質問(Q&A)などを
わかりやすくまとめたページをご用意いたしました。
特に、弊社では「面接準備編」の講座の受講から始められることをお勧めしています。
「面接準備編」では、最難関とされる実技試験(面接)の突破に向けて、
絶対外せない大事な視点や、熟練レベル(2級)にふさわしい考え方や姿勢を
きちんと身に付けることを目的として企画・設計している内容です。
初めて試験にチャレンジされる方はもちろん、
何度挑戦してもなかなかうまくいかない方にとっても、
揺るがない足場を整え、困った時の拠り所がわかる内容です。
次の試験で合格したい!という方は、いきなり「面接指導編(ロールプレイ講座)」や
「事例読み解き編」などの実践編から入るのではなく、
しっかり基礎固めができる「面接準備編」から一歩ずつ学んでいってほしいです。
一部の講座は、オンラインストアでの動画販売もしておりますので、
講座形式での参加でも、動画形式でも、学びやすい方法をお選びください。
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